







15日午後4時ごろ、福岡市中央区薬院のマンションで、防水工事のための足場を解体する作業中にワイヤーで吊り下げられたゴンドラが8階部分から突然落下した。
ゴンドラは幸い、およそ6m下の6階部分の足場に引っかかって止まったため地上には落ちず、乗っていた19歳の作業員の男性は足に軽いけがをしただけで済んだ。
警察によると、このゴンドラは滑車にかけた金属製のワイヤーで吊り下げられ、ワイヤーを巻きとってゴンドラを上下させる機械を操作していたところ、突然落下したという。
ゴンドラの四隅を吊っていたワイヤーの一部に外れたような跡があるということで、警察が詳しい状況や事故原因を調べている。
出典URL
(ブログ者コメント)
よくぞゴンドラから放り出されず、軽傷ですんだものだ。
命綱を着けていてそれが功を奏したということだろうか?
16日午前9時20分ごろ、神戸市須磨区寺田町の6階建てマンションで、外壁の補修工事をしていた会社員の男性(39)がゴンドラから投げ出され、約20m下に転落。直後に落下してきたゴンドラの下敷きになり、間もなく死亡した。
警察によると、ゴンドラは幅3.6m、奥行き0.6m、高さ0.8m。男性は1人で乗り込み作業していた。
2本のワイヤで屋上からつり下げられていたが、同僚の目撃証言では、ワイヤーが1本外れて傾き、男性が投げ出されて転落。そこにゴンドラ自体も落ちてきたという。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130417/hyg13041702050003-n1.htm
(2013年9月15日 修正1 ;追記)
2013年9月13日付で朝日新聞(聞蔵)から、ワイヤーを支える金具が外れたが原因は不明など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
神戸西労基署は12日、作業員が勤務していたゴンドラリース会社「Aゴンドラ」と現場責任者の男性社員(36)を、労安法違反の疑いで書類送検した。
同署によると、ゴンドラはマンション屋上からワイヤーで吊り下げられていたが、ワイヤーを支える金具が突然外れ、作業員を乗せたまま、約20m下の路上に落下した。
金具が外れた原因は不明だが、原因調査の中で、ゴンドラの昇降を制御する安全装置を適切に取り付けないまま作業していたことが判明。現場監督者も、作業の不備を認めているという。
(2013年9月27日 修正2 ;追記)
2013年9月13日付の神戸新聞紙面に、適切に取り付けていなかった安全装置の具体名が下記のように記載されていた。
容疑は、ゴンドラを吊るすワイヤーロープの安全装置を作動させるゴム製の重りを取り付けるのを怠った疑い。
2013年1月25日付で毎日新聞福岡版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午後1時半ごろ、北九州市門司区の市営ごみ焼却場「新門司工場」の焼却炉内で、男性作業員が崩れた灰に埋まり死亡した。
警察は、戸畑区の男性(61)とみて身元確認を進めるとともに、作業手順に問題がなかったかどうか調べている。
警察などによると、男性は焼却炉(深さ約15m)内で、炉の内側に付着した「クリンカー(焼塊)」と呼ばれる固形の灰を鉄製の棒を使って下に落とす作業をしていた。
通常は、組み上げた足場の上で作業をするが、男性は高さ約2m積もった灰の上に乗って作業をしていたところ、足元の灰が崩れて転倒。そのまま灰に埋まり、約1時間後に救出されたが、死亡が確認された。
出典URL
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20130125ddlk40040380000c.html
また、1月25日付で朝日新聞北九州版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
男性は、約3mの高さにある足場に安全帯を装着していたため宙吊り状態になり、上半身が焼却灰に埋まったという。
溶融炉は今月15日から定期整備中で、委託を受けた業者が溶融炉内の壁についた焼却灰をはがす作業を行っていた。
(ブログ者コメント)
公的情報は見つからなかったが、複数のブログに「門司署は死因を窒息死と発表した」という記事が掲載されている。
2013年1月16日18時50分にNHK青森から、1月17日付で朝日新聞青森全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日正午すぎ、青森市荒川で橋の除雪作業をしていた50代の男性が足を滑らせて転落したと、いっしょに作業をしていた同僚から消防に通報があった。
除雪作業をしていたのはNTT東日本が管理する幅およそ30cm、長さ10mほどの電話線を通すための専用の橋で、沢からの高さはおよそ5mあり、転落した男性は腰に付けていた命綱のロープで橋からおよそ2m下で宙づりの状態になった。
駆けつけた消防隊員が男性に救助用のロープをつけておよそ5人がかりで引き上げ、男性は転落からおよそ1時間後に救助された。男性は市内の病院に運ばれ、消防によると大きなケガはなく、命に別状はないという。
現場にいたNTT東日本の関係者によると、転落した男性はNTT東日本の子会社の社員で、16日は午前中から4人の同僚と除雪を始めて橋のすぐ脇を走る県道からシャベルを使って雪を落としていたという。
当時、橋には高さおよそ3mの雪が積もっていたということで、足場の雪山が崩れ落ちた拍子に橋から転落した。
警察はいっしょに作業をしていた社員から事情を聞くなどして、詳しい状況を調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/aomori/6084830751.html?t=1358372731285
(ブログ者コメント)
命綱、おそらくは安全帯によって助かった事例が報道されるのは珍しいので、紹介する。
7日午後1時過ぎ、富士河口湖町本栖の国道300号線沿いののり面の工事現場で、落石防止用のネットを設置するため、高さ25mほどのところで作業を行っていた51歳の男性作業員が転落した。
男性はおよそ6m下の岩に頭などを打ち、病院に運ばれたが、意識不明の重体。
警察によると、男性はのり面に設置していた鉄製の支柱に乗って作業していたところ支柱が根元から折れ曲がり、転落したという。
警察で工事関係者から当時の状況を聞くとともに、事故の詳しい原因を調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kofu/1044131791.html
28日午後5時半ごろ、新宿区西新宿の30階建ての高層ビルで、高さ90mほどの25階の付近で窓の清掃作業をしていた、男女2人が乗ったゴンドラが動けなくなったと、作業員が勤める会社から消防に通報があった。
消防などが、救助隊員が乗り込んだ別のゴンドラをつり上げて、停止したゴンドラの横につけ、夜7時すぎ、およそ4時間ぶりに2人を救助した。
2人はいずれもけがはないという。
これまでの調べで、清掃作業は午前中から始まり、午後3時すぎに突然、ゴンドラが止まったということで、警察は会社の責任者から事情を聴くなどして原因を調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/shutoken/1004036181.html
26日午前8時半ごろ、長岡市の建設現場の高さおよそ5mの屋根の上で除雪作業をしていた作業員10人が転落した。
この事故で、21歳の男性が足の骨を、33歳の男性が腰の骨を、それぞれ折る大けがをしたほか、4人が軽いけがをした。
警察によると、現場では、用水路の上に道路を通す工事をしていた。
工事現場は、はりで囲われていて、その上に、屋根として雪よけ用のシートが縦横16m、高さ約5mでかかっていた。
作業員たちは、屋根の上で、はりの部分に乗ってシートに積もった雪を1か所に集める作業をしていたが、1か所に集めたために重みで屋根が陥没して転落したとみられる。
警察では、作業の手順に問題がなかったか、作業員などから当時の様子を聞いて詳しく調べている。
新潟県内では、この冬、今月24日までに、除雪作業中に屋根から落ちるなどしてけがをした人は101人となっていて、警察で、注意を呼びかけている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/niigata/1035548171.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120126-OYT1T00564.htm
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/pref/31538.html
(2012年3月1日 修正1 追記)
2012年1月27日付の新潟日報紙面に、当時の詳しい状況が、下記趣旨で掲載されていた。
屋根は高さ5~7m。金属の梁の上に塩ビ製の板をはり、ビニールシートで覆った構造。
雪が25cmほど積もっていた。
作業員は、屋根の真中付近に雪を集め、クレーンで取り除いていたが、重みで梁のつなぎ目が外れ、屋根が崩れたとみられる。
2011年12月13日2時3分に、中日新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午後4時40分ごろ、岐阜県土岐市の廃工場で、小4男児(10)が屋根から転落した。男児は頭を強く打ち、大けがをした。
警察によると、現場は15年以上前に廃業したスレートぶき平屋の製陶工場。
工場の敷地内で同級生とドッジボールをしていた男児は、草むらの中に入ったボールを捜すために屋根の上に乗り、老朽化した屋根ごと約4m下へ転落した。
出典URL■■■
2011年11月21日21時47分に、msn産経ニュース茨城から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午前8時20分ごろ、桜川市の酒造会社で、蔵の瓦屋根の修復作業をしていた建設作業員の男性(45)が、約6m下のコンクリート面に転落した。
全身を強く打っており、病院に搬送されたが死亡が確認された。
警察の調べによると、酒造会社は東日本大震災で壊れた蔵の瓦屋根の修復を依頼。
事故当時、男性を含め3人が瓦を取り外していたが、作業中、瓦の下の土壁や板の一部が崩れ落ちた。他の2人にけがはなかった。
蔵は倉庫として使用していたという。
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一方、2011年11月22日付の朝日新聞茨城版(聞蔵)では、以下の表現になっていた。msn産経ニュースとは若干ニュアンスが異なる内容だが、本ブログでは、より状況が詳しく書かれていたmsn産経ニュースのほうの表現を採用した。
瓦を取り外していたところ、屋根が抜け落ち、落下したという。
(ブログ者コメント)
大震災対応工事における転落事故は、本ブログでも何件か掲載しているが、今年6月30日には朝日新聞茨城版から、「屋根の修理 転落防げ」という長文の記事がネット配信されていた。
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冒頭の文章は下記。
日本大震災から3カ月余。県内の街並みは以前の姿を取り戻しつつあるが、一方でいまだに青いシートに覆われた屋根が目立つ。
修理を業者に頼めば3~5年待ちはざらといわれるなか、自ら屋根に上がって転落する事故が後を絶たない。
折しも足元が滑りやすい梅雨のさなか。事故の傾向と防止策を探ってみた。
たまに、このような事故未然防止のためのキャンペーン記事を見ることがあるが、その都度、心強い気持ちになる。
このような記事をもっともっと増やすことを、各メディアには切に希望する。
(注記)
11月22日付で、茨城新聞から「県内労災12%増 警報発令 屋根修復中の転落目立つ」という記事がネット配信されていたが、それは別記事とした。
2011年9月22日22時40分に、msn産経ニュースから下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午後2時半ごろ、千葉市のJFEスチール東日本製鉄所の工場敷地内で、高所作業中の男性作業員5人が乗っていたゴンドラが突然滑落し、施設外壁に衝突した。
衝突の弾みで、同社の孫請け会社社員(62)が胸を強く打って死亡、残る4人も重軽傷を負った。
警察などによると、5人は高炉と資材置き場の建物をつなぐベルトコンベヤーのカバーを修理するため、コンベヤーに沿って設置されたゴンドラに乗り作業。
ゴンドラはワイヤに引っ張られる形でカバー外側のレーン上を動いていたが、何らかの原因でワイヤが切れ、ゴンドラが下にあった資材置き場まで滑落して外壁に衝突した。
その衝撃で1人がゴンドラからほうり出され、高さ約20mの位置から転落。資材置き場の壁を突き破って足を骨折する重傷を負った。ほか4人は破損したゴンドラにしがみつくなどして落下を免れたが、4人のうち、1人が死亡した。
コンベヤーは高炉に鉄鉱石を運搬するためのもので、長さ約380m。鉄鉱石を風雨から守るためにカバーで覆われていた。同社によると、高炉の高さは100m以上あるという。
5人は台風15号の影響で壊れたカバーの修復作業に当たっていた。 警察は業務上過失致死傷の疑いで、作業方法に問題がなかったかなどを調べている。
出典URL■■■
2011年9月8日20時45分に、msn産経ニュース宮城から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午後2時ごろ、宮城県大崎市の民家にある作業小屋の屋根を張り替えていた板金工(53)が乗っていた屋根のはりが折れ、約3m下のコンクリート製の床に転落。全身を強く打って搬送先の同市内の病院で間もなく死亡した。
警察によると、ヘルメットをかぶっていなかった。はりは老朽化して折れやすくなっていたという。
警察で詳しい作業状況を調べている。
出典URL■■■
2011年9月1日22時41分に読売新聞から、同日16時51分にmsn産経ニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午後1時20分頃、中央区晴海のビル建設現場で、男性作業員2人が乗った鉄製ゴンドラ(縦5.6m、横4.1m)が、高さ約13mの所から落下した。
この事故で、ゴンドラに乗っていた作業員Aさん(54)が全身を強く打って死亡。Bさん(37)もゴンドラから投げ出され、胸の骨などを折る重傷を負った。
警察では、工事の安全管理にミスがあった可能性があるとみて、状況を調べている。
警察によると、現場では地上17階建てのオフィスビルを建設中で、2人はゴンドラに乗って、ビル内の駐車場の支柱を立てる作業をしていた。
ゴンドラはワイヤ4本で吊り下げられていたが、ワイヤを吊り下げている固定具のボルトが外れていたという。
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(2012年5月21日 修正1 ;追記)
2012年5月17日付で毎日新聞東京版から、天井板にワイヤーを固定するねじの選定ミスが原因だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
この事故で、警視庁捜査1課は16日、鹿島建設のグループ会社で、この現場の施工管理を行った「鹿島クレス」の男性社員(24)を業務上過失致死傷容疑で書類送検した。
容疑は、ビル13階部分の天井板に、ゴンドラをつるワイヤを固定する際、業者に対し、施工図で指定された物より耐力の低いねじを打ち込むよう誤って指示したとしている。
ワイヤは4本あり、計16本のねじで固定されていたが、ゴンドラの重さに耐えられず、ねじはすべて脱落した。
同課によると、男性社員はこの作業工程の現場責任者で、「ねじの品番を確認することなく業者に指示し、打ち込ませた責任は私にある」と供述している。
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http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20120517ddlk13040298000c.html
また16日14時56分にANNニュースからは、短いネジだったと具体的に報道されていた。
『ゴンドラをつるワイヤが設計図に書かれたものより短いネジで天井部分に固定されていたことが分かった。』
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http://webnews.asahi.co.jp/ann_s_220516026.html
2011年8月19日8時20分に、福井新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午後4時15分ごろ、日本原電敦賀地区新研修施設の建設現場で、組み立て中の鉄骨が倒壊した。
鉄骨を組む作業をしていた作業員(28)が約10m下に落ち、腰や腕の骨を折るなど重傷、もう1人の作業員(29)が軽いけがを負った。
警察などによると、倒壊したのは宿泊エリアの建物骨組みで、縦10m、横15mの「ロ」字形に組まれた鉄骨3体とみられる。工事関係者によると、ゆっくりと傾いて倒壊したという。
警察では19日午前9時から実況見分を行い、倒壊の規模や原因などを調べる。
同施設は2010年12月に着工。延べ床面積約8800m2で、原発の運転訓練、研修補修、宿泊の3エリアに分かれており、12年3月の完成を目指している。
出典URL■■■
2011年8月13日14時28分に、msn産経ニュース東京から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
港区は、13日、改築工事中のみなと保健所で屋上の床が抜け、作業員4人が重軽傷を負う事故があったと発表した。
区によると、事故があったのは12日午後7時25分ごろ。鉄筋8階建ての保健所屋上で作業員が床にコンクリートを流し込む作業をしていたところ、床の型枠が約4.2m下の8階フロアに落下し、作業員4人もそのまま一緒に落ちた。
この事故で男性作業員(45)がくるぶしの骨を折る重傷を負ったほか、3人が打撲などのけがをした。区は事故原因を調べている。
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2011年7月28日12時32分に、NHK富山から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午前10時半ごろ、富山市の作業現場で作業をしていた人から、男性が鉄製のかごの下敷きになったと警察に連絡があった。男性は病院に搬送されたが、腰の骨を折るなどの大けが。
警察によれば、男性は今月中旬に破産した建築会社の元従業員で、資材の整理をするために、鉄製のかごの上に乗って作業をしていたという。
警察では、作業中に鉄製のかごのバランスが崩れ、かごと一緒に高さ約3mから転落、重さ100kgの鉄製のかごの下敷きになったものとみて、作業前の安全点検が十分だったかなど、ほかの作業員から聞くなど当時の状況を詳しく調べている。
出典URL■■■
(NHKの記事は、1日か2日でアクセスできなくなりますので、御承知おきください)
(2011年8月27日 修正1 ;追記)
2011年7月28日付の北日本新聞紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
鉄製のかご(高さ1.5m)を2つ重ね、その上に乗って片づけ作業をしていて落下した。
男性作業員(51)が足場の最上部から転落し、顔や足などの骨を折る重傷を負ったほか、5人が転落するなどして軽傷。
現場は地下約30mのトンネル内で、コンクリートを流し込む作業中だった。
警察は業務上過失傷害容疑も視野に、事故の詳しい状況を調べている。


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。