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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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202110102232分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

10日午後2時半ごろ、兵庫県加東市黒谷の遊園地「Tおもちゃ王国」の男性従業員から、「立体迷路施設の床が抜けて複数の利用客が負傷した」と県警加東署に通報があった。

同署によると、138歳の利用客の親子ら3組計7人が立体迷路の3階部分から2階に転落し、ともに20代の男女2人が腰の骨を折る重傷、4人が軽傷を負った。

いずれも意識があり、命に別条はないという。

同署によると、けがをしたのは、腰の骨を折った男性(24)と軽傷の妻(27)、腰の骨を折った女性(27)と軽傷の夫(27)、ともに軽傷の女性(38)と娘(7)の家族3組。

腰の骨を折った男性は娘(1)を抱えたまま転落したが、娘にけがはなかった。

立体迷路は木造5階建ての「カラクリ迷宮のお城」で、2013年にオープンした。

3階にいた7人は木製の床が抜け、約24メートル下の2階に落ちたという。

3階の床には長さ約23メートル、幅約1メートルの長方形状の穴が開いていたという。

園の担当者は報道陣に「現在、原因究明と被害者のケアに努めています。負傷されたお客様には心よりおわびとお見舞いを申し上げます」とコメントした。

事故を受け、1114日は臨時休園する。

https://mainichi.jp/articles/20211010/k00/00m/040/137000c

 

10101814分にNHK兵庫からは、同施設の概要などが下記趣旨でネット配信されていた。

Tおもちゃ王国」は、平成12年にオープンしました。

神戸市の中心部から、車で1時間ほどのところにあります。

おもちゃの展示館や観覧車など、およそ20種類のアトラクションがあり、年間に50万人ほどが訪れるということです。

立体迷路施設は8年前から使われ、毎朝点検を行っているほか、新型コロナの感染対策などのため、入り口で利用客の出入りをチェックしていたということです。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20211010/2020015569.html 

 

1012218分に読売新聞からは、床板を支える横木の両端が腐食して破損していた、7年前にも同じグループの他の遊園地で同じような事故があった、こういった迷路は規制対象外など、下記趣旨の記事が落下当時のイメージ図付きでネット配信されていた。

県警加東署が11日に実施した現場検証で、床板を支えるために柱にくぎで固定された横木の両端が、腐食して破損していたことが確認された。

迷路には屋根がなく、雨水が入り込む構造だったことが腐食の一因とみられる。

園によると、迷路は「カラクリ迷宮のお城」という名称で、2013年4月に遊具施工販売会社「K社」(千葉県浦安市)が設置。

毎日、開園前に園の従業員が目視で点検しており、事故が起きた10日も異常は確認できなかったという。

迷路の定員は300人で、同署によると事故当時は30~50人が利用。

園の松崎支配人は「強度は大丈夫だと思っていた。心よりおわびする」と謝罪した。

14年には同じグループの「Kおもちゃ王国」(群馬県嬬恋村)で、K社が施工した立体迷路の床が抜け、男女2人が負傷する事故が発生。

床板をつなぐくぎやビスの腐食が原因だった。

今回の事故を受け、使用を見合わせた。

兵庫県や国土交通省によると、ジェットコースターや観覧車などの遊戯施設は、建築基準法で管理者らに維持保全に関する規則や計画の作成が義務付けられている。

しかし、事故が起きた迷路は同法の規制の対象外で、設置や管理について自治体への申請や届け出義務はなかった。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20211012-OYT1T50100/

 

10121853分にYAHOOニュース(TBS NEWS)からは、雨が降ってもブルーシートをかけるなどの対策はとっていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

遊園地でアルバイトをしていた男性はこう証言します。

元従業員:
「雨の日でも立体迷路にブルーシートを掛けるなどの対応はなかった」

遊園地側に取材すると、雨の日でも立体迷路を覆うなどの対応はとらず、雨ざらしになっていたことを認めました。

警察は、立体迷路の腐食が進んだのは雨水にさらされたことが原因の可能性もあるとみて、業務上過失傷害の疑いで捜査しています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8070f6e122f3ad33130526c83dec5acead445f17 


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112041分に毎日新聞からは、屋根がないため建築基準法の対象外だった、独自に点検項目を決め毎日2回目視点検していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

立体迷路は従業員が毎日2回、目視で点検し、10日の開園前は異常が確認されなかったという。

屋根がないため建築基準法の適用外だといい、K社や同園が独自に点検項目を決めていた。

県は「基準法の対象となるか今後調査する」としている。

同園は2000年にオープン。

前身の遊園地「Tランド」では1995年、回転遊具から6歳女児が転落死する事故が起きていた。

https://mainichi.jp/articles/20211011/k00/00m/040/246000c

 

10121222分にYAHOOニュース(読売テレビ)からは、腐食していたのは目視点検では確認できない場所だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

抜け落ちた3階部分の床の「はり」などに腐食のあとが見つかり、捜査関係者によると、目視の点検では確認できない場所だという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e1978eed1c3e152567c89545d6de424fa44d600f 

 

10141940分にYAHOOニュース(mBS NEWS)からは、月に1度の詳細点検でも異常は見つかっていなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

Tおもちゃ王国によりますと、立体迷路では毎日の目視点検に加えて、専門知識を持つ社員ら4人が月に一度、床板の表面や裏側を手で触るなどの細かい点検を行っていたということです。

この検査は10月2日にも実施されていましたが、当時は事故が起きた床に異常は見つからなかったということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/361b6bb44197dc1659c38272c151774dc79ab7bb 

    

10121741分にNHK兵庫からは、他の同種施設で臨時休業の動きあり、同じような立体迷路でも一部に鉄骨を使い強度を上げている施設もあるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

千葉県のメーカーが製造したほかの施設で臨時休業する動きが出ています。

一方、兵庫県淡路市の遊園地「淡路ワールドパークONOKORO」には、平成25年に完成した3階建ての立体迷路がありますが、点検を行いながら12日も営業を行っています。

遊園地が設計して工事を発注したということで、床や壁は木材でできていますが、強度を上げるため1階と2階の一部に鉄骨を使い、湿気を防ぐため床下にはアスファルトを敷き、壁に隙間をつくり風通しをよくしてあるということです。

遊園地では毎朝、従業員が目で見て床を踏みしめ、木材などが傷んでいないか確認し、月1回の安全点検と、年3回程度、施工業者による点検と補修を行っています。







https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20211012/2020015609.htm
 

 

10171816分にYAHOOニュース(神戸新聞)からは、横木の形状は凸型だった、月に1度従業員がゆがみや腐食の有無を点検していた、メーカー側の検査は3年に1度行われていたなど、下記趣旨の記事が横木のイラスト付きでネット配信されていた。

今回の事故の過失について、立命館大大学院の松宮孝明教授(刑事法)は、「木の腐食が事故原因ならば、点検の指示が問題になる。点検項目に盛り込んでいなければメーカー側、点検をしていなければ施設側の責任だが、どちらも問われる可能性もある」との見解を示す。

遊園地の運営会社は、「点検項目はメーカー側の資料に基づき独自に作成した」と説明。

いずれも目視や歩いて木の音を確かめる方法で、担当者が毎日の始業前後に確認し、メンテナンス専門の従業員が月1度、ゆがみや腐食の有無などを点検していた。

一方、床板を支えていた横木は、目視が難しい位置にあった。

形状は凸型=イメージ図(1)=で一部露出しているが、残りは床板に覆われている状態=イメージ図(2)=だった。

松宮教授は、「ただし、腐食箇所を全く予見できない場合、施設側とメーカー側のどちらの過失も刑法上は問えないことになる」と指摘する。

メーカー側の検査は3年に1度行われ、直近のチェックは2019年4月だったという。

神戸新聞社の取材に対し、迷路施設を製造したK社は、点検項目や指示の有無について「警察等の調査中とのことでお話しするのは難しい」とコメントした。

https://news.yahoo.co.jp/articles/784921cf0fc9b903a050c872c7a092f6b2c6b7e1

 

(2022年8月28日 修正1 ;追記)

2022828940分に読売新聞からは、消費者事故調は管理実態を調査し年内に対策をまとめる方針、遊園地は事故の数ケ月前にメーカーのK社の点検を受ける予定だったがコロナで中止し、その後は点検を受けずに営業していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

消費者事故調は、立体迷路に法規制や安全基準がない点を問題視し、今年5月、国の所管省庁がない「隙間案件」として調査対象にすることを決めた。

事故調は今後、防腐処理や点検が適切に行われていたかなどを詳しく調べていく。

事故調は再発を防ぐため、年内には対策をまとめる方針だ。

事故が起きた立体迷路を作ったのは、千葉県浦安市の遊具施工会社「K社」。

同社は2012年以降、九州から北海道まで、各地の遊園地などに約40基を納入している。

同社は遊園地側に対し、木材の腐食やボルトの緩みの有無などを日常的に点検するよう要請。

設置後3回は無償点検を担い、その後も専門業者の定期点検を受けるよう求めている。

担当者は、「弊社の迷路で事故が起き、大変遺憾。お客様には大変申し訳なく、完治を心より祈念している」と謝罪する一方、「園が業者の定期点検を受け、腐食部を発見できていれば防げた可能性もある」と話す。

東条湖おもちゃ王国は、事故の数か月前にK社の点検を受ける予定だったが、新型コロナ禍での一時休園に伴い中止。

その後は点検を受けずに営業を再開していた。

園の支配人は、点検を見送った理由は答えられないとしたものの、「職員には目視や触診などによる日常点検の徹底を指導していたが、腐食に気付けなかった。事故を受け、職員に日常点検の重要性を改めて呼びかけている」と話した。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20220828-OYT1T50035/

 

 

  

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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