本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。 それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。 本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。 一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。 (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2016年2月2日10時16分にNHK金沢から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
金沢大学の研究グループは、独自に開発した顕微鏡を使って、水で金属の内部がさびる様子を観察することに成功し、さびにくい金属の開発につながると期待されている。
研究グループによると、金属の内部がさびる様子を観察できたのは、世界で初めてだという。
金沢大学理工研究域の福間剛士教授の研究グループは、金属内部の電位の分布図を示すことで、さびているかどうかがわかる顕微鏡を独自に開発した。
この顕微鏡を使って、銅やステンレスを水につけて内部の電位がどのように変化するか調べたところ、さびて電位が高くなる部分が広がっていく様子が観察できたという。
研究グループによると、金属の内部がさびる様子を観察できたのは世界で初めてだということで、今回の研究結果は、アメリカ化学会の雑誌に掲載されることになっている。
研究グループでは、今後、半導体メーカーや自動車メーカーなどと協力して、さびにくい金属の開発を行うことにしている。
金沢大学の福間剛士教授は、「ゆくゆくは金属の耐久性がこの研究によって向上することが見込まれる。そうすると、その金属を使って作られる物の製造コストが下がるので、末端の価格が下がってくるというのが、われわれにとっての将来的なメリットになると思います」と話している。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/3025525371.html?t=1454452025890
(ブログ者コメント)
青、黄、薄緑、赤といった多様な色がモザイク状に写った写真の中の赤い部分が錆ということで判別できる由。
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プロフィール Profile
HN:
魚田慎二
性別:
男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。
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