本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。 それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。 本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。 一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。 (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2013年5月1日23時23分に朝日新聞から、5月2日1時2分にmsn産経ニュースwestから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
家庭で調理する程度の加熱では毒性がなくならないため、市は安全性が確認されるまで、沿岸で採れた二枚貝を食べないよう注意を呼び掛けている。
また、5月2日8時30分に読売新聞から、貝毒は大阪湾の水質改善が原因らしいという下記趣旨の記事が、貝毒検出場所の地図とともにネット配信されていた。
大阪湾の二枚貝に貝毒が広がっている。
今年は規模が大きいといい、アサリ以外にトリガイやアカガイ、淀川のシジミでも検出された。
シーズン真っただ中の潮干狩り場は他産地のアサリを土産に渡すなどして営業しているが、客足は今ひとつ。最盛期を迎えたトリガイやアカガイは休漁に追い込まれた。
旬の楽しみに水を差す貝毒だが、その原因は、皮肉にも大阪湾の水質改善にあるらしい。
4月28日、大阪府貝塚市の二色の浜潮干狩り場。家族連れでにぎわったが、傍らには「貝の持出しは出来ません」の看板。せっかく取ったアサリは出口で回収され、九州産と交換された。
二色の浜観光協会によると、4~6月は例年3万人近い人出があるが、貝毒が出た年は2割近く減るという。
府内には、ほかに有料潮干狩り場が二つあるが、いずれも同じ状況で、協会の男性幹部(68)は「安心して遊べるのに、貝毒が出るとアサリは危険という風評が広がってしまう」と恨めしそうに話した。
4月中旬には、高級すしネタのトリガイ、アカガイでも貝毒が検出された。
この時期、トリガイは1個800~1000円の高値で取引されるが、泉佐野漁協では漁の自粛を決めた。
今後3週連続で規制値を下回れば、自治体が「安全宣言」を出すが、過去には、80日近くかかった年もある。
同漁協の大伍監事は「収入が半減する漁師もいる」と表情を曇らせる。
シジミについても、府が漁協に出荷の自主規制を要請、流通はしていない。
府立環境農林水産総合研究所水産技術センターによると、貝毒は、二枚貝が「ウズベンモウ藻類」という毒性がある植物プランクトンを摂取して発生する。魚や巻き貝に危険はない。
大阪湾は富栄養化が進み、赤潮の原因となる「ケイ藻類」と呼ばれる植物プランクトンが多かったが、水質改善で減少。“ライバル関係”にあるウズベンモウ藻類が増えている。
府内で貝毒が初めて確認されたのは2002年。その後、水質の改善に符合するように06、07、08、10、11年と相次いでいる。
大阪市は1日、大阪湾で採ったムール貝の一種、ムラサキイガイやミドリイガイを自宅で食べた夫婦(夫30代、妻40代)が食中毒症状を訴えて入院し、貝から規制値の30倍以上の麻痺性貝毒が検出されたと発表した。2人はすでに回復したという。
生活衛生課によると、夫婦は4月28日、大阪市住之江区の南港の防波堤付近でムール貝を採取。
蒸した貝と蒸して炒めた貝を1人30~40個食べたところ、29日未明にふらつきやしびれ、嘔吐の症状が出たという。小学生の息子も一緒に少量を食べたが、無事だったという。
市が残りの貝を調べたところ、国の規制値(1gあたり4マウスユニット)を大幅に上回る135~266マウスユニットの麻痺性貝毒が検出されたという。
今年は、大阪湾一帯で二枚貝の貝毒が広がっている。
大阪府は1日、南部のアサリや淀川下流部のシジミ、湾内のトリガイ、アカガイで国の規制値を超える貝毒を確認したと発表した。
府内の潮干狩り場(二色の浜、箱作、淡輪)では、採取したアサリを九州産のアサリなどと交換する安全対策を実施。
府内の漁協は、トリガイなどの出荷を自粛しているという。
家庭で調理する程度の加熱では毒性がなくならないため、市は安全性が確認されるまで、沿岸で採れた二枚貝を食べないよう注意を呼び掛けている。
出典URL
http://www.asahi.com/national/update/0501/OSK201305010089.html
また、5月2日8時30分に読売新聞から、貝毒は大阪湾の水質改善が原因らしいという下記趣旨の記事が、貝毒検出場所の地図とともにネット配信されていた。
大阪湾の二枚貝に貝毒が広がっている。
今年は規模が大きいといい、アサリ以外にトリガイやアカガイ、淀川のシジミでも検出された。
シーズン真っただ中の潮干狩り場は他産地のアサリを土産に渡すなどして営業しているが、客足は今ひとつ。最盛期を迎えたトリガイやアカガイは休漁に追い込まれた。
旬の楽しみに水を差す貝毒だが、その原因は、皮肉にも大阪湾の水質改善にあるらしい。
4月28日、大阪府貝塚市の二色の浜潮干狩り場。家族連れでにぎわったが、傍らには「貝の持出しは出来ません」の看板。せっかく取ったアサリは出口で回収され、九州産と交換された。
二色の浜観光協会によると、4~6月は例年3万人近い人出があるが、貝毒が出た年は2割近く減るという。
府内には、ほかに有料潮干狩り場が二つあるが、いずれも同じ状況で、協会の男性幹部(68)は「安心して遊べるのに、貝毒が出るとアサリは危険という風評が広がってしまう」と恨めしそうに話した。
4月中旬には、高級すしネタのトリガイ、アカガイでも貝毒が検出された。
この時期、トリガイは1個800~1000円の高値で取引されるが、泉佐野漁協では漁の自粛を決めた。
今後3週連続で規制値を下回れば、自治体が「安全宣言」を出すが、過去には、80日近くかかった年もある。
同漁協の大伍監事は「収入が半減する漁師もいる」と表情を曇らせる。
シジミについても、府が漁協に出荷の自主規制を要請、流通はしていない。
府立環境農林水産総合研究所水産技術センターによると、貝毒は、二枚貝が「ウズベンモウ藻類」という毒性がある植物プランクトンを摂取して発生する。魚や巻き貝に危険はない。
大阪湾は富栄養化が進み、赤潮の原因となる「ケイ藻類」と呼ばれる植物プランクトンが多かったが、水質改善で減少。“ライバル関係”にあるウズベンモウ藻類が増えている。
府内で貝毒が初めて確認されたのは2002年。その後、水質の改善に符合するように06、07、08、10、11年と相次いでいる。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130501-OYT1T00922.htm
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魚田慎二
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男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。
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