2017年5月11日3時0分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
車のナンバープレートが盗まれる被害が多発していた春日井市で、昨年、被害件数が大幅に減った。
春日井署が昨年春から「盗難防止ネジ」の無償取り付けを進めており、ネジの普及が被害件数の減少につながった可能性があるとみている。
署によると、市内でのナンバープレート盗件数は、2008~15年に年平均117件。
特に15年は112件で、カーナビ盗やタイヤ盗を含む「部品狙い」の発生件数(247件)は、県内の市区町村で最も多かった。
盗難防止ネジは、ネジ穴を埋めるため、簡単には取り外せない。
署では、普通乗用車用320円、軽自動車用420円で販売する。
署は、「24時間365日、『盗難防止ネジ』を無料で取り付けます」と市民に呼びかけ、普及に力を入れた。
署によると、市内での盗難防止ネジの販売数は、昨年だけで6600セット。
08年からの8年間の累計販売数は計7100セットで、急増ぶりが目立つ。
一方で、昨年のナンバープレート盗の件数は71件。
それまでの年平均被害件数の6割程度まで減った。
景山副署長は、「ナンバープレートは窃盗など別の犯罪で使われる車に悪用される。引き続き、ネジの普及に努めたい」としている。
【春日井市のナンバープレート盗の発生件数】
08年 120件
09年 123件
10年 113件
11年 146件
12年 88件
13年 128件
14年 106件
15年 112件
16年 71件
出典
『愛知)盗難防止ネジ効いた? 春日井のナンバー盗大幅減』
http://www.asahi.com/articles/ASK4X42PPK4XOIPE00M.html?iref=com_rnavi_arank_nr02
本件、過去にも2016年6月10日に毎日新聞愛知版から、春日井市だけでなく愛知県全体の取り組みだという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
犯罪への2次利用が問題となっている自動車のナンバープレート盗難を防ごうと、県警の各署は9日、取り外しが難しい「盗難防止ネジ」の使用を呼び掛けるキャンペーンを実施した。
県警によると、県内のナンバー盗難は昨年1694件あり、今年は5月末までに525件発生。
盗まれたナンバーは別の車に付け替えられ、家屋への侵入盗などの犯罪に使われるケースが目立っている。
通常のナンバーは一般的な工具で容易に外せるが、盗難防止ネジは特別な加工が施され、ナンバーが盗まれる恐れは少ない。
このため、県警は防止ネジの積極的な活用を訴えている。
春日井署は9日、県自動車整備振興会春日井支部などの協力を得て、春日井市松河戸町のスーパー駐車場で防止ネジの無料取り付けを実施。
地域住民が続々と訪れ、ボランティアの整備士たちが1台当たり5分もかけずに、次々とネジを取り付けた。
住民からは「盗難が心配だった。これで安心」などの声が上がった。
10日以降も同署に行けば、実費(普通車320円、軽乗用車420円)だけで防止ネジを取り付けてもらうことができる。
出典
『ナンバープレート 盗難 特殊なネジで予防 犯罪への2次利用抑止』
http://mainichi.jp/articles/20160610/ddl/k23/040/185000c
(ブログ者コメント)
おそらくは下記会社の製品だと思われる。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。