2015年6月26日13時13分に西日本新聞から、「梅雨こそ注意 トラッキング火災 プラグのほこりが湿気で通電」というタイトルで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
じめじめした梅雨の時季にこそ注意が必要な火災がある。
コンセントに差し込んだプラグに付着したほこりが原因となる「トラッキング現象」による火災だ。
湿気を帯びたほこりが異常な放電を促し、発火の恐れが高まるという。
福岡市消防局は、「プラグをしっかり差し込み、ほこりはこまめに取り除いて」と呼び掛けている。
市消防局によると、過去10年間に市内で起きたトラッキング火災27件のうち、11件が梅雨時季や湿度の高い6~8月に集中。
プラグに付着した湿ったほこりは、2本の金属刃間に異常な放電を促す媒体となり、本来なら絶縁体の役割を果たす樹脂部分を炭化させ、発火の危険性を高めるという。
昨年の梅雨時季、同市西区の大型物販店で起きたぼやは、電気器具の電源コードの接続部で生じたトラッキング現象が原因だった。
27件の中には、同市博多区で入院患者ら10人が死亡した2013年10月の医院火災もある。
医院火災では、県警が、治療室の加温器のプラグにほこりがたまって発火したことが出火原因だったと特定している。
医院火災の発生した時は雨で、湿度が高かった。
要注意は、冷蔵庫やエアコンなど常にプラグを差しっぱなしにしていることが多い家電だ。
携帯電話やノートパソコンなどでよく使われている、交流電力を直流に変換するACアダプターなど大型プラグも、重みで傾きやすくコンセントとの隙間ができやすい。
台所や洗面所など水気の多い場所、家具の裏など普段は目につかない場所にも危険が潜んでいるという。
同局予防課の勝野係長は「定期的にプラグを抜いて、乾いた布でほこりを取り除いてほしい」。
プラグの差し込み部分にほこり防止のキャップが付いたトラッキング火災の防止グッズも市販されているという。
出典URL
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_sougou/article/178066
(ブログ者 雑感)
2010年6月26日に初記事掲載以降、ほぼ5年が経過しましたが、お知らせなどを含め、この記事でちょうど5000件目となりました。
途中、ブログ引越しや読者の方からのお叱りなど、様々なことがありましたが、これで一区切りの感があります。
次の区切りは2020年の1万件?
そうなるかどうかは不明ですが、今後もこれまで通り、コツコツと情報を収集し発信し続けたいと思っています。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。