2015年10月29日18時55分にNHK岐阜から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今月27日午後5時前、JR高山線の線路をまたぐ国道158号線の脇の歩行者用の橋に設置されていた鋼材の一部が線路の脇に落ちているのを、JRの保全課の社員が見つけた。
鋼材は、橋の砂や石が線路に落ちるのを防ぐ板や網を支えるために岐阜県が設置したもので、長さ1.9m、幅7cmの大きさで、重さ11kgあった。
鋼材は、線路脇の枕木の近くに落ちていたが、鉄道の運行に影響はなく、けが人もいなかったという。
岐阜県は、28日、JRとともにこの橋を点検したところ、同じ鋼材が3か所で落下の恐れがあったため撤去し、通行止めにした。
落下した鋼材は腐食していて、県では、橋の老朽化が原因とみて調べるとともに、近く補修にあたることにしている。
岐阜県道路維持課は、「今後、県が管理する鉄道や道路をまたぐ橋、すべてについて緊急点検を実施し、必要があれば補修などの対策をしていく」としている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/3083095651.html?t=1446152134269
10月29日23時8分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
岐阜県は29日、同県高山市西之一色町2丁目の国道158号の跨線歩道橋から、重さ約11kgの鋼材がJR高山線の線路に落下したと発表した。
列車の運行に影響はなく、けが人もいなかった。
県によると、落下した鋼材は長さ約1.9m、幅約7cm。
落下物を受け止める板の取り付け用に設置されたが、ネジが腐食して落ちたらしい。
JR東海の社員が、27日に鋼材を発見。
歩道橋を管理する県は、28日、落下の恐れがある別の鋼材3本を撤去した。
県は、この歩道橋を2012年度に点検。
鋼材のさびが確認されたが、落下の危険はないと判断していた。
県は、県内すべての跨線橋など107カ所を緊急点検する。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASHBY6DRYHBYOIPE02D.html
(ブログ者コメント)
2015年10月29日付で岐阜県から発表された資料には、下記趣旨の記載がある。
2 その他
本県では、平成13年から県独自のアセットマネジメントに基づき、目視による橋梁点検を進めております。
一方、国において平成26年度に道路法が改正され、 5年に1度の近接目視点検が義務付けられたことから、新たに橋梁点検マニュアル を策定し、近接目視による点検を行っております。
当該橋梁については、平成24年度に目視による点検を行っており、来年度補修 を行う予定でした。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。