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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20191122日付で茨城新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

古河市は21日、市内1世帯の住宅の給水管に誤って工業用水道管が接続されていたため、家族6人が約24カ月間にわたり、工業用水を生活用水に使っていたと発表した。

 

住宅に上水道管を接続する際、担当の職員が工業用水管を上水道管と誤認したのが原因。

 

その後の水質検査でも見抜けず、気付くのが遅れた。

 

因果関係は不明だが、家族が受けた健康診断で異常値が見つかっている。

 

針谷力市長が同世帯を自ら訪問し謝罪。

水道料金返還や補償について交渉している。

同日開かれた市の定例記者会見で明らかにした。

市水道課によると、この住宅には成年2人と未成年4人の家族6人が住んでおり、20175月から水道の使用を始めた。

給水前の1610月、上水道管を住宅に接続する際、工事業者からの照会に、同課の職員が誤って工業用水道管を上水道管と回答したという。

市は開栓までに水質検査を行っていなかった。

 

また今年716日、世帯主から「水が濁っている」との問い合わせを受け、同課が現地で水質検査を行ったが、検査結果を見誤り、原因も究明できず、誤接続に気付けなかった。

水道管接続時の誤認と現地の水質検査は、いずれも同じ職員が行っていた。

同課が濁りについて調査を継続していたところ、820日、同課職員が宅地に面する道路に工業用水道管が埋設されていることに気付いた。

 

21日、世帯に水道の使用中止を要請するとともに、上水道仮配管工事を実施。

26日に現場を掘り返し、誤接続を確認した。

 

このため同日のうちに針谷市長が世帯を訪問、直接謝罪した。

世帯の家族6人からは健康被害の訴えはないという。

ただ、成年2人と未成年2人の計4人に健康診断を受けてもらったところ、数人に異常値が見られた。

再検査の指摘が医師からあったため、2回目の健康診断実施を調整している。

 

市は異常値と工業用水との因果関係を確認するとともに、世帯と水道料金返還や補償について交渉している。

市は、再発防止策として、上水道を引き込む際の水質検査を工事業者と市で行うことや、検査自体を職員2人で行うこと、台帳上、識別しやすいように二つの水道管を色分けして区別することなどを挙げた。

針谷市長は定例記者会見で、「健康被害が起きる可能性があり、重く受け止めている」と述べた。

上水道の開栓前の水質検査は、県の工業用水道管が通水していた旧総和町のみが実施していた。

 

3市町が合併した現在の古河市では、少なくとも08年まで行われていたが、その後は実施されていないという。

 

https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=15743388065859 

 

 

11221412分に読売新聞からは、職員は検査時に色の変化を見落としたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

今年7月16日、世帯主から水の濁りについて問い合わせがあり、同課の担当者が現場で残留塩素をチェックしたものの、検査試料の色の変化を見落とした。

 

針谷市長は報道陣に、「2回のミスを重ねたことをたいへん重く受け止めている。配管工事後の残留塩素の確認を確実に行うなど、再発防止を徹底する」と語った。

 

https://www.yomiuri.co.jp/national/20191121-OYT1T50358/ 

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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