2020年10月2日17時58分にNHK徳島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午前10時ごろ、徳島市川内町の四国横断自動車道の工事現場で、トラックに積み込み作業中の長さ3.5メートル、重さおよそ700キロの鋼材2本が落下し、荷台で作業していた大阪市西成区の湯川さん(男性、47歳)に直撃しました。
湯川さんは鋼材とともに荷台から1メートルあまり落下して鋼材の下敷きになり、病院に搬送されましたが、およそ1時間後に死亡が確認されました。
警察によりますと湯川さんは、2日朝から同僚と3人で使い終わった鋼材をフォークリフトで持ち上げてトラックの荷台に積み込む作業をしていて、湯川さんは荷台の上で誘導を行っていたということです。
現場は徳島自動車道と吉野川の間に位置する四国横断自動車道の橋の工事現場で、警察は鋼材が落下した原因や作業の安全管理に問題がなかったかなどを調べています。
工事を発注した西日本高速道路は、「お亡くなりになられた作業員の方のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族に対して心よりお悔やみ申し上げます。捜査に全面的に協力するとともに今回の事故について原因究明に全力をあげ、再発防止に取り組んでまいります」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tokushima/20201002/8020009020.html
10月3日0時5分に徳島新聞からは、積み上げられた鋼材の上に積もうとした2本が落下したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午前10時ごろ、徳島市川内町富久の宮島江湖川に架かる四国横断自動車道の橋の工事現場で、鋼材を大型トラックの荷台に積み込んでいた大阪市の男性会社員(47)が、荷台から落ちて鋼材の下敷きになった。
男性は市内の病院に運ばれたが、全身を強く打ち、約1時間後に重症頭部外傷で死亡した。
徳島板野署によると、男性はトラックの荷台に上がり、鋼材(長さ約3・5メートル、重さ約700キロ)を積み込むフォークリフトを誘導していた。
荷台には鋼材が約1メートルの高さに積み上げられており、その上に積もうとした2本が落下し、共に地上に落ちた。
https://www.topics.or.jp/articles/-/427613
(2021年2月23日 修正1 ;追記)
2021年2月22日20時52分にNHK徳島からは、計画を定めず作業させたとして工事担当の課長らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年10月、徳島市川内町の四国横断自動車道の工事現場で、トラックに積み込み作業中の鋼材2本が落下し、荷台で作業をしていた47歳の男性作業員に直撃し、男性は1メートル余り落下して鋼材の下敷きになり、死亡しました。
徳島労働基準監督署によりますと、男性作業員の勤めていた美馬市に本社を置くT重機建設運輸は、今回事故が起きた作業にあたり、フォークリフトの種類や能力、荷の種類および形状などに適応した作業計画をあらかじめ定めずに、フォークリフトでトラックに鉄骨を積み込む作業を行わせていた疑いがあるということです。
このため徳島労働基準監督署は、22日、この会社と工事を担当していた課長を労働安全衛生法違反の疑いで、徳島地方検察庁に書類送検しました。
T重機建設運輸は、「通達事項が正式に来ていないため内容を把握出来ておらず現段階ではコメントを差し控えさせていただきます」としています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tokushima/20210222/8020010224.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。