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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2017123日に掲載した第3報がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第4報修正3として掲載します。

第3報は下記参照。

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6687/

 

 

(2017年1月31日 修正3 ;追記)

 

2017124535分に朝日新聞から、陥没兆候を示すデータが計測されていたのに市に伝えていなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

陥没の兆候を示す数値が事故前日からトンネル内部で計測されていながら、市に報告がないまま、施工業者が地下鉄工事を続けていたことがわかった。

業者の対応と大規模な崩落との因果関係が、今後の原因究明の焦点となる。

 

事故原因を調べる国の第三者委員会で示された内部資料によると、工事を施工する大成建設JVは、トンネルを支える鋼材にトンネル上部の岩盤からどれくらいの圧力が掛かっているかをセンサーで計測していた。

 

計測値は、事故前日の11月7日から上昇を始めた。

同日午後6時ごろに土木学会の指針に基づいた3段階の基準値のうち、現場点検などが求められる「レベル1(注意体制)」の値を超えた。

市と大成JVとの契約では、この時点で市に連絡する取り決めだったが、大成JVは連絡していなかった。

 

その後、計測値は上昇を続け、8日午前1時ごろ、軽微な対策工事の実施を求める「レベル2(要注意体制)」になった。

 

その30分後には、工事の停止を求める「レベル3(厳重注意体制)」に到達した。

それでも、大成JVは市に報告をしないまま、工事を続けていた。

大成JVが市に連絡したのは、陥没が始まって4分後の午前5時24分だった。

 

これまで、市や大成JVは、事故の兆候があった時期について、陥没直前の8日午前4時25分に岩の表面がはがれる「肌落ち」が連続発生した時点と説明していた。

 

第三者委は、今月21日の会合で、事故の要因となった可能性がある10項目を提示。

その中で、陥没当日より前にトンネル内部を支える鋼材にかかる力に変化があったと説明していたが、具体的な数値や実際の対応は明らかにしていなかった。

3月の次回会合で、こうした点も含めて事故原因を絞り込み、再発防止策と合わせて公表する。

 

大成建設広報室は朝日新聞の取材に、「第三者委で引き続き調査が継続されることから、原因などに関する質問については、回答を控える」と答えた。

 

出典

『博多陥没、市に異常伝えず 業者が前日に計測、工事続行』

http://www.asahi.com/articles/ASK1R625ZK1RTIPE039.html 

 

 

 

(2017年2月10日 修正4)

 

2017282332分に朝日新聞から、岩盤の厚さが市の想定未満だった可能性があるという下記趣旨の記事が、模式図付きでネット配信されていた。

 

崩落したトンネル上部近くの岩盤の厚さが、市の想定する「2m以上」に満たなかった可能性があることが分かった。

市側は「ただちに危険な数値ではない」としているが、設計や施工に問題がなかったかを国の第三者委員会が調べている。

 

市は当初、トンネル上部の岩盤層を厚さ2m以上になるように設計。

だが、施工前に一部で岩盤層が薄いことが判明し、昨年8月にトンネル上部を1m下げる設計変更を行った。

これにより、2.66m以上の厚さが確保できるとしていた。

 

関係者によると、今年1月の国の第三者委の会合で、施工業者の大成建設JV(共同企業体)が、陥没事故後に行った現場周辺のボーリング調査の状況を報告。

崩落したトンネル上部にごく近い歩道下の3カ所の解析値として、岩盤の厚さは1.81~2.03mだったといい、一部で市の想定を下回っていた。

陥没地点でも、2mに満たなかった可能性がある。

 

陥没地点のボーリング調査は、地中のトンネルを破壊する恐れがあるため、実施していないという。

市幹部は、「たとえ2mを下回っても、即座に問題があるとは考えていない。第三者委の判断を待ちたい」としている。

 

第三者委の西村委員長は、1月の会合後の会見で、この調査結果について「(岩盤は)2m前後の厚さだった」と説明。

事故原因の可能性として挙げた10項目中の一つとして、「岩盤層の位置や厚さの把握不足」を指摘していた。

 

出典

岩盤の厚さ、市の想定未満だった可能性 博多の陥没事故

http://www.asahi.com/articles/ASK284GRQK28TIPE01G.html 

 

 

20172960分に西日本新聞からは、事故現場周辺の岩盤補強用鋼管が数本切断されていたという下記趣旨の記事が、解説図付きでネット配信されていた。

 

トンネル天井部の岩盤を補強する鋼管の一部を、工事をしていた共同企業体(JV)が事故前に切断していたことが、8日、分かった。

原因を究明している国の第三者委員会は「事故要因の一つに当たる可能性がある」とみて、慎重に議論している。

 

工事の設計資料などによると、鋼管は直径11.4cm、長さ9.5m。

トンネルの縁から岩盤へ斜めに打ち込み、掘削を進めながら、鋼管の半分が必ず重なるように設計していた。

岩盤を強化するため、鋼管に注入した薬液が周囲に浸透する仕組みになっている。

 

事故現場周辺は、約30本の鋼管が45cm間隔で打ち込まれていた。

だが、陥没直前にJV職員が撮影した写真には、少なくとも数本が切断され、鋼管が重なっていない状態が記録されていた。


関係者によると、JV側は第三者委員会に「トンネル施工の支障になったため切断した」との趣旨の説明をしているという。

 

昨年8月、市とJVは事故現場付近の岩盤の厚さを2m程度確保するため、トンネル天井部の位置を1m下げるように設計を変更。

これに伴い、鋼管が重なる長さを伸ばし、薬液の密度を高めて、岩盤を一層強化するように見直していた。

 

1月の第三者委員会後の記者会見で西村委員長は、鋼管が重なっていた長さを原因究明の「大きなポイント」と指摘。

事故現場の鋼管が設計通りに施工されていたかを分析する意向を示している。

 

第三者委員会は、3月に最終報告をまとめる予定。


鋼管の切断で岩盤の補強効果が弱まり、トンネルの天井部が地下水の圧力などに耐えられずに陥没した可能性があるが、専門家の中には「いったんは鋼管を二重に打ち込んでおり、岩盤の補強効果は十分だった」とする見方もある。

 

 出典

トンネル補強の鋼管切断 JVが事故直前に 博多道路陥没一因の可能性も

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/306863 

 

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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