2016年12月13日19時34分にNHK静岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
静岡県小山町にある陸上自衛隊の富士駐屯地で、隊員などおよそ350人が9日から下痢やおう吐などの症状を訴えていることがわかり、保健所は、ノロウイルスなどによる集団感染や食べ物が原因の集団食中毒の疑いががあるとみて調べている。
御殿場保健所などによると、小山町の陸上自衛隊・富士駐屯地の中にある富士学校に所属する隊員や学校に行き来した他の部隊の隊員など、合わせておよそ350人が、9日夜から10日にかけて下痢やおう吐、発熱などの症状を相次いで訴えたという。
富士駐屯地によると、一時、入院した隊員もいたということだが、いずれも症状は軽く、現在は全員が回復に向かっているという。
保健所では、隊員らの症状などから、ノロウイルスなどによる集団感染や食べ物が原因の集団食中毒の疑いがあるとみて、学校にある食堂などの施設を検査したり隊員らの検便を行ったりするなどして、原因を調べている。
富士駐屯地は、「全員、回復に向かっているが、保健所の調査に協力して原因の究明を進めるとともに、再発防止に努めたい」としている。
出典
『富士駐屯地350人が下痢等』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3035161571.html?t=1481494826838
12月13日19時34分にNHK静岡からは、下記趣旨の続報がネット配信されていた。
保健所が調べたところ、少なくとも症状を訴えたうちの18歳から60歳の隊員、合計265人が今月8日に富士学校の食堂で食事をしたあと、食中毒の症状を訴えたことがわかったという。
1カ所で発生した集団食中毒としては、県内で今年最多。
全員が快方に向かっている。
また、便検査の結果、症状を訴えた隊員のほか、調理をした隊員からも同じ型のノロウイルスが検出されたことから、県は、ノロウイルスが原因の集団食中毒と断定するとともに、食堂を当分のあいだ業務停止とする命令を出した。
食堂で8日に提供された昼食が原因とみられる。
調理従事者だった隊員70人中36人の便から、ノロウイルスが検出された。
富士駐屯地は、今月9日以降、隊員の食事を弁当や非常食に切り替えているということで、「ほかの駐屯地でも注意喚起を行うとともに、今後は衛生管理を徹底していきます」とコメントしている。
出典
『冨士駐屯地食堂に業務停止命令』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3035226961.html?t=1481659704027
(ブログ者コメント)
自己完結型の自衛隊ゆえ、調理も自衛隊員が行っていたようだ。
しかし、国を守る自衛隊の隊員が、イザという時に食中毒でダウンしていたのでは、話にならない。
衛生管理のレベルは、民間と同程度なのだろうか?
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。