2020年9月29日23時47分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午後4時50分ごろ、神戸市東灘区住吉本町1の4階建てビルの高さ16メートル付近から金属製のパイプ(重さ約14キロ、長さ約3・7メートル)が落下し、路上を歩いていた近くの無職の女性(44)と医師の男性(70)に当たった。
女性は頸椎(けいつい)を折るなどの重傷、男性は右手の指に軽傷を負った。
兵庫県警東灘署が業務上過失傷害容疑で調べている。
署によると、ビルの外壁の点検のため、作業員6人で足場を組む工事をしていた。
4本のパイプを束にして、つり上げていた際に、フックが外れて落ちたとみられる。
https://mainichi.jp/articles/20200929/k00/00m/040/330000c
9月30日0時43分に朝日新聞からは、パイプは足場に当たりながら落ちたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4階建てビルの外壁点検工事をしていた作業員らが、足場用のパイプ数本を地上から屋上につり上げていたところ、1本が地上16メートル付近から足場に当たりながら落ちたという。
https://www.asahi.com/articles/ASN9Z02YVN9YPIHB02H.html
9月30日17時18分にNHK兵庫からは、手作業で屋上に移そうとしたパイプが落下した、女性は首の骨折ではなく首の捻挫だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日夕方、神戸市東灘区住吉本町のビルの外壁工事の現場で金属製のパイプ1本が落下して、近くを歩いていた男女2人がけがをしました。
警察によりますと、落下したパイプは鉄製で、長さはおよそ3.7メートル、重さがおよそ14キロあり、当時、一部7階建てビルの4階の屋上付近で、足場を組み立てるため作業員が機械を操作して、パイプを複数本ずつ引き上げていたということです。
その後の調べで、作業員が地面から引き上げたパイプを手作業でビルの屋上に移そうとした際、そのうちの1本が落下したことが警察への取材で分かりました。
30日、警察は労働基準監督署と合同で現場に入り、業務上過失傷害の疑いで、当時の作業手順や安全管理に問題がなかったかなど、当時の状況を詳しく調べています。
警察は29日夜、けがをした2人のうち44歳の女性について、病院でのX線検査をもとに首の骨を折る大けがをしたと説明していましたが、精密検査の結果、首のねんざだったと発表しました。
【現場近くの飲食店の女性“すごい音”】
現場近くの飲食店の女性は、パイプが落下したときのことについて、「『ガシャーン』というすごい音がして『危ない』という声も聞こえてきました。これまで工事の作業で物が落ちてくることはありませんでした」と話していました。
【建設会社“防止に努める”】
工事を請け負う神戸市の建設会社によりますと、9月23日から足場を組み立てる作業を行っていたということです。
29日、現場では作業員や警備員13人が作業をしていて、このうち作業員2人が屋上と地上に分かれて機械でパイプを引き上げていたということです。
建設会社はNHKの取材に対し、「けがをされた方には丁寧に対応するとともに、工事の作業手順を見直して事故が起きないよう再発防止に努める」としています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20200930/2020010034.html
(ブログ者コメント)
以下は、NHK映像の2コマ。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。