2024年12月9日18時57分にNHK NEWS WEBから下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
9日午後2時すぎ、気仙沼市長磯牧通で「強風で崩れた足場から人が転落した。足場の下敷きになった人もいる」と通報がありました。
警察が駆けつけたところ商業施設の建設現場の足場が崩れていて、20代から30代の男性作業員4人が足場から転落したり足場に挟まれたりしてけがをし、市内の病院に搬送されました。
警察によりますと、4人はいずれも会話ができ、命に別状はないということです。
現場はJR気仙沼駅から南に8キロほど離れた国道45号線沿いの建設現場で、高さ5メートルほどの金属製の足場が国道側に幅数十メートルにわたって倒れているのが確認できます。
仙台管区気象台によりますと、気仙沼市を含む宮城県東部には当時、強風注意報が発表されていて、午後1時44分には13.3メートルの最大瞬間風速を観測したということです。
足場の設置方法に問題がなかったかなど、警察が詳しい状況を調べています。
■目撃した男性「一瞬のできごとで 音はあまりせず」
建設現場の隣にある自動車販売店で足場が崩れる瞬間を目撃したという80代の男性は「4人が足場の下から上に手渡しでパイプなどをあげる作業をしていたところ、突然、足場が崩れました。一瞬のできごとで音はあまりせず、足場の上から人が落ち、足場の下敷きになった人もいました。その後、周りの人たちが駆け寄ってきて救急車も来ました。当時は風が強かったです」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241209/k10014662701000.html
12月9日18時35分にYAHOOニュース(仙台放送)からは、4人とも軽傷だった、足場は風が一番強かったときに倒れたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午後、宮城県気仙沼市にある商業施設の工事現場で強風により足場が崩れる事故があり、4人が軽いけがをしました。
事故があったのは、気仙沼市長磯牧通にある工事現場です。
消防によりますと、9日午後2時すぎ「強風で足場から1人が転落、崩れた足場により3人が負傷した」と工事の関係者から通報がありました。
警察によりますと、けがをしたのは20代から30代の男性作業員4人で、このうち1人が足場の上から転落し、下で作業していた3人も倒れた足場の下敷きとなり、病院に運ばれました。
4人とも軽傷だということです。
現場近くの住民 :
「そのまま一瞬で(足場が)下まで倒れてきた。風が一番強かったとき」
事故当時、気仙沼市には強風注意報が発表されていて、警察は風によって足場が崩れたとみて、事故の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/31129b89d4e5bf0378015cd38dffc0de03affe45
(ブログ者コメント)
〇強風時の作業中止を定める厚労省(神奈川労働局)資料には以下の記述がある。
強風とは10分間の平均風速が毎秒10m以上の風、大雨とは1回の降雨量が50㎜以上の降雨、 大雪とは1回の降雪量が25㎝以上の積雪をいい、・・・
「強風、大雨、大雪等の悪天候のため危険が予想されるときに 作業中止等をしなければならない作業」
〇 高さが2m以上の箇所で行う作業 (安衛則522条)
〇 つり足場、張出し足場又は高さが2m以上の構造の足場の組立て、 解体、変更の作業 (安衛則564条)
・・・
https://jsite.mhlw.go.jp/kanagawa-roudoukyoku/content/contents/000694518.pdf
〇気象庁HPには強風注意報などの発令基準が以下のように解説されている。
「強風注意報」
運用基準:平均風速がおおむね10m/sを超える場合(地方により基準値が異なる)。
「暴風警報」
運用基準:平均風速がおおむね20m/sを超える場合(地方により基準値が異なる)。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。