2013年9月29日18時4分にNHK岐阜から、9月29日9時10分に岐阜新聞から、9月29日23時33分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
可児市によると、今月2日蘇南中学校で給食用のパンのうち数個にコバエが入っているのが見つかったほか、今月9日にも東明小学校で給食に出されたクロワッサンのうちおよそ100個にコバエが入っているのが見つかった。
コバエの大きさは1mmから2mm程度でパン1個に1匹から4匹程度入っていたということだが、市では「健康に影響のない部分は食べる」とする手引書に従い、パンが焼かれていることから安全だとして付着部分を取り除いて食べるよう指導したという。
パンはいずれも同県御嵩町のパン工場が製造。焼き上げる前に付着したとみられる。
入っていたコバエは愛知県豊田市や東濃地域でことし大量に発生している「クロバネキノコバエ」とみられるということで、市と保健所ではパンの製造工場に対し立ち入り検査を行って、網戸の網目を細かいものに替えたり、パンをのせる鉄板の清掃を徹底したりするよう改善を指示したという。
給食にパンが出るのは毎週月曜日。16、23の両日は祝日で給食がなかった。30日は別のパン工場に頼んだ。
市教委は「手引書に従ったが、気にされる方もいる。手引書の改訂を考えている」と話している。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/gifu/3084899641.html?t=1380572775729
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20130929/201309290910_21031.shtml
http://mainichi.jp/select/news/20130930k0000m040080000c.html
2013年9月30日8時10分に読売新聞からは、手引書どおりに対応していない部分もあったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市教委が作成した手引書に、給食に数十個の異物混入が確認された場合、児童に飲食を中止させる取り決めがあったことが分かった。市教委が29日、発表した。
発表によると、手引書には「健康に影響がないと判断した場合は食べる」という決まりがあったが、別に「異物混入が数十個の場合は飲食を中止する」との取り決めがあった。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130929-OYT1T00747.htm
2013年10月1日付で毎日新聞岐阜版から、ハエの入ったパンを売ることは考えられないと市長がコメントしたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
冨田市長は30日の記者会見で、「ハエの入ったパンを売ることは考えられない。ハエが大量発生しても(食品工場内に)入らないような対処法はある」と述べ、市教育委員会に対策を求める考えを示した。
冨田市長は、「異物混入が数件なら取り除いて食べる。数十件の場合は飲食を中止する」などとした学校給食のマニュアルについて、「昔とは(社会環境が)違う。マニュアルを確認、(数件であっても)子どもの安全を第一に考えるよう申し入れたい。市教委の問題ではあるが、子どもの安全という意味では私に権限がある」と述べた。
出典URL
http://mainichi.jp/area/gifu/news/20131001ddlk21040104000c.html
2013年10月2日20時14分にNHK岐阜から、コバエの大量発生に関する、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
岐阜県内では10月に入っても「クロバネキノコバエ」という小さなハエが大量に発生して住宅などの建物に入り込み、住民生活に影響を与えている。
岐阜県内ではここ数年、東濃や中濃地域で7月と9月に小さなハエ、「コバエ」が大量に発生し、先月、可児市では小中学校の給食でコバエの入ったパンが出される問題も起きている。
コバエは体長1mm程度で窓を閉めていても隙間から建物の中に入り込んでくるため、富加町に住む森さんは自宅でコバエの死がいの掃除に追われていた。
森さんは「ひどいときは朝だけで3回掃除することもあります。本当に何ともしようがありません」と話していた。
また、各自治体によると、学校では暑い中でも窓を開けて授業ができず、子どもたちが集中できない時期もあったという。
専門家によると、このコバエは「クロバネキノコバエ」で、刺したり病気を媒介したりはしないが、最近では、平成19年は静岡県内で、平成22年と23年には愛知県の三河地方や岐阜県東濃地域でも、相次いで大量発生が報告され。
例年は、涼しくなると発生は収まるが、ことしは10月に入っても発生が続いているという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/gifu/3084921861.html?t=1380756988396
(ブログ者コメント)
小さなハエが大量発生して対応に苦慮しているのかもしれないが、それとこれとは別問題だ。
ハエが一緒に焼かれたパンなど、不良品の最たるもの。
そんなものを売ったなら、町のパン屋さんだと、店がつぶれるかもしれない。
この点、市長のコメントは一般市民の気持ちを代弁するものだと感じた。
それにしても、2日の数匹混入発覚時点で、見つけた学校はこのパン工場にクレームを入れたのだろうか?
もし、入れてなかったとすれば、他校にも波及する可能性が高いこの問題に関し、再発防止策を講じなかった、その学校にも問題があると感じた。
もし、入れていたとすれば、パン工場は、そのクレームに対し、どう対応したのだろうか?それとも放置した?結果論としては、クレーム対応が遅れたパン工場側に問題があると感じた。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。