2019年11月6日23時38分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がフェレットの写真付きでネット配信されていた。
大分県警大分中央署で交番勤務だった2002年に通報を受けて捕獲を試みたフェレットに手をかまれ、感染症の治療を続けていた県警の男性警部補が今年1月に41歳で死亡していたことが、県警への取材で判明した。
地方公務員災害補償基金県支部は7月、警部補の死亡を公務災害と認定した。
県警によると、警部補は大分市の大分駅前交番で勤務していた02年6月26日早朝、「近くの公園にフェレットがいる」と110番を受けて出動。
捕獲作業中に手をかまれ、3カ月後に感染症の蜂窩織炎(ほうかしきえん)を発症した。
警部補は入退院を繰り返して治療を続けたが、今年1月18日に同県別府市の病院で死亡した。
警部補の遺族から公務災害の申請を受けた地方公務員災害補償基金県支部は、かまれたことと警部補の死亡に因果関係があるとして7月26日付で公務災害と認定した。
フェレットは体長30~50センチほどのイタチ科の肉食性動物で、ペットとしても人気。
獣医師の佐伯久・おおいた動物愛護センター所長(61)は「フェレットも野生化すれば、野良猫などと同様、かまれた傷口から雑菌が体内に入って広がる可能性がある」と指摘する。
県警によると、当時の記録が残っていないため、フェレットがペットだったか野生かは不明。
捕獲されたかどうかも分からないという。
https://mainichi.jp/articles/20191106/k00/00m/040/304000c
11月7日17時40分にNHK大分からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
17年前、大分市内の公園でイタチ科の動物、フェレットを捕獲中に手をかまれ、感染症の治療を続けていた大分県警察本部の男性警察官が、ことし1月に亡くなっていたことが警察への取材でわかりました。
男性はことし7月、民間企業の労災にあたる公務災害に認定されました。
警察によりますと、亡くなったのは大分県警の地域課に所属していた41歳の男性警部補です。
男性警部補は大分駅前交番に勤務していた17年前の平成14年、市民からの通報をもとに大分市末広町の公園でフェレットを捕獲しようとしたところ、両手をかまれ3か月後に感染症を発症しました。
その後、休職と復職を繰り返して治療を続けましたが、ことし1月に別府市内の病院で亡くなったということです。
地方公務員災害補償基金県支部は、ことし7月民間企業の労災にあたる「公務災害」と認定しました。
獣医師でおおいた動物愛護センターの佐伯久所長は、「フェレットは歯がとがっているため、かまれると皮膚の奥まで細菌が入る可能性がある」と指摘しています。
そのうえで「野良のフェレットは野良犬などと同じように細菌を持っているので、外で見たときは近づかずに、万が一、かまれたりひっかかれたりした場合は、すぐに病院に行くようにしてほしい」と話しています。
フェレットは、体長30センチから40センチほどのイタチ科の肉食のほ乳類で、愛くるしい姿からペットとして人気を集めています。
ペットショップの関係者によりますと、主にケージに入れて室内で飼うフェレットは、外に散歩に行く必要がないなど手間がかからないため、1人暮らしの人から人気が高いということです。
また、野生化しても繁殖しないようペットショップでは、去勢や避妊の手術を済ませたフェレットを販売し、購入後も年1回、ワクチンを接種するよう呼びかけているということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/20191107/5070005217.html
(ブログ者コメント)
以下は、NHK映像の1コマ。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。