2019年7月7日23時34分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午後1時45分ごろ、北見市の上空約900mで、小型プロペラ機と、えい航されて飛行していたグライダーをつなぐナイロン製ロープ(直径約6mm、約50m)が切れ、約40m分が落下した。
両機は約30分後までに、同市豊田の北見地区農道離着陸場(農道空港)に着陸し、けが人はなかった。
警察によると、ロープが落下したとみられる現場は、同市東相内と美園にまたがる山林で、ロープは見つかっておらず、地上での被害も確認されていない。
国交省は、事故につながりかねない重大インシデントと認定。
運輸安全委員会は8日以降、航空事故調査官2人を派遣し、原因を調べる。
警察によると、グライダーには所有者である滋賀県の男性会社員(53)が搭乗。
小型機を別の1人が操縦し、午後1時40分ごろに農道空港を離陸。
上空でロープが切れ、グライダー側に約40m分が残り、飛行に危険が生じたとして、男性がロープを落下させる操作をしたという。
出典
『グライダーからロープ落下 北見上空 小型機でえい航中』
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/322940/
7月8日18時36分にNHK北海道からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
グライダーは、先端側についていた長さ40mのロープを切り離して落下させた。
国の運輸安全委員会は、事故につながりかねない重大インシデントとして、8日午後4時ごろ航空事故調査官2人を現地に派遣し、飛行場の管理者などから当時のフライトの様子や天候などを聞き取った。
同委員会事務局の逸見航空事故調査官は、「グライダーの教本には、けん引ロープが切れた場合はすぐに切り離さず、飛行場に戻ると書いてある。今後、機体を調べたり、操縦者から話を聴いたりして、原因の調査を進めていきたい」と話していた。
出典
『グライダー牽引ロープ落下で調査』
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20190708/7000011722.html
7月8日22時0分に北海道新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国交省は、落ちたロープが1kg以上あるとみられることなどから、今回の事案を事故につながりかねない重大インシデントと認定し、調査官を派遣した。
出典
『グライダーからロープ落下 調査官2人が北見入り』
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/323273/
(ブログ者コメント)
以下は、NHK解説映像の1コマ。
(2019年7月27日 修正1 ;追記)
2019年7月26日20時22分にNHK北海道から、ロープが見つかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
25日、離陸した場所からおよそ3km離れた訓子府町のタマネギ畑にロープが落ちているのを農作業中の人が発見し、警察に通報した。
ロープは長さおよそ49m、重さおよそ1.5kgで、切れた断面の形や太さが一致したため、警察が落下したロープだと判断した。
出典
『グライダーから落下のロープ発見』
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20190726/7000012235.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。