2019年7月9日12時23分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午後10時55分ごろ、熊本市中央区桜町で建設中の大型複合施設「SAKURA MACHI Kumamoto(サクラマチ クマモト)」8階の機械置き場から出火。
工事用資材が燃えたが、建物には延焼せず、鎮火した。
現場確認のため駆け付けた20代の男性作業員が転んで左手に軽傷を負った。
警察などによると、現場は熊本市の集客施設「熊本城ホール」で、電気系統などが入る機械置き場内の工事用資材が燃えていたという。
出火当時、8階に作業員はおらず、警察が出火原因を調べている。
サクラマチは、九州産業交通ホールディングス(熊本市)の市街地再開発の中核施設で、先月26日にも作業員が負傷する火災があったばかりだった。
出典
『熊本市の再開発ビルでまた火災 2週間前に続き 作業員が軽傷 建物に延焼せず』
https://mainichi.jp/articles/20190709/k00/00m/040/018000c
7月12日8時0分に熊本日日新聞からは、先月起きた事故の原因などが、下記趣旨でネット配信されていた。
8日夜に発生した火災で中断していた熊本市中央区の桜町再開発ビルの建設工事が11日、再開された。
事業主の九州産業交通ホールディングス(HD)によると、施工業者の安全対策が確認されたため。
熊本市が整備する「熊本城ホール」が入る公益施設棟の8階屋上から出火し、約15m2を焼いたため、全工事をいったん中断して、施設を一斉点検していた。
再開発ビルでは6月下旬にも、商業棟の屋上テラスで火災が起きている。
施工業者の大成建設は、度重なる火災を受け、専門業者による電気器具の日常点検や、火気使用の届け出、作業手順の周知を徹底。
夜間警備の強化やモニターカメラの増設といった再発防止策に取り組むとした。
6月の火災は、アスファルトの防水作業中に、使っていた溶融釜の温度が上昇してアスファルトが発火したのが原因。
8日の火災は原因を調査中という。
熊本市の大西市長は、「多くの市民が楽しみにしている事業。2回も火災が起きたことを重く受け止め、安全を最優先に工事に当たってほしい」と強調した。
九州産交HDの矢田社長は、「大変ご迷惑をおかけした。安全第一で、予定通り開業できるよう最善を尽くす」と話した。
出典
『桜町再開発ビルが工事再開 火災相次ぎ「安全対策を確認」』
https://this.kiji.is/522022259657032801?c=39546741839462401
※6月の火災事故は下記記事参照(火災現場の写真付き)。
(2019年6月26日 FNN PRIME;テレビ熊本)
26日午前10時前、中央区桜町に今年9月に開業予定の商業施設、『SAKURAMACHI Kumamoto』の6階のバルコニーで火災が発生した。
現場の建築資材から出た火は、真っ赤な炎を上げて激しく燃え上がっている。
延焼を防ごうと、作業員らが資材を運び出すが、そのわきでは爆発も…。
別の場所から撮影された映像でも、火柱をあげて激しく燃える様子が確認できる。
作業員らが消火器で初期消火を行うが、なかなか火の手はおさまらない。
その後、現場に駆け付けた消防がはしご車から放水を行い、発生からおよそ40分後、ようやく火は消し止められた。
この火災で、男性作業員が顔や両手にやけどを負い、病院に搬送された。
また、6階バルコニーの建築資材や壁など、およそ20m2を焼損した。
この火事で、ビル内にいた作業員およそ2600人が一時、屋外に避難した。
【作業員2人】
「とりあえず外に出ろ(と言われた)」
「現場の方が道案内とかされて、逃げてくださいと案内していて、そこまで混乱はなかった」
また、隣接する熊本交通センターのバスターミナルも、一時、バスの運行が規制されるなど、現場周辺は騒然となった。
この火事を受け、桜町くまもとの開発を進める九州産交ホールディングスは会見を開き、9月14日の開業には影響がないとしている。
出典
『熊本市の桜町再開発ビルで火災』
https://www.fnn.jp/posts/1149TKU
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。