2013年9月28日19時22分にNHK秋田から、9月28日23時41分に秋田魁新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後2時18分、秋田市向浜の「第一三共プロファーマ秋田工場」の従業員から「工場内で毒性のある危険物アセトニトリルという物質が漏えいした」と消防に通報があった。
警察などによると、医薬品を製造する過程で出たアセトニトリルを35%含んだ廃液を専用タンクにポンプで移す作業中にタンクが満杯になり、廃液が配管を逆流して溢れ出て、約100ℓが工場の建物の中に漏れ出たという。
工場周辺は警察が一時、立ち入りを制限する事態となったが、従業員を含め、けが人はいなかった。
液体は建物内地下の水槽に集められ、外へ漏れ出たり、揮発したりする恐れはなくなっているということで、今後、会社が処理することにしている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/akita/6014884461.html?t=1380400330535
http://www.sakigake.jp/p/akita/national.jsp?kc=20130928q
(ブログ者コメント)
作業の途中で別の用事ができ、その場を離れている間に・・・というのが、この種の事例の典型的なパターンだ。
はたして、今回はどうだったのだろうか?
「廃液が配管を逆流して溢れ出て」という件だが、タンクのベント配管から溢れ出たということだろうか?
(2013年10月10日 修正1 ;追記)
2013年9月29日付で秋田さきがけ紙面に、配管に逆流防止弁があったという、下記趣旨の記事が掲載されていた。
同社によると、配管内には逆流を防ぐ弁があり、廃液が漏れ出るようなことは通常はないという。
同社は「早急に原因を究明し、再発防止に努める」としている。
(ブログ者コメント)
逆流防止弁があったということは、ポンプ吐出配管を逆流したということだろうか?
しかしポンプ運転中であれば、逆流することはないのではないか?
タンク満杯でポンプが自動停止したということだろうか?
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。