







2019年6月28日8時18分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
野球部の練習中に、穴が開いた防球ネットをすり抜けた硬球が顔面を直撃して大けがを負ったのは、ネットを管理する千葉県が修繕などの処置を怠ったためだとして、千葉県船橋市の県立高校の元野球部員の男性(19)が、県に約820万円の損害賠償を求める訴訟を千葉地裁に起こし、26日に第1回口頭弁論があった。
訴状によると、原告の男性が2017年1月4日午前9時ごろ、防球ネットの裏で野球部の練習をしていたところ、投球マシンから放たれた硬球がネットの穴をすり抜けて男性の顔を直撃。
あごや鼻の骨が折れる全治7カ月の大けがを負ったと訴えている。
男性は、この事故の前にも硬球が穴をすり抜けて生徒に当たることがあり、野球部員らが危険性を指摘していたと主張。
事故を予見できたにもかかわらず、ネットを修繕したり、買い替えたりするなどの必要な処置を怠った県に責任があるとして、治療費や慰謝料など計約820万円を求めた。
県教委教育総務課は、「訴状の内容を調べて、追って準備書面で主張を明らかにしたい」としている。
出典
『硬球が顔直撃、顔面骨折 元野球部員が県提訴 千葉地裁』
https://www.asahi.com/articles/ASM6V6G52M6VUDCB02C.html
(ブログ者コメント)
原告の主張は主張として、DIYの精神により部員自身で繕おうとする動きはなかったのだろうか?
漁師のように綺麗に網を繕うのは無理だとしても、球が通過しないよう網の穴を閉じるぐらいはできそうな気がするのだが・・・。
2019年6月28日21時1分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪府警は28日、G20サミットの警備に派遣されている島根県警の20代の男性巡査が、実弾入りの拳銃を大阪(伊丹)空港近くのビルのトイレに置き忘れたと発表した。
府警によると、巡査は同日午後1時半ごろトイレに入り、拳銃や手錠などをつり下げたベルト(帯革)を個室の棚に置いた。
そのまま立ち去ったが、数分後にビル管理会社の従業員が見つけ、近くにいた別の警察官に届け出た。
ビルは空港警備に当たる警察官の待機所で、関係者しか出入りできないという。
巡査は休憩中だった。
出典
『島根県警巡査が拳銃トイレに置き忘れ G20派遣中 伊丹空港近くで』
https://mainichi.jp/articles/20190628/k00/00m/040/337000c
(ブログ者コメント)
警察官のトイレ個室への拳銃置き忘れは、昨年、一昨年と、本ブログで2件ずつ紹介している。
今後は、特段のものでない限り、紹介を割愛する。
2019年6月27日6時0分に朝日新聞から、現場の写真と傾斜の見取り図付きで下記趣旨の記事がネット配信されていた。
昨年6月に静岡市清水区の用水路に男子中学生(当時12)が転落し、死亡した事故で、静岡県警は柵設置などの安全対策を怠ったとして、用水路を管理する県中部農林事務所の元所長や農地整備課の職員ら6人を業務上過失致死容疑で書類送検する方針を固めた。
捜査関係者への取材でわかった。
事故は昨年6月27日午後に発生。
県警によると、男子生徒は同級生と2人で現場付近で遊んでいた際、急斜面に設けられたコンクリート製の用水路に落ち、約25mの高さを斜めに滑り落ちた。
119番通報を受けて病院に搬送されたが、頭の骨折などで死亡した。
同事務所によると、用水路は雨水などを調整池に排水するために、昨年3月に造られた。
長さ約63mの水路(幅約1.2m、深さ約1.1m)が25mの高さから斜めに延び、傾斜は24°。
途中に障害物などはなく、滑り台状の構造になっている。
捜査関係者によると、現場には当時、人の立ち入りを防ぐ柵や進入禁止を呼びかける掲示は設置されていなかった。
事務所側は県警に、「まさか進入するとは思わなかった」と説明したが、県警は、人が周辺に出入りし、用水路に落ちる可能性も予見できたのに、必要な対策を怠ったと判断した。
同事務所は、事故後、用水路前にバリケードやフェンスを設置するなどした。
滝本裕士・石川県立大教授(農業土木工学)は、「コンクリート製の水路であれば、数mの高さでも死を招きかねない。ましてや20m以上の構造物に柵も何も無いのは不注意すぎる」と指摘した。
出典
『用水路で中学生25メートル転落死、県職員ら書類送検へ』
https://www.asahi.com/articles/ASM6K727TM6KUTPB03R.html
6月27日19時33分にNHK静岡からは、当時の所長らが書類送検されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年、静岡市清水区の排水路に当時12歳の男子中学生が転落し死亡した事故で、警察は、安全対策を怠っていたとして、排水路を管理している静岡県中部農林事務所の当時の所長と職員あわせて6人を業務上過失致死の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは、静岡県中部農林事務所の60代の当時の所長と40代から50代の職員あわせて6人。
去年6月、清水区南矢部で当時12歳の男子生徒が友人と遊んでいて誤って排水路に滑り落ち、頭などを強く打って死亡した。
警察がその後、現場を詳しく調べたところ、排水路は傾斜が30°ほどで長さおよそ70mの滑り台状の溝になっていて、中は滑りやすくなっていたほか、転落を防ぐための柵などは設置されていなかったという。
警察によると、排水路は県が周辺の土地改良事業の一環で18年前に整備したもので、地元住民からは「子どもが排水路付近で遊んでいて危ない」などと対策を求める声が中部農林事務所に寄せられていたという。
警察は、点検や柵の設置などの安全対策を怠ったことが事故につながったとして27日、6人を業務上過失致死の疑いで書類送検した。
警察の調べに対し、元所長らは「当時は子どもが近寄るとは思っていなかった」などと容疑を否認しているという。
※地元住民の話し(音声情報のみ)
「フェンスとかないから、ここは怖いね・・・滑ったらあそこまでいっちゃうね・・・などと、事故前に女房と話していました」
出典
『中学生転落死県職員6人書類送検』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20190627/3030003262.html
(2020年1月19日 修正1 ;追記)
2020年1月17日12時49分に日テレNEWS24から、所長ら6人が不起訴になったという下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
静岡地検は16日、書類送検されていた県の職員6人を不起訴処分とした。
理由については明らかにしていない。
http://www.news24.jp/nnn/news16422742.html
1月17日20時2分にNHK静岡からは、同種施設への横展開対応も図られていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故を受けて、県は、排水路の周辺に人が立ち入らないよう柵を設け、注意喚起の看板を立てるなどの対策を行ったほか、同じような排水路の管理を行う県内のすべての農林事務所に施設の安全対策を徹底するよう通知したということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20200117/3030005475.html
(ブログ者コメント)
以下は、日テレNEWS24の映像の4コマ。
2021年4月14日19時14分にNHK静岡からは、不起訴不当とする遺族の申し立ては退けられたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
男子中学生の遺族は、去年8月、「排水路に人が立ち入ることは予測でき、転落防止策を講じるべきだった」として、検察審査会に6人の不起訴は不当だと審査を申し立てていました。
静岡検察審査会は12日付けで、「重大事故が起こり得ると予見できる可能性があったとは言えない」などとして、不起訴は妥当だと議決しました。
そのうえで、県中部農林事務所について、「安全に対する意識が不足していたのではないかと思われる」と指摘しました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20210414/3030011156.html
2019年6月27日付で中日新聞三重版に、下記趣旨の記事がビフォア・アフターの写真付きでネット配信されていた。
どの信号を見て渡ればいいの?
伊賀市緑ケ丘西町の交差点にある歩行者信号の1つが裏向きになっていることが分かり、伊賀署は24日、正しい方向に直した。
裏向きの信号が見つかったのは、伊賀白鳳高前を通る市道の交差点。
横断歩道をはさんで設置された2基とも、北西を向いていた。
このため、同方向に横断する際、いずれの信号も裏向きで表示が見えなかった。
署によると、信号は2002年に設置された。
稼働させる際に確認しており、当時は正しい方向になっていたという。
信号機には車などが衝突した形跡はなかった。
添交通課長は、「過去に市民からの通報もなく、いつ、どのように向きが変わったかは分からない」と話している。
読者からの情報提供を受け、本紙が署に指摘した。
出典
『裏返し信号機、直りました 伊賀・緑ケ丘西町の交差点』
https://www.chunichi.co.jp/article/mie/20190627/CK2019062702000038.html
(ブログ者コメント)
少し前、縦型LED信号の向きが逆になっていたという情報を紹介したばかりだ。
あの事例は気が付かない可能性大だったが、この事例はすぐに気が付きそうなものだ。
皆が皆、そのうち直るだろう・・・的に考えていたのだろうか?
2019年6月27日22時24分に信越放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今夜7時半頃、市の西側で大きな光が確認されたあと、蟻ヶ崎や島内、大手など広い範囲で停電が発生した。
松本市白板のコンビニエンスストアでも1時間ほど停電したという。
中部電力によると、この影響で、松本市や安曇野市豊科などで最大およそ1万3000戸が停電したが、1時間半後の今夜9時前に復旧した。
中部電力が、JR北松本駅近くにある白板変電所でトラブルがあったとみて詳しく調べたところ、トンビが設備に接触したことが停電の原因とわかった。
出典
『トンビが接触して松本市などで最大1万3000戸停電』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190627-00355140-sbcv-l20
6月28日付で信濃毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午後7時31分、松本市と安曇野市の一部で停電が発生した。
中部電力長野支店(長野市)によると、計約1万3100戸で最長1時間22分にわたって停電した。
松本市では中心市街地で信号機が消えた地域もあり、一時、渋滞も発生。
駆け付けた松本署員が交通整理に当たった。
同支店によると、松本市白板にある「白板変電所」構内の複数の電線に1羽のトビが同時に接触してショート。
周辺にある別の変電所から送電するなどし、順次、復旧した。
松本市中心部の大手2にあるコンビニエンスストアでは、午後8時20分ごろ、複数の予備電源で照らされていたが、おにぎりが並ぶ棚や揚げ物の陳列ケースの照明が消え、店内はほの暗かった。
アイスクリームが並ぶ冷凍ケースは、冷気が逃げないように段ボールなどをかぶせて対応した。
松本市内の専門学校から松本駅へ移動中に停電に遭遇した中村さん(女性、18歳)は、「辺りが真っ暗で信号もついていなくてびっくりした。車も戸惑っていて、事故が起こりそうだった」と驚いていた。
JR東日本長野支社(長野市)によると、JR北松本駅で一時照明が消えるなどしたが、運行に影響はなかった。
出典
『変電所の電線にトビ接触 松本と安曇野で1万3100戸停電』
https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20190628/KT190627FTI090041000.php
キーワード;小動物
2019年6月28日20時12分にNHK東海から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午後4時すぎ、稲沢市下津鞍掛の店舗の駐車場に止めてあった乗用車の中で、近くに住む小学1年生の女の子(6)がぐったりしているのを、店から車に戻ってきた母親が見つけた。
ドアの鍵はロックされた状態で、女の子は窓ガラスを割って助け出され、病院に運ばれたが、意識不明の重体になっている。
警察によると、この車は3列シートタイプで、母親は、女の子と2歳の弟を、それぞれ2列目のジュニアシートとチャイルドシートに座らせ、エアコンをつけた状態で待たせていたという。
女の子は3列目で見つかり、2列目と、背もたれを倒して平らにしてあった3列目の座席の間に首を挟まれていたという。
母親が車を離れていたのは10分ほどで、警察は、女の子が座席の間の狭いスペースに誤って首を挟んだ可能性があるとみて、詳しい状況を調べている。
【救助した会社員は】
現場の駐車場の隣にある証券会社に勤める男性は、営業に出ようとしたところ、「助けて」という女性の叫び声がしたため現場に駆けつけた。
駐車場では、車の周りに10人以上が集まっていて、男性が近くにいた母親に状況を尋ねると、取り乱した様子で「子どもが中にいるので窓を割って下さい」と頼まれたという。
男性は、持っていた傘で窓を割ろうとしたが、割れなかったため、会社から持ってきた金づちで窓を割り、手を入れて後ろのドアを開けたという。
車内では、助手席の後ろの席のチャイルドシートに男の子が座っていたが、運転席の後ろの席と助手席の2つのジュニアシートには誰も乗っていなかった。
よく見ると、女の子が、2列目と、背もたれを倒して荷台の状態になった3列目の間に首を挟まれていたという。
男性は、「母親がすぐにシートを動かして女の子を救出したが、女の子は呼びかけには応えず、ぐったりした様子でした」と話していた。
【子どもの車内事故に注意を】
車の中での子どもの事故については、JAF=日本自動車連盟が平成22年から翌年にかけて、全国の7000人余りを対象にインターネット上でアンケート調査を実施している。
それによると、12歳未満の子どもがいる親の28%余り、4人に1人以上が、子どもが車の中でけがをしたり危険な目に遭ったりした経験があると回答した。
この中には、子どもを残して買い物に出るなど、目を離している間に子どもが車内で危険な目に遭うケースも多く、座席の横の窓に顔や手などを挟まれたり、シートベルトが首にからまったりしたといった事例が報告されているという。
JA愛知支部の王賀さんは、「成長して自分の意思で動けるようになった小学校低学年くらいの子どもは、特に予期しない行動をとる可能性があり、幼い子どもだけを車内に残す場合は注意が必要です。なるべく子どもと一緒に行動するようにして、子どもだけを残さないようにしてほしい」と話している。
出典
『首挟まれ重体 車内事故に注意』
https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20190628/3000005425.html
(ブログ者コメント)
〇アナウンサー同士の会話によると、背もたれが何時倒されたかは不明とのこと。
〇以下は映像の3コマ。
〇それにしても、なぜドアが開かなかったのだろう?
女の子が車内でロックボタンを押したということだろうか?
2019年6月27日17時25分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
熊本県内5市町の一部地域で27日午前5時ごろ、ヘビが原因の停電が発生した。
約3万3000戸に影響し、約40分後に復旧した。
九州電力熊本支社によると、熊本市南区の南熊本変電所の機器にヘビが接触したことが原因。
近くに感電死した体長約1mのアオダイショウの死骸があった。
ヘビの接触により電流に異常が生じ、感知した遮断機が作動して停電が起きたという。
県内では約20年前に人吉地域でヘビが原因の停電が発生したが、同支社職員は「めったに起きることではない」と驚いていた。
宮崎県では近年、鳥獣類が原因の停電は発生しておらず、鹿児島県でも過去10年起きていない。
出典
『ヘビで停電 熊本の3万3000戸に影響 変電所の機器に接触か』
https://mainichi.jp/articles/20190627/k00/00m/040/155000c
(2019年7月3日 修正1)
2019年6月26日12時0分に福井新聞から、より詳細な下記趣旨の記事が、通路の位置が記された工場棟のレイアウト写真付きでネット配信されていた。
同社の社長と常務が、同社敷地内で報道陣の取材に応じた。
社長は「工場棟を結ぶ通路にあるビニール製のシートシャッターが停電で開かなかった」と述べ、避難の妨げになった可能性があるとの認識を示した。
出火原因については、「原因を究明している最中であり、コメントは差し控える」と述べるにとどめた。
火災後、社長が報道陣の取材に応じたのは初めて。
全焼した第1~第3工場はいずれも平屋建てで、敷地北側に立ち並び、2人によると第1に約80台、第2に約85台、第3に約20台の織機がある。
第1と第2、第2と第3は、ともに建物の両端と中央にある3本の通路で結ばれ、屋外への出入り口は第1、第3に設けられ、第2にはない。
外気遮断用のシートシャッターが設置されているのは第2と第3を結ぶ3つの通路で、いずれも人が近づくとセンサーで自動開閉する。
常務は、火災発生直後のシャッターの状態について、「一部は閉じたままの状態だった」とし、社長は、「故障はしていなかったが、おそらく停電で動かなかった」との認識を示した。
シャッターが開閉しなかった場合、タイプによりシートをくぐるか、破る必要があるという。
このことについて常務は、「社内メールやミーティングで説明していたつもりだった」と話した。
出火当時、第1の北側で外壁工事に伴う溶接が行われていたという。
常務は、「火花が燃え移ったのか、燃えやすい物が近くにあったのかは分からない」とした。
また、3棟にはいずれもスプリンクラーが設置されていなかったと述べ、「消火器や避難誘導灯は設置していた。防火や避難態勢について消防から指摘されたことはない」と説明。
「煙と炎がこんなに早く回るとは思っていなかった」と話した。
火災は6月20日午後2時ごろ発生。
工場3棟と3階建て事務所1棟を全焼し、約7時間15分後に鎮火した。
当時、工場全体で従業員約100人中、ベトナム、中国人実習生18人を含む65人が勤務していた。
関係者によると、事務所棟は1972年に新築され、技能実習生らの寄宿舎にもなっている。
工場棟は50年ほど前に建てられたものが多く、随時、増築されている。
出典
『工場火災、停電でシャッター開かず 4人犠牲、永平寺町の織物工場』
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/882573
6月26日付で中日新聞からは、避難訓練は行われていなかったかもという下記趣旨の記事が、現場の見取り図付きでネット配信されていた。
燃え方が激しかった第1工場について、常務は、「外壁の骨組みをつくる溶接作業を発注していた」と説明。
北側の壁をプレハブから石こうボードにする工事の途中だったという。
工場内の避難経路については、第1工場の南側と第3工場の南側と東側の3カ所に出入り口があったが、第2工場の南側にはなく、第2工場からの避難は工場間を移動する必要があった。
遺体は第3工場で2人、第2工場で1人、両工場の間の屋外部分で1人が見つかった。
従業員の一部は、「避難訓練を実施していなかった」と証言しているが、常務は「書類がないのでコメントできない」とし、「避難経路は、図を貼って明示していた」と述べた。
出典
『出火時に溶接作業、スプリンクラー未整備 4人死亡の繊維工場火災』
https://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20190626/CK2019062602000033.html
6月27日付で中日新聞福井版からは、当該工場はスプリンクラー設置義務対象外だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
会社側は工場内にスプリンクラーはなかったと認めていたが、スプリンクラーの設置義務は消防法により、工場は11階建て以上が対象になっているとし、第1~3工場は対象外とした。
出典
『焼失面積は3463平方メートル 永平寺の繊維工場火災』
https://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20190627/CK2019062702000009.html
(2020年6月20日 修正2 ;追記)
2020年6月18日19時40分にNHK福井から、出火原因は不明だったとする消防庁の報告書が提出されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年6月、永平寺町の繊維工場から出火し、従業員4人が死亡した火災から20日で1年になるのを前に、消防庁が実施してきた調査の結果が18日、地元の町議会に報告されました。
報告では、出火の原因については「特定に至らなかった」としたうえで、工場内で使われていた断熱材に含まれるウレタンが短時間に延焼を拡大させた可能性があると指摘しました。
この火災は去年6月20日、永平寺町の繊維メーカー「T繊維」の建物から出火し、平屋建ての工場と3階建ての事務所が全焼した結果、従業員4人が死亡し、5人がけがをしたものです。
火災から20日で1年になるのを前に、18日に開かれた永平寺町議会の全員協議会で、総務省消防庁が実施してきた調査結果が報告されました。
報告では、出火の原因について、▼最も西側に位置する第1工場の増築部分にあった配線や照明器具のショートなどによる電気的要因や、▼第1工場の増築部分で実施されていた溶接作業の火花などによる出火が考えられるとした上で、確たる物証はなく原因の特定には至らなかったと結論づけました。
そのうえで、温度や湿度を管理するために工場内で使用されていた断熱材に含まれるウレタンが、短時間で火が燃え広がったことに影響した可能性があると指摘しました。
永平寺町消防本部では、今回の消防庁の調査結果を踏まえて、6月末までに本部としての報告書をとりまとめる方針です。
消防庁の調査結果の報告を受けて、永平寺町の河合永充町長は、「町にとっても教訓になる、本当に大きな火災だったと思います。まず火災を起こさない態勢を消防にお願いするとともに、いざ火事になった際に、役場や消防、それに関係団体がそれぞれに果たす役割を考え、しっかりと対応していきたい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/20200618/3050005011.html
6月20日7時0分に福井新聞からは、壁などに吹き付けられたウレタンが一部剥き出しになっていたことで火の回りが早かったのかもという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
永平寺町消防本部は、三つの工場の中で最も焼損が激しかった北西側の第1工場が火元とみられるものの、出火原因の特定には至らなかったとする調査結果を明らかにした。
燃えやすいウレタンが工場内の一部にむき出しになっていたことで、火の回りが早くなった可能性があると指摘している。
6月18日に開かれた町議会全員協議会で報告した。
火災を調査した総務省消防庁の消防研究センターは「第1工場の増築部分のコンセントや配線のショート、(外壁工事に伴う)溶接作業の火花落下などが原因と考えられる」と報告をまとめ、5月下旬に町消防本部へ通知した。
ただ「延焼が早く、燃えた範囲も広かった」(同本部の坪田満予防課長)ことで物証は得られておらず、同本部は「原因の特定には至らなかった」と結論づけた。
報告では、出火から20秒で第1工場が炎に覆われ、45秒後には第2工場も炎に包まれ第3工場に延焼したと分析。
ウレタンが断熱材として工場内の壁などの一部に直接吹き付けられていたことから、延焼が早かった可能性があるとした。
建物や資材などの損害額は計5億6545万円。
第1~第3工場を棟続きの平屋建て1棟と認定し、3階建ての事務所棟と合わせた焼損面積は延べ約3700平方メートルとした。
町消防本部は、今月中に報告書を作成する方針。
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1108269
2019年6月26日2時11分に北國新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
昨年1月、金沢市上空で雷が発生する直前と雷発生時にそれぞれ、雷雲でエネルギーの高い電磁波であるガンマ線が生じたのを地上付近で連続観測したと京大、金大などの研究グループが発表した。
雷発生の仕組みに迫ると期待され、25日付の英物理学誌コミュニケーションズ・フィジックスに論文が掲載された。
冬の石川県内は世界的にも雷観測に適した地域で、研究グループは昨年1月10日、金大附属高、泉丘高の屋上に設置したガンマ線の検出器で雷を観測した。
雷の直前に約1分間観測されたガンマ線は「ロングバースト」、雷と同時に1秒未満だけ観測されたガンマ線は「ショートバースト」と呼ばれ、発生メカニズムが異なる。
連続で観測したのは世界で初めて。
雷雲では大小の氷の粒がぶつかり、マイナスの部分とプラスの部分ができる。
電圧が高まり、電子がプラスの部分に向けて加速されると、ガンマ線のロングバーストが生じる。
一方、雷の放電が始まると、「地球ガンマ線フラッシュ」と呼ばれる強力なガンマ線が発生し、大気中の窒素原子に衝突。
さまざまな核反応が起こり、ショートバーストが生じる。
京大白眉センター理学研究科の榎戸輝揚特定准教授(36)は、「雷の放電が始まるきっかけを解明する手掛かりになる」と話した。
ガンマ線は放射線の一種に分類されるが、地上付近では微弱になるため、人体への影響はない。
研究グループは、冬の日本海沿岸では雷雲が低い場所で発達するためガンマ線を捉えやすいと考え、2015年から県内に検出器を設置。
昨冬は、金沢市内と近郊の計19カ所に機器を置いた。
研究グループは、今後、さらに観測の環境を充実させるため、検出器の設置などに協力してくれる市民を募集する考えだ。
出典
『雷雲ガンマ線、連続観測 金大など世界初 昨年1月、金沢上空』
https://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20190626101.htm
6月26日9時48分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
雷が落ちる前には雷雲から放射線が出る?
そんな現象を観測したと、京都大などの研究チームが発表した。
雲の中を電子が高速で動くことで、ガンマ線が放たれるらしい。
研究者は「雷の前兆が見つかったかも知れない」としている。
京大の榎戸輝揚・特定准教授(宇宙物理学)らは、金沢市内の2カ所にガンマ線の検出装置を設置。
2018年1月、片方の装置が、ガンマ線が1分間ほど増え、平常に戻った約20秒後に雷が落ちたのを観測した。
もう一方の装置では、ガンマ線が増え始めて約30秒後に落雷したという。
日本海側は太平洋側に比べて雷雲が低空で発達するため、放射線などを地上から観測しやすいといい、チームはクラウドファンディングで160万円を集めて装置を増やしていた。
今後も市民と協力して観測例を増やしたいとした。
論文は26日、物理学の国際専門誌「コミュニケーションズ・フィジクス」(http://doi.org/10.1038/s42005-019-0168-y
出典
『雷の前兆、見つかったかも? 研究チームが「現象」観測』
https://www.asahi.com/articles/ASM6T6VQWM6TULBJ014.html
2019年6月26日12時47分に京都新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午後8時35分ごろ、滋賀県草津市矢橋町の草津総合病院の敷地内で、同市南山田町、運送業の男性(46)が2トントラックの運転席側ドアに体を挟まれているのを病院職員が見つけ、119番した。
男性は胸などを強く打ち、死亡した。
警察などによると、トラックはエンジンがかかったままで、敷地内の通路の柱にドアが当たった状態で止まっていた。
サイドブレーキは効いていなかった。
警察は、男性が乗り降りしている最中にトラックが前進し、柱にぶつかったドアに挟まれたとみて調べている。
出典
『トラックのドアに挟まれ男性死亡 滋賀の病院敷地内』
https://this.kiji.is/516407176039908449?c=39546741839462401
2019年6月26日5時0分に千葉日報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午前2時25分ごろ、流山市谷の物流施設「RP流山B棟」の倉庫内で、作業中だった埼玉県三郷市南蓮沼の会社員・根本さん(男性、39歳)が電動の大型棚の間に挟まれているのを男性従業員が見つけ、119番通報した。
根本さんは胸を強く圧迫され、搬送先の病院で死亡が確認された。
警察は作業中の事故とみて、安全管理体制などを調べている。
警察によると、根本さんは同僚の20代男性と2人で、段ボールに入った荷物の搬入、搬出作業をしていた。
棚は高さ3m、奥行き20m、幅約1m。
電動で動き、2トン分の荷物を収納できる。
根本さんは、男性がスイッチを入れて動かしていた棚の間に体が挟まった。
男性は、「棚の間に根本さんがいるのに気付かなかった」と話しているという。
倉庫内にはセンサーがあり、作業者の足が床に着いていれば作動し、棚の動きが止まる仕組みになっている。
センサーは作動しておらず、根本さんは棚に足を掛けるなどして、床から足を離していた可能性がある。
出典
『倉庫作業中の男性死亡 流山』
https://www.chibanippo.co.jp/news/national/605659
(ブログ者コメント)
同倉庫は、2009年にオープンした大型の物流倉庫。
5階建てのA棟とB棟があり、今回事故が起きたB棟は、搬出入が頻繁な通過型・流通型に対応するマルチテナント型として運用されているとのこと。
2009年10月29日報道;不動産ニュース
『大型物流施設「ロジポート流山」が開所式/ラサール インベストメント マネージメント』
https://www.re-port.net/article/news/0000020191/
2019年6月24日11時58分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪府吹田市の市道でゼブラゾーン(導流帯)に大型トレーラーを駐車し、追突死亡事故を誘発したとして、大阪府警が自動車運転処罰法違反(過失致死)容疑で、トレーラーの男性運転手(58)を書類送検していたことが24日、分かった。
追突事故で駐車していた側が刑事責任を問われるのは異例という。
ゼブラゾーンは法律上、走行車線の一部にあたるが、駐車スペースとしての利用が横行しており、府警幹部は「危険な駐車には厳しい姿勢で臨む」としている。
事故は昨年11月16日午前8時25分ごろに発生。
吹田市岸部中の地下道トンネルの入り口付近で、駐車中の20トントレーラーにバイクが追突し、運転していた女性(56)が死亡した。
トレーラーが止まっていたのは走行車線の隣に設置されたゼブラゾーンで、運転手は「取引先の営業開始を待つため、広くて止めやすい場所で待機していた」と供述。
以前にもこの場所に止めたことがあり、この日は2時間以上にわたって駐車していたという。
府警吹田署は、十分に前方を確認しなかったとして、死亡した女性を道交法違反(安全運転義務違反)容疑で書類送検する一方、トンネルの入り口付近にトレーラーが止められていた危険性を重視。
駐車が事故を引き起こしたとして、運転手の立件に踏み切った。
【相次ぐ重大事故】
ゼブラゾーンは、事故を抑止し、スムーズな走行を助けるための表示。
交差点の右折レーン手前などに設けられていることが多い。
走行禁止ではないが、車が走ることは少ないため、トラックなどが駐車するケースは後を絶たず、これまでも重大事故が起きている。
昨年11月には大阪府東大阪市の国道で、中央分離帯付近のゼブラゾーンに駐車していた大型貨物車にバイクが追突し、バイクの男性が死亡。
10月には同府和泉市で、ゼブラゾーンのそばに駐車中のトレーラーに追突したトラック運転手が死亡した。
府警によると、昨年、府内で駐車車両にぶつかる死亡事故は4件発生したが、このうち3件は、ゼブラゾーンやその周辺での駐車が原因だった。
軽傷事故などを含めるとさらに多く、全国でも同様の事故が相次いでいる。
【物流業界の事情】
ゼブラゾーンは駐車禁止の場所が多く、警察は違法駐車の取り締まりを強化している。
それでもなくならない背景には、物流業界の事情がある。
全日本トラック協会によると、トラック運転手は荷主の指定時間に遅れることはもちろん、早く到着することもできないため、目的地近くで時間調整するのが常態化している。
だが、大型のトラックを駐車できるスペースは少なく、同協会の担当者は、「『できるだけ邪魔にならないように』と運転手が選ぶのがゼブラゾーン。駐車しないように指導することは難しい」と頭を抱える。
長年にわたって続いてきた問題だが、ここにきて風向きは変わりつつあるという。
集配中のトラックが路上駐車できるように、警察が地域を指定して規制を緩和する取り組みが一部でスタート。
集配作業を効率化することで、運転手らの働き方改革につなげる狙いがあるが、業界では、時間調整のための駐車にも何らかの対策が取られるとの期待もある。
協会の担当者は、「国などに要望を続け、ゼブラゾーンに駐車せずに済むような態勢をつくりたい」と話している。
出典
『横行する「ゼブラゾーン」駐車 追突事故誘発で立件も』
https://www.sankei.com/affairs/news/190624/afr1906240015-n1.html
2019年6月24日10時30分に産経新聞westから、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
夏は災害が多発する季節だ。
毎年のように豪雨がまちをのみ込み、近年では猛暑も災害と数えられるようになった。
いつ、どこで起きるかわからない中で、いかに備えるのか。
インテックス大阪(大阪市住之江区)で6月6~7日に開かれた「防犯防災総合展2019」を取材し、最先端の防災グッズからヒントを探った。
「非常用のマットレスを作ってみませんか?」。
精密機器メーカーのコニシセイコー(京都市右京区)のブースで、2種類の液体が入ったビニールの筒を渡された。
言われるがままに、液体部分を押し出すように力を込めると、中の袋が破れて液体が混ざり始めた。
中身を往復させるように混ぜていくと、熱を帯びながら次第に白っぽくなり、膨らんでいく。
数分で弾力のある柔らかい棒(長さ68cm)ができた。
棒の正体は発泡ウレタン。
長期間使っても質感が変化しにくく、断熱効果もある。
これを17本作り、専用のシーツに差し込めば、長さ190cm、幅68cm、厚さ6.3cmのマットレスが完成する。
所要時間は30分ほどだ。
避難所用の寝具は、体への負担が少なく、より少ないスペースで保管できるものが理想だ。
布団や市販のマットレスは広い保管場所が必要。
一方で、空気を入れるだけのエアマットは、小さく収納できる半面、寝心地が良いとはいえず、長期間の使用には適さない。
コニシセイコーは、できあがった製品ではなく、その場で作るという逆転の発想で、保管スペースの問題をクリア。
化学反応を起こす前は、牛乳パック10本分ほどの段ボールに収まる。
【東日本大震災がきっかけ】
本業の精密機器とは畑違いであるマットレスの開発をコニシセイコーが始めたのは、平成23年3月の東日本大震災でボランティアに出向いた社員が、床の上で寝起きする被災者を目の当たりにしたのがきっかけだった。
被災直後の避難所では、段ボールや毛布を敷いただけの床の上で寝起きを強いられる。
高齢者らには大きな負担だが、その光景は7年の阪神大震災から、大きくは変わっていない。
一方で、内閣府が定める避難所運営ガイドラインでは、寝床は3日以内の導入が望ましいとされている。
「高齢者や持病のある人の負担を、少しでも軽くできないか」。
化学の知識がある社員を中心に、約3年かけて開発し、製品化にこぎつけた。
今秋の発売を目指しており、価格は1万4000円程度を予定しているという。
【ニーズに合わせた避難ボックス】
避難する際は、必要最低限の物は持ち出したい。
水や保存食、携帯トイレなどが入ったセットが売られているが、オフィス消耗品なども手がけるカスタネット(京都市南区)が開発したセットは、ひと味違う。
「必要なものは人それぞれ。市販品で全員のニーズに合わせるのは不可能」と、植木社長。
内容を最小限にする代わりに、利用者が好きなものを入れる余白スペースを設けた。
価格は1980円から。
植木社長は、「薬を入れたい人もいれば、ペットのエサが必要な人もいる。何を入れるか話し合えば、防災意識も高まる」と話す。
一方、近年では、夏の猛暑も「災害レベル」になっている。
総務省消防庁によると、昨年5~9月、全国で約9万5000人が熱中症で救急搬送された。
65歳以上の高齢者が多いが、工事現場など屋外での作業では、たとえ若くても熱中症のリスクは高く、対策が必要だ。
クラボウ(大阪市中央区)では、モノのインターネット(IoT)を活用し、体温などのデータと気象情報を組み合わせて熱中症のリスクを予想するシステムを開発。
体調が悪化する前にパソコンやスマートフォンで警告する。
このほか、保冷剤入りのベストや扇風機がついた作業着などを製品化する企業も相次いでいる。
出典
『化学の力でマットレス 最新グッズから見る防災対策』
https://www.sankei.com/west/news/190624/wst1906240005-n1.html
2019年6月25日19時20分にUTYから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午後3時半頃、北杜市や韮崎市など、国中地域の11の市や町で最大14万8200軒が停電し、およそ2時間半後に復旧した。
東京電力が調査したところ、原因は停電の直前に起きた長野県伊那市の送電鉄塔への落雷であることがわかった。
この送電線と直結している南アルプス市上今諏訪の釜無白根変電所で、雷による異常な電流を防ぐ遮断装置が働き、その結果、この変電所から県内16の配電用変電所に電気が流れなくなり、大規模な停電に発展したという。
東京電力では、再発防止策の検討をしていくとしている。
出典
『山梨県内約15万軒 大規模停電 原因は長野県での落雷』
http://www.uty.co.jp/news/20190625/5978/
6月26日18時3分にNHK山梨からは、保護装置が配線ミスで作動したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午後3時半ごろ、北杜市や南アルプス市などでおよそ14万8200戸が停電し、JR身延線が運転を見合わせたり、道路の信号機が消えたりするなど、県内の広い範囲に影響が出た。
この原因について、東京電力は、長野県内の鉄塔に雷が落ち、送電線でつながっている南アルプス市の「釜無白根変電所」の遮断装置が作動して電気の供給が止まったために停電が発生したと説明していた。
しかし、さらに調査を続けた結果、変電所の、異常を感知した場合に電気の供給を止めるよう信号を送る「保護装置」と呼ばれる機器が、誤って作動していたことが分かった。
東京電力によると、この「保護装置」は今年2月に取り替えられたが、配線にミスがあったということで、人為的なミスで停電が拡大した可能性があることが新たにわかった。
東京電力では、なぜ配線ミスが起きたかなど、詳しい原因を調べていて、今回の大規模な停電について「再発防止に努めて参ります」と話している。
出典
『大規模停電は人為的ミスの可能性』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20190626/1040006876.html
2019年6月26日12時47分にNHK島根から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午後、松江市役所などがある松江市中心部で起きた停電は、市役所近くの電線の高圧部分にカラスが接触し、電気の流れ方が通常とは異なる状態になったため起きたことが分かっている。
このため中国電力は26日、現場の電柱で、鳥が止まったり、巣を作ったりするのを防ぐ「営巣防止具」と呼ばれる器具を取りつける作業を行った。
営巣防止具は、傘の骨組みを2つ重ねたような、大きさが40cm程度のプラスチック製の器具で、作業員がクレーン車の上で、電柱と電線の接続部分にボルトを使って固定していった。
中国電力松江営業所では、年間170か所にこの器具を設置しているということで、今後も、要望がある場所や必要性が高い場所を中心に設置を続けるという。
中国電力松江営業所補修課の岩田副長は、「停電は完全に防ぐことはできませんが、今後も地道に対策を続けていきたい」と話していた。
出典
『電柱に「営巣防止具」 停電受け』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/matsue/20190626/4030003009.html
(ブログ者コメント)
以下は映像の1コマ。
キーワード;小動物
2019年6月24日23時29分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午後1時半ごろ、大阪市此花区梅町2の工事現場で「鉄骨に1人が挟まれた」と119番があった。
高さ約14mの鉄柱4本が倒れ、うち1本と地面との間に挟まれた大阪府柏原市の建設作業員、桃井さん(男性、25歳)が死亡した。
18歳と21歳の男性作業員もけがをしたが、消防によると意識はある。
警察によると、現場はコンクリートの廃材処理工場の建設現場。
桃井さんは鉄柱の周囲にいた。
他2人は2本の鉄柱をつなぐはりの上で作業をしており、落下した。
警察が業務上過失致死傷容疑で調べる。
現場はJR桜島駅から西に約1kmの工場地帯。
(共同)
出典
『鉄柱倒れ、作業員3人死傷 大阪の工事現場』
https://mainichi.jp/articles/20190624/k00/00m/040/281000c
6月24日21時54分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午後1時30分ごろ、大阪市此花区梅町の工事現場で、大阪府柏原市高井田の建設作業員、桃井さん(25)が鉄柱の下敷きになり、死亡した。
ほかに21歳と18歳の同僚男性2人も重傷を負った。
警察によると、現場ではコンクリート廃材処分工場を建設中で、長さ14mの鉄柱4本が次々と倒れたという。
3人は、当時、鉄柱に上って作業をしていた。
警察が事故原因を調べている。
出典
『建設現場で鉄柱の下敷きになり3人死傷 大阪・此花』
https://www.sankei.com/west/news/190624/wst1906240041-n1.html
2019年6月26日付で福島民友から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日投開票の福島市議選の期日前投票所でシステム障害が起きた問題で、市選管は25日、委託業者がハブケーブルの付け替え作業でミスしたことが原因と発表した。
市選管によると、委託業者が24日、期日前投票所の準備中にハブケーブルの付け替え作業でミスし、市役所の選挙関係のシステムが停止した。
そのため、期日前投票所で有権者名簿を管理するシステムが使用できなくなったという。
障害が解消されるまでの約2時間、期日前投票所で受け付けができず、投票に来たのに帰ってしまう有権者もいた。
市選管は「委託業者に手順の確保を再確認するよう指導し、安定した運用を行う」とした。
出典
『ケーブル付け替えミスが原因 福島市議選・投票所システム障害』
http://www.minyu-net.com/news/senkyo/FM20190626-390486.php
2019年6月23日11時52分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
和歌山県立自然博物館(海南市船尾)は22日、大水槽で展示していた魚が60匹程度、大量死したと発表した。
アジ類が中心で、水槽にいた個体の3分の2にあたる。
細菌やウイルスに感染し、病気を発症したことなどによるといい、同館は「今後、このようなことがないよう、展示飼育や管理について細心の注意を払う」としている。
大水槽以外の魚には影響がないという。
同館によると、昨年末、ろ過ポンプが故障。
修理して先月末に動かし始めたが、今月初旬から病死する魚が続出した。
ポンプの配水管に菌などが付着し、増殖したとみられる。
「死んだのは高齢の個体。季節の変わり目で環境も不安定で、一気に感染が広がり、病状が悪化した」と説明している。
サメ類やエイ類など、生き残った3分の1については、菌のすみかとなる水槽底の砂を除去したり薬剤を投与したりして、病状は安定している。
同館は、餌やりの様子の公開などを中止。
大水槽の環境が安定した後、漁協や他水族館などにも協力を仰ぎ、来月初旬をめどに新たな魚を入れるという。
出典
『アジ類中心に、大水槽の魚大量死 和歌山県立自然博物館』
https://mainichi.jp/articles/20190623/k00/00m/040/032000c
(ブログ者コメント)
当該記事中、関連トラブルとして下記記事にジャンプできるようになっていた。
県水産研究所は、飼育する高級魚のアカムツ(ノドグロ)の稚魚1万3000匹のうち、約85%にあたる1万1000匹が死に、2016年から始めた繁殖のための放流を今年は断念すると発表した。
同研究所によると、ふ化した稚魚が昨年12月に約6000匹、今年1月に約5000匹が、それぞれの水槽内で全滅していたのが見つかった。
施設の水槽に海水を送るポンプが昨年12月から不調だったという。
このため、通常よりも水槽内に送り込まれる空気圧が高まり、窒息死したとみている。
生き残ったのは2000匹と少なく、繁殖が見込めないと判断。
今年の放流を見送った。
今後、同ポンプを早急に整備し、空気圧をモニタリングする計測器を導入して対応する。
同研究所は13年から、人工授精させた稚魚を増やす研究を続けてきた。
担当者は、「原因を究明して再発防止に努める。さらなる飼育技術向上を目指す」と、来年度の放流に意欲を燃やす。
『アカムツ 稚魚、放流断念 ポンプ不調で大量死 県水産研究所 /富山』
https://mainichi.jp/articles/20190130/ddl/k16/040/222000c
上記ノドグロ事例に関し、2019年1月26日9時2分に朝日新聞からは、水中の空気過飽和によるガス病だったという下記趣旨の記事がネット配信されていた。
人工授精して育てた高級魚ノドグロ(標準和名アカムツ)の稚魚を放流している富山県農林水産総合技術センター水産研究所(滑川市)は、今春の稚魚の放流を中止すると発表した。
放流予定だった稚魚約1万1000匹が全て死んだため。
2013年に世界で初めてノドグロの人工授精に成功した同研究所は、16年から計約8万9000匹の稚魚を放流してきた。
同研究所によると、昨秋に富山湾や新潟県沖で捕獲したノドグロから採取した卵を孵化させ、計約1万3000匹の稚魚を育てていた。
しかし、昨年末~今月初めに約1万1000匹が死んだ。
残る2000匹は種苗生産技術の研究に使うため、今年の放流は中止にしたという。
死んだ稚魚は、水に溶け込んだ空気が過飽和状態になった時に魚の血管内などに気泡が生じる「ガス病」になったという。
同研究所は、稚魚を飼育する水槽に海水を送り込むポンプや配管に隙間ができ、空気が過剰に水に溶け込んだとみている。
同研究所の田子所長は、「今回の事故は大変残念。教訓にしたい」と話している。
出典
『人工授精ノドグロ、稚魚1万匹全て死ぬ 今年の放流中止』
https://www.asahi.com/articles/ASM1T43JCM1TPUZB006.html
2019年6月24日17時46分に神戸新聞から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
23日午後6時15分ごろ、兵庫県小野市中谷町の田んぼに軽トラックが転落したと119番があった。
市道から約10m下へ落ちたにもかかわらず、乗っていた高齢の夫婦は奇跡的に軽傷で済んだ。
2人ともシートベルトを着用しており、田植え後に水を張った状態の田んぼはクッションのようになっていたとみられる。
警察によると、運転していたのは市内の男性(86)。
のり面に落ちた車体は2度回転した後、着地。
男性は携帯電話で息子に助けを求めた。
助手席の妻(83)は一時重傷とみられたが、病院で検査した結果、打撲などの軽傷と分かった。
現場はガードレールがなく、山際に田んぼが連なる。
2人は農作業の帰りだったとみられ、落下した田んぼは偶然にも自分たちの所有だった。
警察は、男性がハンドル操作を誤ったとみている。
出典
『軽トラ10m転落も、高齢夫婦軽傷 ベルト着用で』
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201906/0012456735.shtml
(ブログ者コメント)
写真によれば、遠目だが、軽トラは原形を留めているように見える。
2019年6月23日19時33分にNHK東海から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
名古屋市千種区の住宅街で不発弾が見つかったことを受け、23日、周辺に住む住民3300人余りが避難する中、不発弾を処理する作業が行われた。
6月6日、名古屋市千種区の住宅街で重さおよそ250キロの不発弾が見つかったことを受け、23日午前10時すぎから、陸上自衛隊が不発弾を処理する作業を行った。
作業に先立って、不発弾が見つかった場所から半径およそ300mの範囲の住民3300人余りが避難し、消防隊員などが住宅を回って、残っている人がいないかを確認していた。
また、作業にあわせて、一時、名古屋市営地下鉄や名古屋高速道路の一部の区間が運休や通行止めとなり、地下鉄桜通線の吹上駅では、人が立ち入らないよう出入り口のシャッターがおろされた。
そして、不発弾の処理作業は午前11時半すぎに終了し、住民の避難や交通機関の規制が解除された。
不発弾処理隊の西山・3等陸佐は、「爆弾自体はさびているが、へこみやゆがみがなく非常に状態がよかったので処理が順調に進んだ」と話していた。
撤去された不発弾は自衛隊の施設に運ばれ、後日、爆破して処分されることになっている。
出典
『千種区の住宅街で不発弾処理』
https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20190623/3000005329.html
(ブログ者コメント)
○以下は映像の一部。
周辺道路は通行止めとなり、近くの小学校には自衛隊や消防などの合同対策本部が設立されていた。
不発弾の処理がこれだけ詳細に映像として報じられるのは珍しいかと思い、紹介する。
○不発弾が見つかった経緯などについては下記記事参照。
2019年6月14日掲載
[昔] 2019年5月31日 沖縄県宜野湾市の畑周辺で子供たちが石ころのようなものを見つけ投げて遊んだりしていたが、実は手投げ弾だった、愛知や鹿児島でも不発弾発見の報道
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/9736/


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。