2015年10月26日19時13分にNHK広島NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月26日19時56分に産経新聞westから、10月27日付で毎日新聞広島版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午前10時ごろ、広島市中区宝町の8階建てビルの解体工事現場で、クレーンでつり上げられていた鉄パイプの束が崩れて落下し作業員が下敷きになったと、消防に通報があった。
警察によると、この事故で、トラックの荷台で受け取る作業をしていた広島市の梅野さん(男性、58歳)が全身を強く打ち、大動脈損傷で間もなく死亡したほか、近くにいた同僚の40代の男性作業員(49)も顔などに軽いけがをした。
現場は、広島市役所から600mあまり東の商業施設やビルが建ち並ぶ地域で、警察によると、現場では、足場に使っていたおよそ200本、重さ1トンほどの鉄パイプ(長さ約2.2m、太さ約2cm、重さ約5kg)の束をカゴに入れ、8階部分から地上へ下ろす作業中だった。
カゴが傾き、すべての鉄パイプが落下したという。
現場で警備を担当しているという男性は、「大きな音が聞こえたので見てみると、トラックの荷台で作業員の男性が下敷きになっていた」と話していた。
ワイヤーは切れていなかったといい、警察は、工事を請け負っていた会社や現場の作業員から事情を聞くなどして、事故の原因を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20151026/5987332.html
http://www.sankei.com/west/news/151026/wst1510260075-n1.html
http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20151027ddlk34040620000c.html
(2016年5月14日 修正1 ;追記)
2016年5月13日13時6分にNHK広島NEWS WEBから、パイプは束ねられていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年10月、広島市中区のビルの解体工事現場で、およそ200本の鉄パイプが落下し作業員の男性が死亡するなどした事故で、警察は、現場責任者の男が荷崩れしないよう鉄パイプを束ねるなどの安全対策を怠ったとして、業務上過失致死などの疑いで、13日、広島地方検察庁に書類送検した。
書類送検されたのは、熊野町の39歳の会社員の男。
この事故は、去年10月、広島市中区宝町のビルの解体工事現場で、クレーンでつり上げられていた総重量800kgあまりの鉄パイプおよそ200本が、およそ26mの高さから落下し、トラックの荷台で作業をしていた当時58歳の男性が全身を強く打ち死亡したほか、近くにいた当時49歳の男性作業員もけがをしたもの。
警察が調べを進めた結果、
▽およそ200本の鉄パイプは全く束ねられておらず、
▽鉄パイプをつり上げる際に周辺にいた作業員を別の場所に退避させることも行われていなかった
という。
このため警察では、安全対策を怠ったことが事故につながったとして、現場責任者だった39歳の男を業務上過失致死などの疑いで、13日、広島地方検察庁に書類送検した。
これまでの警察の調べに対し、男は容疑を認めているという。
出典
『解体現場死傷事故で書類送検』
http://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20160513/5284911.html
(2016年10月4日 修正2 ;追記)
2016年10月3日21時10分にNHK広島NEWS WEBから、死亡した男性は別会社から派遣されていた(法律で禁止)という、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察のその後の調べで、この現場には、死亡した男性をはじめ3人の作業員が、広島市の別の建設会社から派遣されていたことがわかったという。
解体工事現場などは危険を伴うことなどから、労働者を派遣することが禁じられていて、警察は、この会社と57歳の代表取締役を労働者派遣法違反の疑いで書類送検した。
警察によると、代表取締役は容疑を認めているという。
出典
『作業員死亡事故で書類送検』
http://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20161003/3189421.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。