2018年8月6日21時39分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午前7時50分ごろ、北海道本別町勇足のH糖業本別製糖所でポンプ室から塩酸が漏れ、敷地や近くの川に流出したと、国交省北海道開発局に通報があった。
開発局によると、約3万ℓが流出したが、けが人はなく、川の魚が死ぬなどの被害の報告もない。
塩酸は、砂糖を精製する過程で使っており、従業員が異臭に気付いて通報。
工場の敷地に石灰をまき、中和処理をした。
排水溝を通じて川に流れた塩酸は薄まり、川の水質に問題はないという。
工場では、これまで塩酸が漏れたことはなく、開発局が原因を調べている。
出典
『製糖工場から塩酸流出、川に約3万リットル 北海道本別町』
http://www.sankei.com/affairs/news/180806/afr1808060034-n1.html
8月6日22時46分に北海道新聞電子版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
帯広開建は6日、十勝管内本別町のH糖業本別製糖所(町勇足)から塩酸が流出し、町西美里別の利別(としべつ)川に流れ込んだと発表した。
同日の開建の調査では、水質への影響は確認されていない。
本別製糖所によると、塩酸は製糖作業時に使うもので、タンクからポンプで作業ラインに送る過程で何らかの不具合が生じ、約30m3が漏出しているのを、6日朝に従業員が発見した。
塩酸の一部は、排水路から支流を通じ、利別川に流れ込んだ。
従業員らは排水路に土のうを積んだほか、塩酸の中和処理を実施。
川への流出量は不明だが、午後に帯広開建が下流4地点で行った水素イオン濃度(pH)調査では、いずれも基準値内で、目視でも魚の死骸などは確認されなかった。
本別製糖所は、「流出が起き、申し訳ない。原因を究明し、再発防止の対策を取りたい」と話している。
出典
『製糖所から塩酸流出 本別の利別川』
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/216149/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。