







2021年8月11日5時0分に高知新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
高知市の初月小学校で7月、教員がプールの給水を丸7日間止め忘れて水があふれ、下水道料が290万円に上る事案があった。
例年なら同校の下水道料は月18万円。
10日に公表した同市教委は「お金だけでなく水も無駄にした。あってはならないこと」と陳謝した。
市教委によると、7月14日午前、担当教員がプールの水位調整のために給水ポンプを稼働。
悪天候で水泳の授業が中止となったが、別の授業があったため、給水停止を後回しにした。
その後も「職員会などが続き、行けなかった」、「放課後にプールの安全確認を行う教員が気づくと思い込んだ」という。
21日午後に、別の教員が給水ポンプが作動中になっていることに気づいた。
7月の排水量は7681トン(例年591トン)に上り、単純計算ではプール16杯分の水を無駄にしたという。
給水は井戸水のため、上水道料は発生していない。
市教委は再発防止策として、給水中であることを職員室に掲示するほか、給水の自動停止タイマーの導入などを検討。
下水道料を教員に求めるかどうかは協議中という。
同市では2016年にも、神田小で3日間給水し続け、上下水道料金が当時の試算で約112万円に上った事案があった。
このほか、給水時の排水栓の閉め忘れなど、給水トラブルは年1~2回起きているという。
https://www.kochinews.co.jp/article/478669/
(2021年12月24日 修正1 ;追記)
2021年12月24日6時37分にNHK高知からは、ミスした教員らに損害賠償が求められたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ことし7月、高知市の小学校でプールの水を1週間止め忘れ、余分に水道料金がかかったことから、高知市は止め忘れた過失は大きいとして、教員など3人に対し、130万円余りの支払いを求めることを決めました。
高知市によりますと、ことし7月、高知市の初月小学校で教員が水泳の授業に備えて給水したプールの水を止め忘れ、別の教員が気付くまで1週間、放置されていました。
この教員は、放課後のプール当番だった別の教員が水を止めると思い込んでいたということです。
この月の下水道の使用料は、例年の同じ時期と比べて10倍以上にあたる290万円余りに上りました。
高知市は、水を止めなかった過失は大きいとして、この教員と、管理する立場の校長と教頭合わせて3人に対し、過去に裁判になった同じようなケースを参考にして、半分程度の130万円余りの支払いを求めることを決めました。
この学校は今後、職員室に給水中であることを示すパネルを掲示するなどの対策を取ることにしています。
高知市は、「教員が市民の財産である学校施設の管理を怠り、無駄な税金を使うことになった責任は重いと判断した。今後、このような事態が起きないよう、再発防止策の周知を徹底する」としています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kochi/20211224/8010013494.html
(ブログ者コメント)
業務上ミスをした自治体職員に賠償を求めるケースが増えているという情報を、2021年12月21日に紹介している。
今回のケースも、その一つだ。
2021年8月11日付で労働新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
神奈川・厚木労働基準監督署は、令和3年2月に発生した労働災害に関連して、産業廃棄物処理業のS建材(神奈川県綾瀬市)と同社代表取締役を労働安全衛生法第20条(事業者の講ずべき措置等)違反の容疑で横浜地検に書類送検した。
圧縮成形機について安全装置を設けていなかった疑い。
圧縮成形機は、大量のアルミ缶をプレスしてひと固まりにする機械。
大きさは、幅3.6メートル、高さ1.8メートル、奥行き0.8メートル程度だった。
被災した労働者は機械のそばを通りかかった際、何らかの理由で機械の上部に設置されていた蓋に挟まれ、右上腕および左手指5本を切断する重傷を負った。
同社は、身体の一部が挟まれる恐れのあった機械に対して、両手操作式の起動装置やセンサー式の安全装置などを設けなかった疑い。
同労基署によると、機械にはもともと、安全装置が取り付けられていなかったという。
https://www.rodo.co.jp/column/109387/
2021年8月17日6時17分にYAHOOニュース(Wow!Korea)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30代男性1人が重症を負い、車両666台が被害を受けた「天安出張洗車爆発」が、タバコに火をつけようとして起きた事故だと確認された。
去る11日午後11時9分頃、韓国チョンアン(天安)市の住商複合マンションの地下駐車場で出張洗車営業用のワゴン車(スターレックス)から爆発とともに火が出た。
現場の防犯カメラには、止められていたワゴン車が急に爆発し、火の手が上がると、運転席に乗っていた男性が飛び出し、携帯電話を手にしながら車両周辺でおろおろとする姿が撮影されていた。
この男性が着ていた服は爆発のせいで破れ、肌がむき出しの状態だった。
この男性は、当時タバコに火をつけようとして爆発したと話しており、車両の後部にはガスボンベがあったという。
彼は出張洗車の職員であり、全身に2度の火傷を負い、病院へ運ばれた。
この火により、住民14人が煙を吸い病院で治療を受け、70人あまりが避難した。
火は消防官384人と消防車約50台が投入され、3時間で鎮圧された。
去る15日、忠南消防本部によると、この日、火災により車両10億ウォン(約1億円)、配管設備を含む不動産9億ウォン(約9000万円)の被害が発生したという。
全焼や半焼、煤などの被害を受けた車両は666台に及ぶ。
特に、被害車両の中でも高級外車も多数含まれており、実際の被害金額はもっと大きい可能性がある。
オンラインコミュニティーとSNSには現場の姿が込められた写真と共に、被害住民たちの文章が掲載されてもいる。
一部住民は、地下駐車場内でスプリンクラーが作動したと明らかにした。
警察は、車両内の「スチーム洗車機」からガスが漏れたのか、圧力容器に問題があったのかなどを調査中だ。
警察と消防当局が正確な火災原因を明らかにするため、国立科学捜査院と合同調査を進めている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/601f2605bfa9097aa40d1cd045caa4252446ba94
(ブログ者コメント)
スチームクリーナーの原理を調べたところ、洗浄液を加熱沸騰させ、その蒸気でクリーニングする、というものらしい。
(モノタロウHP)
https://www.monotaro.com/s/pages/productinfo/steam/
もし、韓国事例も、そのようなタイプの機械であり、洗浄液として可燃性のものを使っていたとすれば、ガスボンベ以外にも、その蒸気が機械から漏れて作業車内に充満していた・・・といったことが考えられる。
ちなみに、このスチーム洗車は、日本でも数多くの業者が手がけている。
2021年8月11日18時9分にNHK群馬から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午前11時50分頃、上信越自動車道の下仁田インターチェンジと松井田妙義インターチェンジの間の下り線を走っていた複数の車の運転手から「金属片のような落下物がある」「落下物を踏んでしまった」という110番通報がありました。
警察によりますと、走行していた大型トレーラーから積み荷の金属片が落下し、後続の30台以上の車がそれを踏み、複数の車がパンクしたということです。
パンクした車は路肩に止まったり近くのサービスエリアまで走って修理や搬送の対応をしたりして、けが人はいませんでした。
上信越自動車道は、午後3時半まで下仁田インターチェンジと松井田妙義インターチェンジの間で50キロの速度規制を行い、金属片を回収したということで、現在は特に規制は行われていないということです。
警察は、金属片を落としたトラックの運転手から事情を聞くなどして、当時の詳しい状況を調べています。
東京都内から長野県の軽井沢に向かっていたという50代の男性は、「道路に何かあるとは気がつかなかったのですが、パンと音がしたあと、車が傾いてきて、パンクしたことが分かりました。前方の車もゆっくり走っていて、同じようにパンクしていたようでした」と話していました。
また、オートバイで日帰りのツーリングをしていたという40代の男性も、「走行中に何か踏んだなと違和感があり、サービスエリアに入ったら同じような車が多くありました。途中の路肩にも車が10台以上止まっていて、おかしいなとは思っていたのですが、路上に何が落ちていたのか、自分の目では確認できませんでした。仕方がないので、電車で帰ろうと思います」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/maebashi/20210811/1060010039.html
2020年8月13日20時5分にYAHOOニュース(FLASH)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
アメリカで衝撃の事故が起きた。
犠牲となった3兄弟は、同時に「肥溜め」のなかで死亡した。
8月10日、オハイオ州にある農場で、ゲーリー・ウェブカー(37)、ブラッド・ウェブカー(35)、トッド・ウェブカー(31)の3兄弟が、作業中に死亡した。
3兄弟は、家族で経営する農場の肥溜めに沈んでいるところを、母親によって発見された。
すぐにレスキュー隊が呼ばれ、20分後に引き上げられたが、搬送先の病院で全員の死亡が確認された。
なぜ3人は肥溜めに落ちたのか。
原因は、たまった糞尿から発生する有毒ガスだ。
3人は当時、汲み上げポンプのメンテナンスをしていたが、発生したガスで意識を失い、肥溜めに転落。
そのまま窒息死したと見られる。
肥溜めの危険性は、以前から指摘されていた。
アメリカの労働安全衛生研究所は、家畜などの糞尿から硫化水素やメタンガス、一酸化炭素、アンモニウムなど、人体に悪影響を及ぼす有毒ガスが発生すると発表している。
こうした有毒ガスは、低レベルでは吐き気、頭痛、めまい、高レベルでは呼吸困難や窒息死につながるため、農業関係者に注意を促していた。
家族とともに農場を管理していた企業は、フェイスブックで「3兄弟は、愛する農業に身を捧げながら、旅立ちました」と哀悼の意を表した。
この投稿のコメント欄には
《言葉にならない。愛する子供たちを同時に失った家族の悲しみは、耐えられないものだろう》
《どうか残された家族に、神の御加護を》
《この悲劇が二度と繰り返されないように、安全対策の強化が必要だ》
といった悲痛な声が寄せられている。
不慮の事故により、3兄弟全員が同時に死亡するという衝撃的なニュース。
3人を発見した母親の悲しみは、どれほどだろうか。
https://news.yahoo.co.jp/articles/09bad15aeee0493b93b53dafac42cdcb51dfa7b1
(ブログ者コメント)
本ブログでは、国内の農場や養豚場の糞尿施設で起きた同種事故を、これまで3件ほど紹介している。
2021年8月10日21時51分にYAHOOニュース(神奈川新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午後11時15分ごろ、神奈川県横須賀市平成町3丁目のうみかぜ公園前の護岸で「女の子が海に転落し、見失っている」と近くにいた女性から119番通報があった。
県警横須賀署によると、海に転落したのは東京都板橋区の女児(2)で、県警、消防、海保が捜索しているが、行方不明となっている。
県警などは10日午後6時半ごろに捜索をいったん打ち切り、11日朝に再開する。
署によると、女児は父(23)、母(21)と一緒に9日午前1時ごろから護岸を訪れていた。
3人は車で休憩しながら、同日夜まで釣りを続けていたという。
女児は護岸に設置された鉄柵でつかまり立ちなどをした際、柵の格子の間から転落したとみられる。
転落音に母が気付き、父が助けようと海に飛び込んだが女児は流されたという。
身長約90センチで黒いシャツ、紺色のジーパン、白のサンダルを身に付けていた。
横須賀海上保安部によると、事故当時は風はやや強かったが、波はそれほど高くなかったとみられる。
護岸を管理する市によると、柵は高さ1・2メートルで、格子の間隔は16センチ。
子どもが間をすり抜ける事故が起きたことはなかった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/de96370129266f264cb07593b1fec790074efaad
8月10日11時6分に読売新聞からは、通報した女性も釣り人だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午後11時15分頃、神奈川県横須賀市平成町のうみかぜ公園で、釣りをしていた50歳代の女性から「女の子が海に落ちた」と119番があった。
転落したのは東京都板橋区の女児(2)で、気付いた20歳代の父親が飛び込んだが見つけられなかった。
横須賀署と消防、海上保安庁が捜索している。
横須賀署の発表では、女児は公園に夜釣りに来ていた両親と一緒にいたが、両親が目を離した隙に釣り場から約2メートル下の海面に落ちたという。
釣り場には金属製の柵(高さ約1・3メートル)が設置されていたが、女児は約20センチ間隔の柵の隙間をすり抜けたとみられる。
公園は京急線横須賀中央駅から東に約1キロ。
当時はほかにも釣り人がいたという。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210810-OYT1T50063/
8月12日21時53分にNHK神奈川からは、女児が遺体で発見されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察や海上保安部などが捜索を続けていたところ、12日午前、公園から北西に4キロ余り離れたアメリカ軍の施設の護岸で、職員が女の子の遺体を見つけた。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20210812/1050014751.html
※8月11日10時24分にYAHOOニュースからは、『子供連れの釣りなら親子で救命胴衣の着用を徹底しましょう』というタイトルの水難学会会長寄稿文が複数枚の写真付きでネット配信されていた。
神奈川県横須賀市で家族と夜釣りに来ていた2歳の女の子が海に転落し、行方不明となっています。
釣り場には柵が設けられていて、思いもよらぬ転落でした。
まさかの水難事故から命を守るのが救命胴衣です。
【釣りをしている最中の転落】
同じような水難事故は、過去にもたびたび発生しています。
2020年7月には静岡県の御前崎港の西埠頭で、釣りに来ていた女児が海に転落し、女児の父が助けに飛び込んだ事故がありました。
2人は約40分後に消防に救助され、2人とも命に別条はありませんでした。
この事故では、午前4時頃、岸壁の上で居眠りをした女児が約2 m下の海面に誤って落ちたとされています。
(2020年7月26日 静岡新聞を参考)
また同年5月には金沢市の金石港右岸岸壁で、釣りをしていた小学生の男児が1.5 m下の海に転落しています。
近くにいた父親が海に飛び込んで男児を支え、駆け付けた金沢西署員や市消防局の救助隊員が2人を海から救助しました。
朝9時ごろの事故でしたが、こちらも2人の命に別条はありませんでした。
(2020年5月30日 北國新聞を参考)
いずれも救命胴衣(ライフジャケット、注1)を着装していたかどうかまで記事では言及されていませんが、親子で浮いていたからこそ救助を待つことができたという、不幸中の幸いの事故例と言えます。
【親子で救命胴衣の着用を徹底】
新潟県内の管理釣り場として開放されている防波堤の上では、救命胴衣を着用しなければ入場できませんので、カバー写真のように親子で救命胴衣を着用している姿を普通に見ることができます。
一方、波止のように管理されていない場所では、だいぶ着用率は落ちて、例えば柏崎マリーナから大学のヨットで出航する時に見ていると、着用していない親子連れが目立ちます。
救命胴衣は、親子で着用しなければ意味がありません。
自分の子供にだけ着用させて、もし子供が転落したら、親は浮き具なしで水に飛び込んでしまいます。
子供の救命胴衣の浮力は子供だけのもの。
親の浮力までは面倒を見切れません。
条件が悪ければ、子供は助かり親が沈んでしまうことになりかねません。
【適切なサイズの救命胴衣を選ぶ】
子供には子供用の救命胴衣を、しかもサイズのあった救命胴衣を着せます。
図1をご覧ください。
左のモデルには大人用の救命胴衣を着せています。
右のモデルには子供用の救命胴衣を着せています。
襟元で引っ張り上げると、その差は一目瞭然。
左の大人用では股下ベルトがないことも相まって、顔が隠れてしまうくらい救命胴衣がずり上がってしまっています。
その一方で、右の子供用では股下ベルトや救命胴衣そのもののフィット感で、救命胴衣がずり上がらないことがわかります。
この差は、現場ではたいへん重要な意味を持ちます。
左のような救命胴衣を着たまま水に落ちれば、水面で救命胴衣がずり上がって顔が覆われて、呼吸しずらくなってしまいます。
突然視界が失われて、つけている本人はパニックに陥ります。
さらに子供の場合だと、水面までの距離があまりなければ、救命胴衣をつかんで陸の上に引っ張り上げることも可能です。
左の状態であれば、子供の重さによってはバンザイした瞬間にすっぽ抜けて、再度、落水することになりかねません。
水面を背浮き状態で溺者を引っ張る時にも襟元などをつかみますが、サイズがあっていないと左のようになって、陸に向かって引っ張っている途中で窒息しかねません。
【適切なつくりの救命胴衣を選ぶ】
救命胴衣を購入する時には、布地がしっかりしている製品、縫製がしっかりしている製品を選びます。
子供を水面から引き上げる時には、救命胴衣の肩の部分をつかんで引き上げることがあります。
腕をつかんであげると、水面から身体が離れた瞬間に重みが腕に集中し脱臼する恐れがあるからです。
救命胴衣の肩の部分をつかんで引き上げた時に、布地が弱かったらどうなりますか?
縫製が弱かったらどうなりますか?
場合によっては子供の体重で破けることになります。
もしお手元に救命胴衣があったら、肩の部分の縫製がどうなっているか確認してみてください。
安物の中には、たった一本の細い糸で肩のあたりで2枚の布を縫い付けてあるだけの製品があります。
図2をご覧ください。
筆者の手元にある救命胴衣2種類の比較です。
左の図の楕円で囲った部分が肩の縫い付け部です。
細い糸で弱い布地に縫製してあるため、すでに布が裂け始めています。
右の図はいわゆる桜マーク(国土交通省型式承認品、注2)のついた救命胴衣です。
これだと布地が強化されて、そこに肩ベルトがしっかりと縫製されています。
【しっかりした製品を見分けるには】
例えば小学6年生の体重ですと、少なくとも満タンの灯油ポリタンク2本分以上の重さがあります。
陸から手が届くくらいの高さなら、腕一本で救命胴衣の肩口をつかんで引き揚げて、次に両手で両肩口をつかんで陸にあげることになります。
ライフジャケットの布地や縫い目に思いっきり体重がかかりますが、桜マークつきのライフジャケットなら、体重に負けずに、破れず壊れません。
メーカーでは、肩口をもって引き揚げることを想定して図3のような試験を行って、検定に合格した製品を販売しています。
この試験では肩口をつるして、ライフジャケット全体におもりによる重さがかかるようになっています。
おもりの重さは大人用のライフジャケットで約75 kg、子供用のそれで約49 kgです。
そのほか、海水で濡れても滑りにくい素材を使っているとか、布地が油を吸っても強度が落ちないとか、小さなことにこだわり、ありとあらゆる海の事故から命を守るように考えられています。
そもそも、救命胴衣は複数回使うことを想定して作られていませんので、何回か水に浸けて利用すれば、程度の差があるにせよ、図2の左のようになるのが当然です。
これが材料の宿命です。
【特に夜釣りは危険を伴う】
夜釣りをする筆者自身がこう言うのもどうかと思われますが、夜釣りには危険がいっぱいです。
それでも夜釣りに出かけるのは、特に夏の場合は日中の直射日光を避けるためという理由が最も大きいのではないでしょうか。
日中、気温が30度を超えても、夜の海風は涼しくてゆっくりと魚を待つことができます。
当然、足元が暗い中を歩いたりするわけですから、危ないのは誰でもわかります。
子供が一緒だと、子供の行動が見えづらく、上述したような「まさか」という出来事で転落するまで気が付かなかったりするわけです。
波の様子は昼夜問わず、突然変わります。
昼間なら、その様子が視界全体で捉えられるのですが、夜間だと限られた視界の中でしか捉えることができません。
磯釣りだと、ほんの少しの波の高さや向きの変化で、逃げる間もなく波をかぶることになります。
動画1をご覧ください。
闇夜を想定した水面浮遊実験の様子です。
転落すれば、夜の闇の中では転落者の姿をすぐに見失います。
10 m先くらいの距離であれば、懐中電灯の光で白い雨合羽などは浮き上がって見えます。
救命胴衣には肩に反射板が取り付けられていますが、これは比較的弱い光でも反射します。
そして25 mも離れると、懐中電灯の光でも人の姿が確認しづらくなります。
手掛かりは救命胴衣の反射板からの光のみになることがわかります。
【さいごに】
柵があって安全だと思っても、海中転落するのが現実です。
どうか、釣りに出掛ける時には、親子そろって救命胴衣、ライフジャケットを着けてお楽しみください。
注1:一般的にライフジャケットと呼ばれ普及していますが、万が一の水難事故からの救命という意味を前面に出すため、本稿では救命胴衣で用語を統一します。
注2:国土交通省型式承認(桜マーク)品と日本小型船舶検査機構 性能鑑定適合(CS JCI マーク)品とがあります。
https://news.yahoo.co.jp/byline/saitohidetoshi/20210811-00211929
(2021年9月3日 修正1 ;追記)
2021年9月2日20時51分にYAHOOニュース(神奈川新聞)からは、市は6施設に金網を張ったなど、下記趣旨の記事が金網の写真付きでネット配信されていた。
事故を受けて、国土交通省と水産庁が全国の港湾・海岸保全施設に、転落防止柵の緊急点検と間隔が15センチ以上ある柵に緊急措置を行うよう通知。
市は点検を行い、柵の間隔が15センチ以上あった6施設でネットや金網を張ったという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d48ca46668856ca882d454e57bf9cd652a289742
2021年8月9日19時25分にYAHOOニュース(神戸新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午前7時35分ごろ、兵庫県稲美町六分一のクリーニング工場の倉庫で、工場長の男性(57)=同町=が倒れているのを従業員の男性が見つけ119番した。
男性は搬送先の病院で死亡が確認された。
同県警加古川署によると、倉庫には消毒薬の入った金属製ボンベ(高さ約140センチ、直径約20センチ、重さ約30キロ)を約30本保管。
男性はボンベの近くで倒れており、首にロープが絡まっていたという。
倉庫の入り口に壁はなく、台風9号による強風でボンベが倒れないように、ロープで固定しようと1人で作業中、事故が起きた可能性があるとみている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/15a1ff33f4a2becb47868f279fe2e2d48703e8bc
2021年8月7日19時11分にチューリップテレビから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午前、射水市の伏木富山港で海上で作業をしていた石川県の男性が船から転落し、心肺停止の状態で発見されましたが、その後、死亡が確認されました。
死亡が確認されたのは、石川県七尾市の会社員藤井さん(52)です。
伏木海上保安部によりますと、藤井さんは伏木富山港で午前6時ごろから、台船を曳航する準備のために、1人で作業船に乗り込み岸壁から離れました。
しかし午前7時半頃、ロープを取るために台船に近づいてくるはずの作業船が動かないことを同僚が不審に思い、確認したところ、藤井さんの姿はなかったということです。
通報を受けた海上保安部の潜水士などが捜索。
午後2時半ごろ、岸壁から西に約30メートルの海底で、うつぶせの状態の藤井さんを発見し引き上げましたが、その後、死亡が確認されました。
藤井さんが着用していた救命胴衣は作動しておらず、伏木海上保安部は海上に転落した原因を調べています。
https://www.tulip-tv.co.jp/news/news_detail.html?nid=5585&dd=20210807
8月7日20時2分にNHK富山からは、姿が見えないことに気付き、会社のダイバーが周囲を潜って探したが見つからなかったため海保に通報したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
伏木海上保安部によりますと、7日午前7時半ごろ、射水市の伏木富山港で作業船「第二幸丸」に乗っていた石川県七尾市の作業員、藤井さん(52)の姿が見えないことに、別の台船に載っていた作業員が気づきました。
この作業船を所有する会社のダイバーが周囲を潜って捜しましたが、見つからなかったため、午前9時半すぎ、海上保安部に通報しました。
海上保安部や警察、消防で捜索を行ったところ、7日午後2時半ごろ、現場からおよそ30メートル離れた海底で藤井さんを見つけて引き揚げましたが、死亡が確認されました。
藤井さんはライフジャケットを着けていましたが、膨らんでいなかったということです。
海上保安部によりますと、藤井さんは台風の接近に備えて台船に作業船を付ける作業をしていて、藤井さんだけが作業船に乗り、残りの4人は台船に乗っていたということです。
海上保安部では、藤井さんが誤って船から転落した可能性があるとみて、詳しいいきさつを調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/20210807/3060008121.html
2021年8月5日に掲載した元記事がブログ運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/11838/
(2021年8月13日 修正1 ;追記)
2021年8月6日16時20分にYAHOOニュース(RKB毎日)からは、バス送迎のマニュアルは作成されていたが形骸化していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
バスを運転していた園長は、福岡県などが実施した特別監査に対し、「安全管理のマニュアルはない」と説明していましたが、その後、保育園にあるパソコンからマニュアルが見つかったということです。
このマニュアルは10年ほど前に作られたとみられていて、「園児の人数を確認してからバスを降りる」などのチェック項目が書かれていたということです。
ただ、ここ数年は職員の間で共有されておらず、福岡県などは、マニュアルが形骸化していたとみて調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/317965ec45d005fb213e63842a18b3b9c844031b
8月10日22時9分にYAHOOニュース(西日本新聞)からは、再現実験では車内温度は50℃を超えたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県警が行った再現実験でバス車内の温度が50度超に達していたことが、捜査関係者への取材で分かった。
県警は、事故当日も車内温度が急上昇し、男児が短時間で熱中症になった可能性があるとみている。
今後も事故当日と気象条件の近い日を選んで実験を行い、当時の状況を確認する方針。
再現実験は今月5日の朝から夕方にかけて実施。
男児が乗っていたバスを保育園の駐車場に止め、窓を閉めた状態で車内の温度や湿度の変化を調べた。
福岡管区気象台によると、現場に近い北九州市八幡西区の事故当日の最高気温は33・1度。
再現実験を行った5日は35・3度だった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/64d8aba02cba2d7dc1159a3933968134aa14a62f
(2021年8月25日 修正2;追記)
2021年8月24日19時5分にYAHOOニュース(西日本新聞)からは、福岡県の調査ではバスなどで送迎している保育施設は506施設で、そのうち189施設で送迎マニュアルがなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県は24日、県内全2543の保育施設を対象に実施した送迎バスに関する実態調査の結果を公表した。
506施設が送迎バスを運行し、このうち20施設が運転手1人の単独送迎、189施設で送迎マニュアルがなかった。
県は再発防止のため、9月中旬にもガイドラインを策定する予定。
調査は認定こども園や認可外施設、公立と私立の幼稚園などに実施し、2341施設が回答。
送迎に関しては、バスではなく乗用車などで実施している施設もあるという。
また、108の施設が、園児が無断欠席した場合に「保護者に確認連絡をしていない」と答えた。
7施設は、出欠状況を職員間で共有していないとした。
送迎バスの安全管理に関する国のマニュアルはないため、県はガイドラインを策定後、指針を周知し、必要に応じて施設への改善指導も行う。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3506f739a681ded901d408280ee2137e4334fb44
8月24日21時18分に毎日新聞からは、送迎していると回答したのは239施設だったなど、西日本新聞の報道とは数字が大きく異なる、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県が実施した県内の認可・認可外保育施設の実態調査で、バスなどで送迎している239施設のうち、8施設が運転手1人で運行していたことが判明した。
24日に調査結果を公表した県は、バス送迎時は職員ら複数人での運行を原則とする独自のガイドラインを9月中旬までに策定する方針。
調査は8月5~18日に実施し、認可保育1384施設、認可外保育646施設の計2030施設が回答した。
調査結果によると、無断欠席の園児の保護者に確認をしていないのは計100施設に上った。
結果を受け、県は監査の対象項目に加えてチェックするなど確認の徹底を図る。
県によると、保育施設は保護者による送迎が一般的で、国が定めた事故防止のガイドラインの他に送迎バスに特化した規定はないことから、監査の対象になっていなかった。
https://mainichi.jp/articles/20210824/k00/00m/040/364000c
(ブログ者コメント)
両報道で数字が違う理由について、県のHPなどを調べてみたが、分からなかった。
(2021年8月30日 修正3 ;追記)
2021年8月29日18時38分にNHK福岡からは、園の運営に疑問を抱きつつも雰囲気に流されてしまった保育士の話しが下記趣旨でネット配信されていた。
園の運営状況について、この保育園で以前勤務していた保育士がNHKの取材に応じました。
この中で保育士は、数年前から園長が1人で送迎バスを運行することがあったとしたうえで、「バスの運転士が行けなくなったり園児の人数が少なかった時は1人で乗っている時があった。『大丈夫ですか』と声をかけても、園長先生に『大丈夫だよ』と言われると、それ以上言えなかった」と話しています。
また、園児の出欠確認に関する明確なルールがなかったことについて、「『普通ではない』と思っていた。無断欠席の際には何かトラブルがあったのかもしれないので、確認した方がいいと疑問に思っていたが、言える環境ではなかった。先輩の保育士たちが受け入れている状態だったので、受け入れてうまくやっていかないといけないのかな、という雰囲気だった」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20210829/5010013126.html
(2021年9月6日 修正4 ;追記)
2021年9月5日17時23分に朝日新聞からは、女性園長は辞任するなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
女性園長が5日付で辞任し、6日から新しい園長に交代することが園側への取材でわかった。
運営する社会福祉法人の理事長らも代わる予定という。
園の弁護士によると、園長は事故当初から、責任を取って辞任する意向を示していた。
8月30日の運営法人の理事会で交代が承認され、代わって、F保育園の評議員を務めたことがある別の保育園長経験者が新園長に就く。
女性園長は法人の理事といった役員にも残らず、園の運営から完全に退くという。
県と市は8月31日、園を運営する社会福祉法人に改善勧告を出し、園長らの責任の明確化や、登園時の出欠確認のルールの見直しなどを求めていた。
福岡県警は業務上過失致死の疑いで調べている。
https://www.asahi.com/articles/ASP95569NP95TIPE00F.html
(2021年9月11日 修正5 ;追記)
2021年9月10日21時0分にYAHOOニュース(九州朝日放送)からは、園から報告書が提出されたが不十分だとして再提出を求められたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(後日、再提出して受理された)
事故を受けて福岡県と中間市が、園を運営する社会福祉法人「S会」に5項目にわたる改善勧告を行いましたが、10日までに回答するよう求めていた「園長らの責任の明確化」「登園時の出欠確認ルールの見直し」の2項目について、報告書が提出されました。
しかし、県は保育全体の総括がなされていないことや、園の体制の見直しが不十分な点などを指摘して、今月14日までに再提出するよう求めたということです。
また県は、調査の過程で園児への不適切な対応があったとして、9日から改めて双葉保育園に対する特別監査を実施していることを明らかにしました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b3c79f37e11625bb882a39b82af754312e4c3721
9月10日19時35分にYAHOOニュース(RKB毎日)からは、再提出理由は出欠確認がマニュアルに記載されていないこと、また園児虐待の容疑も出ているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県によりますと、園が報告した改善案について、園長が朝の段階で出欠確認をすることがマニュアルに記載されていないなど不十分な点があったため、再提出を求めたということです。
また、保護者への聞き取りで園児への虐待を指摘する意見があったため、県は再び特別指導監査を実施し、事実関係を確認しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c4170742a9e249a4aa5ba9d7aca36899a8aff2d5
9月10日20時15分にNHK北九州からは、もう1つの再提出理由は責任明確化不十分だったことなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県によりますと、保育園では園長は替わったものの、理事長を兼務する主任保育士が園に残るかどうかの調整が内部でついておらず、責任を明確化して厳正に対処したとは言えないことや、出欠確認のマニュアルが不十分なことが理由だということです。
保育園側は「前向きに検討する」と回答したということで、県は来週火曜を再提出の期限としています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20210910/5020009554.html
2021年8月4日20時30分にYAHOOニュース(Response)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR東海は8月4日、新幹線車両の台車不具合などを再現し、体感できる教室設備を5月28日から稼働したことを明らかにした。
この設備は『S-sense』(エッセンス)と呼ばれるもので、JR東海が2013年度から全社的に取り組んでいる「安全の本質を探究する運動」の一環として、大阪台車検査車両所(大阪府摂津市)台車検修庫内の約180平方メートル部分に設けられた。
エッセンスでの教育は、近年、JR東海で世代交替が進み、実際に台車の不具合を体験したことがある社員が減少してきたことから、不具合が発生する過程を可視化することにより「ルールや基本動作が重要なこと」に対する理解を深めることが狙いで、新幹線車両の台車検査・修繕に関わる社員や関係会社の社員を対象としている。
設備は、運転事故防止を図るための「作業本質エリア」と、労働災害防止を図るための「安全本質エリア」に分かれており、前者ではルールや基本動作を遵守しなかった際に生じる現象を、後者は機械による狭窄や重量物落下の状況を再現。
いずれも、装置には廃車車両の部品などが用いられている。
JR東海では、このエッセンスを通して「引き続き、安全の本質を社員がより深く理解するための取組みを充実させ、安全最優先の文化を醸成し、安全・安定輸送をお客様に提供していきます」としている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/bebec5da539e1eb1be27267fded3e0481d869101
2020年12月15日に掲載した元記事がブログ運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/11252/
(2021年8月11日 修正1 ;追記)
2021年8月4日16時38分に産経新聞からは、2審では事故直前の落下物ゆえ店には責任なしとする逆転判決がくだったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
訴訟の控訴審判決で、東京高裁(平田豊裁判長)は4日、「天ぷらの放置は短時間で、店舗側の安全配慮義務違反はなかった」と認定、サミット側に約57万円の支払いを命じた1審東京地裁判決を取り消し、男性の請求を棄却した。
判決理由で平田裁判長は、カボチャの天ぷらは約10センチ四方の大きさで、利用客から発見しやすい状態だったと指摘。
さらに、事故発生前には落下物の苦情がなかったことを踏まえ、男性が事故を起こす直前に別の利用客が天ぷらを落とした可能性が高いと認めた。
また、消費者庁が発出した店舗内の転倒事故防止を呼びかける文書でも、レジ付近の落下物による危険性は言及されていないと説明。
「従業員が巡回などで安全確認をする法的義務はなかった」と結論づけた。
https://www.sankei.com/article/20210804-THFNUJGHLVJBFCCD2CPZTPPP7M/
8月4日20時28分に朝日新聞からは、総菜売り場と違いレジ付近で落下物があるのは通常想定しがたいなどとも言及されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
昨年12月の一審判決は、店内の転倒事故の約2割が野菜くずなど落下物が原因とする消費者庁の調査をふまえ、「事故は異例ではない。総菜を床に落とすことは容易に予想できた」と店の賠償責任を認めた。
これに対し高裁判決は、総菜売り場は落下物が多い可能性があるものの、レジ付近通路に商品が落ちるのは「通常想定しがたい」と言及。
さらにレジ付近の通路は見通しがよく、「混んでいても客が落下物を避けることは困難ではない」と結論付けた。
https://www.asahi.com/articles/ASP846QGFP84UTIL038.html
(2022年4月24日 修正2 ;追記)
2022年4月22日20時20分に読売新聞からは、最高裁で2審の判決が確定したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
最高裁第1小法廷(深山卓也裁判長)は21日付の決定で男性側の上告を退けた。
男性側に逆転敗訴を言い渡した2審・東京高裁判決が確定した。
高裁は「天ぷらが落ちていたのは短時間で、店側の責任は認められない」と判断していた。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220422-OYT1T50219/
2021年8月4日付で労働新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福島・いわき労働基準監督署は、ホッパー内の作業時の危険防止措置を怠ったとして清掃業のF産業㈱(東京都中央区)と、現場で安全管理を担当していた同社の班長を労働安全衛生法第21条(事業者の講ずべき措置等)違反の疑いで福島地検いわき支部に書類送検した。
ホッパー内で作業していた53歳の男性労働者が微粉炭に埋没し、死亡する災害が発生している。
災害は令和2年12月15日、福島県いわき市の発電所建設工事現場で発生した。
同労働者は、ホッパーの試運転後に溜まった微粉炭をホースで吸い出すため、深さ13メートル、直径4メートルほどのホッパー内に入った。
縄梯子を伝って微粉炭が溜まった底付近まで降り、ホースで吸い出そうとしたところ、何らかの原因で微粉炭内に転落したとみられている。
労働者は声を出して助けを呼んだが、ホッパーの入口は1人分が入れるマンホールのみで、中は暗くてほとんど見えない状態だった。
外にいた作業員は異変に気が付いたが、上手く助け出すことができず、労働者は深さ3メートルまで溜まった微粉炭に埋まったとみられる。
同社は、労働者が埋没するおそれがあったにもかかわらず、墜落制止用器具を使用させていなかった疑い。
https://www.rodo.co.jp/column/109019/
2021年8月2日18時30分にNHK茨城から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年7月、筑西市上野の農協の倉庫で、結城市の派遣社員、渡邉さん(男性、当時74歳)が、倉庫内に積んであった麦が入った袋を運ぶ作業をしていたところ、積まれていた袋が荷崩れを起こし、下敷きになって死亡しました。
筑西労働基準監督署によりますと、袋を積み上げる際に一定の高さを超える場合は、袋をロープで縛ったり網を張ったりするなどの安全対策が法律で義務づけられていますが、この倉庫ではこうした対策を行っていなかった疑いがあるということです。
このため筑西労働基準監督署は2日、倉庫を管理していた「北つくば農業協同組合」と、倉庫の管理責任者だった関城支店の58歳の審査役を労働安全衛生法違反の疑いで水戸地方検察庁下妻支部に書類送検しました。
労働基準監督署の調べに対し審査役は容疑を認め、「安全対策を行っておらず、重大な事故になり反省している」という趣旨の供述をしているということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20210802/1070014018.html
2021年8月1日7時5分にYAHOOニュース(NEWSポストSEVEN)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
夏休みにキャンプなどに出かけ、そこで危険な生物に出くわすこともあるだろう。
しかし、熊も、毒をもつハチや蛇も、人間にやみくもに襲いかかるわけではない。
遭わないようにするのが原則だが、それでも出遭ってしまったら、どうすればいいのだろうか。
専門家に教えてもらった。
◆ハチが大群で攻撃してきた!
「日本における有毒生物による死亡件数の1位はハチ。
毎年20人ほどが亡くなっています」。
そう語るのは、危険生物対策を専門とする西海太介さん。
「ハチの毒には、仲間を引き寄せるフェロモンが入っているので、巣に近い場所は危険です。
万が一、ハチが集団で攻撃してきたら、刺されないように、追ってこなくなるまで逃げましょう。
距離は、最低でも10~20m以上は離れてください」
(西海さん・以下同)
◆ハチが一匹部屋に入ってきた
ハチは明るい方に向かう習性があるので、迷い込んできた場合は部屋を暗くし、窓を開け、明るい外に逃げるように誘導しよう。
◆ハチに刺された!
「ハチの毒は水溶性なので、傷口を絞るようにして流水で5分以上かけて洗い流すのが効果的。
強い痛みは冷やすことで緩和され、通常は1~2週間ほどで改善します」
水道がなければ、ペットボトルの水を使ってもよい。
刺されたところの局所的な症状は誰にでも起こる毒の症状だが、息苦しい、めまい、刺されたところ以外にじんましんや腫れ、かゆみなどの全身症状が出てきたら、速やかに病院へ。
◆蛇を見つけたら
ハチに続いて死亡事故が多い蛇。
「蛇の攻撃範囲は体長の3分の2程度で、ジャンプもしません。
日本に棲む毒蛇のマムシの体長は40~60㎝、ヤマカガシは70~120cm、沖縄のハブは1~2mなので、計算上、1.5m以上離れていればかまれません。
◆毒蛇にかまれたら
毒蛇にかまれると、基本的に入院が必要になる。
「蛇から離れた後、時計や指輪などの身体を締め付けるものを外すこと。
大きく腫れて取れなくなって締めつけられ、組織障害を起こす可能性があるからです。
その後、すぐに救急車を呼んで病院に行きましょう。
毒蛇の種類や体質ですぐには症状が出ないケースもある。
安易な自己判断はせず、一刻も早く病院へ」
◆熊と目が合ったら
6月に北海道・札幌市の住宅街で熊が4人を襲うなど、目撃情報や事件が絶えないが、もし熊に遭遇したら、慌てて逃げるなど俊敏な動きはNG。
目をそらさず、後ずさりしながら離れること。
「近づいて来るようであれば、食べ物や荷物を落とすなどして興味をそらし、そのすきに逃げましょう。
その際も、背中を見せずに後ずさりし、視界に入らなくなったら、急いでその場を離れて」
◆海でクラゲに刺されたら
海水浴シーズンになると被害が増えるクラゲ。
触手に毒を発射する小さな針のようなものを持ち、これに触れると刺されてしまう。
「刺されたらすぐに陸に上がり、基本的には海水を患部にかけながらやさしく洗う。
肌に触手の一部が残っている場合、抜こうとして手を刺さないように注意が必要です」
クラゲの毒もアナフィラキシーショックを引き起こす可能性があるので、心配な場合は病院へ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/794280f97388bbcae1a38f5dea0a1e0204704fba
2021年7月31日19時18分にNHK秋田から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
31日午前9時半すぎ、秋田市飯島にある「Aレアメタル」の金属の製造工場から、「炉から溶解液が飛散し、従業員2人がかぶった」と消防に通報がありました。
この事故で60歳と52歳の作業員2人が秋田市内の病院に搬送され、肩や腕などにやけどをしましたが、2人とも意識はあり、けがの程度は重くないということです。
警察によりますと、Aレアメタルは液晶パネルの部品などに使われる希少な金属を製造していて、高温の溶解液を使って炉の中から金属を抽出する作業中、溶解液が周囲に飛び散り、近くで作業をしていた2人にかかったということです。
警察や消防が、事故の詳しい原因を調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20210731/6010011284.html
7月31日付で秋田魁新報からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
31日午前9時半ごろ、秋田市飯島の工場内で作業をしていた従業員の男性2人が金属の溶解液を浴びてやけどを負った。
2人とも市内の病院に搬送されたが、命に別条はない。
秋田臨港署によると、負傷したのは同市の60代男性と50代男性。
希少金属であるインジウムの溶解炉で作業中に溶解液が吹き出し、2人とも首や背中、両腕にやけどを負った。
別の従業員が119番した。
https://www.sakigake.jp/news/article/20210731AK0025/
2021年7月30日21時47分に産経新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
災害現場などに出動している消防職員らを後方支援するため、4月から東京消防庁で運用されている「トイレカー」が、7月3日に静岡県熱海市で発生した大規模土石流で、都外では初となる被災地派遣に赴いた。
トイレカーとはトイレ機能に特化した車両のことで、災害現場での長時間に及ぶ活動や女性消防職員の増加を踏まえて導入された。
熱海市の被災地では1週間にわたって活動し、救助作業に当たる職員らの支援に当たった。
【プライバシーに配慮】
同庁の神田消防署(千代田区)に配備されたトイレカーは、防火衣などを着用する場合でも使いやすいよう、内部が広めに設計されている。
スペースは男性用と女性用に分かれており、車両中央部の男性用には小便器や2つの個室がある。
小便器は洗浄水が不要なもので、大便器には新幹線などでも使用される「真空吸引式」を採用した。
車両後部にある女性専用の更衣室兼個室には、着替え台も設置されている。
窓は曇りガラスになっているほか、カーテンも設けられており、プライバシーにも配慮された造りだ。
同庁によると、トイレカーの配備は全国の消防本部で初めてとみられる。
これまで災害現場で活動している消防職員らがトイレに行きたくなった際は、近隣の住宅や商業施設のものを借りていたといい、同庁の担当者は「着ているものは、火事のすすなどで汚れていることもある。申し訳なさから借りにくいという状況もあった」と明かす。
【心理的負担少しでも】
特にトイレで困るのは、寒い冬場や、長時間に及ぶ活動の場合だ。
同庁の管内では、大規模な火災など、活動が4時間以上となる災害が年間で約250件発生。
また、女性消防職員の数が平成23年から令和2年までの10年間で、約300人増加していることも導入の背景にあった。
配備先となった神田消防署は高速道路にも近く、都内全域に展開しやすいなど、交通の便の良さから選ばれたという。
今月、熱海市で発生した大規模土石流の被災地では、3~10日の約1週間にわたって活動。
約450人からなる東京都大隊の宿営地に展開し、職員らを支えた。
同庁は「円滑な後方支援に貢献できた」と強調する。
近年は全国的に大規模な自然災害も多く、避難所などで使用するため、自治体がトイレカーを導入する例もある。
「トイレという心理的負担を少しでも取り除くことで、現場で活躍する消防職員らの後方支援体制を強化し、男性はもちろん、女性の活躍の助けにもなってほしい」と、同庁の担当者は期待を込める。
https://www.sankei.com/article/20210730-5MGFCUS4I5JYDERPDYHYRISNYI/
2021年7月31日8時30分に朝日新聞から下記趣旨の記事が、送迎バス車内の見取り図付きでネット配信されていた。
5歳の男児が炎天下の送迎バスの中に取り残されて死亡した。なぜ起きたのか。
福岡県警によると、問題が起きた29日朝の送迎バスは40代の園長が運転し、他に職員は乗っていなかった。
バスは大型ワンボックスカーを改造したつくりで、亡くなった冬生(とうま)ちゃん(5)は後方寄りに座っていたとみられる。
園に到着して子どもを降ろした際、園長や出迎えた職員らは車内を点検しなかったという。
保護者らによると、この園では普段から園長が1人で運転することが多かった。
ある保護者は、「園長から『今は保育士がつかない形になってるんですよ』と説明をされた。ちょっと大丈夫かなと思った」と話す。
【乗車の人数確認も不十分か】
乗車人数や下車時の点呼も、普段から不十分だった可能性がある。
保護者によると、園では乗車時に名前と健康状態などを書いた紙を職員に手渡すことになっていたが、最近は、子どものバッグに紙を入れておけばいい運用になっていたという。
保育園や幼稚園の関係者からは、疑問の声があがる。
福岡県内の私立幼稚園の園長は、「ドライバーは運転に集中しなければならない。添乗者がいなければ、子どもの体調不良など、不慮の事態に対応できない」。
別の保育園園長は、「0歳時からいる保育園では、数分おきに『誰々ちゃんいる?』と確認するのが基本。どうしてこんなことが起こったのか、言葉もない」と首をひねる。
ただ、送迎バスは不特定の客を乗せる路線バスなどと違い、法的には一般の乗用車と変わらない扱いだ。
内閣府が自治体や施設向けに定めた幼稚園や保育園などでの事故防止のガイドラインにも、送迎バスの安全管理についての規定はないという。
厚生労働省の担当者は、「ガイドラインに全て書き込むことは難しいが、詳細を確認し、必要な点は対応を検討したい」と話す。
【炎天下の車内、15分で「危険」レベルに】
炎天下の車内に取り残されると、どうなるのか。
厚労省の専門委員会がまとめた報告書によると、車内に置き去りにされ、熱中症や脱水で亡くなった子どもは、2003年7月~19年3月に少なくとも25人にのぼる。
日本自動車連盟(JAF)の実験では、外気温が35度の場合、エンジンを切ったミニバンの車内の熱中症指数は15分間で「危険」レベルに達し、温度は2時間で50度に上昇した。
29日の最高気温は、中間市に隣接する北九州市八幡西区で33・1度。
JAF福岡支部の担当者は、「広いバスであっても、温度は急激に上がる」と話す。
熱中症に詳しい大阪国際大の井上芳光教授(温熱生理学)は、熱中症の事故では人手不足で目が行き届かないことが原因になることが多いという。
「人員に余裕があれば複数のチェックが働き、守るべきルールも徹底できる。保育園がどのような運営態勢をとっていたか検証が求められる」と話す。
【車内に子どもが取り残された主な事例】
2003年3月 岐阜県羽島市の私立幼稚園で、通園バスに3歳女児が4時間放置される。けがなどはなし
2007年7月 北九州市小倉北区で、保育園の送迎用ワゴン車に2歳男児が放置され、熱射病で死亡
2016年7月 栃木県芳賀町の駐車場に止めた軽乗用車内で2歳男児が死亡。熱中症とみられる
2017年9月 さいたま市岩槻区の私立幼稚園で、3歳男児が送迎バスに5時間放置される。健康上の異常なし
2019年8月 那覇市の住宅敷地内に止めた乗用車内で、3歳女児が熱中症で死亡。誤って車に乗り込んだとみられ、後部座席のドアに「チャイルドロック」がかかっていた
2020年8月 福岡県久留米市の私立保育園で、送迎バスの担当者が2歳男児を降ろし忘れ、約10分間放置。けがなどはなし
9月 高松市の駐車場に止めた乗用車内で6歳と3歳の姉妹が熱中症で死亡
(年齢はいずれも当時)
https://digital.asahi.com/articles/ASP7Z6V9KP7ZTIPE01B.html?pn=4
7月30日19時40分にNHK北九州からは、死因は熱中症だった、園に到着した際は別の職員が手伝ったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察が詳しく調べた結果、死因は熱中症であることが新たにわかりました。
警察によりますと、バスは40代の女性の園長が運転し、ほかに同乗した職員などはいませんでしたが、保育園に到着して園児を降ろす際には、別の職員1人が手伝ったということです。
園長は警察に対し、「保育園で降りたと思っていたが、確認はしていない。バスには鍵をかけた」と話しているということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20210730/5020009161.html
7月31日18時2分にNHK北九州からは、バスが公開されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は31日、送迎バスを詳しく調べた後、報道陣にバスを公開しました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20210731/5020009167.html
7月31日23時36分に毎日新聞からは、泣いている子がいたりしたため降車後の車内確認をしなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
園の代理人弁護士によると、29日午前8時半ごろ、園にバスが到着した際、他の職員が園児らを園舎まで誘導。
園長は運転席から後部座席を目視で確認し、全員が降りたと誤信したという。
その後、運転席を降りて乗降口に回り、1、2歩入って車内を見た際も、冬生ちゃんが残っていることは確認できなかった。
31日の保護者会に参加した保護者によると、園長は「普段は後部座席まで行って忘れ物がないかなどの確認をする。
この日は泣いている子がいたり、1歳児を降ろしたりなどが重なり、確認を徹底できなかった」と説明したという。
代理人弁護士によると、園では勤務時間を減らして人件費を削減するため、朝の迎えのバスは園長が1人で乗り込み、2コースを運転していたという。
https://mainichi.jp/articles/20210731/k00/00m/040/383000c
7月31日20時47分に朝日新聞からは、出迎えた職員ともども車内確認しなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
バスは園長の40代女性が運転し、園児7人が乗車。
午前8時半ごろ園に到着し、別の職員が出迎えて園児たちをバスから降ろした。
しかし、2人は車内を確認する手順を守らなかったという。
市によると、園長は、当時別の女児が泣いていたため「泣いている子をなだめるのに気をとられていた」と話したという。
https://www.asahi.com/articles/ASP706K81P70TIPE009.html
7月31日23時49分に毎日新聞からは、初の保護者会が開かれたが園長の説明に納得していない保護者もいたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
園は31日午後6時から事件後初の保護者会を開いた。
終了後に出てきた出席者らは、園の説明に憤りをあらわにした。
ある保護者は、「園長は『普段できていることが(今回に限って)できなかった』と説明したが、到底納得できない。誰もが『言い訳だ』『うそだ』と怒っていた。これから子供を通わせるのに、不安しかない」と語気を強めた。
園児の点呼について、この保護者によると園長は「日ごろはしているがこの日だけしていなかった。園児が連絡なしに休んでいる場合も確認することになっているが、この日は園内でコミュニケーションが取れず気づかなかった」と釈明を重ねたという。
https://mainichi.jp/articles/20210731/k00/00m/040/351000c
8月1日12時45分にYAHOOニュース(九州朝日放送)からは、その日に限って出来ないことが重なるのか?と保護者会で追及されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
説明会に参加した保護者は、「日常的にはそれができているって。その日だけそんなに出来ないことが重なるのかって皆さんに言われていた」「言い訳ばかり」と話していました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3328c0a58bcb27e06bfc4dd3dc28ee6e3b40ee76
8月1日9時42分にYAHOOニュース(西日本新聞)からは、園児欠席時の保護者への確認は日頃から行っていなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
園児が事前連絡なしに欠席した場合の保護者への出欠確認を、園が日頃から行っていなかったとみられることが関係者への取材で分かった。
複数の保護者の証言では、氏名や健康状態を記した紙を登園時に職員に渡す仕組みで、送迎バスの場合は園児のバッグに紙を入れることもあった。
出欠確認に使っていたとみられるが、欠席連絡を数回しそびれた保護者によると、園からの確認はなかったという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1d317fec3e70a78d939021dd9eb372eb975da1fc
7月31日付で毎日新聞からは、中間市の別の4つの保育園ではすべて2人で送迎しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
中間市内で送迎バスを運行する別の四つの保育園に取材したところ、4園とも、送迎は運転手と職員の2人体制で実施すると答えた。
ある保育園の職員は、「降ろし忘れを防ぐため」と語った。
市の担当課は、国や自治体の取り決めはないとしたうえで、「普通は2人体制で送迎する」と疑問視した。
https://mainichi.jp/articles/20210731/ddm/041/040/113000c
7月30日18時46分にNHK北九州からは、県は送迎時などの安全確認を徹底するよう保育施設に通知を出した、送迎時の安全管理は保育施設のマニュアルに盛り込まれていないことが多いなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故を受け、福岡県は、市町村を通じて県内すべての保育施設に対し、園児の安全確認を徹底するよう通知を出しました。
福岡県子育て支援課が、県内の保育園や認定こども園など、合わせて2300余りの保育施設に対して出した通知では、園児が送迎バスなどを使って登園や降園をする際、園児の人数や状況の確認を徹底することや、各保育施設で作成している事故防止のマニュアルを再度見直し、必要に応じて訂正することなどを求めています。
一方、県によりますと、保育施設の安全管理について定めている国の指針には、施設内外の安全点検に努めることや、安全対策のための体制作りを図ることなどは記載されていますが、送迎についての具体的な記載はなく、この指針をもとに各保育施設が作成しているマニュアルにも、盛り込まれていないことが多いということです。
このため、県が行う監査の対象には入らず、指導も難しいのが現状だということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20210730/5020009157.html
8月1日23時13分に毎日新聞からは、帰りのバスを運転していた担任が冬生くんの保護者が迎えに来ているのを見て登園していないことに気付いたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月31日夜に園で開かれた保護者会の音声データを毎日新聞が入手した。
約2時間にわたる会議のやりとりを抜粋し、詳報する。
・・・
帰りのバスの担当職員が冬生君の担任であり、欠席と信じたまま、他の園児を朝の迎えに使ったのとは別のバスで送りに行った。
送迎バス(の乗降場所)に冬生君の保護者が来ているのを確認し、欠席だと信じていたのにおかしいと思って職員が声をかけたところ、保護者から「登園した」と言われた。
職員が保育園に連絡し、保育園で捜し、朝の迎えに使用したバスの中で発見した。
・・・
(以降、詳細なやりとりが報じられているが、転載は割愛する)
https://mainichi.jp/articles/20210801/k00/00m/040/269000c
8月2日22時10分にYAHOOニュース(西日本新聞)からは、バス運行時の安全マニュアルは作成されていなかった、出欠管理に使うカードを園長運転のバスでは使っていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
園がバス運行時の安全対策マニュアルを作成していなかったことが2日、県と市が合同で行った特別監査で分かった。
市によると、園長が1人で送迎していたバスでは、毎朝提出される体調管理カードを保護者から直接受け取らず、園児のバッグに入れてもらっていた。
カードは出欠管理にも使うことになっていたが、実際には園児の体調に変化があるなど必要なときだけに取り出し、出欠管理には使われていなかったことも判明した。
バスは2台あり、1台は園長1人で乗車することが常態化。
もう1台のバスは付き添いの職員が乗車し、カードを受け取らないと乗れない運用になっていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fed93335acbe54c4817ee2dd8079960ecfc5af65
8月3日22時7分に毎日新聞からは、欠席連絡があった園児の名前はホワイトボードに書かれることになっていて、担任はボードに名前がないことに気づいていたが、園長らに確認しなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
担任保育士が、冬生ちゃんの欠席連絡がないことを知りながらも、園内に姿がない冬生ちゃんの所在を園長らに確認していなかったことが、県と市の特別監査で判明した。
市などによると、双葉保育園では園児の欠席連絡が保護者からスマートフォンのアプリや電話を通じてあった場合は、事務員らが事務室のホワイトボードに欠席者の名前を書く仕組みだった。
欠席連絡がなく、バスの送迎中に欠席が判明した場合も、園長や保育士で作る連絡網で情報を共有し、欠席が分かった順にボードに書いていく手順だった。
しかし、担任は、登園してきた園児の中に冬生ちゃんがおらず欠席と認識。
その後、ホワイトボードに冬生ちゃんの名前がなく欠席の連絡も入っていないことを把握しながらも、園長や事務員らに「登園してきていない」と確認しなかったという。
園の関係者によると、園長も「ホワイトボードに(冬生ちゃんの)名前がないことで異変に気づけなかったのだろうか」と周囲に話しているという。
https://mainichi.jp/articles/20210803/k00/00m/040/435000c
8月4日6時0分にYAHOOニュース(西日本新聞)からは、給食の数を確定させる際にも欠席確認しなかった、2台あるうちの1台のバスは人手の関係から園長1人で運転するのが常態化していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
担任はホワイトボードやラインを見ていたが、冬生ちゃんの姿が教室になかったため、欠席と思い込んだという。
午前10時ごろ、給食の数を確定させる必要があり、在園児を把握して欠席者の保護者に連絡する職員もいたが、確認するかどうかは各自の判断に任され、この担任はしていなかった。
園の代理人弁護士によると、在園児は約140人で、バス利用者は約30人、大半は保護者が送迎していた。
園での出迎えに人手がかかるため、2台ある送迎バスのうち1台は、園長1人で運行するのが常態化していた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f48508f37eb081bba1112b0d8f1f32799df6de44
(ブログ者コメント)
続々と報じられている管理不備の状況。
管理不備で起きた産業事故についても、この10分の1でいいから、続報記事を出していただきたいものだ。
2021年7月28日17時30分に北國新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月、富山市内の小中学校や保育施設で発生した食中毒で、市保健所は28日、牛乳に含まれていた下痢原性大腸菌が原因とみられると報告した。
下痢原性の大腸菌による集団食中毒はこれまで記録がなく、国内初とみられる。
国や県の研究機関での解析により、患者の検便と食中毒の原因となった牛乳の両方から、同じ型の大腸菌が検出された。
牛乳を製造した業者の製造機器が故障し、殺菌する際の温度が十分に上がっていなかったことなどが原因とみられる。
28日、保健所で専門家会議が開かれた。
発症者は中間報告より684人増えて、1896人と報告された。
https://www.hokkoku.co.jp/articles/tym/482039
7月28日19時19分にNHK富山からは、2日前の落雷で殺菌機の温度センサーが故障していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
富山市内で6月に、学校給食などで牛乳を飲んだ子どもたちの集団食中毒が発生した問題で、富山市保健所は、原因が大腸菌だと推定されると明らかにするとともに、市内の牛乳製造業者に出していた営業禁止の処分を8月上旬に解除する方針を示しました。
富山市では6月17日以降、小中学生や園児を中心に、あわせて約1900人が下痢や腹痛などの症状を訴え、保健所は学校給食などで出された牛乳が原因の集団食中毒と断定し、牛乳を製造した富山市の「U乳業」を、期限を定めずに営業禁止の処分にしています。
この問題を受けて保健所は、28日専門家会議を開き、国立医薬品食品衛生研究所などが行った原因の調査状況を報告しました。
会議は非公開で行われましたが、終了後、出席した県医師会の馬瀬大助会長が取材に応じ、患者の便と牛乳から検出された大腸菌の型が一致したことから、食中毒の原因は下痢を引き起こす大腸菌と推定されると保健所から報告されたと明らかにしました。
原因の大腸菌に病原性があるかどうかは、国立医薬品食品衛生研究所などが引き続き調査することにしているということです。
保健所によりますと、食中毒発生2日前の落雷で殺菌機の温度センサーが故障し、十分に牛乳を殺菌できていなかったことが主な原因とみられるということで、「U乳業」が温度センサーを修理し、その後、試作した牛乳からは大腸菌群が検出されなかったことなどから、保健所は「U乳業」に出していた営業禁止の処分を8月上旬にも解除することにしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/20210728/3060008023.html
※1ケ月ほど前、2021年6月23日12時42分にYAHOOニュース(北日本新聞)からは、食中毒を起こさない大腸菌群が検出された、パイプの洗浄が一部不十分だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
富山市内の小中学校や保育施設の1200人超が食中毒症状を訴えた問題で、市は23日、原因と断定した牛乳を納めたU乳業(同市四方)の製品から大腸菌群を検出したと明らかにした。
食中毒を起こさない大腸菌群なため、原因物質ではないが、食品として検出されてはならず、衛生管理に問題があったとみている。
23日の市議会厚生分科会・委員会で、保健所の鈴木生活衛生課長が説明した。
製造日は各校に提供された15、16両日で、どの工程で入り込んだか不明。
牛乳が通るパイプの洗浄が一部不十分だったことも分かったという。
原因物質の特定に至っておらず、国の研究機関が牛乳や被害者の検便、パイプに残っていた異物を調べていると報告。
「毒素の分析は難しく、特定に時間がかかると聞いている」と説明し、今後、大規模な食品製造業者に対する検査回数を増やし、検査内容を強化する方針も示した。
市や市教委、富山大付属小によると、23日に小中学校や保育施設を欠席・早退した人は計48人で、前日より18人減った。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6486bafc44da5f6571dc7281ee0f8999e181b13a
(ブログ者コメント)
温度センサーの故障、即、中毒発生となるような設備では、安心して飲めないような気がする。
保健所は営業禁止を解除する方針とのことだが、温度センサーがまた故障しても今度は中毒を発生させないために、どのような対策をとったのだろうか?
(2021年8月28日 修正1 ;追記)
2021年8月27日20時13分にNHK富山からは、U乳業が慰謝料などを支払うことになったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
U乳業では、被害者に法的な賠償責任を果たす必要があるとして、8月25日付けの書面を保護者らに通知し始めました。
具体的には、症状はあったものの医療機関を受診しなかった人には、お見舞い金として5000円を支払うとしています。
また、症状があって医療機関を受診した人には治療費や慰謝料なども支払うとしています。
また、高校生以上の人については、治療費などに加え、慰謝料として、入院した人には1日あたり1万6000円、通院した人には1日あたり8000円、それぞれ日数に応じて支払うとしています。
なお、この支払いをもって示談による解決になるとしています。
内田乳業は「被害に遭われた皆さま、保護者に心からおわびを申し上げます。二度と今回のような食中毒を発生させることがないよう社員一同、細心の注意を払いお客様の健康を守るよう全身全霊を傾けて誠心誠意を尽くして安全な牛乳を提供して参ります」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/20210827/3060008334.html
2021年7月28日20時36分に山陽新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午前11時20分ごろ、倉敷市水島中通、寝具製造卸のK工場で、解体予定の工場棟に足場を組み立てていた同市、会社員男性(27)が突然倒れ、宙づりとなった。
男性は搬送先の病院で死亡が確認された。
水島署によると、男性は解体工事を請け負った会社の従業員。
転倒防止用のハーネスを装着するなどし、地上約7メートルの足場で作業中だった。
近くに電線があり、感電した可能性もあるとみて調べている。
https://www.sanyonews.jp/article/1157457
7月28日19時59分にNHK岡山からは、長さ4mほどのパイプを持っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午前11時すぎ、倉敷市水島のK工場で工場の解体のため、およそ7メートルの高さで足場を組み立てていた建設会社の作業員永原さん(男性、27歳)が長さ4メートルほどのパイプを持っていた際に倒れました。
永原さんは落下を防ぐ器具を体に取り付けていたため、宙づりになったということです。
同僚の作業員らに救出され、市内の病院に搬送されましたが、およそ2時間半後に死亡が確認されました。
警察は、永原さんが作業をしていた場所の近くに電線があったことから、感電したとみて、作業の安全管理に問題がなかったかなど、当時の状況を調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20210728/4020009889.html
(2022年3月26日 修正1 ;追記)
2022年3月24日17時28分にNHK岡山からは、感電する危険があったのに電線を囲うなどの対策をしなかったとして責任者などが書類送検されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年、倉敷市にある工場の解体現場で、作業員が感電死した事故で、労働基準監督署は、電線にカバーをするなど必要な対策を行っていなかったとして、倉敷市の建設会社と、安全対策の責任者を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。
書類送検されたのは、倉敷市神田の建設会社「T工業」と、安全対策の責任者だった別の会社の48歳の取締役です。
去年7月、倉敷市水島にある工場で、解体のための足場を組み立てていた当時27歳の男性作業員が電線に接触し、その後死亡が確認されました。
倉敷労働基準監督署の調べによりますと、男性が作業していた現場では、感電の危険があったにもかかわらず、電線をカバーで覆ったり、感電を防ぐ囲いを設けたりするなどの必要な対策をしていなかったということです。
このため、倉敷労働基準監督署は24日、労働安全衛生法違反の疑いで、建設会社と安全対策の責任者を書類送検しました。
倉敷労働基準監督署は、認否を明らかにしていません。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20220324/4020012168.html
2021年7月27日11時30分に朝日新聞から下記趣旨の記事が、解析した地形図などの写真付きでネット配信されていた。
静岡県熱海市の大規模な土石流災害は、起点周辺にあった開発による「盛り土」が原因とされている。
この盛り土の存在をその日のうちに突き止め、翌日の県の発表につなげたのは、発生直後に集まった有志の専門家グループだった。
静岡県建設政策課の杉本直也さん(49)は3日午前10時50分ごろ、外出先で土石流発生のニュース速報を目にした。
前日から、伊豆半島では土砂災害による通行止めが発生していると伝えられていた。
土木技術職で採用され、過去にも土石流災害の対応を経験していた杉本さんは、「被害が広範囲に及ぶのでは」と感じた。
【発生5時間、有志チーム結成】
すぐに、以前から付き合いがあった土砂災害や地質、データ分析の専門家らに声をかけ、発生から5時間ほどたった3日午後3時半ごろ、フェイスブック上に産官学の専門家による有志グループ「静岡点群(てんぐん)サポートチーム」を立ち上げた。
杉本さんが直接連絡を取ったり、そのメンバーがさらに声をかけたりしながら広がり、最終的に16人が集まった。
とにかく被害の全体状況を把握しなければならない。
杉本さんら県担当者が考えたのは、チーム名にある現場付近の「点群データ」の活用だった。
杉本さんが所属するイノベーション推進班は、その点群データの活用を推進していた。
点群データは、道路や地形、建物などをレーザースキャナーで測量して得た3次元の点の集まり。
そこからコンピューターを使って物体の3Dモデルを作ることができる。
一本一本の電線や木々の枝まで再現可能だという。
南海トラフ地震での被害が想定される静岡県では、数年前から、この点群データの測量を空と地上からしていた。
今年度中には県内全域の測量がほぼ終わる見込みで、災害発生時には、発生前の地形データと比べることで、崩れた土砂の量を算出したり、現場の図面を作ったりすることができる。
早期に被害状況の分析ができ、復旧につなげられるとして、県は全国の自治体に先駆けて、2017年にこのデータを公表。
誰でもサイトからデータを取得して、自由に活用できるようにした。
仮想空間に実際の街や森、河川を再現するプロジェクト「VIRTUAL SHIZUOKA」(バーチャル静岡)を進め、自動運転用の地図や観光、ゲームなどでの活用も想定している。
チームのメンバーは、オンライン会議システムやチャットで連絡を取りながら、まずはドローンで上空から撮影した現場の映像やSNS上の画像などをもとに被災範囲を特定。
3日深夜までに、測量会社でデータ分析の経験があり、現地の地形・地質に詳しい技術者の鈴木雄介さんが、19年に県が測量したデータと09年に国土交通省が測量したデータの差から、土石流の起点付近に厚さ10メートルを越える盛り土があったことを解析。
翌朝までに、その土の量が約5万4千立方メートルに上ると計算した。
【時代の変化を痛感】
分析結果は、途中経過も含めて、現場に入っていた難波喬司副知事に逐一報告された。
県は4日、現場の調査結果と合わせて、土石流の最上流部にあった大量の盛り土がほぼすべて崩落し、流れたことで被害が拡大したと推定されるとの見解を示した。
行政の枠を超えた有志グループが結集し、被害状況を半日超で把握できたのはなぜか。
メンバーの一人で、建設コンサルタント会社「日本工営」で土砂災害が専門の田中義朗さんは、「災害直後の被害状況の調査・分析は、行政独自または建設コンサルタントに業務委託するのが一般的。各分野の有志でそれに取り組んだ今回の活動は画期的だった」と話し、「各メンバーがそれぞれの役割を認識していて、それがスピード感につながった」とみる。
同じくメンバーの一人で、3Dモデルの構築を担当したIT企業「シンメトリー・ディメンションズ・インク」の沼倉正吾CEOは、「自治体のオープンデータと、企業やSNSのデータを駆使し、災害時の初動で状況把握ができた最初の例になったのではないか」と振り返る。
点群データがオープンデータ化されていたこと、関係者の交流が以前からあったことなどを、チームがうまく機能した要因に挙げた。
国交省の元技官で、土木の専門家でもある難波副知事は、15日の会見で「時代が変わったなと痛感した」と述べ、今回のオープンデータの活用に言及した。
「昔のような自前主義や外注ではなく、データをオープンにしておくことで、日本中、世界中の人が解析をして、助けてくれる時代だ。我々が委員会を立ち上げて、人選を考えている間に解析は終わっているというぐらい早い。これほどまでにオープンデータが力を発揮するとは思っていなかった」
点群データは北海道や兵庫県でもオープンデータ化されており、ほかの自治体でも同様の動きが広がっている。
チームのメンバーで、斜面災害が専門の岐阜大学の沢田和秀教授は、「各メンバーがデータ分析にたけていたことに加え、県の担当者がチーム内にいたことで、従来であれば時間がかかりがちな行政側との情報共有を早く行うことができた」とみる。
ただ、有志の活動成果の発信は、その責任が及ぶ範囲が不明確になりがちだと指摘。
「災害時に行政と連携する専門家を事前に指定しておくなど、あらかじめその役割や責任をはっきりとさせる仕組みがあると、より良いのではないか」と話す。
https://digital.asahi.com/articles/ASP7R54ZQP7HULEI004.html?pn=7
(ブログ者コメント)
災害発生からさほど時間が経っていない時点で、副知事は盛り土の存在について、かなり詳しい情報を発信していたが、その理由について得心がいった。


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。