2017年10月4日13時45分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
愛知県瀬戸市の公立陶生病院での床板の敷設工事で作業員が転落死する事故を起こしたとして、愛知県警捜査1課と瀬戸署は4日、型枠工事会社の現場監督だった男性会社員(40)と同社の男性作業員(42)を、業務上過失致死の疑いで書類送検した。
2人の送検容疑は、昨年10月14日、陶生病院の新東棟建設にあたっての床板「フラットデッキ」の敷設工事で、注意義務を怠るなどして床板がずれ落ち、床板上にいた鉄筋工事請負会社の男性作業員(当時37)を転落死させた疑い。
県警によると、2人は容疑を認めている。
県警によると、請負会社の作業員は同日午前8時45分ごろ、病院の工事現場4階から約4.5m下の3階付近に落下。
病院に搬送されたが、同日中に死亡した。
死因は頭部外傷だったという。
出典
『病院で作業員転落死、現場監督ら2人書類送検 業務上過失致死容疑 愛知・瀬戸』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO21871350U7A001C1CN0000/
10月4日19時25分に東海テレビからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
愛知県瀬戸市西追分町の公立陶生病院で、去年10月、新病棟の工事中に床板が崩れ、4階部分で作業していた男性(当時37)が転落して死亡した。
愛知県警は、床板を敷き詰める際、金具で溶接するなどの作業を怠ったことが死亡につながったとして、4日、尾張旭市の建設会社社員で42歳と40歳の現場責任者ら2人を、業務上過失致死の疑いで書類送検した。
愛知県警によると、2人は図面などを確認せずに曖昧な指示を出したほか、作業手順の確認もしていなかったということで、調べに対し、容疑を認めている。
出典
『新病棟工事中に床板崩れ作業員転落死 現場責任者ら書類送検 愛知・瀬戸市 陶生病院』
http://tokai-tv.com/tokainews/article.php?i=34725&date=20171004
10月4日17時39分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故は昨年10月14日午前8時45分ごろ、愛知県瀬戸市の公立陶生病院の病棟新設工事中に起きた。
固定が不十分なまま作業をしたために床板がずれ落ち、上にいた男性が約4.5m下に転落。
コンクリートに頭を強く打つなどして死亡した。
送検容疑は、男性会社員が床板の両端を固定するよう指示するなどの注意義務を怠り、型枠大工は手順を確認しないまま床板の固定作業をしたとしている。
出典
『現場責任者ら2人書類送検、鉄筋工が転落死 愛知』
http://www.sankei.com/west/news/171004/wst1710040061-n1.html
10月5日付で朝日新聞尾張版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
型枠工事の班長(40)は、床板が落ちないよう、両端の溶接を指示するなどの義務を怠り、型枠大工(42)は、班長の誤った指示を鵜呑みにして、床板の片側を溶接しなかった疑いがある。
(ブログ者コメント)
4つの記事から推測すると、床板の両端を溶接すべきところ、片側しか溶接しなかったため・・・ということのような気がする。
(2017年10月15日 修正1 ;追記)
2017年10月4日付の中日新聞(夕刊)紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
容疑では、建設会社の男性は、作業用の足場を組む作業中、作業員の転落を防止するため床板を溶接する作業の指導や点検を怠り、大工の男性は本来必要な溶接を一部しかしなかったことで、Hさんの転落を招いたとされる。
警察によると、2人は、この工法の作業は初めてだった。
容疑を認めている。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。