2015年7月2日9時13分に山形新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月2日12時35分に日テレNEWS24からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午前8時ごろ、山形市桜田小で、プールの機械室から塩素ガスが発生した。
同校によると、50代の女性教諭がプールの水質を調整する作業をしていた際、消毒液を違う投入口に誤って入れたため、化学反応が起き、ガスが発生したという。
女性教諭と連絡を受けて処理に当たった30代の業者の男性の計2人が入院した。いずれも命に別条はないという。体調不良を訴える児童はいないという。
同校によると、女性教諭は1人で塩素濃度を調整する作業をしていた。
水質を管理するための薬品を注ぎ入れる投入口は二つ並んでおり、女性教諭は誤ってごみなど水の汚れを凝集する薬品を入れる投入口に消毒液を注いだという。
水の汚れを凝集する薬品は酸性で、消毒液はアルカリ性のため、混ざり合って塩素ガスが発生したとみられる。
異変に気付いた女性教諭は、教頭、校長に連絡。教室の窓を閉めてガスが流入しない対策を取った。臭いはすぐに薄れた。この日は通常通りに授業を行った。
同校はプールの機械室を管理している業者に連絡し、原因を確認するなどの処理を依頼した。
業者の男性は機械室内で作業し、安全を確認した際は体調に異変を感じなかったが、現場を離れた午後になって不調を訴え受診し、病院側が119番通報。消防が残留ガスの有無を調べ、安全を確認した。
渡辺校長は、「多くの人に心配と迷惑を掛け、申し訳ない。再発防止に努めたい」と述べた。
同小では先月1日にプール開きを行っており、定期的に塩素濃度の調整作業を続けていた。
出典URL
http://yamagata-np.jp/news/201507/02/kj_2015070200028.php
http://www.news24.jp/articles/2015/07/02/07303238.html
(ブログ者コメント)
次亜塩素酸ソーダをポリ塩化アルミニウムのタンクに誤投入したための事故だと思われる。
しかしながら、この種の事故トラブルは過去に数多く発生しており、本ブログでも多数紹介済。
そのような状況につき、学校側でも対策はとっていたと思うのだが・・・。
なぜ間違ったのだろう?
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。