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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20201222053分にNHK福島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

2日午後1時すぎ、郡山市西田町の市道の道路工事現場で、作業をしていた郡山市の会社員、佐藤さん(男性、67歳)が、後退してきた大型トラックにはねられました。


佐藤さんは全身を強く打ち、病院に搬送されましたが、およそ2時間後に死亡が確認されました。


大型トラックは道路工事とは関係なく、近くに荷物を運搬中だったとみられ、運転手にはけがはありませんでした。


現場はJR三春駅から西におよそ2キロの市道で、事故が起きた現場付近には、車両の誘導員などはいませんでした。


警察は、大型トラックのドライブレコーダーを確認したり、運転手に話を聞いたりして、事故の原因を詳しく調べています。

 



 

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20201202/6050012531.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

映像を見ると、山間部っぽい道路だ。

まさか、そんな場所で、工事と無関係なトラックが後退してこようとは、思ってもみなかったのかもしれない。


一方、後退してくる際のブザー音は、工事の音にかき消されていたということだろうか?

 

 

 

 

 

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20201211817分にYAHOOニュース(CNN)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

オーストラリア北東部クイーンズランド州のブリスベン空港で、外来種のハチが空の便の安全を脅かしている。

 

中南米原産のホウロウドロバチがブリスベン空港で最初に問題を引き起こしたのは2013年。

シンガポール行きのエティハド航空便が、離陸から数分後に同空港に引き返した。

 

オーストラリア運輸安全局の報告書によると、整備士が機体を調べた結果、対気速度の計測に使われるピトー管が、ほぼ完全に泥で詰まっていたことが分かった。

 

ホウロウドロバチにとって、ピトー管は営巣のための完璧な空洞だった。

 

エティハド機が駐機場にいたのは、出発前のわずか2時間のみだった。

 

「ブリスベンの地上職員からは、航空機がゲートに到着してからわずか2~3分のうちに、ハチが機首付近を飛び回って偵察していたという報告が寄せられている」。

生態学者のアラン・ハウス氏はそう解説する。

 

ハウス氏はブリスベン空港やカンタス航空と共同で、ハチがピトー管に与える影響について調査した結果を、このほど米科学誌プロスワンに発表した。

 

適切に管理しなければ、オーストラリア国内の別の空港や近隣諸国の空港にもホウロウドロバチが到達する危険があると研究チームは指摘し、「重大な事故につながる可能性もある」と警告する。

 

ピトー管は機首部分に取り付けられて、周辺の大気が流れる速度に関する情報を操縦室に伝える。

 

機体の速度が遅すぎれば失速の危険があり、早すぎれば不具合を起こす危険がある。

 

エティハド便は自動的にマニュアルモードに切り替わってパイロットが操縦を引き継ぐことを強いられ、空港に引き返した。

 

ブリスベン空港ではこれまでのところ、ハチを原因とする重大事故は起きていない。

 

しかし1996年2月にバージェン航空の旅客機がドミニカ共和国沖に墜落して乗客乗員189人が死亡した事故では、「小型の昆虫による泥やがれき」でピトー管が詰まったことが原因だった可能性があるとされた。

 

オーストラリア民間航空安全局(CASA)は2018年、ハチの侵入の危険性について操縦士や航空会社、空港に注意喚起を行い、ピトー管が詰まれば対気速度や高度の計測ができなくなり、危険につながりかねないと警告した。

 

CASAは航空会社に対し、ブリスベン空港で待機している間はピトー管を覆うよう勧告している。

 

ただ、それが義務付けられているわけではなく、ブリスベン空港の調査では、2013年11月~19年4月の間に合計26件の事案が報告された。

 

調査によると、ブリスベン港でホウロウドロバチが初めて見つかったのは2010年だが、2006年ごろに到達していた可能性もある。

 

どのようにしてオーストラリアに到達したのかは不明だが、恐らく船舶を経由したとハウス氏は推測する。

 

 研究チームは3Dプリンターを使ってボーイング737型機とボーイング747型、エアバスA330型機、および地域航空に使われるダッシュ8型機のピトー管の模型を制作。

ブリスベン空港内の4カ所に置いて、39カ月間、観察を続けた。

 

この期間中にピトー管模型が完全に詰まる事案は93回発生した。

ほぼすべてが11月から5月にかけての温暖な時期だった。

 

ハチの巣はほとんどが、空港の草地に近い場所で作られていた。

ハチたちは草地から毛虫を集め、幼虫の餌としてピトー管に詰め込んでいた。

 

野生生物管理当局が有機殺虫剤を使って毛虫を駆除した結果、国際ターミナルと国内ターミナル付近のハチの活動を半分に抑えることに成功したという。

 

今回の調査では、米南部やハワイ、ポリネシア、ミクロネシア、日本などでもホウロウドロバチが見つかっている。


https://news.yahoo.co.jp/articles/f28c78469c5813bb0f4323c0d5ddf2f0b04c717e

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

関連情報調査結果、ピトー管詰まりによるトラブルは、そこそこ発生している。

 

以下は、報道された事例2点。

 

2018214日 BBC)

 

ロシアの国内線サラトフ航空機が11日午後にモスクワ近郊で墜落し、乗客・乗員71人全員が死亡した事故について、速度センサーの凍結が原因かもしれないことが明らかになった。

 

ロシアの国内航空委員会が13日、発表した。

 

国内航空委員会によると、墜落現場から回収されたフライトレコーダーの記録を急ぎ解析したところ、モスクワのドモジェドボ空港を離陸してから2分半後、高度約1300メートルで問題が発生した。

速度計が様々な数値を表示し始めたという。

 

委員会は、暖房装置が切れた「ピトー管」と呼ばれる速度センサーが凍結したからではないかとみている。

 

問題に気づいた乗務員は自動操縦装置を切り,航行を続けたが、機体は後に3035度の角度で急降下した。

 

ロシアの報道によると、機長は離陸前に凍結防止処置を不要と判断した。

この処置は必須ではなく、天候の状態次第で実施するかどうか決める。

 

20096月にリオデジャネイロからパリへ向かう途中で大西洋上に墜落したエールフランス機の事故も、ピトー管についた氷が原因ではないかとみられている。

この事故では228人が死亡した。

 

https://www.bbc.com/japanese/43054293 

 

 

2009611170分 ニューズウイーク日本語版) 

 

6月1日に大西洋上に墜落したエールフランス447便の事故調査機関は、墜落原因は速度計の故障ではないかと考え始めている。

 

エールフランスの整備部門に自動送信されていたデータによると、事故機に搭載されていた各速度計の数値にばらつきがあったことが判明。

 

これは、豪雨によって「ピトー管」と呼ばれる計測器が詰まったためだと考えられる。

 

操縦士と副操縦士は飛行速度をおのおのの計器で確認しているため、一方が故障すれば異なる情報が伝えられてしまう。

 

そのため、悪天候下で取るべき飛行速度について判断を誤った可能性がある。

 

96年に起きた2件の墜落事故も同様の故障が原因とされている。

 

トルコのバージェン航空301便はピトー管に虫が詰まり、アエロペルー603便はピトー管のマスキングテープをはがし忘れていた。

 

今回のエールフランス機の場合、送られてきたデータでは「操縦室から送られてきた飛行速度のデータが一致しておらず、正確な速度が分かっていない」と、エアバス社の広報担当者は本誌に語った。

 

「その理由はまだ不明だ」

 

[2009617日号掲載]

 

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2009/06/post-203.php

 

 

 

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20201211859分にYAHOOニュース(テレビ朝日)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

東京・港区の工事現場でコンクリートが落下、作業員3人が巻き込まれました。

このうち2人が一時、コンクリートの下敷きになりました。  

 

東京の湾岸エリア「芝浦ふ頭」にある工事現場。

作業で掘られたとみられる細長い穴にコンクリート片がたくさん落ちていました。

 

警視庁などによりますと、1日午後2時前に通報があり、崩落事故で20代と30代の男性作業員2人が一時、コンクリートの下敷きとなったそうです。  

 

現場の近くにいた人:

「救急車の音がして(外に)出てきたら、まだそんなに救急車も来ていなくて、あ、生き埋めじゃないか?みたいになって、近くに寄ったら酸欠なのかなみたいな感じ」  

 

現場の近くにいた男性が撮影した映像。

ショベルの先にある穴の中で消防の職員らが救助にあたっています。

2人はまもなく助け出され、病院に搬送されました。

 

また、この崩落によって他にも20代の男性作業員がけがをしました。

 

3人の容体についてはまだ詳しく分かっていませんが、いずれも意識はあるということです。

 

警察や消防が、事故が起きた原因を調べています。

 





 

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/f0dc5fe2b5c3494d5cb8df8b49f37e1cce77796b

 

 

1211437分にNHK首都圏からは、防潮堤改良工事のため深さ1m余りの穴を掘っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

警視庁などによりますと、1日午後2時前、港区海岸の工事現場で道路脇にある深さ1メートル余りの穴に、長さおよそ1メートル80センチのコンクリート片が複数落下し、中にいた20代から30代の作業員の男性3人が巻き込まれました。


3人はいずれも足などにけがをして病院に搬送されましたが、意識はあるということです。


現場は「ゆりかもめ」の芝浦ふ頭駅からおよそ400メートル離れた工事現場で、3人は当時、防潮堤の改良工事にともなって道路脇に穴を掘る作業を行っていたということです。

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20201201/1000056924.html 

 

 

 

(2022年2月17日 修正1 ;追記)

2022215日付で労働新聞からは、道路の舗装板を剥がし、作業員が掘削場所に入ったところ土砂と鋪装板が崩れ落ちたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)

東京・三田労働基準監督署は、雨水管取替工事現場で土砂崩壊の危険防止措置を怠ったとして、1次下請である建設業のS建設工業㈱(埼玉県さいたま市)と同社職長を、労働安全衛生法第21条(事業者の講ずべき措置等)違反の疑いで東京地検に書類送検した。

同社の労働者を含む3人が土砂に巻き込まれ、骨折などのケガを負っている。

災害は令和2年12月1日、東京都港区で発生した。

職長は労働者らに対し、地中にある雨水管を取り替えるための掘削作業を行わせていた。

道路の舗装版を剥がし、その下の土砂の掘削箇所に立ち入らせたところ、片側の土砂と舗装版が崩れ落ちた。

同社の労働者、2次下請の労働者、元請の派遣労働者の計3人が巻き込まれ、最長で休業半年以上のケガを負っている。

掘削箇所は、深さ約1.31.7メートル、長さ約15メートルで、舗装版は1枚0.8トンの重さだった。

同社は斜面に金属の板を設ける土止め支保工などの危険防止措置を一切講じていなかった疑い。

https://www.rodo.co.jp/column/121722/ 

 

 

 

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202011302048分に岐阜新聞から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。

 

30日午前9時25分ごろ、岐阜県安八郡輪之内町下大榑の食品トレーなどを製造するE中部工場中部第1工場から出火、約6300平方メートルの鉄骨平屋を焼き、約4時間20分後に消えた。

けが人はいなかった。

 

大垣署によると、建物が停電したため、工場長の男性(50)が屋上の電気設備を確認したところ煙が出ており、119番した。

 

出火当時、工場は稼働していたが、従業員は避難して無事だった。

 

現場は海津市境の大榑川沿いで、一時は黒煙が高く上がり、署が現場周辺の住民に窓を閉めるよう呼び掛けた。

 

風下にいた同市平田町の自営業40代男性は、「プラスチックが燃えるような臭いがして百数十メートル先も煙で見えなかった」と話した。

 

署は詳しい出火原因を調べている。

 

https://www.gifu-np.co.jp/news/20201130/20201130-24783.html

 

 

11302034分にNHK岐阜からは、朝5時に電源を作動させ9時過ぎに停電したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

この工場は食品トレーを製造する約6300平方メートルの広さがある鉄骨の建物で、出火する前の時点で20人が働いていましたが、警察によりますとけが人はいないということです。


警察によりますと、30日午前5時ごろ従業員が工場の電源を作動させたあと午前9時すぎごろに工場内が停電し、屋上の電気設備を確認したところ電気設備から煙が上がっていて、従業員が消火活動を行いましたが火は燃え広がったということです。


現場は輪之内町役場から南東に1.8キロほど離れた工場が点在する地域で、警察は屋上の電気設備が出火元とみて詳しい状況を調べています。

 

 

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/20201130/3080005134.html

 

 

 

 

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202011301346分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

30日午前7時前、芽室町のN甜菜製糖の工場でアルバイト従業員、道見さん(男性、71歳)がベルトコンベアと柱に挟まれているのが見つかりました。


道見さんは病院に運ばれましたが、およそ1時間後に死亡しました。


警察によりますと、道見さんはベルトコンベアに右腕が巻き込まれた状態で見つかったということで、死因は胸を強く圧迫されたことによる外傷性窒息死でした。


道見さんが挟まれたのはビートを運ぶベルトコンベアで、当時はベルトコンベアから落ちた土をスコップで取り除く作業を1人で行っていたということです。


警察は、作業中に誤ってベルトコンベアに巻き込まれたとみて、当時の詳しい状況を調べています。

 

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20201130/7000027473.html

 

 

 

 

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202011301750分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

29日昼過ぎ、東京・江東区の東京メトロ東西線の東陽町駅で、白いつえを持った66歳の男性がホームから転落し電車にはねられて死亡しました。


警視庁によりますと男性は弱視だったとみられ、設置されていたカメラの映像にはホームの端で立ち止まらずに転落する姿が写っていたということです。


反対側のホームには別の電車が止まっていて、現場を調査した視覚障害者の団体によりますと、自分のホームに電車が止まっていると誤って認識した可能性もあるとしています。


現場では、ホームドアの設置が進められていましたが、運用の開始は来年2月の予定で、ドアは常時開いたままになっていたということです。


現場を調査した江東区視覚障害者福祉協会の山本恭子会長は、「電車が止まった状態だと別のホームにいる電車を自分の側に止まっていると間違えてしまうことがある。あと少しでホームドアができていたかと思うととても残念です」と話していました。

東京メトロによりますと、駅に設置されたカメラには亡くなった小池さんが白いつえを抱えるようにして持ち、改札を通過する様子が映っていました。


その後、小池さんは階段を経由してホームに行きますが、その間立ち止まることなく、設置途中の後ろから2両目のところにあるホームドアの間から線路に転落したということです。


東京メトロでは、改札を通過する際に白いつえを使うなど、視覚障害者であることがわかった場合には駅員が声をかけて見守るようにしていますが、つえを使っていなかったので気付かなかったということです。


また、設置中のホームドアは、複数の異なる車両に対応するためドア部分の幅は3メートルあまりと通常より広く、運用開始前ということで警備員を配置していました。


小池さんが転落した後ろから2両目の付近には、ちょうど警備員がいましたが、列車が入ってくる直前に小池さんと反対側の様子を確認していたため、小池さんの動きに気付かなかったということです。


警備員は転落してから5秒後に非常停止ボタンを押し、運転士は非常ブレーキをかけましたが、その6秒後に列車が入ってきて間に合いませんでした。


東京メトロでは、180あるすべての駅にホームドアを設置するのは5年あまり後の2026年3月になるとしています。


現場を調査した江東区視覚障害者福祉協会の山本恭子会長は、「ホームドアは設置途中だとホームにとても広い幅が開いているので、視覚障害者の転落を防ぐことはできず、怖いと思いました」と話しています。

加藤官房長官は、午前の記者会見で「例年、転落事故が60件ほど発生しており、ことしに入っても、死亡事故が続いている。ホームドアの整備を進めていく必要があり、令和3年度から5年間で、整備のペースを2倍に加速させることにしている」と述べました。


そのうえで、「ホームドアによらない転落防止対策も必要で、国土交通省で、新技術などを活用した対策の検討会を設置し、視覚障害者の方々の意見も聞きながら、議論を進めることにしている。視覚障害者の方が安全に利用できるよう、政府として取り組んでいく」と述べました。

今回の事故は、国土交通省が視覚障害者の団体の代表や専門家と検討会を設置して対策を検討しているさなかに起きました。


国土交通省は、ことしに入ってJR日暮里駅、阿佐ヶ谷駅で視覚障害者がホームから転落して死亡する事故が相次いだため、先月、対策を検討する会議を立ち上げました。


国土交通省によりますと、ホームドアの設置数は、ことし3月末時点で全国の駅の1割程度で、会議ではホームドアが整備されていない駅の対策として、ホームに設置されたカメラなどで心配な人の動きがないかを確認する方法などを検討しています。


次の会合は来月の予定で、事務局を務める国土交通省の担当者は、「今回の事故もふまえて、視覚障害者の方や専門家に意見を聞き、事故を防ぐための方法を考えていきたい」と話しています。

 





 

 

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20201130/1000056860.html 

 

 

11301651分にNHK首都圏からは、ホームドアの完成を2週間早めるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

事故を受けて東京メトロは、工期を短縮するため、ドアのセンサーの調整作業などを前倒して完成時期を2週間早め、2月上旬にするとしています。


今後、さらに工期の短縮を検討し完成を急ぐ考えです。

 

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20201130/1000056879.html

 

 

 

(2020年12月8日 修正1 ;追記)

 

2020128日付で毎日新聞から、東陽町駅ではホームドアは設置中である旨アナウンスを始めた、ホーム転落事故は過去10年で全国726件など、下記趣旨の記事が毎年の事故件数棒グラフ付きでネット配信されていた。

 

東京メトロ東西線の東陽町駅(東京都江東区)で11月29日、視覚障害者がホームから転落し、電車にはねられて死亡した。

 

この駅ではホームドアの設置は済んでいたが、稼働は2021年2月の予定で、扉は開いたままの状態だった。

 

こうした開きっぱなしの「稼働前ホームドア」は各地の駅にあるが、視覚障害者たちは稼働後のホームドアと判別できず、転落する恐れがある。

 

警視庁によると、亡くなったのは東京都江戸川区のマッサージ師、小池さん(男性、68歳)。

階段で地下鉄のホームに下りた後、立ち止まることなく線路に向かって歩き、ホームドアの開いている部分から落ちた。

 

転落した線路の先にある別のホームには電車が停車しており、自分のいるホームに電車が着いたと勘違いした可能性がある。

小池さんは弱視だったという。

 

「『ホームドアは設置途中なので開閉しません』という放送があってもいい」。

都内に住む全盲の男性会社員(44)は、そう話す。

 

男性は生まれつき弱視で、6年ほど前に視力を失った。

視力が残っていた時、東陽町駅と同じ対面式のホームで反対側に電車が止まると、目の前に停車しているように見えた時がある。

 

特に地下鉄は薄暗く、錯覚しやすい。

「白杖(はくじょう)で探ってホームドアの存在が分かり、扉が開いていれば、電車に乗れると思ってしまう。ホームドアが設置途中という発想には普通ならないのでは」と指摘する。

 

この男性も約9年前、JR三鷹駅(東京都三鷹市)のホームから転落した経験がある。

別のホームに行くため階段を上がろうとして足を踏み出すと、そこは線路だった。

幸い無事だったが、「色が違う部分を階段と勘違いした。ホームドアのない駅で2回転落したことがある」と語った。

 

東京メトロによると、東陽町駅では11月上旬にホームドアを設置したものの、稼働は21年2月の予定だ。

 

設置工事が終わっても、電車の停止位置をホームドアに合わせるためセンサーの調整が必要で、稼働には時間がかかるという。

 

一方、稼働前であることは張り紙でしか知らせていなかった。

 

事故を受けて、エレベーターやホームの階段降り口に音声案内装置を設け、稼働前だとアナウンスしている。

 

東京メトロの駅で稼働前のホームドアがあるのは現在、東陽町駅のみだが、今後も同様のケースでは同じ対応をする。

 

毎日新聞がJR東日本と首都圏の大手私鉄9社に取材したところ、

▽JRの町田(東京都町田市)、与野(さいたま市)

▽西武鉄道の所沢(埼玉県所沢市)

▽小田急電鉄の下北沢(東京都世田谷区)

▽京浜急行電鉄の京急鶴見(横浜市)

の5駅には、7日現在、稼働前のホームドアがある。

 

各社は主に警備員をホームに配置して対応しており、西武鉄道は「『未稼働』というアナウンスはしていないが、ホームドアが工事中という放送は随時している」と明らかにした。

 

赤羽一嘉国土交通相は2日、今回の事故現場を視察し、「転落事故のプロセスはさまざまある。分析をしっかりしながら、きめ細かな対応を取らないといけない」と述べた。

 

国交省によると、19年度までの10年間に視覚障害者がホームから転落する事故は726件起きている。

 

ホームドアは20年3月現在、乗客が多い都市部などの858駅1953番線(乗り場)にある。

 

国は、25年度末までに3000番線を整備済みとする目標を示しており、今後も首都圏や関西圏を中心に整備が進む見通しだ。

 

https://mainichi.jp/articles/20201208/ddm/041/040/073000c 

 

 

 







 

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2020328日に掲載した元記事がブログ運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。

第1報は下記参照。

https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/10555/ 

 

 

(2020年12月5日 修正2 ;追記)

 

202011271526分に神戸新聞からは、牛乳を敷地内に捨てたのは市の指導で浄化槽には流せず、かといって正式処理するための予算も上司に認めてもらえなかったためだという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

神戸市灘区の六甲山牧場で廃棄する牛乳を捨てたとして、廃棄物処理法違反の罪に問われた元副場長の男(49)=同市北区=の判決公判が27日、神戸地裁であった。

 

西森英司裁判官は「土壌汚染や地下水汚染の恐れを考えると、悪質な部類」として懲役1年2月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)を言い渡した。

 

ただ、「あなたの功績や人望は評価している。異例だが、執行猶予付き判決でも求刑から下げた」などと述べた。

 

判決によると、浄化槽の業務担当だった元副場長は職員らと共謀し、2016~18年に計288回、薬を投与されたウシのミルク約7千リットルを牧場敷地内に捨てた。

 

元副場長は被告人質問で、元々浄化槽に流していた廃棄牛乳を是正するよう神戸市から指導された際、当時の上司らに報告したが「無関心で、処理するための予算がもらえなかった」と説明。

 

同牧場を運営する「神戸みのりの公社」の経費削減態勢と神戸市との板挟みになり、土中に流すことを職員に提案したと供述した。

 

弁護人は、禁錮刑以上の刑を受けた職員は懲戒解雇になる就業規則が同公社にあると主張。
従業員らから減軽を求める嘆願書が多く集まっているなどとして、罰金刑を求めていた。


西森裁判官は量刑理由で「管理責任を負うのは公社が当然」とした上で、「六甲山周辺の環境を守るとりでは、実務能力で信頼があった被告。公社の体質ばかりに目を向けることはできない」と指摘。
「被告が懲戒解雇に値するか否かは、公社の判断に委ねられるべき」と述べた。

 

https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/202011/0013896326.shtml

 

 

11271924分に毎日新聞からは、上司はお飾り的存在だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

廃棄した牛乳は当初、浄化槽に流していたが、排水が基準値を超え、2015年に市から改善勧告を受けた。

 

浄化槽の保守管理の責任者だった被告は、「公社に廃棄乳を産業廃棄物として処理する経費がない」と判断。

部下らに土中への廃棄を指示した。

 

弁護側は、牧場長ら上司は実務に疎く、被告が一人で市との折衝を担っていたとし、「経費削減を方針とする公社との間で板挟みになった」と主張。

 

公社には禁錮刑以上で懲戒解雇になる就業規則があり、被告を慕った職員らから減刑の嘆願書が集まっているとして、罰金刑を求めていた。

 

西森裁判官は「上司がお飾り的存在だったのであれば、被告は廃棄乳を適正に処理して六甲山や瀬戸内海の環境を守る、とりでだった」と指摘。

「不法投棄は詐欺的行為で懲役刑の選択は免れない」とした。

 

一方で、「多くの職員も寛刑を望んでいる」として執行猶予付きとし、「被告が懲戒解雇に値するか否かは公社の判断に委ねられる」と述べた。

 

https://mainichi.jp/articles/20201127/k00/00m/040/320000c

 

 

※羊やヤギの死骸を敷地内に埋めるなどしたとして廃棄物処理法違反の罪に問われている元副場長の坂本被告(50)には12月10日、判決が言い渡される予定とのこと。

 

 

 

 

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20201127840分に福島民友から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。

 

下郷町の会津鉄道会津線塔のへつり―弥五島間で昨年12月24日に発生した脱線事故で、運輸安全委員会は26日、事故の調査報告書を公表した。

 

報告書では、線路の枕木が老朽化していたのに整備せず、枕木とレールを固定する特殊な金具「犬くぎ」が緩み、列車の車輪で線路が広げられて脱線した可能性が高いとした。

 

報告書によると、事故現場の枕木は割れたり腐食したりしていたが、会津鉄道が枕木の管理などで技術力の不足があり、状態を十分に把握していなかった可能性がある。

 

現場は急カーブで、車両が通過する際に車輪がレールを横に押す力がかかり、線路幅が広がったと考えられる。

 

同社は昨年度から、枕木を木製から耐久性の高いコンクリート製に交換する計画を進めていたが、危険性が高い急カーブは特に優先されなかった。

 

同社は事故後、8カ所ある急カーブのうち7カ所で、枕木の一部をコンクリート製に交換した。

 

残る1カ所は来年度末までに、全部の枕木をコンクリート製にする。

 

また、枕木の状態を目視で確認する場合に個人差が出ないよう、写真による判定例が掲載されたマニュアルの活用を進めている。

 

報告書の公表を受け、同社は「結果として、管理が不十分であったことは否めず、これを深く反省し、安全運転に万全を尽くす」とのコメントを発表した。

 

https://www.minyu-net.com/news/news/FM20201127-561596.php

 

 

11261724分にNHK福島からは、検査の技術不足で巡回時に異常が把握されていなかった、枕木交換は優先順位を決め15年計画で進められているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

調査報告書によりますと、現場付近では、線路の枕木の半分以上が割れたり、腐食したりしていて、犬くぎが浮き、レールが十分固定されていなかったため、急カーブを列車が通過する際に、車輪がレールを横に押す力がかかってレールの幅が広がり、脱線した可能性が高いとしています。


また、こうした線路の異常は、目視による検査の技術が不足していたこともあって、事前の巡回で十分把握されていなかった可能性が高いと指摘されました。


運輸安全委員会は、同様の事故が全国で相次いでいることから、この事故の前の年に、地方鉄道は事業規模が小さいため、技術力の維持・向上が困難になっているという異例の指摘を行って、対策を呼びかけていました。


会津鉄道は、昨年度から、枕木を耐久性が高いコンクリート製に交換する15か年計画を進めていましたが、経済性を考慮して優先区間を決め、危険性が高い急カーブ区間の対策を優先的に行っていませんでした。


会津鉄道は、事故のあと、急カーブ区間の枕木の交換を進めるとともに、担当者によって枕木の状態の判断にばらつきがでないよう、写真付きのマニュアルを使うなどの対策をとっているということです。

調査報告書の公表後、会津鉄道の大石社長は、NHKのインタビューに応じ、「報告書の中では、管理体制が甘かったという指摘もありました。鉄道事業者としてはあってはならない脱線事故を起こしてしまい、利用者や関係者の皆様にご迷惑をおかけしたことを、改めて深くおわび申し上げます」と述べました。


そのうえで、「浅草と会津田島を結ぶ特急列車が通るようになった事故現場よりも、南側の区間の方が線路にかかる負担が大きく危険だと判断したため、事故があった区間の枕木の交換が遅れてしまった。結果的には、それが間違いだったと言われても仕方ない」と話しました。


そして、「若い社員が多いので、実際に現場を目で見て確かめながら点検の仕方を教える勉強会を月に1回、実施しています。このようなことが2度と起きないよう、気を引き締めて参ります」と述べました。




 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20201126/6050012461.html 

 

 

 

 

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202011271227分にYAHOOニュース(STV)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

北海道・幕別町の会社敷地内で、砂利を流し込む装置の下にいた男性作業員が落ちてきた砂利の下敷きとなる事故があり、男性は死亡しました。

 

事故があったのは幕別町明野にある会社で、27日午前8時前、砂利を流し込む「ホッパー」の下にいた60代の男性作業員が、落ちてきた砂利の下敷きとなりました。

 

男性は氷を取り除く作業をしていたということで、病院に運ばれましたが死亡しました。

 

ホッパーは深さ1.2メートルで、砂利を投入する重機を運転していた男性は作業員に気付かなかったと話しているということです。

 

警察で事故の原因を詳しく調べています。

 



 

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/a54f7d948813ac216d50cea52e3692f1f6633f09

 

 

1127220分にYAHOOニュース(北海道文化放送)からは、別の作業員がホッパー下から足が出ているのを見つけたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

1127日午前750分ごろ、砕石現場で65歳の会社員の男性が砂利をため、必要な量を下から取り出すことができる「ホッパー」とよばれる漏斗状の機械内部で作業していたところ、重機から流し込まれた砂利の下敷きになりました。  

 

別の作業員が、砂利を流し出すホッパー下部から男性の足が出ているのを発見。  

 

ホッパーを切断し、砂利と共に男性を消防などが救助しましたが、搬送先の病院で死亡しました。

 

ホッパー内部は直径3メートル、深さ5メートルほどで、当時、男性は気温が下がったことでホッパー内に張る氷を割る作業をしていたとみられています。  

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/24463f9c62a4eae76e1464dccc9c0a4dce16967e

 

 

11271218分にYAHOOニュース(北海道放送)からは、日常的に氷を削る作業が行われていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

この時期、「ホッパー」には氷が張るため、日常的に氷を削る作業が行われていました。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/8816c842c51e63b6da3771e0d617b3c0b63bc6b5

 

 

11271252分にYAHOOニュース(北海道新聞)からは、トラクターショベルで上から砂利を投入したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

帯広署によると、男性は同日朝から、ホッパーの内部にできた氷を割る作業を1人で行っていた。

 

別の作業員が、トラクターショベルで上から砂利を投入した際に埋まったとみており、同署がこの作業員から詳しい事情を聴くとともに男性の身元を調べている。

 

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/485806/

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

氷を削る作業は、通常、この時間帯に行われていたのだろうか?

 

それとも、朝8時前ゆえ、まさかホッパー内に人がいるとは思わなかった、ということだったのだろうか?

 

はたまた、「内部作業中」といった標識をホッパー外部に取り付けていなかったのだろうか?

 

 

 

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20201130176分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

東京都は30日、大田区の男性(76)が自ら釣ったフグを自宅で調理し、食中毒にかかったと発表した。

 

ろれつが回らないなどの症状が出た男性は一時、意識不明となったが、現在は快方に向かっているという。

 

都によると、都内で家庭でのフグの食中毒が発生したのは2003年以来。

都は「フグを素人判断で調理するのはとても危険」と呼びかけている。

 

都によると、男性は2526の両日、神奈川県内で釣ったフグの白子をゆでてあぶり、ポン酢しょうゆをつけて食べた。

 

27日から歩行が困難になり、医療機関に運ばれたという。

 

尿を検査したところ、フグ毒を検出したため、フグの白子による食中毒と断定した。

 

都の担当者は、「フグを食用になるよう調理にするには、専門的な知識や技術が必要。素人が生半可な知識で調理したことにより、多くの食中毒が起きている」と注意喚起を促している。

 

https://www.asahi.com/articles/ASNCZ5K0LNCZUTIL037.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

〇フグといえばトラフグ。

その白子が無毒なことから、フグ全般の白子が無毒だという誤認識が広まっているのかもしれない。

かくいうブログ者も、その一人。

 

〇関連情報調査結果、1年前に新潟市の飲食店で、除毒処理した白子を食べた人が中毒症状を呈していた。

 

20191011日 にいがた経済新聞)

 

10月5日午後3時半頃に新潟市内の飲食店で、フグの白子の軍艦巻きを食べた家族3人のうち2人(60歳代男性、30歳代女性)が、同日午後5時半頃から口唇の渇き、舌や手足先のしびれ、下肢の脱力感、嘔吐の症状を呈し、医療機関を受診した旨の連絡が新潟市保健所にあった。

 

調査した結果、この食品に使用されたフグの白子は佐渡市内の魚介類加工施設「K冷蔵」から仕入れたものであった。

 

そこで佐渡保健所が、K冷蔵を調査した結果、患者が食べたフグの白子は、K冷蔵が5月から6月にかけて除毒処理し、加工したものだった。

 

佐渡保健所は、「フグ毒を含む可能性のある食品を食べる機会が、この食品に限られること」、「(新潟市保健所の調査から)新潟市内の飲食店がフグ毒による汚染の可能性がないこと」、「患者の尿中からフグ毒が検出されたこと」、「医師から届け出があったこと」などから、K冷蔵を原因とする食中毒と断定した。

 

なお、患者は全員快方に向かっている。

 

フグ毒は、テトロドトキシンと呼ばれ、1~2mgで人を死亡させる。

また、フグ毒は熱に強いため、通常の調理方法では無毒化できないという。

 

このため、県では専門知識のない人はフグ調理をしないよう、呼びかけている。

 

一方、今年10月11日現在の新潟県内の食中毒発生状況は件数23件(昨年同期は15件)、患者数406人(昨年同期は123人)となっている。

 

https://www.niikei.jp/24009/ 

 

 

 

 

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202011271240分にYAHOOニュース(沖縄テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

26日午後3時過ぎ、うるま市昆布にある自動車整備会社で、傾斜地に停めて解体していた大型の貨物車が動きだし、車の後ろにいた男性が下敷きになった。

 

この事故で、うるま市具志川の会社員石嶺さん(男性、66歳)が病院に運ばれ、まもなく死亡が確認された。

 

貨物車の解体は別の作業員が行っており、警察は業務上過失致死の疑いも視野に、作業の手順に問題がなかったかなど、事故の状況を詳しく調べている。

 





 

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/e469504c888e2aacd4a2d6906ef4350b3196eba3

 

 

11271227分にYAHOOニュース(琉球朝日放送)からは、動き出したのはコンテナ部分が取り外された保冷車だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

26日午後3時ごろ、うるま市昆布にある自動車会社の車両置き場で、傾斜に停められていた解体作業中のトラックが何らかの原因で動き出し、後方で作業をしていた男性が下敷きになりました。

 

この事故で、うるま市具志川に住む会社員・石嶺さん(66)が心肺停止の状態で病院に搬送され、およそ1時間後に死亡が確認されました。

 

現場では、石嶺さんのほかに従業員4人が作業をしていました。

 

トラックは保冷車で、コンテナ部分は取り外されていたということです。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/19621c1f2522356b70661b150186efa3f576bcb9

 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

映像では、そう急な傾斜ではないように見えた。

 

 

 

 

 

 

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2020112760分にラジオ関西から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

姫路市保健衛生所は26日、市内在住の60代の夫婦が釣ったフグを食べ、食中毒になり入院したと発表した。  

 

夫婦は25日午後に姫路市白浜町の海岸で約25cmのフグ1匹を釣り上げた。

 

その場で皮や内臓を取り除いて身の部分のみを自宅に持ち帰り、夕方にフライにして食べたところ、約20分後に妻のくちびるや舌がしびれる神経症状が出た。

 

夫婦そろって医療機関を受診したが軽症。

すでに回復しているが、「身の部分なら大丈夫だと思った」と説明しているという。  

 

姫路市では1989(平成元)年以降、 今回の件を含め、9人がフグの毒による食中毒に。

 

保健衛生所の担当者は、「フグの毒は煮ても焼いても消えない猛毒で、時には死に至ることがある。素人がフグの種類を見極め、有毒部位を正しく取り除くことは困難で、必ず適正な処理ができる飲食店などで適正に処理・調理したものを食べてほしい」と注意を呼びかけている。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/9f20baa9087d7e080737480082acbd3e4ba31b30

 

 

11261742分に神戸新聞からは、身にも毒があるフグがいるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

2人はフグの調理資格を持っていなかった。

 

市保健所の担当者は、「内臓だけでなく身にも毒を持つ種類がある」と注意を呼び掛けている。

 

https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/202011/0013893986.shtml 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

関連情報調査結果、東京都福祉保健局から、身に毒があるフグの例が写真付きで配信されていた。

 

『食用にできないふぐ(例示)』

 

次に掲げるふぐは、筋肉が有毒で食用にならないものまたは毒性が不明な種類です。

 

中毒事故の原因となっているものもあるので、絶対に食用にしないでください。

 

https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/smph/itiba/suisanbutu/fugufuka.html

 

 

 

 

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202011251211分に読売新聞から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。

 

25日午前9時15分頃、東京都江戸川区東葛西の旧江戸川近くの工事現場で、クレーン車(25トン)が横転し、運転していた男性が運転席とコンクリートの岸壁の間に挟まれ、まもなく死亡が確認された。

 

警視庁葛西署幹部によると、現場では地盤改良工事が行われており、男性はクレーンで別の小型クレーン車をつり上げて移動させる作業中だった。

 

葛西署は事故の詳しい状況を調べるとともに、39歳の工事関係者とみて男性の身元確認を進めている。

 

https://www.yomiuri.co.jp/national/20201125-OYT1T50175/ 

 

 

11251157分にNHK首都圏からは、バランスを崩したらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

現場は東京メトロの葛西駅から東に2キロほど離れた、工場などが建ち並ぶ地域で、警視庁は作業中にバランスを崩したとみて事故の状況を詳しく調べています。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20201125-OYT1T50175/ 

 

 

(2022年7月16日 修正1 ;追記)

20227151640分にYAHOOニュース(テレビ朝日)からは、地盤が弱かったのに鉄板を敷いていなかった、現場責任者は初めて責任者を担当したので多忙で地盤調査を漫然としか認識していなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

東京・江戸川区の堤防で工事をしていたクレーン車が横転して男性作業員が死亡した事故で、警視庁は現場責任者の男性を書類送検しました。  

おととし11月、江戸川区の防潮堤で工事中の大型クレーン車が横転し、操縦していた小島さん(当時39)が挟まれて死亡しました。  

警視庁は今月15日、工事前に地盤調査をせず、安全管理を怠ったとして、当時、現場責任者だった40代の男性を業務上過失致死の疑いで書類送検しました。  

警視庁によりますと、男性は現場の地盤が弱かったにも関わらず、転倒を防ぐための支柱の下に鉄板を置く指示をしていなかったということです。  

取り調べに対し、男性は「地盤調査を漫然としか認識していなかった」、「管理者を初めて担当し、多忙で抜け落ちていた」と容疑を認めています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/06bc5d5fdbb93e40322d9bafaf755c408ec800d4

 

 

 

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202011251431分にYAHOOニュース(朝鮮日報)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

24日午後42分ごろ、全羅南道光陽市金湖洞のポスコ光陽製鉄所第1高炉工場で酸素供給パイプが爆発して火災が発生し、3人が亡くなった。

 

事故直後に作業員2人が心停止状態で発見され、1人は行方不明で、後に亡くなっているのが見つかった。

 

光陽製鉄所は、火災が発生するや自社の消防隊を投入し、火災発生から22分後の午後424分ごろには火の手を全て押さえ込んだ。

 

この日亡くなった作業員は、ポスコ社員のイさん(40)と協力企業の社員キムさん(32)、チョンさん(53)。

 

3人は第1高炉周辺のパイプライン整備に投入された。

 

光陽製鉄所側では、3人が高炉とつながる酸素供給用パイプに付いた開閉バルブを操作したところで爆発事故が起きたと推定している。

 

光陽製鉄所の関係者は「酸素供給管の方に隠れた亀裂が生じ、大量の高圧酸素が漏れた」とし「高圧で保管していた酸素が抜け出たことから、爆発とともに火災へとつながり、爆発の衝撃で作業員らは遠くに飛ばされて死亡したものとみられる」と語った。  

 

消防当局は現場に救助隊を投入して捜索作業を繰り広げ、事故の時点で行方不明だったイさんを2時間後に発見した。

 

イさんは破損した構造物の間に挟まれている状態だった。

 

警察と消防当局は製鉄所関係者などを対象に、正確な経緯を調べる方針だ。

また、夜が明け次第、科学捜査チームを現場へ投入して鑑識に乗り出す計画だ。  

 

光陽製鉄所では、今回の事故に先立ち昨年1224日にも、爆発とともに火が出て研究員やエンジニアなど5人がけがをした。

 

当時、研究員らは製鉄所から排出される熱エネルギーを集めて再び発電を行う排熱発電蓄熱設備の研究課題を遂行していたところで、試験稼働の過程で事故が起きた。

 

当時は大きな爆発音が2度響き、一帯で振動が感じられ、およそ50メートル離れた李舜臣大橋に大きな鉄の塊が飛んできて、車の通行が一時中止された。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/49d6faf103f607f623bebe2f496dd5b9defda8c8

 

 

 

 

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20201124428分にYAHOOニュース(静岡朝日放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

未明、静岡県富士市のミネラルウォーターの製造工場で、男性作業員が運搬機械に頭を挟まれ死亡する事故がありました。

 

午前0時過ぎ、富士市天間のA社天間工場で、「同僚が血を流して倒れている」と消防に通報がありました。

 

男性は病院に運ばれましたが、間もなく死亡が確認されました。

死亡したのは富士宮市東町の派遣社員、勝亦さん(男性、67歳)です。

 

警察によりますと、勝亦さんは1人でウォーターサーバー用のペットボトルを入れる段ボールの仕分け作業をしていたということです。

 

同僚が無線で呼び掛けても返事がなかったことから、確認すると、段ボールをつかむロボットアームとベルトコンベヤーの間に頭が挟まれた状態だったということです。

 

警察が詳しい事故の原因を調べています

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/2f0ccc12682f4f3e496b8034ecc29cae35db11c6

 

 

 

 

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202011231930分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

世界気象機関(WMO)は23日、主要な温室効果ガスの二酸化炭素(CO2)について、2019年の世界平均濃度が4105ppmppm100万分の1、体積比)に達し、過去最高を更新したと発表した。

 

WMOの温室効果ガスのデータを集約・分析している日本の気象庁によると、CO2濃度は統計を取り始めた1984年以降、毎年高くなっているという。

 

19年の世界平均濃度は18年と比べ26ppm上昇し、上昇幅は過去10年間の年間平均237ppmより大きかった。

 

産業革命前の水準(約278ppm)と比べると約15倍に達した。

 

気象庁によると、長期的には濃度の増加の上昇幅がやや大きくなってきているという。

 

石油など化石燃料の利用拡大が要因とみられる。

 

また、CO225倍の温室効果があるメタンの世界平均濃度も、19年は過去最高を更新。

産業革命前から約26倍の水準に達した。

 

https://mainichi.jp/articles/20201123/k00/00m/040/146000c

 

 

11211826分に東京新聞からは、2019年が排出量のピークと推定されるなど、下記趣旨の記事が排出量の推移グラフ付きでネット配信されていた。

 

化石燃料の利用に伴う世界の二酸化炭素(CO2)排出量は2019年の319億トンがピークで、50年まで元に戻らないとの推定結果を、民間調査機関が21日までにまとめた。

 

新型コロナウイルス流行によるエネルギー需要減と、再生可能エネルギー拡大が要因。

 

それでも地球温暖化に歯止めはかからず、同機関は「再生エネの迅速な導入や電気自動車の普及が重要」と指摘する。

 

米情報サービス企業ブルームバーグの研究機関「BNEF」がまとめた。

 

今年のCO2排出量は新型コロナの影響により19年比で8・6%減少し、経済回復とともに排出が増えても、19年の水準には届かないとしている。

 

(共同通信)

 

https://www.tokyo-np.co.jp/article/69847

 

 

 

 

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20201123853分にYAHOOニュース(SPA)から『恐るべき「人喰いクマ」の衝撃。最凶の7大獣害事件を振り返る』というタイトルで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

先日、クマに出会った場合の危険回避行動を本ブログに掲載したこともあり、参考までに紹介する。

 

【人間を捕食するために徘徊する】

 

今年はクマの出没件数が過去最多を記録したという。

 

石川県のショッピングセンターにクマが14時間も立てこもった事件や、北海道羅臼町で犬を専門に襲う「犬食い熊」が飼い犬5頭を喰い殺した事件など、ショッキングなニュースが起きたことは報道などでご存じの方も多いだろう。

 

死亡事故も起きており、1011日には新潟県関川村で73歳の女性が、秋田県藤里町では1016日に83歳の女性が、それぞれに襲われて亡くなっている。

 

NHKによれば、今年4月以降でツキノワグマに襲われ怪我をした人は、全国で123人に上るという。

 

クマの出没が多い理由は、エサとなる木の実の不作が第一に挙げられるが、その他にも、里山の廃屋に住み着く熊が増えたことで「人慣れ」したクマが現れ始めたことや、’18年が豊作だったためにクマの繁殖行動が盛んで、今年3歳になって親離れした若熊が、好奇心にかられて人里に下りてくることなどが考えられるという。  

 

いずれにしても、犠牲者が2名に止まっていることは僥倖と言うべきだろう。

 

なぜなら、かつて開拓時代の北海道では、人間を捕食するために徘徊する、恐るべき「人喰いクマ」が数多く存在していたのである。

 

さらに言えば、過去50年間においてすら、凶悪な人喰いクマによる食害事件は断続的に発生しているのだ。

 

以下、それらの中から最も凄惨を極めた「人喰いクマ事件」のいくつかを取り上げてみよう。

 

 

【恐るべき「人喰いクマ」の実例】

 

いわゆる「人喰いクマ事件」は、長らく「5大事件」と言われてきた。

 

もっとも有名なのが大正412月に起きた「苫前三毛別事件」である。  

 

吉村昭の小説『羆嵐』で知られるこの事件では、留守居をしていた男児と女房がヒグマに襲われて死亡し、その通夜の現場に再び姿を現した後、さらに付近住民が避難する隣家に乱入して、女子供4人を喰い殺すという、「世界最悪」とも言われる獣害事件に発展した。

 

犠牲者数は、事件後23年を経て死亡した1人と、胎児を含めた8人だったというのが定説となっている。  

 

次に犠牲者を出したのが、大正128月に発生した「沼田幌新事件」である。

 

この事件は、夏祭の帰り道、そぞろ歩いている群集にヒグマが襲いかかるという、極めて珍しい事例である。

 

その場で男子1人が殺された後、付近の開拓小屋に逃げ込んだ村人等を追ってヒグマも侵入し、屋内を暴れ回った。  

ここで男子の母親がつかまり、藪の中に引きずり込まれたが、念仏を唱える彼女の声が、長く細々と漏れ聞こえたと伝えられている。

 

数日後に熊狩りが行われ、その過程で2人の猟師が襲われ死亡した。

犠牲者は4人である。  

 

さらに古い記録では、明治111月の「札幌丘珠事件」が知られている。

 

この事件は、冬籠もりしていた穴から追い出されたヒグマが空腹をかかえて吹雪の中を徘徊し、民家に押し入って、父子を喰い殺したという恐るべき事件である。

 

銃殺されたヒグマは札幌農学校で解剖され、胃袋から取り出された被害者の遺体の一部がアルコール漬けされて長らく北大付属植物園に展示されていたことなどから、北海道ではよく知られた事件である。  

 

このとき解剖に立ち会った学生が熊肉の一部を切り取って焼いて喰ったが、その後、胃袋から犠牲者の手足が転がり出たのを見て、実験室を飛び出して嘔吐したという笑えないエピソードもある。

 

加害熊を穴から追い出した猟師も含めて3人が犠牲となった。

 

 

【登山中の学生が喰い殺される】

 

大きく時代が移り、昭和457月に発生した「福岡大学遭難事件」も、悲惨な獣害事件として長く語り継がれている。

 

同大ワンダーフォーゲル部員5人が日高山脈縦走中に、食料の入ったザックをヒグマに漁られ、これを奪い返したことから執拗につけ狙われて、結果的に3人が犠牲となった。

 

学生の1人が事件の経過を克明に記録したメモが発見され、遭難中の生々しい様子が公開されたことで、世間に衝撃を与えた事件である。  

 

最後に、昭和51年の「風不死岳事件」も有名な事件として知られている。

 

この事件では、山菜採りに山に入ったグループがヒグマに襲われ2人が喰われた。

 

実は、それ以前に事件現場から4キロ離れた地点で笹藪の伐採をしていた作業員が襲われるなどの事件が起きており、入山禁止が呼びかけられていたにもかかわらず、山菜採りに入ってしまったために起こった悲劇であった。  

 

そして「第六の事件」ともいうべき事件が、平成2856月に発生した「秋田十和利山事件」である。

 

 

【凶悪化するクマ】

 

ツキノワグマが人間を襲うことは滅多にないと言われる。

 

排除行動として人間を傷つけ、結果的に死に至らしめた事例は数多いが、「人間を喰った」という記録はまったくなく、唯一、以下の事例のみが報告されているだけであるとされてきた。

 

「それはよほど前のことだそうであるが、福井県下で、あるおばあさんが山菜とりに山に入ってクマにやられて死んだ事件があった。

そこで、その犯行の主とおぼしいクマを射殺して解剖したところ、被害者の片足が、胃の中から出たそうで、これが現在知られる限りの、わが国でツキノワグマが人を食った、唯一つの珍らしい事例だということである」

(『くま』斉藤基夫 農林出版 昭和38年)  

 

このように、ツキノワグマが人間を喰うために襲うことはあり得ない……と、長らく信じられてきた。

 

しかし、これを覆す事件が、平成285月に起きた。

 

秋田県鹿角市山中で起こった、戦後最悪の獣害事件「十和利山人喰い熊事件」である。  

 

この事件では4人が喰い殺されたが、死体の損壊には5頭のツキノワグマが関与していたとされる。

 

このうち「スーパーK」と名付けられた若いオスの熊(体重80kg、推定4歳)が3人を喰い殺し、残り1人は「スーパーK」の母熊と推定される「赤毛」のメスの熊が関わったという。

 

つまり、人間をエサと見なして襲いかかったのは母子のツキノワグマであり、他の3頭は食害に加わっただけと見られる。

 

近年稀に見る凶悪事件だったので、覚えておられる読者も多いだろう。

 

 

【クマの胃から体の一部が…】

 

しかし実は、この事件の30年前にも、恐るべき人喰いグマが存在していた。

 

ほとんど知られていないが、昭和63年に起きた「戸沢村人喰い熊事件」がそれである。

 

以下は、「日本クマネットワーク」がまとめた『人身事故情報のとりまとめに関する報告書』からの摘記である。  

 

昭和635月、山形県戸沢村の神田集落でタケノコ採りに出かけた61歳の男性が熊に襲われ死亡した。

加害グマは逃亡し、駆除されなかった。

 

その年の10月、同じ集落で59歳の女性がクルミ採りに出かけ、熊に襲われ死亡した。

同月、山ひとつ隔てた古口集落で、59歳の男性が栗拾いに出かけ、やはりクマに襲われ死亡した。

この2人の被害者には食害の跡が認められた。  

 

3件の死亡事故を受けて地元ハンターが駆除に努め、ついに加害グマを射殺した。

当該クマの胃からは人間の筋肉や皮膚の一部が取り出され、三人目の犠牲者の体の一部であることが確認された。

 

この凶悪グマの頭骨には明かな損傷があったことから、次のような事実が明らかになった。

 

「事件発生以前に、戸沢村内で子グマが飼われており、その子グマは飼い主に大変なついていたが、成長して飼育できなくなったため山に放すことにした。

クマを山に連れ出し、放獣しようと試みたが、なついたクマは飼い主から離れようとしなかった。

そこで、その飼い主は持っていた棒で、熊の頭を激しくたたくと、熊は鳴きながら逃げていった」

(前掲報告書)  

 

このことから人に対して怨みを抱くようになり、事件に至ったと推定された。

 

これら2つの事件を加えるなら、日本史上の「人喰い熊事件」は「7大事件」と言えるかもしれない。

 

 

(2/2へ続く)

 

 

 

 

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(1/2から続く)

 

【歴史に埋もれた「人喰いクマ事件」】

 

実は、こうした事件以外にも、複数の人間が喰い殺された「人喰いクマ事件」は、いくつも記録されている。  

 

例えば大正元年に4人が喰い殺された「朝日村登和理事件」では、狩猟に山に入った村人1人がヒグマに襲われ、逃げ帰った者が危急を知らせたので、4人が救出に向かったところ、ヒグマに逆襲されて3人が噛み殺されてしまった。  

 

また大正2年に親子3人が喰い殺された「愛別町事件」では、夜間帰宅途中の父子がヒグマに襲われ、悲鳴を聞きつけた女房も襲われ死亡した。

 

翌朝、喰い散らかされた被害者等の人肉が散乱する現場を多くの村人が目撃したことで、地元では長く語り継がれた。

 

大正14年に美瑛町で起きた人喰い熊事件では、釣りに出かけた2人の村人がヒグマに襲われ死亡した。

 

当時の新聞は凄惨な現場を次のように報じている。

 

「胴体から上はなく、内臓はことごとく喰われ、また手足もむしり取られ、頭は崖の上に発見された。

なお、浜岸の死体は両足はなく、顔面は傷だらけで、内臓を喰らって土の中に埋めてあったが、実に目もあてられぬ惨状であった」

(『小樽新聞』大正14622日)  

 

この事件の3か月後に再び釣り人が喰い殺される事件が発生し、加害グマは射殺されたが、市街地へ運搬途中にヒグマの口中から前日飽食した人肉が多量に吐き出され、周囲の人々は「もらいゲロ」しそうになったという。  

 

さらに昭和10年、高山植物の採集のために山に入った男性3人が喰い殺された「樺太伊皿山事件」では、山中で血の海となった笹藪に被害者等の頭蓋骨が転がっているのが発見され、樺太全島に衝撃が走った。

 

この事件は管轄が「樺太庁」だったためか、専門家の間ですらまったく知られていない。  

 

このように、歴史に埋もれた「人喰いグマ事件」は数多く存在するのである。

 

ただし、ここに挙げた「人喰いグマ」は極めて稀なケースであり、山に入る時はクマ鈴やラジオを点けるなどして人間の存在を知らせることが大切であることに変わりはない。

 

紅葉シーズンにGOTOで山にいく方も多いだろうが、クマ対策をせずに山中深く足を踏み入れるのは非常に危険であることを念頭に置いていただきたい。

 

【中山茂大】 (なかやま・しげお)

ノンフィクションライター。北海道出身。上智大学文学部卒。

主な著書;「ハビビな人々」(文藝春秋)、「笑って! 古民家再生」(山と渓谷社)、「田舎暮らし始めました」(LINE文庫)など。

「渓流」(つり人社)にて砂金掘りの記事を、「ノースアングラーズ」(つり人社)にて「ヒグマ110番」を連載中。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/8c143ede810d268b400ddd5cc59dc829b1a4fd5a

 

 

 

 

 

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2020112150分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

県立宮崎病院(宮崎市)で2日に院内が8時間あまり停電したことについて、同病院は20日、屋外の配電線と病院構内をつなぐ引き込み線を覆っている部分が一部破れ、雨水が入って漏電したことが原因とみられると発表した。

 

停電発生後、職員が非常用発電装置に手動で切り替える作業を失念したことで、手術室などへの停電につながったことも明らかにした。

 

同病院によると、停電は2日午後1時15分頃に発生し、同9時40分頃に復旧した。

 

この間、外来の受け入れを取りやめたほか、調理などができなくなり、入院患者には非常食を出した。

 

手術室への電力供給も止まり、2件の手術を中断し、後日、改めて手術した。

 

同病院では停電が起きた際、バッテリー式の電源装置が作動し、手術室などへの電力供給が続けられる。

 

その後、より安定して電力が供給できる非常用発電装置に自動で切り替わるが、この日は何らかの理由で切り替わらなかった。

 

こうした場合、職員らが手動で切り替える手はずになっていたが、当日はそれを行わなかった。

 

同病院は「手動で切り替えていれば、手術室などの電源喪失は防げた」としており、切り替えが行われない際は警報で通知されるようシステムを改良したという。

 

https://www.yomiuri.co.jp/local/miyazaki/news/20201120-OYTNT50051/

 

 

11201818分にNHK宮崎からは、屋外の電線のカバーに1cmほどの亀裂が入っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

県立宮崎病院で今月起きた大規模な停電は、屋外の電線のカバーが破れ、そこに雨水が侵入したことによる漏電が原因とみられることがわかりました。

停電は今月2日に発生し、およそ7時間にわたって続きました。

救急患者の受け入れが丸一日できなくなったほか、手術の中断などの影響が出ました。

病院が原因を調べたところ、電気を病院に引き込む屋外の電線のカバーに、長さ1センチほどの亀裂があるのが見つかり、この部分から雨水が入り込んで漏電が起きた可能性が高いことがわかりました。

亀裂が生じた原因は、わからないということです。

また、本来は自動で行われるはずだった非常用発電機への切り替えがうまくいかず、一時、手術室や集中治療室で電気が全く使えない状態になっていたことも分かりました。

切り替えができなかった原因はまだ分かっていないということで、病院では調査を続けるとともに、同じ事態が起きたら警報が鳴るようにするなど監視態勢を強化したということです。

会見した県立宮崎病院の菊池院長は、「患者や、負担をかけた地域の医療機関に心よりおわびします」と陳謝しました。

 



 

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/20201120/5060007905.html

 

 

 

 

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2020112100分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

ヨーグルトを配達していた男性が配達先の民家敷地内で放されていた大型犬に顔などをかまれけがをしたとして、犬の飼い主に約613万円の損害賠償を求めた訴訟で、福岡地裁は20日、飼い主に約172万円の賠償を命じた。

 

古市文孝裁判官は「リードなども付けずに大型犬を放していたこと自体、飼い主の過失だ」と判断した。

 

判決によると、20153月、福岡県大野城市の戸建て住宅にヨーグルトの配達に来た男性が、敷地内に放されていた大型犬のバーニーズマウンテンドッグ(当時4歳半)に左手人さし指と顔をかまれ、出血を伴うけがをした。

 

男性側は「犬にリードを付けたり、かみつき防止用のマスクを着けたりするなどすべきだった」と主張。

 

一方で飼い主側は、配達者はインターホンを鳴らすことや門扉の外に商品を置くことができたなどとして、責任はないと反論していた。

 

古市裁判官は、犬は大型で家族以外にほえることがあったとし、「何らかの事情で警戒を示し、かみつく可能性があった」などと指摘。

 

配達員の鼻に残った全長33ミリのU字形の傷痕を後遺障害と認定し、治療費や慰謝料などを算出した。

 

一方、この犬はしつけがされ、比較的温厚な性格であったことや、配達員は犬が放されていることがあると認識しており、ほえ始めた段階で配達を中断できた点などを指摘し、過失割合は飼い主5割、配達員5割として過失相殺した。

 

https://mainichi.jp/articles/20201120/k00/00m/040/379000c

 

 

112160分に西日本新聞からは、前の配達担当者は敷地内での放し飼いに同意していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

乳製品の配達中に犬にかまれて後遺障害が残ったとして、元配達員の40代男性が飼い主に約613万円の損害賠償を求めた訴訟で、福岡地裁は20日、飼い主の責任を一部認め、約172万円の支払いを命じた。

 

判決によると、男性は乳製品などの配達会社に勤務していた20153月、福岡県大野城市の飼い主宅に配達。

 

玄関付近で商品を置こうとした際、敷地内で放し飼いにされていた大型犬バーニーズ・マウンテンドッグ(体長約1メートル)に指と顔をかまれ、鼻に約3センチの傷痕が残った。

 

判決理由で古市文孝裁判官は、犬が人をかんだことがなく、前配達担当者が敷地内での放し飼いに同意していたことを踏まえても、「かみつき事故が生じる可能性は否定できず、相当の注意をもって犬を管理していたと言うことはできない」と指摘。

 

一方で、男性も玄関付近で犬に気づきながら配達作業を続けた点について、「相当な注意を欠いた」と述べた。

 

   ◇    ◇

 

新型コロナウイルスの影響による外出自粛で宅配便の利用が増える中、配達員が飼い犬にかまれるといったトラブルは増加が懸念される。

 

食料品宅配などを手掛けるエフコープ生活協同組合(福岡県篠栗町)は、「配達が予想される場合には、犬をつなぎ留めておくなど、協力をお願いしたい」などと定期的に注意を呼び掛けている。

 

https://www.nishinippon.co.jp/item/n/666284/

 

 

 

 

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魚田慎二
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男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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