2015年6月26日18時6分にNHK甲府から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
先月、山梨県警察本部の小型無人機「ドローン」が訓練中に落下したトラブルで、製造業者が「ドローンの操縦に使う電波が他の電波と混線したことが落下の原因と推測される」とする報告書をまとめたことがわかった。
山梨県警察本部は先月、南アルプス市で行われた水防訓練で、小型無人機「ドローン」を使って空中からの撮影を行ったが、ドローンは数分間飛行したあと落下し、機体の一部が破損した。
このトラブルの原因について、ドローンの製造業者が報告書をまとめた。
それによると、ドローンのモーターやプロペラなど、機体には異常は確認されず、バッテリーも十分残っていたという。
その上で、「ドローンを操縦するための電波と同じ周波数帯の電波を近くで使っていると混線し、操縦ができなくなる」として、「当時も他の電波と混線するという問題があり、落下したと推測される」と結論づけている。
製造業者によると、ドローンの周波数帯と同じ電波を使う物にはワイヤレスマイクや公衆無線LANがあるという。
製造業者は、今後、報告書を県警察本部に提出することにしている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/1045881731.html?t=1435349740791
5月31日20時11分に毎日新聞から、当時の状況が下記趣旨でネット配信されていた。
山梨県警が災害時の情報収集などのために導入した小型無人機「ドローン」が31日、同県南アルプス市の櫛形総合公園で初めて行った公開飛行訓練で、着陸直前に落下した。
県警警備2課によると、ドローンは重さ約4.6kg。最長で15分間、飛ぶことができる。
訓練では、離陸後約7分間、最大約30mの高さから機体下部に備えたビデオカメラで周囲を撮影。
着陸しようとした際にコントロール不能となった。近くの木に引っ掛かって約2m下に落下し、プロペラなどが破損した。けが人はいなかった。
ドローンは、県警が昨年3月、災害時や山岳遭難で行方不明者の捜索に活用しようと計160万円で導入し、1年2カ月間、整備や訓練を行ってきた。
県警危機管理室の野中室長は,「製造業者と協議して落下原因を究明し、実際の災害出動に向けて万全を期したい」と話した。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20150601k0000m040057000c.html
(ブログ者コメント)
首相官邸屋上への落下に端を発し、善光寺落下少年の言動など、ドローンに関する様々な問題が一気に噴き出した、今年はドローン問題対策元年の感がある。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。