2023年8月28日12時45分にYAHOOニュース(リセマム)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
消費者庁・国民生活センターは2023年8月25日、水筒を持ち歩く子供の転倒事故の情報が医療機関から寄せられていることから、「子ども安全メール from 消費者庁」で注意を促している。
水筒はなるべくリュックサックに入れるなど心掛けたい。
残暑が厳しく、水分補給が欠かせない時期が続き、出掛ける際に子供が水筒を持ち歩く機会が多い。
しかし、転倒した際に首や肩に掛けていた水筒がお腹に当たり、内臓を損傷するなどといった思わぬ事故が発生している。
消費者庁・国民生活センターには、水筒を持ち歩く子供の転倒事故についての情報が、医療機関から寄せられている。
事項例では、
「水筒(1リットルの容器)を斜め掛けにして歩いていたところ坂道で転倒し、地面と水筒に挟まれる形で腹部を強打し、脾損傷のため集中治療室に入院し、保存加療で10日後に退院した(9歳)」
「通学中に友人と追いかけっこをしていたところ転倒し、斜め掛けしていた水筒が腹部の右側に当り、痛みと嘔吐があり救急搬送され、小腸破裂、汎発性腹膜炎のため緊急手術のうえ、集中治療室に入院した(10歳)」
「登校中、走っていたところ硬い土の場所でつまずいて転倒。その際、首から提げていた水筒が、地面とお腹の間に挟まり、腹部を強打し、内臓損傷により、膵臓50%程度および脾臓を摘出(7歳)」
など。
子供は、転倒しやすい、転倒した際に反射的に手をつくといった動作が取りにくい特徴がある。
また、子供は腹部臓器の占める割合が大きく、お腹周りの筋肉が弱いなどの理由から、腹部に外から力が加わった場合に内臓損傷が起こりやすいとされている。
そのため、水筒を首や肩から掛けていると、転倒した際、水筒が腹部に当たる可能性があるため危険。
このほか、水筒のひもが首や腕に絡まったり、遊具などに引っかかったりすることにも注意が必要だ。
子供が水筒を持ち歩くときは、
「水筒はなるべくリュックサックなどに入れる」
「水筒を首や肩に掛けているときに走らない」
「遊具などで遊ぶ場合は、水筒を置いて遊ぶ」
などのポイントを心掛けたい。
熱中症予防に役立つ水分補給の道具に思わぬ危険が潜んでいる。
転んだときの危険性について、日ごろから子供に教えておくことが大切だ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/34d89d8964b8285b6d17f8fc0de59d9e08ac72ea
(ブログ者コメント)
水筒の危険性については2021年4月にも情報紹介スミ。
『[昔] 2015年6月5日 水筒を左斜めに肩にかけた7歳男児が傘をさしながら走っていて小学校入口で転び、その際、水筒が地面と腹の間に挟まって内臓を圧迫、膵臓を半分切除するなどした』
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/11586/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。