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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2016730048分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

術後死、報告・検証なく 群馬大病院の調査委報告書

http://www.nikkei.com/article/DGXLZO05458710Z20C16A7CR8000/

 

群馬大病院で同じ男性医師(退職)の手術を受けた患者が相次いで死亡した問題で、病院の第三者調査委員会がまとめた調査報告書の内容が、29日、判明した。

 

2009年度に死亡事案が8例あった時点で、適切な報告や検証などの対応が取られていれば、「その後の続発を防ぐことができた可能性がある」などと指摘した。

 

また、長年見過ごされてきた要因について、「患者中心の医療とは大きくかけ離れた旧弊が存在し、病院全体のガバナンスに不備があった」とした。

 

一方、日本外科学会は、第三者委の委託で、男性医師の執刀を含む同病院の外科手術を検証。

死亡50例のうち、手術することが妥当だったのはほぼ半数の26例で、4例は手術すること自体に問題があったとした。

残る20例は、患者の容体などから、妥当性に疑問があると判断。

50例のうち37例は、死亡後に症例検討会を開いた記録がなかったとしている。

 

報告書によると、同病院では、09年度に肝臓の開腹手術を受けた患者5人、膵臓などの手術で3人が死亡。

いずれも男性医師が執刀していたが、手術を一時休止しただけで、特別な改善策を取らないまま再開していた。

 

また、当時の第1外科と男性医師が所属していた第2外科が、潜在的な競争意識で独立した診療体制をとり、死亡事例の情報が共有されていなかったとしている。

2つの外科は、15年4月、「外科診療センター」に統一された。

 

男性医師の技量に疑問を持つ医師が手術の中止を進言したのに、上司だった教授が受け入れなかったことも問題視。

この教授が、12年、腹腔鏡手術の成績について事実と異なる論文を発表していたことを、「医学者として倫理にもとる」と非難した。

 

同病院では、男性医師の腹腔鏡や開腹の手術を受けた18人の死亡が14年に判明。

その後の病院の調査で、さらに12人の死亡も明らかになった。

 

第三者委は、男性医師や遺族らにヒアリングするなど、調査を進めてきた。

30日に、報告書を群馬大学長に提出する予定。

 

病院の調査は、異例の経過をたどった。

 

15年3月に公表した腹腔鏡手術の報告書は、学外の調査委員が会合の一部にしか出席しておらず、病院側が勝手に「過失」の文言を入れていたことが判明。
1カ月後に内容を修正するずさんさに、遺族らから批判が噴出した。

 

結局、同年5月ごろとされていた開腹手術に関する報告はないまま、調査は新たに設置された学外有識者だけからなる第三者委に引き継がれた。

 

 

「群馬大病院の患者死亡問題」

 

2014年11月、旧第2外科の同じ男性医師による腹腔鏡を使った肝臓切除手術を受けた患者8人が死亡していたことが発覚。

開腹手術でも、10人の死亡が判明した。

その後、さらに、この医師の手術を受けた12人が、術後一定期間内に死亡していたことが分かった。

厚労省は、15年6月、高度医療を提供し、診療報酬の優遇がある特定機能病院の承認を取り消した。

 

 

その他の情報は下記。

 

73074分 産経新聞)

群大病院死亡調査委報告書 手術件数増が「院是」、ずさんな態勢浮き彫り

http://www.sankei.com/region/news/160730/rgn1607300038-n1.html

 

報告書からは、死亡事例が続出しながら高難度の手術を止めようとしなかった男性医師、周囲が手術中止を進言したにもかかわらず受け入れなかった医師の上司、手術数増加方針を「院是」にずさんな医療安全態勢を構築した病院の姿が浮かび上がってくる。

 

報告書は、群馬大病院が地域医療の「最後の砦」として外科手術に力を注ぐことを主要な方針としていたと指摘、男性医師の上司(旧第2外科診療科長)も手術件数を増やしていく方針を採ったとした。

 

報告書は、群馬大病院が実施していた手術件数は病院規模から限界に近い状況だったとし、第2外科については、肝胆膵手術を男性医師1人が担っていたと指摘。

高難度手術に取り組むには、態勢不十分とした。

 

 

730713分 朝日新聞)

死亡相次いだが検証せず 群馬大病院問題、調査委報告書

http://digital.asahi.com/articles/ASJ7Y7WPDJ7YULBJ017.html?rm=518

 

院内には、第2外科と同様の手術を扱う第1外科(当時)もあった。

報告書は、両科には「潜在的な競争意識」があったとし、情報共有や協力関係を築かなかったことも問題の背景にあると指摘した。

「患者中心の医療とは大きく乖離していた」としている。

 

 

731日 毎日新聞東京版)

群馬大病院 手術死続発 執刀医独走、組織に問題 調査委が報告書

http://mainichi.jp/articles/20160731/ddm/041/040/069000c

 

肝胆膵(肝臓、胆道、膵臓)手術が専門の具英成(ぐえいせい)神戸大教授は、「高難度の手術を担える技量のない教授が、部下を適切に指導監督することは難しい。こうした人を責任者にしたことが問題の始まりとも言える」と指摘した。

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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