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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20211141924分にNHK東海から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

14日午後2時すぎ、愛知県知多市北浜町にある家畜用の飼料を製造する「N農産工業」の工場内にある高さ約10メートルの貯蔵用のタンクで爆発が起き、1メートルほどの火柱が上がりました。


警察や消防によりますと、この爆発によって、タンク内で溶接作業していた男性2人が病院に搬送され、このうち60歳の男性が手や顔などにやけどを負う大けがをしたほか、39歳の男性が軽いやけどをしたということです。


警察や会社によりますと、爆発が起きたタンクには家畜用の飼料が貯蔵されていて、爆発が起きた際、タンクの中でできた亀裂を補修するための溶接作業をしていたということです。


警察と消防は、溶接作業で発生した火花が引火して粉じん爆発が起きた可能性があるとみて、詳しい原因を調べています。

 

https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20210114/3000014784.html

 

 

1141912分にYAHOOニュース(FNN PRIME)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

鳥や豚など家畜用のエサを入れるタンクの壁の一部に穴が開き、埋めるために溶接作業をしていたところ、爆発したとみられている。

 







 

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/556a563ba7666f69db6cef6c3f38f4b6e96656b4 

 

 

 

 

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2021114日付で秋田魁新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

14日午前10時45分ごろ、秋田県羽後町西馬音内字町田の会社役員の女性(54)方から出火、火元と東隣の木造一部2階建て住宅計2棟が全焼したほか、東隣と西隣の木造一部2階建て住宅計2棟が部分焼した。

 

火元の焼け跡から性別不明の遺体が見つかった。
女性の母(77)と連絡が取れなくなっており、湯沢署が身元の確認を進めている。

 

https://www.sakigake.jp/news/article/20210114AK0022/

 

 

1202141分にYAHOOニュース(秋田テレビ)からは、落雪によりガス管が破損し爆発した、家の周囲には雪が積み上げられておりガスが滞留したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

114日、秋田県羽後町で住宅など4棟を焼き、1人が死亡した火事について、経済産業省は原因が落雪による設備の損傷で、ガス漏れして引火した可能性があると発表した。  

 

この火事は114日、秋田県羽後町西馬音内で住宅4棟を焼き、火元に住む77歳の女性が亡くなったもの。

 

警察には周辺住民から爆発音があったという情報が、多く寄せられた。  

 

経済産業省が現地調査を行い、原因は火元の屋根から落雪があり、ガスボンベとメーターをつなぐ「ガス管」が破損。

ガス漏れが発生して引火・爆発を引き起こしたと推定されることがわかった。

 

火元の住宅の周りには、除雪で積み上げられた雪があったため、漏れたガスが住宅の床下などにたまり、何らかの原因で引火したとみられている。  

 

秋田県LPガス協会の船木専務理事は、「隣家との間に相当の雪が堆積していた。屋根に積もった雪を降ろさなければいけないという地域が、県南を中心に多いと思う。ガス容器周りの雪寄せをしてほしい」と呼び掛けた。  

 

経済産業省では、同じような事故が起きないよう、雪下ろしや除雪の際はガス設備に衝撃を与えないこと。そして緊急時にガスボンベのバルブを閉められるよう、設備周りの通路を除雪しておくことなどを呼び掛けた。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/7f2587d7a56c44018334024baf965107dc27080d

 

 

1201924分にNHK秋田からは、配管接続部などに落雪で損傷した跡が見つかった、雪下ろし時は隣家のガス設備にも注意が必要など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

火事のあと、経済産業省が火元の住宅の屋外にあるガスの設備を調べたところ、ガスメーターの配管の接続部やガスボンベと別の機器との接続部に、落雪で損傷したとみられる跡が見つかったということです。


こうしたことなどから、経済産業省は、落雪で損傷した設備のいずれかの部分からガスが漏れたと推定されると発表しました。


その上で、住宅の周りに除雪で積み上げられた雪があった影響で、漏れたガスが住宅の周辺や床下に滞留し、何らかの原因で着火して爆発が起きたと推定されるものの、詳しい状況はわかっていないとしています。


警察によりますと、火事のあと、現場周辺の建物で窓ガラスが割れるなどの被害が確認されたということで、警察と消防が火事の詳しい原因を調べています。

経済産業省は、雪下ろしや除雪作業の際は、屋外のガス設備に衝撃を与えないようにするほか、雪下ろしの際は、隣接する住宅などのガス設備にも注意するよう呼びかけています。


また、緊急時にガスの配管の弁を閉められるように、ガス設備周辺の通路を除雪しておくほか、ガスのにおいを感じたら、火気の使用をやめるよう呼びかけています。


 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20210120/6010009411.html 

 

 

120日付で秋田魁新報からは、前日に屋根の雪下ろしが行われていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

経産省によると、火元の住宅でガスボンベと圧力調整器の接続部などが落雪により損傷し、漏れたガスに何らかの原因で火が付いたとみられる。

 

前日に屋根の雪下ろしが行われ、家屋の三方向が雪に囲まれていた。

 

そのため、家屋の周辺や床下にガスが滞留していた可能性があるという。

https://www.sakigake.jp/news/article/20210120AK0003/

 






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2021113111分にYAHOOニュース(JBpress)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

韓国国会は18日、労働者が仕事中に死傷した場合に会社の代表者と経営責任者を処罰するという「重大災害処罰などに関する法律(重大災害法)」を可決した。

 

この法律案が国会に提出された段階で、韓国の経済7団体は国会近くにある中小企業中央会で共同記者会見を開き、「重大災害法は世界に例がない過剰立法だ」として法制化の中断を求めていた。

 

そうした経過もあって、同法案は与野党の協議で一部修正されていたが、本会議を通過した。

 

成立した重大災害法は、論議に火をつけた正義党案より後退したという評価がある一方で、経済団体からは「企業に厳しすぎる」との悲鳴が上がっている。

 

【反企業体質を隠そうとしない文在寅政権】  

 

文在寅(ムン・ジェイン)政権は、「最低賃金を上げれば、消費が増え国民所得も増大する」とする所得主導成長政策を掲げている。

 

しかし、これは世界の経済専門家にはまず見向きもされない発想だ。

 

それなのに文政権は、労働生産性を引き上げることもしないまま、最低賃金を最初の2年間で29%引き上げてしまった。

 

その結果、案の定と言うべきか、多くの自営業者や中小企業は廃業や倒産に追い込まれ、非正規雇用を中心に失業者が増大した。

 

人々が直面したのは、政権の意向とは裏腹に、所得格差の拡大という悲劇であった。  

 

今回の法律は、労働者や市民団体の声に押されたという点で、最低賃金引上げと根は同じだ。

 

深刻な労働災害が相次ぐ韓国で、企業や経営者に安全管理の徹底を促すという点では評価できるが、特徴は、産業現場の責任者のみならず、事業主・経営者の責任まで追及しようとしている点だ。

 

もちろん、事業主や経営者は、安全な労働環境の整備に責任を持たなければならないが、韓国国会で成立した重大災害法は、その基準も明確でなく、事故が起きた時に、恣意的に経営者や事業主の責任が追及されかねないとして、財界などから猛反発が起きている。  

 

最低賃金の引き上げでは民間企業が大打撃を受けた。

 

そのため、「韓国に投資するものは愛国者」というキャッチフレーズが叫ばれなければならないほど韓国への投資を敬遠する動きが広がったのだが、今回の法律の導入によって、今度は韓国から脱出する企業が続出しそうなのである。

 

【「全ての責任を企業に取らせ、過度の刑を科す」重大災害法】

 

重大災害法では、事業主らが安全教育・対策不備や不注意による事故で労働者が死亡した場合、安全対策を怠った事業主や経営責任者は、1年以上の懲役または10億ウォン(約9500万円)以下の罰金刑となる。

 

法人や機関にも50億ウォン以下の罰金が科せられる。

 

労災で複数人が大けがをした場合には、経営責任者を7年以下の懲役または1億ウォン以下の罰金に処すことも可能となった。  

 

さらに、法律には重大な労働災害を起こした事業主と法人に対し、最大5倍の懲罰的損害賠償を課すという内容も含まれた。

 

ただ、5人未満の事業所は法の適用対象から外し、50人未満の事業所には3年の猶予期間を与えた。  

 

労働組合などの支持を受け、本法案を推進した政党「正義党」は、「全国の事業体のうち5人未満が79.8%だ」として不満を述べ、採決を棄権した。  

 

法案の国会通過に経済界では衝撃が走った。

 

中小企業中央会は最後まで「事業主処罰条項の下限だけでも上限に変えてほしい」と要求したが、無視された。

 

また財界側は「事業主が守るべき義務規定の具体化と一部免責」を求めたが、これも実現しなかった。  

 

中小企業団体は「このまま法が施行される場合、元請け・下請け構造などで現場の接点になる中小企業はすぐにも法律違反者になるかもしれないという不安感に常に苦しむ」と、途方に暮れている。

 

【企業が韓国から逃げ出す】 

 

経済7団体の長は「ひどすぎる」と一斉に反発の声を上げた。

 

・・・・・

 

【危機管理ができない韓国政府】

 

・・・・・

 

【株価指数の上昇はバブル崩壊の前兆】

 

・・・・・

 

【バブル下で、なおもばら撒き画策の危険性】

 

・・・・・

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/0a6cc145c08f202fa9c5c3c726fc2b6ba8dd5b7b

 

 

※ちょと前、20201221172分にYAHOOニュース(ジャーナリストの寄稿文?)からは、この法律の制定を求めて国会前で断食闘争まで行われていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

毎日平均6人が労働災害で亡くなる韓国。

企業の経営効率化により繰り返される犠牲を食い止めるための法案をめぐり、激しい運動が起きている。

韓国社会の「闇」とも言える部分をまとめた。

 

【国会前で断食闘争中】

 

「労働者を軽くあしらうような、人間の価値がお金より低い世の中にならないよう、国は責任を果たすべきだ」

 

今月13日、ソウル市内の国会議事堂玄関前でキム・ミスクさんは筆者にこう語った。

 

この日はキムさんを含む産業災害(日本における労働災害)の遺族と市民運動家、そして第二野党・正義党の姜恩美(カン・ウンミ)議員を含む数人が『重大災害企業処罰法』の制定を求める断食闘争を始めて、4日目となる日だった。

 

ちょうど2年前の1211日、キムさんの息子で当時24歳だったキム・ヨンギュンさんがテアン火力発電所で石炭運送用のベルトコンベアに挟まれ命を落とした。

見回り作業の途中の出来事で、発見されるまでの約4時間のあいだ、遺体は放置されたままだった。

 

この発電所は韓国西部発電という公共機関が管理する国の施設であるにもかかわらず、守られるべき安全規則が無視されていた。

 

ヨンギュンさんは、本来ならば二人一組でやるべき作業を1人で任され、夜6時から翌朝7時半まで休憩時間もなかった。

事故が起きたのは午前320分過ぎだった。

 

本来ならば同僚が緊急停止スイッチを作動させ防げたはずのヨンギュンさんの死。

現実では、誰にも気づかれないまま、発電所は稼働し続けていた。

 

その後、明らかになったところによると、テアン火力発電所では2010年から8年間、12人の労働者が墜落など様々な事故で亡くなっていた。

 

さらに驚くことに、今年9月にも同発電所では貨物車の運転手が圧死している。

 

雇用労働部が同じ時期に同発電所の労働環境を監督したところ、10日間で377件の産業安全保健法違反が見つかっていた。

 

2年前の死は、その凄惨さに加え、キム・ヨンギュンさんが生前に非正規雇用者の待遇改善を求め、文在寅大統領に面会を求めるキャンペーンに参加していたことで、社会的に大きな関心を呼んだ。

 

死者1571人。

新型コロナウイルス感染症によるものではなく、今年1月から9月まで、韓国で産業災害(日本における労働災害。死亡者には事故と疾病を含む)により亡くなった労働者の数だ。

 

韓国の労働者は、20171952人・182142人・192020人(事故855人、疾病1165人)と、毎日平均6人が亡くなる異常な環境に置かれ続けている。

 

OECD(経済協力開発機構)諸国のうち、韓国の産業災害死亡率はトルコ、メキシコと並び、世界最悪の水準だ。

リベラルを謳う文在寅政権下でも、この大問題は放置され続けてきた。

 

これこそが、キム・ミスク氏が断食闘争を行ってまで『重大災害企業処罰法』の制定を求める理由だ。

 

「毎日『行ってきます』と仕事に出かけたまま、帰ってこられない人がいる」という切実な訴えを支持する人々は増え続けている。

 

そして昨日、断食闘争は10日目を迎えた。

 

国会のある汝矣島は中州であるため、冷たい風が吹くので有名だ。

 

20日、キム氏は体調を尋ねる筆者に「力が入らない」としながらも、記者会見では「こんな心が国会議員の皆さんに伝わっているのか、とてももどかしい」と声を張り上げた。

 

 

(2/2へ続く)

 

 

 

 

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(1/2から続く)

 

【背景に「危険の外注化」】

 

なぜ国会で断食闘争を行っているのかについては後段に譲るとして、産業災害事故が大きい背景をもう少し説明してみたい。

 

キーワードは「危険の外注化」だ。

 

公企業が下請け会社に仕事を丸投げし、その現場で事故が起きている。

 

2018年に亡くなったキム・ヨンギュン氏も、下請け会社に所属していた。

 

大元の韓国発電公社は、過去5年間に同社の仕事中の労働災害で亡くなった労働者33人のうち、32人が下請け会社だったと明かしている。

 

2016528日、午後6時頃にはソウルの地下鉄2号線九宜(クイ)駅で故障したホームドアを修理していたキム某氏(19歳、韓国メディアでは金君と呼ばれる)がホームドアと列車の間に挟まれ死亡する事件が起きた。

 

やはり二人一組で行うべき作業を、人数不足のため一人で行っていたことが死後に明らかになった。

 

地下鉄2号線を管理する「ソウルメトロ」は、ソウル市傘下の公共企業だ。

 

いずれのケースも、犠牲となった二人が安全規則をわざと破っていた訳ではない。

 

共通しているのは、二人とも下請け会社に所属する非正規雇用者で、安全規則が守られるような勤務条件の下にいなかったことだ。

 

さらに、危険な状況を発注元たる公企業がコスト削減などを理由に、普段から何ら問題視していなかったことが分かっている。

 

キム・ヨンギュンさんが亡くなった現場でも過去28度、労働者たちが環境の改善を求めてきたが、費用の問題で先延ばしにされてきた。

 

「企業による明確な殺人だ」(産業災害犠牲者遺族)との指摘は的外れではない。

 

危険な作業を下請けに任せることで起きる産業災害は、現代、ハンファといった韓国屈指の財閥企業でも同様に存在する。

 

今や世界一の半導体企業となったサムスン電子でも、政府が認めた産業災害の死亡ケースは27件にのぼり、その数倍の死亡事例が関連市民団体に寄せられている。

 

今年4月には、京畿道利川(イチョン)市の物流倉庫で起きた爆発により38人が亡くなったが、同じ利川市では20081月に冷凍倉庫火災で40人が亡くなっている。

 

いずれも燃えやすいウレタン素材に火がついたことが大被害の原因だった。

 

ニュースに接した多くの韓国市民は「またか」と思っただろう。

 

災害の教訓は何も生かされていなかった。

 

 

【重大災害企業処罰法とは】

 

・・・・・

 

【政界は足踏み、財界は反発】

 

・・・・・

 

【全泰壱50周忌の「けじめ」】

 

・・・・・

 

徐台教

ソウル在住ジャーナリスト。「ニュースタンス」編集長

群馬県生まれの在日コリアン3世。韓国・高麗大学東洋史学科卒。

1999年から延べ16年以上ソウルに住みながら、人権NGO代表や日本メディアの記者として朝鮮半島問題に関わる。

 

https://news.yahoo.co.jp/byline/seodaegyo/20201221-00213711/ 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

日本の労災死者数は、1970年ごろに6000人近かったものが、その後は漸減し、ここ数年は1000人弱程度にまで減っている。

 

韓国とは統計の取り方が違うかもしれないが、2000人前後というのは、20年ほど前の日本と同程度のレベルだ。

 

『図1 労働災害による死傷者数、死亡者数 (1965年~2018年)』

https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/timeseries/html/g0801.html

 

ただ、韓国の人口は約5000万人と、日本の半分程度。

そのことを考えると、40年ほど前の日本と同程度のレベルだという見方もできるかもしれない。

 

 


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2021113620分にYAHOOニュース(くるまのニュース)から、『なぜ「安全」といえばメルセデス・ベンツなのか? 「神話」が誕生した理由とは』というタイトルで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

メルセデス・ベンツは、1939年に安全の取り組みをはじめている。

 

日本では、その3年前の1936年に、トヨタ自動車がAA型と呼ばれる最初の乗用車をつくった時代に近い。

 

ガソリンエンジン自動車は、ドイツのカール・ベンツによって1886年に誕生しているので、メルセデス・ベンツにとっての1939年は、自動車づくりですでに53年もの経験を積んでいた時代になる。

 

それでも、当時はまだ、世界的に安全について語られることが少なく、ベラ・バレニーという技術者をメルセデス・ベンツが迎え入れたことは画期的な出来事といえる。

 

そして、衝突安全性についての研究をはじめたのである。  

 

バレニーは、メルセデス・ベンツに34年間在籍し、その間に2500件に及ぶ特許を取得した。

 

なおかつ、「エンジンよりも先に人間を」の基本的考えにより、特許はすべて無償公開している。  

 

バレニーの功績の一つが、今日ではすべての自動車に適用されている衝撃吸収車体構造だ。

 

これは、衝突する車体前後は潰れやすくすることで衝撃を吸収し、客室部分は堅牢な構造として人命を守る考えに基づいた車体設計である。

 

この設計を用いたメルセデス・ベンツ180は、1953年に発表されている。

トヨペットクラウンが誕生したのは、その2年後の1955年のことだ。

 

自社開発にこだわったトヨタがようやくクラウンを発売したとき、メルセデス・ベンツは衝突事故を視野に入れた乗用車を実現していたのである。

 

メーカー自身が事故の原因調査をすることで、安全性を高めていった

 

1969年には、メルセデス・ベンツの技術者みずから事故現場へおもむき、実態調査を行う事故調査を開始した。

 

その2年前には、エアバッグの開発にも着手している。  

 

みずから事故調査をおこなうことで発想されたのが、前面衝突事故でのオフセット衝突の考えだ。

 

実際の交通事故では、クルマの前面が一様にぶつかる例は限られ、むしろ前面の一部が障害物や対向車などと衝突している実態を目の当たりにしたから気づいたことである。

 

こうした実態は、書類のうえからだけではなかなかつかみにくい。

 

そして、オフセット衝突による衝突安全は、これもいまや世界の自動車が取り組んでいる安全技術だ。  

 

さらに、事故を起こさないようにする取り組みとして、メルセデス・ベンツは、ABS(アンチ・ロック・ブレーキング・システム)を1970年に発表した。

 

85年には、ASR(アクセレレーション・スキッドコントロール)を発表している。

 

それらは、順次すべての車種に搭載されていくことになる。  

 

メルセデス・ベンツの新車開発の根底にある思想は、「シャシーはエンジンよりも速く」である。

 

つまり、馬力にまかせて速く走ることよりも、高いシャシー性能によって安全に走行できるクルマづくりを目指すという意味だ。  

 

メルセデス・ベンツと同様に、スウェーデンのボルボも、安全なクルマとして世界的に知られている。

 

1927年に乗用車の生産を開始するにあたり、その試作段階で、試作車が道路をはずれ衝突する事故を経験した。

 

そこから、ボルボは気候条件の厳しい北欧で、人を中心とした安全かつ丈夫なクルマ作りを基本としてきたのである。

 

その取り組みのなかから、3点式シートベルトを1959年に開発し、その特許を無償公開している。

 

これも同じく、いまや世界の自動車の安全の基本なる装備だ。  

 

またメルセデス・ベンツと同様に、1970年からみずから事故現場へおもむいて調査する調査隊を結成し、車両の状態だけでなく乗員の様子なども調べあげ、安全技術や安全機能の作り込みに活かしている。  

 

日本では、たとえばオフセット衝突に対応したトヨタのGOAボディが採用されたのが1995年のことである。

 

ことにメルセデス・ベンツやボルボが安全なクルマとして広く認識され、信頼されている背景に、事故現場での調査など含め、取り組みの歴史と知見に他社と大きな開きがある。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/06bd6d7c2c746a6b9f0c87a7409e2d04859c22b1

 

 

 

 

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2021111214分にNHK富山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

記録的な大雪になっている富山市の婦中町のガソリンスタンドでは屋根が雪の重みで2つに割れてしまいました。


11日午後、長さ10メートルほどの屋根が真っ二つに折れました。


屋根には当時、雪が60センチほど積もっていたということで、雪の重みで折れたと見られています。


当時、給油している人はおらず、けがをした人はいなかったということです。


このガソリンスタンドでは別の屋根も支柱などに亀裂が見つかり、安全を考慮してガソリンの販売は取りやめています。


ガソリンスタンドのスタッフは、「とにかく驚き。ぱっと見はなにが起きたか分からない。耐震や通常のものより丈夫に作られているので、まさか起きるとは。在庫はあるが売るものがあるのに売れないのでしんどい」と話していました。

 







 

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/20210111/3060006385.html

 

 

 

1121457分にYAHOOニュース(ねとらぼ)からは、折れた屋根は無落雪屋根と呼ばれているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

各地で猛威をふるっている大雪の影響で、ガソリンスタンドの屋根が真っ二つに折れるという珍しい事故が発生。

 

現場の様子を捉えた写真がTwitterで話題になっていました。

写真を投稿したのは、Twitterユーザー・つるぎさん。

 

事故が起きたのは富山県富山市にあるガソリンスタンドで、屋外の給油設備のところに設置しているY字型の屋根が、中心部から真っ二つに折れて、屋根の部分が垂れ下がっている様子が写されています。  

 

折れてしまった屋根は「無落雪屋根」と呼ばれるもので、太陽光や屋根に内蔵されたヒーターで溶けた雪の水を、中央に集めて排水するという構造をしています。

雪が多い地域でよく見られるものです。  

 

ガソリンスタンドに設置されていたものは、利用者を落雪から守るために内側に向かってY字型に傾斜を設けたタイプで、耐雪設備として強度も高く、地震といった自然災害に対して頑丈に作られているはずなのですが、ここ数日各地で降り続いている記録的な大雪には耐えきれなかったようですね。  

 

中央の柱がある部分から屋根が真っ二つに折れてしまっています。

 

後方に見える同タイプの屋根の上には、最も深いところで1メートルほど雪が積もっており、屋根にかなり大きな負荷がかかっていたことが推測できます。  

 

Twitterで写真を見た人からはびっくりしたという反応が寄せられ、キレイに真っ二つになっている様子から「折りたたみ式かと思った」といった声もありました。  

 

なお、NHK富山の報道によるとけが人は出ていないそうで、別の屋根も支柱などに亀裂が見つかったことから、ガソリンスタンドは営業を取りやめているそうです。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/40fca0cc7d1f05e0023667f4fa08c3531786ebfb

 

 

 

 






 

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2021111217分にNHK静岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

11日午前9時前、袋井市にある物流会社の配送拠点で、ごみ収集車に段ボールを詰め込む作業していた市内に住むごみ回収会社の社員・金さん(男性、69歳)の体がごみを圧縮する回転板に挟まれているのを別の作業をしていた人が見つけ、会社側が警察に通報しました。


金さんは全身を強く圧迫されていて、搬送のために到着したドクターヘリの救急隊員が、その場で死亡を確認しました。


警察によりますと、ごみ収集車の回転板を止めるにはスイッチを押す必要がありますが、事故があったとき、金さんは1人で作業をしていたということです。


警察は、安全管理上の手順が守られていたのかや、安全装置の有無など、会社の関係者に話を聞いて事故の原因を詳しく調べることにしています。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20210111/3030009965.html

 

 

11260分にFNN PRIME(テレビ静岡)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

11日午前9時前、静岡県袋井市にある物流業者の共同配送センターで、ゴミの収集作業をしていた韓国籍のキムさんがパッカー車の回転板にはさまれる事故がありました。

 

キムさんは駆けつけた医師により死亡が確認されました。

 

警察によりますと、キムさんは当時1人で作業をしていたと見られ、集配に訪れた業者が無人で動いているパッカー車を見つけ、事故に気付いたということです。

 

警察が当時の状況や事故の原因を詳しく調べています。

 

https://www.fnn.jp/articles/-/129789

 

 

 

 

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20211101954分にNHK島根から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

冬型の気圧配置が続き、ここ数日は気温が下がって水道管が凍結するおそれがあることから、その対策として夜間、水道の水を出しっぱなしにしていたという人もいたかと思います。

 

しかし、県内の地域によっては、こうした対策が原因とみられる思わぬ事態が起きています。

「凍結防止のために水を出すことなどにより、配水池の水が減少し、一部の地域で水が出にくくなっています」

 

10日夕方、出雲市がホームページに掲載したメッセージです。

 

加えて「少量の水を出しっぱなしにすることや、融雪のための水の使用などを控えていただき、節水にご協力いただきますようお願いします」とも呼びかけています。


水道管を凍結させないための方法の1つとして、夜間、少量の水を出しっぱなしにするという方法があります。

 

しかし、出雲市はなぜ、こうした呼びかけを行ったのか。


出雲市上下水道局によると、市の中心部では今月8日から1日の水道の使用量が通常に比べて10%ほど増えていて、とくに深夜から朝にかけて使用量が増えているということです。

 

実は、こうした呼びかけ、出雲市のほか、大田市も行っています。


水道の使用量が増えた理由について出雲市上下水道局では、水道管の凍結を防ぐために気温の下がる夜間などに水を蛇口から出したままにしている人がいるのではないかと見ています。


出雲市の中には、水源を配水池に頼る地域があります。

水の使用量が増えたことで配水池の水位が下がっているというのです。


寒波が去って気温が今後上昇しても、配水池の水位が上がるには1週間ほどかかるということで、出雲市上下水道局では「水が潤沢にあるわけではないので、水道管が凍結しないよう水を出したままにするのは控え、布やタオルを水道管に巻くなどの方法で凍結防止してほしい」呼びかけています。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/matsue/20210110/4030007442.html

 

 

※上記報道の2日前には、島根県内で水道凍結トラブルが相次いでいるという、下記趣旨の記事が配信されていた。

 

181844分 NHK島根)

 

厳しい寒さの影響で島根県内では水道管の凍結が相次ぎ、工事業者が対応に追われていました。

このうち水道工事などを請け負う松江市の業者には、8日朝から水やお湯が出なくなったとの電話が相次ぎ、現場での対応に追われました。


このうち水道管が凍結し、7日夜から風呂場と洗面台の水やお湯が使えなくなった松江市の住宅では、水道管や屋外に突き出ているバルブの周辺などをドライヤーを使って、温めていました。


8日の松江市は最高気温がマイナス0.6度までしか上がらず、業者によりますと、日中の気温が上がらないと水道管の凍結を取り除くことが難しく、作業が長引くケースもあるということです。


この住宅では、これ以上の凍結を防ぐため、屋外の水道管などに新しい保温材を巻き付けて対処していました。


作業を頼んだ女性は「一生懸命作業してくれてうれしかったです。これからは、凍結させないように自分自身で気をつけたいと思います」と話していました。


また、凍結が原因とみられるトラブルに見舞われた松江市内の福祉施設では、作業員が凍結していると思われる水道と受水槽をつなぐパイプにドライヤーをあてたり、ぬるま湯をかけたりしていました。


「シンセイ技研」の森山係長は、水道管の凍結を防ぐポイントとして、「水道管に布やタオルを巻きつけ、さらに、その上からビニール袋などを巻いてもらうと、凍結を防ぐことができると思います」と話していました。

 

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/matsue/20210108/4030007422.html

 

 

※一方、中津市では凍結による水漏れが多発して給水制限する事態になっていた。

 

191131分 NHK大分)

 

中津市によりますと、厳しい冷え込みの影響で住宅の水道管が凍結して破損し、水が漏れる被害が市内各地で相次いでいます。

市では、この状況が続けば断水につながるおそれがあるとして、8日午後10時すぎから中津市中心部を含む中津地域と三光地域の一部の合わせておよそ2万8000世帯を対象に給水制限を行っています。

このため、市内の広い範囲で水が出にくい状態となっています。

水道管の修理が進められていますが、給水制限を解除する見通しは立っていないということです。

市では、上下水道部の庁舎や市役所の本庁舎など合わせて7か所で給水を行っています。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/20210109/5070008779.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

〇7日前後から全国的に大寒波に見舞われ、一部の地域では自衛隊に除雪要請したほどだった。

 

〇水道管にドライヤーを当てている場面も放映されていたが、凍っている管の端から溶かしていかないと、破裂する恐れがある。

 

 

 

 

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202111051分にYAHOOニュース(徳島新聞)から下記趣旨の記事が、当該遊具の写真付きでネット配信されていた。

 

徳島県板野町那東の県立公園「あすたむらんど徳島」で昨年1229日、県外の60代男性が遊具から転落して死亡していたことが9日、分かった。

県や公園の指定管理者は事故を公表していない。

 

指定管理者によると、事故は1229日午後4時半ごろ、ジャングルジムと滑り台を組み合わせた「わんぱく砦(とりで)」で発生した。

 

娘と遊んでいた男性が、2階に上がる階段から地上に転落したとみられる。

男性は全身を強く打って病院へ運ばれ、同日死亡した。

目撃者はいない。  

 

公園では30日、指定管理者が遊具を閉鎖して安全点検を行い、問題がなかったとして31日に利用を再開した。

 

死亡事故を受け、掲示板などで注意喚起する予定はないという。  

 

県の担当者は「結果として人が亡くなったことは非常に残念だが、県や指定管理者の施設運営に不備や瑕疵(かし)があったわけではない。公表を望まない遺族の意思を最優先しており、指定管理者が公表しなかったのは妥当な判断」とした。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/363a08583ef7e2d332fb9a661dad25a1f3f90af9

 

 

 

 

 

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2021112811分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

国土交通省千曲川河川事務所は10日、2019年10月の台風19号で決壊した長野市長沼地区の堤防について、地質の影響で須坂市側の右岸や上流部より地盤が沈下していたほか、堤防自体も他の場所に比べて、決壊原因とされる「越水」に弱かったとの認識を示した。

 

この日、長沼小学校体育館で開かれた住民集会で、同事務所が明らかにした。

 

同事務所によると、決壊現場付近の堤防は地盤が粘性土で周囲より沈下していた。

 

被災前の調査で、計画高は約5センチ上回っていたが、右岸より約40センチ、500メートル上流部より約12センチ低く、越水した量が、他の地点より多かったという。

 

その上で、決壊現場付近には住宅地から堤防に上がる坂道などが設置され、断面が変化して「弱部」になっていたと説明。

 

再び決壊するリスクを軽減するため、復旧工事では堤防を計画高より約90センチ盛り土し、コンクリートブロックで堤防を補強した後に坂道などを設置するとした。

 

一方、国などが進めている「緊急治水対策プロジェクト」を巡っては、中野市の立ヶ花狭窄(きょうさく)部の掘削工事を予定通り、来月から始めるとの方針を示した。

 

さらに、計画通りに27年度末までにプロジェクトが完了すれば、台風19号と同等の豪雨でも決壊現場付近では堤防高より約1・2メートル低い水位で水が流れるとの試算も初めて公表した。

 

地元はこれまで堤防のかさ上げを求めてきたが、集会後、柳見沢・地区復興対策企画委員長は、「具体的な数字を出してもらえたので、この数字を基に再度住民の意見をまとめて、安心して住める長沼の復旧を進めたい」とした。

 

https://www.yomiuri.co.jp/national/20210110-OYT1T50283/

 

 

1101630分に長野朝日放送からは、桜堤が途切れた場所ゆえ堤防が弱かったことも一因だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

2019年の台風19号で甚大な被害を受けた長野市長沼地区で、堤防決壊の理由について千曲川河川事務所が住民に説明。


地盤の沈下により堤防が低くかったこと、「桜堤」が途切れる場所で堤防の弱いことが原因。

 







 

 

https://www.abn-tv.co.jp/news-abn/?detail=00030709

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

この堤防決壊により、新幹線車両基地が浸水するなど、多大の被害が出た。

 

当時の報道は本ブログでも何件か紹介スミ。

 

以下は、紹介した報道(1018日付 信濃毎日新聞)に掲載されていた浸水被害地図。

 

 

 

 

 

 

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202119612分にYAHOOニュース(文春オンライン)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

「死んだふり10分後、立ったら顔を殴られ重傷」山中で熊と遭遇したときの最善の対処法とは?

 

  ※この記事の前編として『満腹でも熊は人を襲う…腰部、臀部、
   下肢が食害された「戸沢村3人殺人事件」の衝撃』という記事も
   ネット配信されていたが、類似記事紹介スミにつき、当該記事は
   この記事の末尾で冒頭部分のみ紹介する。

 

 

2020年のクマによる被害は4月~10月の間に限っても132人。

環境省のデータによると、過去最悪となった2019年の157人に迫るペースとなっている。

 

山中に立ち入るにあたって、誰もがクマとの遭遇に無自覚ではいられないのが現状だといえるだろう。

 

ときに人を襲い、殺害してしまうこともあるクマ。

もしも遭遇した場合はどのような対処をとれば、最悪の事態を逃れられるのだろうか。

 

日本ツキノワグマ研究所理事長を務める米田一彦氏による著書『 熊が人を襲うとき 』より、誰もができる最善の対処法を引用し、紹介する。(2回の2回目)

 

 

 ◇◇◇

 

【死んだ振りは有効だ】

 

『明治43917日、栃木県塩谷郡で鉱物調査中の男性(55)が寝ているクマと遭遇、手、額に重傷。「死人の真似」をした。』 読売新聞(1910920  

 

この日、クマ事故で初めて「死んだ振り」の対応をした人が紙面に現われた。

子牛ほどのクマと遭遇して、言い伝え通りに死人の真似をしたそうだ。

そうする以外にないほど重傷で、防御体勢をとったと思われる。

 

『大正1556日、福島県湯本村二岐温泉で、男性4人(68676058)が親子3頭のクマと遭遇、一斉に「地面に伏せ」無傷。』 読売新聞(1926516  

 

敵と遭遇したら発見されないように「地に伏せる」ことはあるが、死んだ振りをして、クマをやり過ごした面白さを記者が捉えたのだろう。

 

温泉の湯煙に酔ったようなおじさんたちが揃って地面に伏せた。

微苦笑を誘われる記事だ。

 

「死んだ振り」、「死んだ真似」、「寝たまね」、「死人を装い」と、文字になっているものは80人いる。

 

「伏せた」と発言している人も、女性を中心に85人いる。

これは、女性が無意識に顔を守るために取った行動と思われる。  

女性ではクマに遭遇して動転し、気絶状態で地面に寝そべる例が多数ある。  

 

 

1)基本型

31105日、福井県加戸村で、水汲みの男性( 58 )が遭遇、「死んだ真似」をしたら、同人の肩を二、三度叩き、無傷。』 朝日新聞(1931109 

 

クマの大出没年だった昭和6年(31年)に3件の「死人を装う」、「死んだ真似」事故が見られる。

このころにはクマに遭遇したときの対応のひとつになっていたようだ。

同人の肩を三度まで叩いたのは、通り過ぎるときに当たったのではないか。

 

591017日、福井県大野市で、農作業中の女性(51)が遭遇「死んだ真似」。クマは同人の後頭部を叩いて通り過ぎて軽傷。』 福井新聞(19591018

 

「後頭部を叩いた」は、通り過ぎるとき、爪でも当たったのではないか。

 

「死んだ真似」という用語は戦後期に日本海側に限定的に使用されている。

 

 

【クマのささやき】

 

53105日付けの福井新聞に、この秋のクマ大出没を受けた特集記事に「クマ報道での名文中の名文」が載っている。

 

『クマと出くわしたら騒いだりせず、付近の窪地へ素早く伏せ、とくに顔を地面に、へばりつき静かに息を殺しているとクマは一応、背中を、なでる程度で危害を加えず、しばらくすると行き過ぎると言われている。これを「クマのささやき」という。』  

 

私も一貫して、この文章の論旨と同じ言い方で対処法を勧めている。

 

最初の小さなクマの手出しが「ささやき」で、その後、被害者がどういう対応を取るかで重大事故へと拡大するか、その軽減法を私は近年の事故例から探っている。

 

「クマのささやき」は、どこかに原典があるのだろうか。

誰が言ったのだろう。

 

 

2)監視型

 

531023日、長野県永田村で男性(34)がキノコ採り中、後ろから突然に襲われて重傷、咄嗟に身を伏せて死んだ振りをした。クマは20分間ほど、周りを歩き続けて去った。』 信濃毎日新聞(19531024)  

 

このように、受傷して死んだ振りをし、10分後、20分後、30分後に見回したら、クマの姿が消えていた例が18人ある。

 

76428日、滋賀県木之本町でワラビ採り中の女性(66)が親子3頭と遭遇、死んだふり10分後、立ったら顔を殴られ重傷。』 読売新聞(1976429  

 

2例の死んだ振りは、その後の様子が異なる。

 

後者のように襲われて小さな被害を受けて死んだ振りをし、その体勢を5分、10 分、1時間と続けた後、立ちあがって逃げようとすると、ガツンと殴られて重傷に変じた事故が22人もある。

 

《クマは死んだ振りをした人を遠くから長時間、監視して
 いる》――米田  

 

監視後にクマが去った人が18人あった。

立つと、ガツンとやられたのが22人。

待つべきか、立つべきか、難しい問題だ。

 

後者は「遺体を守って24時間、蟠踞」の類型なのだ。

こんなときは「クマの攻撃性が低い段階なので追い払う」爆竹が役立つだろう。

 

 

3)核心例  

 

次例は、この項の最も核心的な事例だ。

 

8665日、山形県大蔵村で営林作業中の男性(58)がクマと遭遇し、背を向けて逃げると襲われると思い、斜め方向に走った。前に転び死んだ振り。クマの息吹が聞こえたが、去った。』 山形県庁調書  

 

当時、私は山形県庁の担当者から話を聞いており、クマが男性の周りを歩いて様子を窺ったという。

 

6月の交尾期の雄グマの行動で、「雌グマかどうか情報を集めるため」近寄ったと思われる。   

 

山形営林署管内では、クマと遭遇したら「背を向けて逃げるな」と教育されているようで、例がいくつかある。  

 

死んだ振りをしたことで九死に一生を得たこの遭遇戦、クマと正対しつつ斜めに移動し、積極的に反撃せずに地面に倒れて静かになった男性に、クマが攻撃性を低下させたように見える。  

 

長年山仕事で足腰を鍛えた営林署員でも、山野で走れば、転ぶ。

 

 

【死んだ振りをしている男性を恐れたクマ】

 

4)躊躇い型  

 

次の例は、時間を追って想像してもらいたい。

若いクマの攻撃生態を活写している最重要な例だ。

死んだ振りをしている男性を恐れ、攻撃を躊躇っているようだ。

 

8462日、岩手県遠野市で山菜採りの男性(64)がクマに足を咬まれて転倒。クマは木に登り、痛がっている男性を見下ろした。男性が逃げるとクマは飛んできて男性を引っ掻いて、また木に登った。男性は困惑し、クマと根競べに入り40分、男性は堪らず逃げ出すと、クマは木から降りてきて男性を襲い、斜面を50m、転落、クマは逃げた。首など全身、11 箇所を咬まれて全治1ヵ月の重傷。』 河北新報(198463

 

《クマの強襲には柔らかく対応するべきだ》――米田  

 

女性被害者497人中、確実に鈍器を振ったのは16人だけで、多くはごく自然に地面に伏せるので「首をガードして顔を守る」方が現実的だ。  

 

山に不慣れな行楽客、都会人が、逃げた途端に不整地に足を取られて転び、恐怖で頭を両手で抱えるのは自然な心の動きと身体動作だ。  

 

ナタ、カマなどで反撃し、その後で「死んだ振り」に転じても、クマの攻撃性は継続することが多く、その結果、重体、重傷など受傷程度を上げるのは不適だ。

 

 

(2/2へ続く)

 

 

 

 

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(1/2から続く)

 

 

【攻撃されても死んだ振りをすることで…】

 

・クマの一撃後に被害者が「死んだ振り」に転じた場合、クマは攻撃性を低下させている。  

・クマは「強反撃には強襲」で反応してくる。  

・クマは「静対応には力を弱める」習性がある。  

 

2008917日、登山家の山野井泰史氏は東京都の奥多摩で子連れのクマに襲われ、顔、腕に重傷を負った。

 

流石に道を究めた人だけあって、コメントが秀逸だ。

「生きているクマに触れられるなんて……貴重な体験をした」。

 

同氏は『岳人』12月号で事故の詳細を語っている。

 

最初にクマの吠え声がして、右腕を咬まれて引かれ倒され、次いで顔面を咬まれたそうだ。

 

なにより私が興味を覚えるのは、事故直後のこの発言だ。

 

『クマは鼻付近に食いついて放さなかった。これ以上抵抗するともぎ取られると思い、抵抗をやめたら力が抜けたので脱出した』  

 

ここに被害軽減の極意があるように思える。

 

同氏が最後まで頑強に抵抗していたらどうなっていただろう。

もう一撃を受けていたら、より重体化したに違いない。  

 

同じ日、北海道中標津町で男性がヒグマに顔面粉砕されて死亡しているが、こちらは小さく報道されただけだった。

 

『クマに襲われたカナダ人女性、「死んだふり」で命拾い』 ロイター(2010729  

 

米モンタナ州ギャラティンのキャンプ場で28日未明、男女3人が野生のクマに襲われたが、そのうちの1人は「死んだふり」をして命拾いした。

 

デブ・フリールさん(58)はテント内で就寝中、痛みで目が覚め、『クマの歯が腕に食い込み、骨が折れて悲鳴を上げたらクマは、さらに歯を食い込ませてきた。それで死んだふりをして、筋肉をだらりとさせたらクマも力を抜いて、自分を離して去った』

 

 

【闘うよりも現代の高度医療に頼るべき】

 

繰り返しになるが、我々クマ研究家は、クマが攻撃してきたら「首を両手でカバーし、体を丸めて地面に固着することによって、重要器官を守れ」と提唱している。

 

頭頚部を守るために死んだ振りをするのは、現代のクマ研究者が勧めている「うつぶせ首ガード法」と同義なのだ。  

 

人間の体の前面は加害に弱く、攻撃は背で受けて凌しのぐべきだ。

 

我々も怖く感じる大グマほど攻撃は短時間で終わり、悠々と森に隠れる。

 

闘うよりも現代の高度医療に頼るべきだ。

 

《クマの攻撃性が低い状態で襲われたときは、首をガードして「死んだ振り」をした方が重傷化を防ぐ。山に慣れていない一般人には適した方法だ》――米田

 

「死んだ振りは致命的だ、ナタで闘え」とする発言は、昭和期の医療水準の低い山間僻地で行われた手法なのだ。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/61c5dcbd080cd34498aac1373f596be3c484f309

 

 

 

※以下は前編の記事。

クマ被害の事例中心で、事例の一部は本ブログでも最近紹介したばかりにつき、各段落の冒頭部分のみ紹介する。

 

20165月から6月にかけてタケノコ採りに出かけた一行がクマに襲われた「十和利山クマ襲撃事件」。

 

4人が死亡し、4人が重軽傷を負うなど、本州で発生した事件としては記録上最悪といっても過言ではない大きな被害をもたらした。

 

なぜクマはこのような凶行に及んでしまったのか。

 

さまざまな要因が重なるものの、なかでも大きな原因として考えられているのは、“空腹からくる強い食害意欲”によるものだ。

 

しかし、熊が満腹状態である場合も、決して安全だと言い切ることはできない。

 

空腹でなかったにもかかわらず、人を襲い、喰らった事件が記録に残されているのだ。

 

その事件こそ「戸沢村3人殺人事件」である。

 

ここでは、日本ツキノワグマ研究所理事長を務める米田一彦氏による著書『 熊が人を襲うとき 』を引用。

日本で起きたクマによるおぞましい食害事件を紹介する。

 

◇◇◇

 

88年山形県戸沢村3人殺人事件】

 

十和利山クマ襲撃事件が発生するまで、クマによる死亡事故で最も衝撃的だったのは、1988年に山形県戸沢村で3件連続した食害事件だ。  

 

発生直後と近年の三度、私は現地入りして状況を聴取している。

 

その後、遺体の詳細な資料も入手した。

 

・・・・・

 

【満腹でも人を襲う】

 

加害グマは調査の結果、年齢は4歳とされた。

体長が140㎝で体重は84㎏とされたが、写真で見るクマの死体は秋にしては体に張りがなく、疾病を思わせたが、それについての情報はない。

 

・・・・・

 

【事件が継続する地域がある】

 

一見して何頭ものクマが出没して事故が多発したように見えるが、クマの家族サイズ、体型などが類似していることなどから、実は同一家族系のクマが事故を起こし続けた、再犯を疑わせる例がある。

 

・・・・・

 

【多人数事故】

 

94831日早朝、新潟県笹神村で90分間に農作業中の男女4人が、別々に襲われ女性(72)顔に重傷、クマは大きく移動し女性(72)腕を骨折、男性(62)腕に重傷 、女性(76)腕に重傷を負わせた。』 新潟日報(199491

 

・・・・・

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/10f1512f9d49de02b711d38e85303c3d25e8e07f?page=3 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

昨年暮れ、クマと遭遇した場合、武器の携帯で生存率は上がるという報道を紹介したが、今回の報道は、それとは逆。 


相手のクマ次第ということかもしれない。

 

 

 

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2021191931分にNHK福島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

9日午後2時20分ごろ、南会津町田島の廃業した会社の2階建ての建物内で、片づけなどの作業をしていた男性が倒れたと通報がありました。


この建物内では、男女3人が作業をしていて、このうち男性1人が意識不明の重体になっているほか、女性2人も体調不良を訴えているということで、3人とも会津若松市内の病院に搬送されました。


消防によりますと、3人は、建物内で、発電機を使って電気ストーブで暖をとりながら片づけなどの作業をしていたということで、一酸化炭素中毒の可能性があるとみて、警察や消防が詳しい状況を調べています。

 

 

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20210109/6050012958.html

 

 

 

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2021191215分にYAHOOニュース(北海道文化放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

北海道中標津町の路上で、除雪作業をしていた24歳の男性が、除雪機に手を巻き込まれて負傷する事故がありました。  

 

事故があったのは19日午前7時ごろ、中標津町東16条南6丁目の歩道です。  

 

除雪作業をしていた男性が除雪機に不具合が出たため、詰まっているものを取り除こうと扉を開け、手を差し込んだところ、動いていた刃に指を巻き込まれました。  

 

男性は手袋をしていましたが薬指を切断したほか、中指と小指もケガをしました。  

 

男性は除雪作業を請け負う会社で働いていて、業務中の事故だったということです。  

 

北海道は急速に発達した低気圧の影響で各地で大雪となっていて、中標津町は8日時点で平年の倍の58センチの積雪を記録していました。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/1474e9c416b2194909f5822e3018ca7cfc87244c

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

9日前後は記録に残るほどのドカ雪で、他市でも除雪機使用中の巻き込まれ・下敷き事故が多発していた。

 

除雪機での事故が相次ぐ

110838分 NHK富山)

 

射水市消防本部によりますと10日午前6時ごろ、射水市三ケにある福祉施設の敷地内で除雪作業をしていた42歳の男性が除雪機に右手を巻き込まれ、中指を切断する大けがをしたということです。
意識はあるということです。


県内では除雪作業中の事故が相次いでいて、9日も、射水市の県道で除雪作業にあたっていた24歳の男性が右手の指を巻き込まれる大けがをしています。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/20210110/3060006342.html

 

 

新潟の除雪中死亡は4人に 上越で87歳女性が除雪機に足巻き込まれる

111 1910分 毎日新聞)

 

上越地方を中心に記録的な雪になっている新潟県で、10日午後から11日までに除雪中に4人が死亡した。

いずれも1人で作業中だった。

 

2メートル超の積雪がある上越市では、頸城区の無職の女性(87)が10日午後5時半ごろ、手押し式の除雪機に足を巻き込まれ、出血性ショックで死亡した。

 

新潟市秋葉区の農業の男性(84)や三条市の無職の男性(66)、同市の会社員の男性(64)も、屋根の雪下ろし中の転落や、落雪に巻き込まれるなどして死亡した。

 

https://mainichi.jp/articles/20210111/k00/00m/040/118000c

 

 

除雪機に上半身を巻き込まれ70代男性が重傷 北海道深川市

112215分 YAHOOニュース;北海道放送)

 

12日午後0時半すぎ、深川市深川町で、自分の所有する牧場の除雪作業をしていた西原さん(男性、70歳)が、除雪機のドリル上の羽根=オーガに、上半身を巻き込まれました。  

 

西原さんは、左腕を骨折するなどの重傷です。  

 

西原さんは午前10時から除雪作業をしていましたが、近くで、別の作業をしていた西原さんの息子が、西原さんの「オーイ」という呼びかけで事故に気付き、消防に通報したということです。  

 

警察は、事故の原因を調べています。  

 

深川では、先月も69歳の男性が除雪機の下敷きになる事故があり、男性は死亡しています。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/c7179bb7dc8cf84b2c944b74c633e183906afac1

 

 

一方、今月3日には柏崎市で、除雪機使用中の父親が目を離した隙に9歳男児が巻き込まれて死亡している。(本ブログ紹介スミ)

 

結構多い除雪機使用中の事故。

 

そこで、一冬でどの程度、除雪機関連の事故が起きているものか調べたところ、201811月~20193月までの間、北国の12道県で54件、その前の2017年度には98件起きていたということだった。(昨冬の情報は見つからなかった)

 

除雪機の事故に注意 昨冬54件、ひかれて死亡も

20191113 1859分 朝日新聞)

 

降雪が本格化するのを前に、消費者庁は13日、手押し式除雪機の安全な使用を呼びかけた。

 

昨冬は54件の事故が発生。

除雪機の安全装置を固定して働かないようにするのはやめるよう求めている。

 

除雪機による事故は昨年11月から今年3月、北海道、青森、岩手、秋田、山形、福島、新潟、富山、石川、福井、長野、鳥取の12道県で54件あり、2人が死亡、22人が重傷を負った。

 

投雪口に手を入れてけがをしたり、除雪機にひかれて死亡したりした例があった。

 

2017年度には98件の事故が発生。

8人が死亡、51人が重傷を負った。

 

除雪機には手を離すと自動で停止する安全装置がついているが、作業しやすいよう、ひもで縛るなどして固定する人がいる。

そのため安全装置が働かずに事故につながった例もあった。

 

同庁は、

▽定期点検を行い、安全装置が正常に動くか確認する

▽エンジンをかけたまま投雪口などに手を近づけないようにし、雪が詰まった場合はエンジンを止めて雪かき棒を使う

▽移動中や収納中、後進時にも気をつける

などの注意も呼びかけている。

 

https://www.asahi.com/articles/ASMCF5R8HMCFUTFL00L.html 

 

 

 

 

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2021181032分にYAHOOニュース(47NEWS)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

クマの人里への相次ぐ出没を受け、対策が模索されている。

 

餌となるドングリを各地から集め、山にまく自然保護団体の取り組みには各地から支援が集まっているが、専門家は生態系への悪影響を危惧し、自粛を求める。

 

ふるさと納税を活用し、ドングリの苗木の植栽に乗り出す自治体も出てきた。

 

【クマの命を守る】  

 

一般社団法人日本ヴィーガン協会(兵庫県)は2020年10月、千葉市や神戸市などのカフェや雑貨店でドングリを回収し、山に届ける事業「どんぐりすてーしょん」を立ち上げた。

 

事業に寄付を募るクラウドファンディングは開始2日目に目標額の20万円が集まり、終了時には5倍に達した。  

 

協会によると、各地から届いたドングリは800キロを超える。

 

北陸などの山間部へ運び、地元の人や動物保護団体の協力でクマの通り道やえさ場に置いた。

 

協会の三宅K子代表理事(58)は、「保育園児たちが集めてくれた例もあった。子どもが公園で拾えるような気軽さが大きな反響につながったのかもしれない」とみる。

 

人に近づく個体は殺処分される場合もあり、「あくまでクマの命を守るための緊急の措置。殺処分にショックを受ける人に希望を与えたい」と語る。

 

【逆効果】  

 

ただ、各地で集めたドングリを人為的にまく行為は、その土地の生態系を乱す危険をはらむ。

 

森林総合研究所(茨城県)が11年に作成した「広葉樹の種苗の移動に関する遺伝的ガイドライン」によると、天然の樹木は長い時間をかけて気候変動に対応し、分布域を変えるなどしており、「人為的にかく乱すると、集団や種の衰退につながることがある」という。

 

ガイドの作成に関わった同研究所の松本M子研究員は、「樹木の成長は年月がかかり、影響が見えにくいため、顕在化した時には手遅れとなっている恐れがある。予防的な措置の観点で、樹種はなるべく移動すべきでない」と指摘する。  

 

動物関連の書籍やテレビ番組を多数監修する「どうぶつ科学コミュニケーター」の大渕Mさん(38)も、「人が実を運ぶと、クマが人のにおいを学んでしまう。個体数が山の本来の収容力を超える恐れもある。結果として、人里への出没が増えて逆効果になりかねない」と警鐘を鳴らす。

 

ゾウムシなどがドングリに寄生していれば、虫が拡散してしまうリスクもある。

 

大渕さんは「共生や寄生、食物連鎖といった複雑な関係性の上に多様な生物が存在している。クマを救いたい気持ちは理解できるが、生態系全体を考慮する必要がある」と強調する。  

 

環境省によると、20年4月~11月のクマによる人身被害は151人と、過去最悪ペースだった。

 

餌となるドングリが2年連続で不作の地域が多く、冬眠前に農作物を求めて人里へ来たとみられる。

 

同省は、▽カキやクリなどの農作物や生ごみを放置しない、▽鈴など音の出る物を携帯し、クマに人の存在を知らせる、といった対策を呼び掛けている。  

 

【共存を目指して】

 

クマは本来なら人を避けて森の深くで暮らしている動物だが、急に遭遇した場合は驚いて攻撃してくることがある。

 

学習能力が高く、人の食べ物の味を覚えると、強く執着する習性もある。

 

クマの生息地や目撃情報があった場所には近づかない、万一出会ってしまった場合は刺激しないようゆっくり後退する、といった適切な行動が求められる。

 

「痛ましい事故を避け、クマと共存できる道を探りたい」。

 

石川県小松市は昨年11月、えさ場の整備や森林保全の資金を募るふるさと納税のコースを新設した。

寄付は好調で、12月下旬には目標額を超えた。  

 

同市ではクマの出没が例年の5倍を超え、住宅街で女性が頭をひっかかれる事故も発生。

 

消防や警察が警戒に当たったり、クマよけの柵を設けたりといった措置を講じてきたが、根本的な解決には、クマが餌に困らない自然環境をつくることが重要だと考えたという。  

 

ふるさと納税で寄せられた資金で、クヌギなどドングリの実を付ける苗木を育て、えさ場として整備する計画だ。

 

植栽には年月がかかり、出没を防ぐ特効薬とは言えないが、「長期的な視点に立ち、クマが自力で餌にありつける豊かな森をつくりたい。専門家のアドバイスを受けながら生態系に配慮して取り組んでいく」(担当者)としている。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/8c0b2cac0fb49345432730916276e283e7a30a8b

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

ブログ者も以前から、山奥にドングリを撒けばクマも人里には降りてこなくなるだろうに・・・と思っていたのだが、そう簡単な話しではなさそうだ。

 

 

 

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2021181219分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

8日午前0時ごろ、苫小牧市真砂町の出光興産北海道製油所で、原油から灯油、軽油などを分離させる常圧蒸留装置から火が出ているのを従業員が発見し、119番した。

 

火は約2時間半後に消し止められた。

20代の男性従業員1人が右手に軽いやけどを負った。

 

苫小牧署などによると、8日正午現在、装置は停止しており、復旧のめどは立っていない。

 

同署は常圧蒸留装置から漏れ出した油に火が付いたとみて調べている。

 

同製油所は、灯油などの製品の在庫は十分にあることから「出荷体制に影響はない」としている。

 

同製油所は道内唯一の製油所。

 

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/499106/

 

 

 

 

 

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2021171756分にNHK栃木から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

7日午後2時半ごろ、佐野市富岡町で「強風でソーラーパネルが倒れて車が下敷きになっている」と警察に通報がありました。


警察や消防によりますと、高さ10メートルほどの支柱の上に設置された大型のソーラーパネルが落下して、ほぼ真下にある駐車場に止めてあった普通乗用車2台とバイク1台が下敷きになりました。


下敷きになった乗用車のうち1台には、50代の女性1人が乗っていて、一時、車内に閉じ込められましたが、警察によりますと、まもなく救助されて病院に運ばれ、命に別状はないということです。


ソーラーパネルは長さ10メートル四方の大きさで、落下の際に近くのアパートに接触したとみられ、建物の一部が破損しましたが、住人にけがはないということです。


現場はJR佐野駅から東に2キロほど離れた住宅などが広がる地域で、気象庁の観測によりますと、佐野市では午後2時前に1月の最大瞬間風速としては最も強い20.6メートルの非常に強い風が吹いていました。


警察と消防が現場の状況などを調べています。


栃木県内では7日午後、JR宇都宮線が倒木のため一時、運転を見合わせるなど、強風の影響が出ています。

 







 

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/20210107/1090008590.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

〇倒壊前の写真がないか、グーグルアースを含め調べてみたが、見つからなかった。

支柱の高さとパネルの大きさから考えると、支柱にもたれかかるように取り付けられていたのかもしれない。

 

〇7日は爆弾低気圧の影響で、全国的に風が強かった。

 

 

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202117179分にNHK信州から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

7日午前11時すぎ、長野県の佐久平駅と軽井沢駅の間を走行していた上りの北陸新幹線かがやき508号の車掌が、7号車の車内にもやのようなものがかかっていることに気がつき、軽井沢駅の手前で緊急停止しました。


乗客およそ100人が乗っていましたが、体調不良などを訴えた人はおらず、軽井沢駅で後続の新幹線に乗りかえたということです。


この影響で北陸新幹線はおよそ20分にわたって上下線で運転を見合わせました。


JRによりますと、火災や車両の異常は確認されず、原因は特定できませんでしたが、当時、現場の周辺では強風の影響で砂ぼこりが舞っていたということです。


長野地方気象台によりますと、軽井沢町では午前11時12分に16.2メートルの最大瞬間風速を観測していました。


北陸新幹線は、強風の影響で7日午後にも長野駅と富山駅の間で一時、運転を見合わせ、ダイヤが乱れました。

 

 

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20210107/1010016566.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

外気の取り入れ口にはフィルターが設置されているはず。

それが破れでもしたのだろうか?

 

 

 

 

 

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202116110分に産経新聞から下記趣旨の記事が、実験時の写真付きでネット配信されていた。

 

全国の火災を出火原因別にみると「たばこ」がトップで、乾燥する冬場などは特に気をつけたいところ。

 

だが岡山市では少し事情が異なり、ここ3年連続でトップは「たき火」だ。

岡山県が農業が盛んなことが背景にある。

 

こうした状況を受け、同市消防局は初めて啓発動画を作成。


さらに防火教室などでは、もし衣服に火がついたとき、地面に倒れ込み、左右に転がって火を消して-と呼びかけている。

 

【5件に1件】

 

下草についた火が風にあおられ、煙とともに広がる。

火は納屋の壁に見立てた木の板やマネキンの着た衣服にも燃え移った。

 

同市消防局が実際に起きた火災の再現実験を行い、撮影した映像だ。

12月22日、動画投稿サイトのユーチューブで公開を始めた。

 

同市では平成29年~令和元年の3年間、火災原因のトップはたき火。

 

このうち元年は、火災の発生件数200件中、たき火は40件で、5件に1件の割合だった。

 

令和2年も11月末現在で全体の件数162件(速報値)の火災のうち、たき火は37件(同)を占めている。

 

全国の傾向とは違っていて、消防白書によると、平成30年の全国の出火件数3万7981件のうち、出火原因のトップは3414件で、たばこ。

たき火は3095件で、その次だった。

 

岡山でたき火が原因の火災が多いのは、田畑の多さと瀬戸内地方の乾燥した気候によるとみられる。

 

県南部では江戸時代から稲作地帯が形成され、近代の明治38年~昭和38年の長期にわたる児島湾の干拓で水田はさらに拡大した。

 

現在も郊外を中心に田畑が広がっており、草刈りをした後にわらや枯れ草をまとめて燃やすのは、冬場によく見られる光景だ。

 

【ストップ ドロップ アンド ロール】

 

同市消防局によると、失火は高齢の農業従事者が起こす傾向がある。

 

「慣れているのか、中にはたき火をしたまま現場を離れて食事に行ってしまう人もいた」と担当者。

 

いったん燃え広がった火を制御することは難しい。

 

同市消防局では、火元を離れず、水を入れたバケツなど消火の準備を行い、周りに燃えやすいものがないかを確認することを、予防策として求めている。

 

また、すぐに通報ができるよう、たき火をする際は携帯電話を所持しておくことも呼びかけている。

 

一方、この機会に推奨しているのが、衣服に火がついたときの対処法。

 

衣服に火がついたとき、焦って走るとかえって火が広がってしまう上、直立状態だと火が頭に延焼し、頭部や気道をやけどする恐れがある。

 

そこで、地面に倒れ込み、顔を手で覆って左右に転がり、火を地面に押し付けて消すという。

 

1980年代に米国で火災予防教育として始まったとされる「ストップ ドロップ アンド ロール(Stop Drop and Roll)」という手法で、国内でも各自治体で啓発が進んでいる。

 

岡山市では「横文字だと高齢者にはなじみが薄い」として、この名称は使っていないが、地域の防火教室などで手法を奨励。

担当者は「今後、より分かりやすく広報啓発を進めたい」としている。

 

https://www.sankei.com/west/news/210106/wst2101060002-n1.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下は岡山市が発信しているユーチューブ映像(5分38秒)

 

実験映像以外、過去のデータでは風速2m程度のおだやかな風の時の事例が一番多かったなど、専門家のインタビュー解説もある。

 

https://www.youtube.com/watch?v=u2GqQARbJlk

 

 

 

 

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202116日付で労働新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

北海道・北見労働基準監督署は、令和2年6月に発生した死亡労働災害に関連して、造材業のT(北海道北見市)と同社専務を労働安全衛生法第21条(事業者の講ずべき措置等)違反の容疑で釧路地検北見支部に書類送検した。

 

労働者に立木の伐倒作業を行わせる際、植物の「つる」を取り除かせなかった疑い。

 

労災は、北見市内の伐採現場で発生したもの。

 

つるの絡んだ立木を伐倒する際、つるを除去しなかった結果、立木とともにつるが絡んでいた別の立木が倒れて来て労働者に接触している。

 

https://www.rodo.co.jp/column/99814/ 

 

 

※事故発生当時の報道は下記参照。

 

20206191931分 北海道新聞)

 

29日午前11時ごろ、北見市留辺蘂町丸山の山林で、伐採作業をしていた同市西富町3、会社員伊藤さん(男性、72歳)が木の下敷きになっているのを同僚が見つけ、119番した。

 

伊藤さんは搬送先の病院で死亡が確認された。

死因は心破裂。

 

北見署によると、伊藤さんは同僚2人と山林に入り、チェーンソーで作業中だった。

 

下敷きとなった木は高さ10メートル以上、直径17センチほどのカラマツ。

伊藤さんが伐採していた隣の木で、2本の木はツタで絡み合っていた。

 

同署は下敷きになった原因を調べている。

 

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/435512

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

同じようなサイズの立木同士がツルで絡み合っていたとしたら、伐採した木が倒れないことも予想されるので、事前にツルは除去していたのではないだろうか?

 

ツルで絡み合っていることに気付かなかった?

 

気付いてはいたが、伐採した木が倒れる時にツルは切れるだろうと思っていた?

 

それとも・・・。

 

 

 

 

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魚田慎二
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男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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