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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2019791722分にNHK兵庫から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

9日正午すぎ、宝塚市立美座小学校から、「けさ掘り出したジャガイモを食べたところ、子どもたちが体調不良を訴えた」と消防に通報があった。


消防が医師などとともに駆けつけたところ、小学5年生の男女あわせて13人に吐き気や腹痛など食中毒とみられる症状が確認され、市内の病院に救急搬送された。


市教委によると、いずれも快方に向かっていて、重症の子どもはいないという。


学校では9日、校内の畑で収穫した50個ほどのジャガイモを使った調理実習が行われ、午前10時ごろから児童30人が「粉吹きイモ」などを食べたという。


実習の指導は家庭科専任の50代の女性教諭が担当していたということで、市教委はジャガイモの調理についてどんな説明をしていたかなど、いきさつを詳しく調べている。


市教委の橘学校教育部長は、「ご心配をおかけして、たいへん申し訳ない。原因をしっかり究明し、再発防止に努めたい」と話している。



【「ソラニン」に注意】


兵庫県などによると、子どもたちが学校で栽培したジャガイモを食べて食中毒になるケースは全国で相次いでいるという。


ジャガイモの芽や緑色に変色した部分には、「ソラニン」という有毒成分が含まれていて、食べた場合、吐き気や腹痛、めまいなどを起こす場合があるという。


「ソラニン」は、加熱しただけでは除去できないということで、兵庫県生活衛生課は、「ジャガイモを食べる際は、必ず芽の部分を取り除き、少しでもえぐみやしぶみを感じたら食べるのをやめてほしい」と呼びかけている。

 


【食中毒に詳しい専門家は】


ジャガイモを食べた小学生が食中毒とみられる症状を訴えて集団で搬送されたことについて、食中毒に詳しい大阪市立大学大学院生活科学研究科の西川禎一教授は、「ジャガイモは芽の部分や光が当たって緑色になった皮の部分に、ソラニンという自然毒が含まれている。こうした部分を食べると下痢やおう吐、それにめまいなどの症状を起こすので注意が必要だ」と指摘している。


また、関西では今の時期にジャガイモを収穫することが多く、食中毒が発生しやすいということで、西川教授は、「ソラニンは熱に強いため、加熱調理をしても完全に無くすのは難しく、調理する際、芽や緑色の皮をしっかり取り除くことが重要だ」と指摘している。


また、小さい芋に比較的ソラニンが多く含まれているとして、家庭菜園や学校で食中毒を防ぐためには、栽培段階で芽を間引くことで小さな芋がたくさん実るのを防ぐことや、芋に光が当たらないよう、しっかり土をかぶせるなどの対策をとってほしいと呼びかけている。

 

出典

『ジャガイモで児童13人食中毒か』

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20190709/2020004288.html 

 

 

791813分にmBS NEWSからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

実習を行っていた30人のうち、10歳から11歳の児童13人が病院に搬送され、うち8人が入院が必要と判断された。

体調不良は食中毒が原因とみられている。

 「入院している8人についても、未入院の5人についても、症状は安定して快方に向かっていると聞いている。」(市教委 橘部長)

市教委は、児童の精神的ケアのため、学校に臨床心理士を派遣するとしている。

 

出典

『育てたジャガイモ食べて食中毒か 小学校から児童13人搬送 兵庫・宝塚市』

https://www.mbs.jp/news/kansainews/20190709/GE000000000000028578.shtml

 

 

7121914分に神戸新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

兵庫県宝塚健康福祉事務所(保健所)は12日、ジャガイモに含まれる毒素「ソラニン類」による食中毒と断定した。

 

同事務所によると、搬送されなかった3人を含む5年生16人は9日、校内で栽培したジャガイモを食べた後、症状を訴えた。

 

8人が入院したが、11日には全員が登校。

 

同じ畑のジャガイモからは通常の2.5倍の毒素が検出されたという。

 

出典

『ジャガイモ食べ児童13人搬送 食中毒と断定 宝塚』

https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201907/0012509123.shtml

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

2016年11月、この手の事故は、今後、特段のものでない限り、掲載を割愛すると書いた。

 

ただ、今回、多数のメディアから、同じような事故が相次いでいると報じられ、またジャガイモの毒成分についても解説されていたが、なぜ同じ事故が繰り返し起きているのか?という切り口から報じているメディアは、ブログ者の知る範囲では、一つもなかった。

 

その点に違和感を覚えたので、本事例を紹介する。

 

市教委と同校が合同で記者会見を開いていたので、その席で、以下のような質問が飛んだと思うのだが、なぜか報道されてはいない。

・この学校では、他校で同種事例が相次いで起きていることを知っていたのか?

・知っていたなら、どのように注意していたのか?

・注意していたなら、何が悪くて事故が起きたのか?

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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