2020年3月21日11時0分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
手動車いすのフレームや車輪などが破損したという相談が2014年4月~今年1月に95件あったとして、国民生活センターは19日、注意を呼びかけた。
けがを負ったのは10件で、うち2件が転倒したり壁に衝突したりして1カ月以上の重傷だったという。
同センターによると、通信販売での購入が目立つ。
60代女性は、玄関のスロープで車いすの右前の車輪が脱落し、壁に激突。
肋骨(ろっこつ)が折れるなど1カ月以上のけがを負ったという。
50代女性は、車いすに座って背もたれにもたれた際に背のパイプが折れ、車いすごと後方に転倒。
後頭部と胸を強打し、肋骨にひびが入ったという。
同センターが3万円未満で販売されている手動車いす6種類の耐久性を調べたところ、3種類がテストの途中でフレームが破断したり、車輪が破損したりした。
3種類はいずれも日本産業規格(JIS)や製品安全協会の「SGマーク」を取得していなかった。
同センターの担当者は、「購入する際はJISやSGマークがある商品を選び、破損や不具合がないか点検してほしい」と話している。
https://www.asahi.com/articles/ASN3N73Y7N3MUTFL00M.html
3月19日19時9分に日本経済新聞からは、耐久テストの方法などに関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
耐久性テストは3万円未満の車いす6銘柄の製品で実施。
日本産業規格(JIS)の基準に従い、100キロの重りを搭載した車いすを段差付きのドラムの上に乗せ、20万回転させた。
その結果、3銘柄の製品は20万回転に達する前にフレームや車輪などが破損した。
破損したのは「エーアンドエー」社の「チャップス」、「カワムラサイクル」社の「KV22-40SB」、「ケアテックジャパン」社の「ハピネス」。
センターは、「重傷事故との関連は分からなかったが、同じ価格帯の商品でも耐久性には差があることが分かった」としている。
〔共同〕
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57026950Z10C20A3CR8000/
3月20日15時18分にテレビ朝日からは、耐久テストなどの映像付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
手動の車椅子の耐久性テスト映像です。
前輪が壊れる、フレームが切れる、スポークが折れるといった破損が見つかる車椅子もありました。
このような車椅子を使うと、真っすぐ動かなくなったり、段差につまずいて転倒する危険があるということです。
https://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000179579.html
(ブログ者コメント)
以下は、テレビ朝日映像の7コマ。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。