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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20167311134分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

海難通報1%を逃さない99%が間違い、無言

http://www.yomiuri.co.jp/national/20160731-OYT1T50055.html 

 

海で起きた事故やトラブルを海上保安庁へ伝える緊急番号「118番」は運用開始から16年になるが、年間約47万件の通報の99%が間違いや無言電話だ。

 

8月に事故が多発する瀬戸内海などを抱える第5管区海上保安本部(神戸市)でも、担当職員たちが残り1%を「聞き逃すまい」と、気を引き締めている。

 

「乗り上げ……日和佐沖……」。

今年2月中旬、電話口からの途切れがちな男性の声に、118番を受ける5管本部運用司令センターの職員は事故発生を確信した。

 

発信元へかけ直した職員は、電話が何度も切れる中で、男性に6回にわたって118番をかけてもらい、位置情報から現場を徳島県日和佐港沖の海域と特定。

出動した巡視艇が、浅瀬に乗り上げた影響で漂流していたプレジャーボートを発見し、1人で釣りに出た男性を救助した。

 

5管本部は、海水浴場や海上交通の要衝がある瀬戸内海東側や紀伊水道などを管轄する。


同本部によると、昨年の118番件数は、全国の通報件数約47万件の15%にあたる約7万4000件で、このうち、事故や船内での気分不良といった有効通報は、約1%の446件だった。

残りの約99%は、すぐに切れる電話や消費生活相談番号「188番」などへの間違い電話、無言電話などで、全国的にも同様の傾向だという。

 

同センターでは、職員約15人が3交代で24時間、対応にあたる。

通報は、平均で7分に1件かかってくる計算だが、有効なものは1日に1、2本。

すぐに切れる電話や無言電話でも、海上や海近くからの通報であれば、かけ直したり、「どうしましたか」などと問いかけたりするなど、地道な作業を積み重ねている。

 

例年、8月は有効通報が最多を記録する。

井田・センター所長は、「職員はどの通報でも、波の音など海に関係する手がかりがないか注意しており、無言電話などはやめてほしい。何かあった時には、あわてずに118番を」と呼びかけている。

          

5管本部は、ホームページで昨年に起きた人身・海難事故の事例を公表し、事故への備えの大切さなどを訴えている。

 

人身事故では、釣り客の海中転落や、消波ブロックで釣りをしていた人が満潮で陸へ戻れなくなった事例、飲酒の海水浴客が溺死した事故などを掲載。

ライフジャケットの着用や干満を調べるよう、注意を呼びかける。

 

海難事故では、プレジャーボートの転覆事故に遭った人が防水パックに入れていた携帯電話で迅速に救助を求めた例や、花火大会を見物するため、夜間にプレジャーボートに乗って事故に遭うケースなども載せている。

 

 

ちょっと前、20163971分に朝日新聞からも、こちらは横浜第3管区海保の状況が下記趣旨でネット配信されていた。

 

海の通報118番、99%が間違い・いたずら

http://www.asahi.com/articles/ASJ344RZSJ34ULOB00W.html

 

海のもしもは118番――。

そんなキャッチコピーで普及を図ってきた海の緊急通報ダイヤルで、間違い電話やいたずら電話が全体の99.6%にも及ぶことが、第3管区海上保安本部(横浜市)のまとめでわかった。

海保全体でも、98.9%になるという。

 

関東から静岡県までの外洋を受け持つ3管本部が昨年受けた19万9千件の通報のうち、有効な通報は全体のわずか0.4%で、758件だった。

 

通報全体のおよそ半分を占めたのが無言電話。また、4分の1がすぐに電話を切る「ガチャ切り」だったという。

3管の担当者は、「いずれも電話の誤操作が多いのではないか」と分析する。

 

電話では、「0」「8」「9」が近接。だから、「110」や「119」にかけようとして、「118」をダイヤルしてしまったとみる。

昨年7月から始まった消費者ダイヤル「188」も混同しやすい。

また、0発信の複合機などから札幌市などの「011」に架電、ファクスを送ろうとした場合の間違いもあるという。

 

一方、いたずら電話は、全体の6・2%にあたる1万2千件。

「助けてください! いま浴槽」といったあからさまなものから、「人がおぼれている」といった虚報もあった。

過去には、船やヘリが出動し、通報者が検挙された例もある。

 

ただ、そもそも「認知度が課題」と、3管の担当者も認める。

海上保安庁によると、118は漁業関係者などには9割近く知られているものの、一般の認知率は36%にとどまるという。

 

海上保安庁は、全国の海上保安官に呼びかけて、新しいキャッチコピーを募集中。

来年度のうちに、既存のものも含めて一般に投票してもらい、改めてコピーを選ぶ方針だ。

 

3管本部の一(はじめ)・救難課長は、「118番で初動がとても早くなり、今や活動に欠かせないツール。電波からおおよその発信場所もわかる。地道に認知度を上げていくしかない」と話す。

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

本ブログにも、118番通報して救助された事例を、1件、掲載している。

 

2011620日掲載

2011618日 宇高国道フェリーから海に落ちたが、自ら防水携帯で118番通報し、救助される

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/491/

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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