2016年7月30日付で毎日新聞東京版夕刊から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月28日15時28分と7月29日20時54分に読売新聞から、7月28日23時32分に共同通信から、7月29日22時16分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
『鹿児島の空自機墜落 山の標高誤認し衝突 雲で視界失う?』
http://mainichi.jp/articles/20160730/ddm/041/040/097000c
『空自機墜落6人死亡…地上接近警報を切る』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160728-OYT1T50091.html?from=ycont_top_txt
『空自機墜落12秒前に警報音、2秒後に止める』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160729-OYT1T50108.html?from=ycont_top_txt
『墜落直前、警報音切る 鹿児島、6人死亡の空自機』
http://this.kiji.is/131404043749852660?c=39546741839462401
『鹿児島・空自機 山の標高誤認し衝突 雲で視界遮られ?』
http://mainichi.jp/articles/20160730/k00/00m/040/041000c
鹿児島県の山中で4月6日午後2時半すぎ、航空自衛隊の飛行点検機「U125」が墜落し、乗員の隊員6人が死亡した事故で、空自は29日、調査結果を公表した。
機長が山の標高を誤って認識した上、地表に異常接近した際に鳴る対地接近警報装置(GPWS)が作動したのに衝突回避に向けた適切な操作をしていなかったことなどが原因だったと結論づけた。
調査結果によると、同機は、海上自衛隊鹿屋航空基地(同県鹿屋市)にある、方位や距離を周辺の航空機に知らせる無線施設から発信される電波の状況などを点検するため、基地から約11kmを反時計回りに円を描いて飛行していた。
その飛行経路には標高約1090mの山あいがあったが、機長は飛行計画で同機の最高高度を、それより低い約910mとしていた。
機長が同基地で今回のような点検を行うのは、初めてだった。
計画を見た上司らも、気付かなかった。
同機のフライトレコーダーやボイスレコーダーによると、事故当時、機長の指示の下、副操縦士が操縦し、高度約910mを時速約300kmで飛行。
計器に頼らずに目視する有視界飛行だったが、雲に入って視界が遮られる状況にあったとみられる。
墜落の12秒前にGPWSの警報音が鳴ったが、2秒後に警報を消し、上昇などの回避動作はなかった。
同機は任務の特性上、低空を飛ぶことが多いため、機長らが頻繁に警報が鳴ることを避けようとして切ったとみられている。
部隊では、警報音で機内の会話が聞き取りづらい場合などにも、音を止めることがあったという。
空自では、これまで、機長作成の飛行計画をチェックする決まりがなかった。
そのため、空自は、再発防止策としてチェック態勢を整え、全国各地の基地周辺の地形特性をまとめた内部資料も新たに作成した。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。