2021年3月22日付で労働新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京・足立労働基準監督署は、安全対策を怠ったとして、元請である工事業のN施工(東京都中野区)と同社現場代理人、および二次下請であるK架設工業(埼玉県川口市)と同社代表取締役の計2社2人を、労働安全衛生法第30条(特定元方事業者等の講ずべき措置)違反などの疑いで東京地検に書類送検した。
22歳のベトナム人労働者が高さ15メートルの足場から墜落し、死亡している。
労働災害は平成31年2月28日、東京都荒川区の公共土木工事現場で発生した。
K架設工業の実習生が足場の解体作業に従事していたところ、移動式クレーンで吊り上げていた足場材が実習生付近に落下した。
同労基署によると、「足場材が直撃、もしくは避けようとして墜落したのではないか」としている。
実習生は安全帯を着用していたが、親綱とはつないでいなかった。
K架設は、移動式クレーンを使用した作業を行う際、荷の重量や玉掛けの方法などを定めていなかった疑い。
玉掛けに使われていた繊維ロープが千切れて…
(以下は有料記事)
https://www.rodo.co.jp/column/103253/
※以下は事故当時、2019年3月4日付で東京都下水道局からプレスリリースされていた記事の抜粋。
2 発生場所
三河島水再生センター内(荒川区荒川8-25-1)荒川幹線工事現場
3 工事件名
東尾久浄化センター~三河島水再生センター間送水管敷設その2工事
6 事故の状況
三河島水再生センター内の荒川幹線マンホール(深さ約43m)の中で、足場の解体作業中に、クレーンで吊り上げていた鉄パイプが落下し、足場上の被災者が高さ十数mから墜落した(事故時の詳細については調査中)。
https://www.gesui.metro.tokyo.lg.jp/news/2019/0304_3233.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。