2015年5月21日18時15分にNHK岐阜から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月21日付で朝日新聞(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
各務原市の県営公園で、今月16日、ゴムひもとトランポリンを使って飛び上がる遊具で遊んでいた小学生がけがをした事故で、ことし3月に遊具を設置して以降、体を支えるゴムひもがたびたび切れていたことが、公園側への取材で分かった。
けが人が出たのは今回が初めてだということで、警察は、事故の原因を調べている。
今月16日、各務原市の県営公園「世界淡水魚園」で、愛知県の小学生の10代の女の子が、ゴムひもとトランポリンを使って飛び上がる遊具で遊んでいたところ、4本のゴムひものうちの1本が突然切れて、女の子がバランスを崩し、金属製の支柱にぶつかって、顔などにおよそ2週間のけがをした。
警察は21日、事故の原因を究明するため、遊具を詳しく調べた。
公園側によると、ゴムひもの交換の目安は1年だが、この公園ではことし3月に設置して以降、たびたび切れることがあったという。
ただ、けが人が出たのは、今回が初めてだという。
警察は、公園側から当時の状況を詳しく聞くなどして、事故の原因を調べている。
公園側は、この遊具について、事故の2日後の今月18日以降、使用中止としてきたが、営業を取りやめることを決めた。
公園の管理をしているオアシスパークの森川社長は、「楽しく遊べるはずの公園で事故を起こし、申し訳ありません。今回の事故では、情報共有ができておらず、事故の重大性に関する認識が甘かったと反省しています。今後は事故の大小にかかわらず情報共有を徹底していきます」と話していた。
岐阜県によると、この遊具は、トランポリンの反動と体に付けたゴム4本の伸縮で高くジャンプできる。
一方、今回の事故では、発生から公表まで4日間もかかった。
これについて保護者からは、不安などを訴える声が聞かれた。
事故があった遊具は、『バンジートランポリン』と呼ばれる、主に子どもを対象にした仮設のアトラクション。
5分1000円の料金で、体重が9kgから80kgまで制限されている。
この公園では、ことし3月から7月まで、設置する予定だった。
事故が起きたのは、今月16日、土曜日の昼前だったが、公園側は、女の子に出血がなく、その後も遊び続けたことなどから重大な事故とせず、県に報告しなかった。
また、使用中止などの措置もとらなかった。
2日後の18日、女の子の保護者がけがの程度が2週間だったと伝えたため、公園側が県に報告した。
これを受けて翌日、県は公園側と現地調査を行い、さらに事故を公表したのは、発生から4日がたった20日の夜だった。
世界淡水魚園に子どもを連れて遊びに来ていた愛知県の32歳の母親は、「子どもが楽しみに来る場所で、こうした事故が起こると心配です。自分の子どもが事故に遭ってからでは遅いので、遊具での事故はすぐに公表して欲しい」と話していた。
公園を管理する岐阜県都市公園課の三浦課長は、「指定管理者には県への報告を迅速に行うよう指導するとともに、県としても事故に関する情報提供を早めるよう努力していく」と話している。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/3084933521.html?t=1432243089823
(ブログ者コメント)
過去にたびたび切れた際、どのように考えて対応したのだろうか?
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。