







2023年6月16日21時16分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
埼玉県警川口署に約9か月勾留された40歳代の男性が、留置施設の弁当の野菜が極端に少なく、ビタミン不足で脚気になったとして、県を相手取り1000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が16日、さいたま地裁であった。
沖中康人裁判長は男性の請求を一部認め、慰謝料など55万円の支払いを県に命じた。
判決などによると、男性は2017年11月に詐欺容疑で逮捕され、同署に勾留。
朝はパン、昼・夕は弁当を食べていたが、18年5~6月、筋力低下などを訴え、8月に入院。
一時は危篤状態となり、ビタミンB1不足による脚気と診断された。
県警は19年11月、同署で勾留された別の4人がビタミンB1欠乏症になったとして、納入業者との契約を打ち切った。
ただ、それ以前は栄養不備がわからなかった上、長期収容を想定しない留置施設では栄養よりもカロリー確保が求められるなどと主張し、争っていた。
判決では、ビタミンB1の不足が脚気の原因になることは広く知られているとし、「(県警が)注意義務を怠った」と結論づけた。
県警の佐藤・首席監察官は「判決内容を十分に精査し、関係部署と協議して対応したい」とコメントした。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230616-OYT1T50229/
6月16日 20時30分に朝日新聞からは、19年に外部機関の定期検査で複数回、ビタミンB1が摂取量目安を下回っていたことからB1不足を認識できたはずなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
埼玉県警川口署の留置場に勾留されていた東京都の40代男性が、留置場の食事が原因で脚気になったなどとして、県に損害賠償を求めた訴訟の判決が16日、さいたま地裁であった。
沖中康人裁判長(鈴木和典裁判長代読)は、食事に健康上必要な量のビタミンB1が含まれていなかったことを発病の原因と認め、県に55万円の支払いを命じた。
男性は2017年11月に詐欺容疑で逮捕され、川口署の留置場に勾留された。
18年7月の健康診断で手足のしびれを訴え、8月に病院で脚気と診断された。
一方、県警は19年11月、同署の留置場で20~30代の男性4人が栄養不足による脚気と診断されたと公表。
越谷市の弁当業者が3食を納めており、外部機関の定期調査で複数回、ビタミンB1が18~49歳の男性の摂取量の目安を下回っていたことを明らかにしていた。
判決は、食事を管理する県警の担当者について「食事に健康上必要なビタミンB1が含まれていなかったことを認識できたはずなのに、そうした注意義務を怠った」などと指摘。
県に慰謝料の支払いを命じた。
県警は判決を受け、「判決内容を検討し、関係部署と協議の上、適切な対応をして参りたいと考えております」とコメントした。
https://www.asahi.com/articles/ASR6J6R5TR6JUTNB00Z.html
6月16日21時20分にNHK埼玉からは、県は業者から弁当の試作品提出を受け、仕様書どおりの品質だと判断し契約していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
都内に住む40代の男性は、埼玉県警の川口警察署に勾留されていた平成30年の5月から6月にかけて手足のしびれを感じ、「かっけ」などを発症して、一時、危篤状態になったのは、出された弁当にビタミンB1が不足していたためだなどとして、県に1000万円の賠償を求めていました。
これに対し県は「業者から弁当の試作品の提出を受け、仕様書の内容の品質が順守されていると判断して契約した。ビタミンB1の不足が体調不良の原因だとは認識しえなかった」などと主張していました。
16日の判決で、さいたま地方裁判所の沖中康人裁判長は、「かっけは、過去に国民病と言われ、原因は広く知られている」としたうえで、「被告はビタミンB1が欠乏しないよう注意すべき義務を怠った結果、原告がかっけになったと認められる」として、県に55万円の賠償を命じました。
警察は、原告に弁当を提供していた業者とはすでに契約を解除しているということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/saitama/20230616/1100016879.html


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。