2017年1月23日5時0分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大災害でトイレが使えなくなると被災者の健康問題に直結しかねないとして、あらかじめ復旧方法を決めておく下水道版の「業務継続計画(BCP)」策定が広まりつつある。
国交省によると、下水道を管理する全国1471自治体のうち、2016年3月末時点で、約36%の533自治体が策定していた。
ただ、地域のばらつきもあり、危機感に差が出ている。
BCPは、2004年の中越地震で災害復旧を担う人材や施設が被災したことを契機に、必要性が指摘され始めた。
下水道についても、処理施設の復旧が遅れると生活排水があふれる恐れがあり、国交省が自治体に整備を求めてきた。
11年の東日本大震災では、策定済みの自治体で初期対応を始める時間が未策定の自治体より早く、注目が集まった。
その後、国交省は15年、下水道を管理する全国1471自治体に、被害想定に基づいた点検、復旧作業の手順や、優先業務の洗い出しなどを盛り込んだBCPを、17年3月末までに策定するよう通知した。
現在、判明している16年3月末時点の策定状況は、栃木、石川、高知では全自治体がBCPを策定している一方、新潟、三重、大阪、佐賀など11府県は10%未満だった。
未策定自治体の多くは、災害時の連絡先などの基本事項をカバーした暫定的な簡易版BCPを作っている。
国交省は、今年3月末までに全自治体で完成させることを目指している。
BCPに詳しい名古屋工業大の渡辺研司教授は、「生活を支えるインフラのBCP策定率は、100%が望ましい。ただ、策定自体が目的ではなく、他部局や外部との連携を日ごろから培うための訓練や演習が欠かせない」と指摘している。
出典
『(災害大国 被害に学ぶ)トイレの復旧、備え広がる 下水道継続計画、
策定36%』
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12760689.html?rm=150
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
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