2016年12月8日16時28分にNHK首都圏NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ドライヤーの使用中にコードから火花が出てやけどをしたり、髪の毛が吸い込まれて取れなくなったりしたという事例が、この5年半ほどの間に120件寄せられ、国民生活センターは、コードの損傷などが事故につながっているとして、注意を呼びかけている。
同センターによると、ドライヤーの使用中に危険な目に遭ったり不安を感じたりしたという相談が、ことし10月までの5年半ほどの間に366件寄せられている。
このうち、コードから火花が出るなどしてやけどしたという事例が105件、髪の毛が吸い込まれて取れなくなったり焦げてしまったりしたという事例が15件あったという。
同センターが調べたところ、繰り返しねじられるなどして損傷したコードは局所的に発熱し、実験の結果、損傷した部分から火花が出ることが分かったという。
また、空気を取り込むドライヤーの吸い込み口に髪の毛が近づきすぎると吸い込まれる場合があることも、確認されたという。
同センターは、コードの損傷を防ぐためコードを巻きつけて保管しないようにし、コードの一部が熱くなるなど異常を感じたら使用をやめることなど、注意を呼びかけている。
同センターの村嶋さんは、「ドライヤーは毎日使われるため、家電製品の中でも過酷な状況で使われている。コードを巻きつけて保管しないなど、改めて使い方に気をつけてほしい」と話している。
出典
『ドライヤーのやけどなどに注意』
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20161208/5061991.html
(ブログ者コメント)
国民生活センターHPに掲載されている記事は下記。
『ヘアドライヤーの取り扱いに注意-発火、火花の発生によるやけどや、髪の毛が吸い込まれて抜けなくなることも-』
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20161208_1.html
以下は序文。
ヘアドライヤーは一般家庭に広く普及し、日常的に使用されています。
PIO-NETには、2011~2015年度の間に「ヘアドライヤー」に関する相談が毎年100件以上寄せられています。
この中には危害・危険情報が毎年50~70件程度含まれており、「コードの付け根から火花が出てやけどをした」、「髪の毛が吸い込まれて取れなくなり、はさみで切った」等の事例が見られました。
そこで、これらの相談事例をもとに、消費者にヘアドライヤーの使用実態等についてのアンケートを実施するとともに、一般家庭で使用中のヘアドライヤーに関する調査、コードの損傷不具合や、ヘアドライヤーによる髪の毛の吸い込みについて再現テストを行い、注意喚起及び情報提供を行います。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。