2013年9月29日14時42分にmsn産経ニュースwestから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午前9時ごろ、滋賀県高島市鴨で、台風18号の災害ボランティアとして復旧作業をしていた高島市内の中学2~3年の女子生徒3人の顔面などに、誤って飛び散ったシンナーがかかった。3人は病院に運ばれたが、けがはなかった。
警察によると、3人は被災した住宅の敷地内で廃材の撤去などに当たっていた。
その際、近くで作業をしていたパワーショベルが廃材に交じっていた金属製の缶をつぶし、中に入っていたシンナーが飛び散って3人にかかったという。
高島市では、台風18号による河川の決壊などで、97棟が床上浸水するなどの被害を受けた。
復旧作業のため、29日も約300人が災害ボランティアとして駆けつけ、被災家屋から土砂をかき出したり、廃材を撤去したりする作業に当たっていた。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130929/waf13092914440006-n1.htm
(ブログ者コメント)
よくぞ、シンナーが眼の中に入らなかったものだ。
化学産業などでは、いつ、どこから、どんな物質あるいは有害な液体が飛んでくるかわからないので、現場にいる時は安全メガネを着用するよう義務づけている事業所がある。
しかし今回の事例から考えると、化学産業などよりは災害復旧現場のほうが、そういった事故に遭う可能性は高いと言えるのかもしれない。
とすれば、災害復旧現場では、マスクだけでなく安全メガネも着用するようにしたほうがよいのかもしれない。
(2013年10月10日 修正1 ;追記)
2013年9月30日付の京都新聞紙面に、2人の目にかかったが軽傷など、事故時のやや詳しい状況が下記趣旨で掲載されていた。よってタイトルも一部修正した。
廃材を撤去中のパワーショベルが一斗缶をつかんだところ、中に入っていたシンナーが飛び散り、近くにいた女生徒3人にかかった。2人が目にかかったが軽傷という。
警察などによると、3人は、床上浸水の被害を受けた仏壇販売会社で、商品陳列棚を運び入れる作業を行う予定だった。
他の生徒や教諭ら計26人と当日朝に参加を申し込み、現場に到着した直後に一斗缶からシンナーが飛散したという。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。