







2018年5月14日4時21分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
幼児用の座席が付いた自転車をめぐる子どもの事故が相次いでいる。
自転車の転倒などでけがをして救急搬送された子どもは、この6年間に都内だけで1300人を超え、消費者庁は保護者に対し、子どもを自転車に乗せた際は目を離さないよう、呼びかけている。
東京消防庁によると、幼児用の座席が付いた自転車をめぐる子どもの事故は、保育所などへの送り迎えで自転車を使い始める人が増える4月から7月にかけて増える傾向にある。
こうした事故で救急搬送された14歳以下の子どもは、去年までの6年間に都内だけで1349人と、自転車の事故全体の半数を超えている。
消費者庁に寄せられた報告では、子ども2人を乗せて自転車で段差を乗り越えようとして転倒し、子どもがヘルメットを着けていなかったため頭の骨を折ったといったケースのほか、保護者が自転車から荷物を下ろそうとした際に自転車がバランスを崩し、子どもも一緒に転倒して骨折するなど、停車中の事故も多いという。
このため消費者庁は、必ず子どもにヘルメットを着けさせるとともに、停車中も子どもを乗せたまま自転車を離れたり目を離したりしないよう、呼びかけている。
【急速普及の影で…】
平成21年に道路交通法が改正され、自転車に幼い子ども2人を乗せる3人乗りが認められてから、幼児用の座席が付いた自転車は急速に普及している。
自転車協会によると、こうした自転車の生産台数は、法改正からこれまでにおよそ160万6000台に上っていて、昨年度だけでも18万8000台を超えているという。
一方で、こうした自転車を利用する保護者からは、事故につながりかねない体験をしたという声が多く聞かれる。
小学生の娘がいるという女性は、「夫が雨の日に娘を乗せて自転車を運転していたところ、マンホールで滑ってしまい、子どもをかばった結果、夫が足を血だらけにして帰ってきて驚いた」と話していた。
また、幼稚園に通う娘がいる女性は、「娘が、後ろの座席から前をのぞき込もうとして身を乗り出し、電柱などにぶつかりそうになったことがある。大きくなって体重も重くなり、後ろで動かれるとバランスを取るのが大変です」と話していた。
【自転車利用の注意点は?】
みずからも子どもの送り迎えに自転車を利用しながら、安全をめぐる啓発活動に取り組んでいる遠藤さん(女性)に、幼児用座席が付いた自転車の注意点を聞いた。
遠藤さんが指摘したのは、子どもを2人乗せる際、必ず後ろの座席から先に乗せること。
前の席に先に乗せると、2人目を乗せるときにバランスを崩しやすくなるからだ。
その際、幼児用の座席が付いた自転車の多くは、ハンドルをロックする機能が付いているので、活用してほしいと話している。
また、電動アシスト付きの自転車の場合、少しのペダルの動きで走り出してしまわないよう、子どもの乗り降りの際は、電源を切ると安全だという。
このほか、自転車を手で押して歩道を通る際も、車道側に倒れないよう、少し歩道側に傾けながら歩くと、万が一、バランスを崩したときでも大きな事故につながりにくいという。
遠藤さんは、「シートベルトやヘルメットをちゃんと着けさせるなど、ほんの少しのことでけがの防止につながるので、朝の忙しいときでも気をつけてほしい」と話している。
出典
『幼児用座席付き自転車で転倒 子どもの救急搬送相次ぐ』
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180514/k10011437151000.html
2018年5月15日4時50分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
中国内陸部、四川省の上空を飛行していた旅客機の操縦席の窓が突然破損して近くの空港に緊急着陸し、副操縦士など乗員2人がけがをして、航空当局が原因を調べている。
中国国営の新華社通信などによると、四川省成都付近の上空で、14日午前、飛行していた四川航空の旅客機の操縦席の窓が破損した。
この旅客機は、内陸部の重慶からチベット自治区のラサに向かっていたもので、現地メディアは操縦士の話として、離陸してから30分ほどして、上空1万メートル近くを飛行していたところ、突然、窓が破損したと伝えている。
旅客機は、窓が破損した直後、急降下したということだが、およそ40分後に成都の空港に緊急着陸した。
このトラブルで、操縦席で破損した窓の近くにいた副操縦士が機体の外に飛び出しそうになって顔や腰にけがをするなど、乗員2人がけがをした。
トラブルのあった旅客機を伝える映像では、操縦席の窓とともに機器が壊れている様子や、客席で垂れ下がっている酸素マスクなどが確認でき、当時、緊迫した状況だったことがうかがえる。
この旅客機は2011年に四川航空に配備されたエアバスA319型機だということで、中国の航空当局が詳しい原因を調べている。
出典
『中国 飛行中に旅客機の操縦席の窓壊れる 副操縦士らけが』
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180515/k10011438421000.html
(ブログ者コメント)
〇写真によると、操縦席正面の窓が割れたように見える。
〇飛行中の旅客機の窓が割れた事例は、米国の2件に続き、今年これで3件目だ。
米国の2件は、本ブログでも紹介している。
2018年5月14日22時12分にNHK千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午後3時半すぎ、千葉県四街道市小名木にある建材メーカーの敷地内で、新しい工場を建てるために組み合わせた鉄骨をクレーンで引き起こす作業をしていたところ、突然、倒れた。
この事故で、作業に当たっていた東京・江戸川区の会社員、高橋さん(男性、56歳)が鉄骨の下敷きになって死亡した。
また、39歳の男性が全身を強く打ってけがをして病院に運ばれ、手当てを受けている。
命に別状はないという。
警察によると、倒れた鉄骨は合わせて1トンほどの重さがあったということで、これまでの調べで、鉄骨の一部にかかっていたクレーンのフックの部分が破損した疑いがあるという。
工事を行っていた大阪市に本社のある建設会社・M組は、「あってはならない事故で、被害に遭った人には大変申し訳なく思っています。事故の原因を詳しく調べ、再発防止を図りたい」と話している。
警察は、作業の進め方や安全管理に問題がなかったかなど、当時の状況を詳しく調べている。
出典
『計1トンの鉄骨が倒れ2人死傷』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20180514/1080002235.html
5月14日18時11分に日テレNEWS24からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午後3時半すぎ、千葉県四街道市の工場で「鉄骨10本が落下し作業員2人が下敷きになった」と119番通報があった。
工場の敷地内で、長さ約5mで40kgほどの鉄骨10本を束ねて、クレーンでつり上げている途中に、何かの原因で外れ、近くの作業員2人にあたったという。
この事故で、50代の男性作業員が死亡し、30代の男性作業員が腕にけがをしたという。
出典
『クレーンから鉄骨落下 1人死亡1人けが』
http://www.news24.jp/articles/2018/05/14/07393010.html
5月15日付の千葉日報紙面には、下記趣旨の記事が掲載されていた。
警察や消防によると、現場付近には約10人の作業員がいて、外壁用の鉄骨の組み立て作業中だった。
(ブログ者コメント)
NHKの映像を見ると、1本の鉄骨に10本ほどの鉄骨を直角に組み合わせた、魚の骨状の鉄骨がクレーンのそばに横たわっている。
それが落下した鉄骨かもしれない。
2018年5月15日に東京新聞から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
14日午前11時45分ごろ、JR新宿駅に近い渋谷区代々木2のビル修繕工事現場で、鉄パイプが歩道に落下し、直撃を受けた歯科関連会社員の男性(41)=千葉県松戸市=が左目付近を13針縫うけがを負った。
取材に応じた男性は、「一歩間違えれば死んでいた。安全管理を徹底してほしい」と訴えた。
現場は、JR新宿駅南西約450mの、飲食店やオフィスビルが立ち並ぶ一角。
警察によると、鉄パイプは直径3cm、長さ3.7m、重さ5.1kg。
2階部分の足場から落ちたとみられる。
60代の男性作業員は、「足場に立て掛けてあったが、目を離したすきに落ちていた」と説明しているという。
ビルは8階建てで、壁面は落下防止シートで覆われていたが、一部に隙間があった。
警察は、ここから落ちたとみている。
業務上過失致傷の疑いも視野に、安全管理に問題がなかったか調べている。
男性は病院に運ばれ、手当てを終えた同日午後、現場で警察に状況を説明、取材にも応じた。
それによると、営業先回りをして歩道の真ん中を一人で歩いていた時、突然「左のこめかみ近くにドーンと痛みが走った」。
鉄パイプの先端が当たったとみられ、衝撃でひざをついて倒れ込み、路面に大量の血が流れ続けたという。
ワイシャツは袖口にべっとりと血痕が付き、鉄パイプが当たったとみられる襟元は破れた。
「いつも歩いている場所。まさか、上から落ちてくるとは。九死に一生を得たが、きちんと原因を調べてほしい」と、語気を強めた。
出典
『歩道に鉄パイプ落下 新宿駅近く 通行人13針縫う』
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/list/201805/CK2018051502000114.html
5月14日17時5分にNHK首都圏からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
落下したパイプは太さが直径3cm、長さがおよそ3m70cmで、中は配線を通すため空洞になっていて、2階の足場付近から落下し、ビルのそばの歩道を歩いて通行していた男性にあたったとみられるという。
現場では、当時、看板に電源をつなぐ工事が行われ、作業員が複数のパイプを運ぶ作業などをしていたという。
出典
『工事現場でパイプ落下通行人けが』
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20180514/0011711.html
(ブログ者コメント)
工事現場から落下した鉄パイプの先端が歩行者の頭に当たった事故は、2016年に港区でも起きている。(以下は第1報1/2)
『2016年10月14日 東京都港区のビル外壁改修現場で、作業外の場所から未固定足場パイプが落下し通行人に刺さって死亡、防護板は一部撤去、誘導員は通行を許可 (第1報 1/2)』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6389/
その時は35m高さからの落下、かつ、先端が薄っぺらい形状だったため頭に突き刺さり、歩行者の方は亡くなった。
今回は2階からの落下、かつ、映像で見ると先端の断面は円形につき、死亡事故にはならなかったのかもしれないが、打ち所が悪ければ大変な事になっていた可能性がある。
2018年5月13日9時42分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
台風の接近に伴って突風がどのように発生するかを詳細にとらえることに、気象庁の気象研究所が、最新のレーダーを使った観測で初めて成功した。
わずか5分間に積乱雲内部で気流などが急激に変化して突風が発生したことがわかり、今後、竜巻などの発生予測の向上につなげたいとしている。
気象研究所の足立透主任研究官は、「フェーズドアレイレーダー」と呼ばれる最新の気象レーダーを2台使って、去年7月4日の午後10時ごろ、埼玉県草加市に被害をもたらした突風がどのように発生したのかを観測した。
当時は、台風3号が草加市の南南西およそ190kmの伊豆諸島付近の海上を東へ進んでいて、突風は、この台風の外側で発達した積乱雲の下で発生した。
足立主任研究官が観測データを詳しく分析した結果、わずか5分ほどの間に積乱雲の内部で風向きなどが急激に変化し、雲の下の地表付近から渦が立ち上がったということで、竜巻などの突風がどのように発生するかを詳細にとらえることに初めて成功したとしている。
足立主任研究官は、「今回のように、わずか5分で突風が発生するというのがわかったのは初めてで、時間的にはかなり早く、避難は難しいと思う。今後も研究を進め、竜巻の発生予測の向上につなげていきたい」と話していた。
(以下は、図解ナレーション情報)
従来のレーダーは、積乱雲の観測範囲が上空およそ12kmまでに限られるうえ、様々な角度に電波を発射しながら調べるため、観測が終了するまで最大10分程度の時間がかかっていた。
これに対し、ファーズドアレイレーダーは、地上から上空16kmまで同時に電波を発射できるため、積乱雲の全体像をわずか30分で観測することができる。
去年7月の草加市事例では、9時43分ごろ、草加市上空を通過していた積乱雲内部に、多くの雨粒が集まる強い区域が作られた。
この雨粒が9時46分ごろから大量に落下することで、下降気流が強まった。
この下降気流が地面にぶつかり反射することで、上昇気流が発生。
午後9時48分には、この上昇気流が強まり、強い渦が発生し、積乱雲の下で突風が発生したという。
出典
『突風発生を最新レーダーで初観測』
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20180513/0011654.html
2018年5月12日8時0分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
滋賀県内で昨年に発生した自動車死亡事故で、シートベルトをしていなかった人のうち、約8割はシートベルトの着用で一命をとりとめた可能性のあったことが、県警の分析で分かった。
県内のシートベルト着用率は全国下位で低迷しており、県警は改めて、後部座席も含めたシートベルトの着用徹底を呼びかけている。
県警交通企画課によると、昨年1年間の自動車事故で乗車中に死亡した人(運転者、同乗者の合計)は21人。
約半数の11人はシートベルトを着用していなかった。
また、11人のうち約8割にあたる9人は、シートベルトを着用していれば助かった可能性があったという。
シートベルトを着用していなかった死者の大半は、衝突の衝撃で車外に投げ出されたり、フロントガラスなどに身体や頭を強く打ち付けたりするなどしており、シートベルトの着用で致命傷を防げた可能性があるという。
同課の後藤・交通事故分析官は、「シートベルトを着用しないことがいかに危ないか示している」としている。
県警や日本自動車連盟(JAF)の調査では、県内の一般道での運転席のシートベルト着用率は、平成22年に95%と全国最下位に。
その後、改善傾向にあるものの、昨年は98.2%の39位で、依然、下位にある。
また、後部座席での昨年の着用率は44.6%。
JAFによると、後部座席でシートベルト未着用のダミー人形を乗せた車で衝突実験を行った際、人形は前の座席などに衝突し、致命傷につながる激しい衝撃を記録した。
同課によると、県内でもシートベルトを着用していなかった後部座席の男性がガラスを突き破って車外に投げ出され、死亡した事例があるという。
同課は、「すべての座席でシートベルトを着用してほしい」としている。
出典
『シートベルトはやっぱり命綱 未着用の事故死者、8割は助かった可能性あり
滋賀県警』
http://www.sankei.com/west/news/180512/wst1805120013-n1.html
ちょっと古い情報だが、2018年1月12日17時0分に京都新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
滋賀県内で2017年、乗車中に事故死した人のうち、シートベルトを着用していれば8割が助かっていた可能性のあることが、県警の分析で分かった。
前年は約4割で、大幅に増えた。
県内着用率は全国平均以下となっており、県警は着用の徹底を呼び掛けている。
県警によると、17年は車に乗って事故死した21人中、11人がシートベルト非着用だった。
内訳は、運転席6人、助手席3人、後部座席2人で、県警が事故状況を分析したところ、うち9人が、着用していれば胸部や腹部を強打したり車外に投げ出されたりせずに一命を取り留めた可能性があった。
16年は44.4%、15年は84.6%、14年は66.7%、13年は50%だった。
警察庁と日本自動車連盟(JAF)が実施した17年の全国調査では、滋賀は一般道でのシートベルト着用率が運転席98.2%(全国38位)、助手席94.2%(同34位)と、いずれも全国平均を下回った。
後部座席は、全国平均を上回る44.6%(同9位)だった。
県警交通企画課は、「救える命があると着用の重要性を訴え、徹底を推進していく」としている。
出典
『乗車中事故死者、ベルトで8割助命可能性 滋賀県警分析』
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20180112000135/print
2018年5月12日18時5分にmBS NEWSから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR西日本の豪華寝台列車「瑞風」で、食器洗いに使用されていた水から大腸菌などが検出され、12日の運行を中止した。
JR西日本によると、年に1度行われる定期検査で、「瑞風」のバーなどがあるラウンジカーの貯水タンクの水から大腸菌や飲み水としての基準値の約7倍の細菌が検出されたという。
水は、運行前に車両基地内でタンクに給水していて、食器を洗うためだけに使用していた。
今のところ、健康被害は確認されていないという。
これを受け、JR西日本は12日の「瑞風」の運行を取りやめていて、今後は水質の安全が確認され次第、運行を再開する方針。
出典
『豪華寝台列車「瑞風」運休、水質検査で大腸菌』
https://www.mbs.jp/news/kansainews/20180512/GE000000000000022543.shtml
5月12日0時51分に共同通信からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR西日本によると、年に1度の定期検査で2車両を調べて判明。
宿泊用車両の水は飲用に適していた。
今後、水タンクを搭載している残り6車両も検査する。
出典
『瑞風、水質検査で不適格 JR西の豪華寝台列車』
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/250664
5月18日19時11分に毎日新聞からは、運行が再開されるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR西日本は18日、21日から運行を再開すると発表した。
同社によると、ラウンジカーの5号車にある食器洗浄用の水から大腸菌群などが検出されたことが11日に発覚。
翌日から運休していた。
全てのタンクと配管を洗浄して再検査し、基準を満たしていることが確認された。
ただ、詳しい汚染の原因は不明だという。
出典
『豪華寝台列車 「瑞風」21日から運行再開』
https://mainichi.jp/articles/20180519/k00/00m/040/060000c
(ブログ者コメント)
年1回の検査頻度が妥当かどうか調べたところ、マンションなどの飲料用貯水タンクでも、検査は年に1回以上とのことだった。
瑞風では、食器洗い水は飲料用に準じるものとして衛生管理しているということかもしれない。
以下は、埼玉県HPに掲載されている、マンションなどでの受水槽管理方法(抜粋)。ご参考まで。
ビル、マンション、学校等に設けられた受水槽(タンク)などの給水装置は、「簡易専用水道」として水道法の適用を受けるものがあります。
「簡易専用水道」の設置者は、常に安全で衛生的な飲み水を確保するために正しい管理を行って、定期的に検査を受けなければなりません。
【簡易専用水道とは】
・市町村や水道企業団などの水道事業者から受ける水のみを水源とし
・その水を一旦受水槽に貯めた後、建物に飲み水として供給する施設で
・受水槽の有効容量の合計が10立方メートルを超えるもの
(1)受水槽から先の部分が簡易専用水道
受水槽の容量が10立方メートルを超えても、
・まったく飲み水として使用しない場合(工業用水、消防用水などとして利用する)
・地下水(井戸水)を汲んで受水槽に貯めている場合は、
簡易専用水道ではありません。
※ただし、地下水を汲んで受水槽に貯めて、飲料水として給水しているような施設は、「専用水道」、「自家用水道」として別の規制を受ける場合があります。
【管理方法】
簡易専用水道の設置者は、次の事項の管理を行ってください。設置者自ら管理を行わない場合は、実際に管理をする人を決め、適切な管理を行ってください。
(1)水槽(受水槽、高置水槽)の清掃
・1年以内ごとに1回必ず行わなければなりません。(水道法施行規則第55条)
・掃除は、専門的な知識、技能を有する者に行わせるのが望ましいとされています。
水道法に定められた定期的な検査
設置者は、1年以内ごとに1回、厚生労働大臣の登録を受けた簡易専用水道検査機に依頼して、簡易専用水道の管理について必ず検査を受けなければなりません。
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0706/suidou/kansensui.html
2018年5月14日17時26分にNHK兵庫から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午後8時ごろ、伊丹市の住宅の男性から「孫の首に携帯電話のストラップのひもが巻きついた」と、警察に通報があった。
警察や消防が駆けつけたところ、この家の1歳の男の子が部屋の中でぐったりしているのが見つかり、病院に運ばれたが意識不明の重体となっている。
警察によると、この家には祖父母と両親、それに男の子など6人が暮らしていて、家にいた祖父は「クローゼットの取っ手部分にかけていたストラップが座った状態の子どもの首に絡まっていた」と説明しているという。
これまでの調べでは、ストラップは金属製で長さが40cmほどあり、床から1mほどの高さの取っ手部分から垂らすと、座った男の子の首の付近にくるという。
当時、部屋のなかには男の子と4歳の姉のふたりきりで、祖父は15分ほど部屋を離れていたということで、警察はこの間にストラップの輪っかが絡まったとみて、詳しい状況を調べている。
【室内の子どもの事故に注意】
子どもが自宅で事故に巻き込まれるケースは各地で相次いでいる。
▼おととし8月、西宮市では、マンションの8階に住む6歳の男の子が、ベッドの上で飛び跳ねて遊んでいたところ、部屋の窓から転落して死亡した。
▼ことし1月、大阪・堺市では、5歳の男の子がドラム式の洗濯機の中に入って出られなくなり、死亡する事故が起きている。
また、今回と同じように室内に垂れ下がったわっか状のひもなどが子どもの首に絡まるケースも起きている。
消費者庁によると、ブラインドのひもやカーテンを束ねる布などが絡まり5歳未満の子どもが死亡した事故が、平成22年から平成26年までの5年間に全国で3件確認されているという。
このため消費者庁は、子どもの行動に目を離さないだけでなく、安全を守るために、一定の重さがかかるとブラインドのひものつなぎ目が外れる安全器具を備えた商品を選んだり、ひもをクリップでまとめ、輪っかが垂れないようにしたりするなどの対策を心がけるよう求めている。
出典
『1歳児重体ストラップ絡まったか』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/2024677321.html
5月14日20時54分に神戸新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故前にクローゼットの取っ手に掛けられていたストラップの輪の位置が、立ち上がった男児の首とほぼ同じ高さだったことが14日、伊丹署への取材で分かった。
同署は、首がストラップの輪に引っ掛かった後、男児が床に座り込むなどし、首が絞まった可能性があるとみて調べる。
同署によると、ストラップは金属製チェーンで、長さ40~50cm。
床から約1mの高さにある取っ手に掛けられていた。
男児は発見時、脚を伸ばして座った状態だったという。
男児は祖父母と両親、姉(4)の6人暮らし。
12日夜は台所に母親がおり、男児と同じ部屋に祖父と姉がいた。
祖父が部屋を約15分間離れ、子ども2人だけになった時に事故が起きたという。
出典
『ストラップの輪、首の高さに 伊丹の1歳男児重体』
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201805/0011255604.shtml
5月13日22時32分に産経新聞westからは、下記趣旨の解説的記事がネット配信されていた。
家庭内にあるひもが子供の首に絡まり窒息する事例は、これまでにも確認されており、消費者庁が注意を呼び掛けている。
今回の兵庫県伊丹市の1歳の男児の場合はスマートフォンのストラップだったが、他にもブラインドやスクリーン、カーテン留めなどの家庭内にあるひもが原因となり得るという。
消費者庁の調査によると、国内では平成19~26年に計10件の事故を確認。
5歳未満の子供が死亡した事故は計3件あった。
ベッドに寝かせていた6カ月の男児が寝返りをして転落した際に、ブラインドのひもが首に食い込んだとみられる事例などが報告されている。
2016(平成28)年の経済協力開発機構(OECD)の調査でも、世界15カ国で1996(同8)年以降に250件以上の死亡事故が把握されている。
事故に遭ったのは9歳までの子供で、大部分は3歳未満だった。
事故防止のため、消費者庁は、
▽一定の重さがかかるとひものつなぎ目が外れるなどの安全器具を備えた商品を選ぶ
▽ひもをクリップなどでまとめる
▽ソファやベッドをひもの近くに置かない
などを推奨している。
出典
『家庭内に潜む危険なひも カーテン、ブラインドも子供の事故に…消費者庁が
注意喚起』
http://www.sankei.com/west/news/180513/wst1805130055-n1.html
2018年5月16日22時47分に時事通信から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪市阿倍野区の障害者支援施設で、入居者の女性(52)が熱湯の入った風呂に転落する事故が起きていたことが16日、分かった。
女性は全身やけどで15日夜、搬送先病院で死亡。
職員が温度確認などを怠ったとみられ、警察は業務上過失致死容疑で捜査している。
警察によると、事故があったのは障害者5人が入居するグループホーム「T」。
12日午後4時半ごろ、悲鳴に気付いた職員が浴室内で痛みを訴える女性を発見。
女性は下半身を中心に広範囲にやけどを負っており、入浴しようとしてバランスを崩し、熱湯が入った風呂に転落したとみられる。
施設を運営する社会福祉法人によると、女性職員が湯を張ったが、職員は付き添わず、女性が1人で入浴していた。
施設が確かめたところ、温度は70~80℃に設定されていたという。
施設の規則は、入浴させる前に実際に手を入れ温度を確認すると定めていたが、職員は怠っていた。
同法人は取材に、「マニュアルが適切に守られず、誠に申し訳ない」と謝罪した。
出典
『障害者施設で死亡事故=熱湯風呂に入居者転落-大阪』
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018051601459&g=soc
5月16日20時46分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
施設は2階建て住宅で入居者が暮らす形で、当時、5人が入居していた。
女性は全身の60%にやけどを負ったという。
出典
『80度近い風呂に転落、52歳死亡 大阪の障害者施設』
https://www.asahi.com/articles/ASL5J578FL5JPTIL00T.html
5月16日22時25分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
入所する知的障害者の女性(52)が入浴中にやけどを負い、15日に死亡した
全身が真っ赤になった女性は「熱い、熱い」と叫んでいたという。
司法解剖の結果、死因はやけどによるショックだった。
ホームを運営する社会福祉法人「日本ヘレンケラー財団」(同市阿倍野区)によると、ホームには知的障害者ら5人が入所。
当時は、従業員1人が入所者の世話をしていたという。
出典
『障害者施設 入所者が熱湯で死亡 80度近くか 大阪』
https://mainichi.jp/articles/20180517/k00/00m/040/116000c
5月17日9時5分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午後4時30分頃、施設職員が叫び声を聞いて浴室に駆け付けたところ、一人で入浴中だった女性(52)の肌が真っ赤になっていた。
女性は救急搬送されたが、やけどは体の約6割に及び、15日夜に死亡した。
蛇口からの給湯温度は最高の85℃に設定され、浴槽の湯は80℃前後あったとみられる。
警察は、女性が浴槽につかる前にかけ湯をしたとみている。
出典
『80度浴槽でかけ湯、女性が全身やけどで死亡』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180517-OYT1T50006.html
5月17日13時27分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
施設を運営する「日本ヘレンケラー財団」の西川理事長は17日、風呂の設定温度は当時85℃で、職員が入浴前の温度確認を怠ったことを明らかにした。
死亡したのは、施設で暮らしていた女性(52)。
西川理事長によると、施設の50代の職員が浴槽に湯を張る際、温度を85℃に設定した。
入所者の女性は1人で入浴し、浴槽に足を入れたが熱すぎたためバランスを崩し、湯の中に転倒したとみられる。
警察によると、女性は12日午後4時半ごろに風呂に入り、全身にやけどを負った。
病院に搬送されたが、15日に死亡した。
日本ヘレンケラー財団は、ホームページによると昭和23年、毎日新聞社の招聘で、 視覚と聴覚の重複障害をもつ“奇跡の女性”ヘレン・ケラーの来日を記念。
「ヘレンケラー精神」を啓蒙し、寄せられた基金などをもとに昭和25年5月に設立された。
出典
『職員が温度確認怠る…85度の熱湯風呂で入所者死亡、理事長が謝罪 大阪』
http://www.sankei.com/west/news/180517/wst1805170060-n1.html
2018年5月13日付で読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月13日0時25分にYAHOOニュース(読売新聞)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午後2時30分頃、京都市東山区祇園町南側の日本料理店「千花(ちはな)」から出火。
木造2階建て約100m2のうち、2階部分約60m2を焼いたほか、周囲の住宅など6棟にも延焼し、計約225m2を焼失した。
火は約2時間後にほぼ消し止められ、けが人はなかった。
警察によると、出火当時、店は営業時間外で客はおらず、店内で従業員4人が作業中だった。
従業員の1人が「バーナーを使っていた」と話しており、警察が詳しい原因を調べている。
現場は京阪本線祇園四条駅の東約100mで、八坂神社などの観光名所にも近い京都有数の繁華街。
一帯には煙が充満し、市内中心部の四条通が一時通行止めになった。
千花のホームページによると、同店は1946年創業。
レストランを星の数で格付けする「ミシュランガイド」で、2010年版から9年続けて最高の三つ星評価を得ている。
カウンターを挟んでお客と向き合う板前割烹の名店で、司馬遼太郎や白洲次郎、正子夫妻、瀬戸内寂聴さんら、多くの著名人も足を運んだ。
出典
『祇園ミシュラン三つ星「千花」火災、6棟に延焼』
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20180513-OYO1T50000.html
『祇園ミシュラン三つ星「千花」火災、6棟に延焼』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180512-00050124-yom-soci
5月13日12時18分にYAHOOニュース(関西テレビ)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、当時、開店準備をしていた「千花」の従業員が、「ダクトの油汚れを落とすためにバーナーで温めて拭いていた」と話していることがわかった。
現場の周辺では「ダクトから火が出ていた」という目撃情報もあり、警察は出火の原因を調べている。
出典
『京都・祇園の料理店火災 従業員「油汚れをバーナーで清掃」』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180513-12172601-kantelev-l26
5月14日23時15分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
男性従業員が厨房の掃除で油汚れにバーナーの炎を当てていたことがわかった。
京都市消防局が14日、明らかにした。
消防局によると、男性従業員は1階厨房で、ダクトにこびりついた油汚れを溶かすため、バーナーの炎であぶっていたという。
火災では2階が焼けたが、府警は、この作業から引火し、ダクト伝いに上に燃え移った可能性が高いとみている。
同店では以前からこの作業を行っていたといい、市消防局は「引火の可能性がある危険な行為」としている。
出典
『火元の三つ星料理店、油汚れ掃除にバーナーの炎』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180514-OYT1T50076.html
(2019年5月19日 修正1 ;追記)
2019年5月16日12時15分にNHK京都から、ときおり出る火花を霧吹きで消しながらバーナーを使い続けていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、当時、火元の料理店のちゅう房で勤務していた男性の元従業員(30)が、排気ダクトを掃除する際、固まった油をバーナーで溶かしていたという。
警察は、元従業員が危険性を認識していたにもかかわらず、バーナーを使ったため引火して火事になったとして、16日、重過失失火の疑いで元従業員を書類送検した。
調べに対し元従業員は、ときおり出る火花を霧吹きの水で消しながらバーナーを使い続けたと説明し、「火事の原因となったのは間違いありません」と容疑を認めているという。
火元の日本料理店はミシュランガイドで三つ星の評価を得ていた老舗で、火事のあと休業し、別の場所で営業を再開している。
出典
『祇園の火事 元従業員を書類送検』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/20190516/2010003531.html
2018年5月15日5時0分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
苫小牧市消防本部は14日、A商会(函館市)苫小牧給油所(苫小牧市旭町2)が12日から14日午前にかけ、ガソリンが混じった恐れのある灯油を42件、計約1380ℓ販売したと発表した。
同本部などによると、同社社員が14日朝に灯油タンク内を確認したところ、在庫量と給油量が合わないことから分かった。
12日の燃料補給の際に、誤ってガソリンを灯油のタンクに入れたとみられる。
給油所は、混入の有無が明らかになるまで営業を停止するという。
同本部によると、14日午後8時現在、購入したという申し出が9件あり、事故や被害の報告はない。
苫小牧市や同本部は、ガソリンが混入した灯油をストーブなどで使うと火災の恐れがあるため、消防車や広報車計27台で市内を巡回し、使用しないよう呼び掛けた。
出典
『灯油にガソリン混入か 苫小牧の給油所 12~14日販売』
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/189475/
5月15日19時54分にNHK北海道からは、5つの給油口の鍵がすべて同じだったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午前10時すぎ、経済産業局の検査官2人が立ち入り検査を行った。
検査官によると、このスタンドにある5つのタンクの給油口は、種類を間違って補給しないよう、油の種類によって鍵を別々のものにする対策が取られていなかったことがわかった。
このため、経営する会社に対し、再発防止策の提出を求めることにしている。
また、帳簿などから、灯油タンクには4300ℓあまり入っていたところにガソリンが700ℓ継ぎ足され、混ざったガソリンの割合は1割ほどだったこともわかった。
【危険!ガソリン混入の灯油】
ガソリンが入った状態で石油ストーブを点火すると、爆発をともなって火が出るおそれがあり、大変危険だ。
製品事故を調査するNITE=製品評価技術基盤機構は、石油ストーブのタンクにガソリンを給油して使う実験を行った。
しばらくすると、ガソリンが異常燃焼を起こしてストーブの火に引火し、「ボン」という爆発音とともにストーブから火が噴き出した。
その後、炎がストーブ全体を包んだ。
この実験では、タンクの中には、すべてガソリンを給油しているが、NITEによると、灯油とガソリンが混ざった状態でも実験映像のような爆発が起き、火が出る可能性があるということで、注意を呼びかけている。
出典
『ガソリン混入 給油口の鍵同一』
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20180515/4706972.html
5月16日5時0分に北海道新聞からは、補給翌日に従業員が在庫異常に気付いたが計器の故障と考えたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
混入防止のため、タンクの給油口には油種ごとに違う南京錠を取り付けるのが一般的だが、同給油所では同じ鍵を取り付けていた。
北海道経産局などによると、同給油所には灯油やガソリンを貯蔵するタンクが地下に5基あり、同社社員が12日早朝、灯油4300ℓが入ったタンクにガソリン700ℓを誤って補給した。
13日に従業員が在庫量の異常に気づいたが、計器の故障と考え、14日午前まで通常営業を続けたという。
出典
『別油種に同じ錠 苫小牧のガソリン混入販売 経産局調査』
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/189808/
(ブログ者コメント)
補給翌日の13日と翌々日の14日に、それぞれ従業員がタンク在庫異常に気付いたが、その対応は分かれた。
同じ人?それとも違う人?
もし違う人だったとすれば、それは個人の感度の問題だったのだろうか?
それとも、熟練度とか教育程度とかが関係したのだろうか?
(2018年5月31日 修正1 ;追記)
2018年5月29日21時11分にNHK北海道から、2つの再発防止策がとられたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北海道経済産業局は、再発防止が徹底されているか確認するため、29日、このガソリンスタンドに2回目となる立ち入り検査をした。
29日の立ち入り検査では、再発防止策として、地下タンクへの油の補給は必ずスタンドの従業員も立ち会い、5つある地下タンクのふたの鍵もそれぞれ違うものに取り替えたことを確認したという。
出典
『ガソリン混入 再発防止策確認』
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20180529/0000384.html
2018年5月12日12時28分にmBS NEWSから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前、大阪府堺市のコンビナート内にあるコスモ石油堺製油所で屋外のポンプの一部が焼ける火事があった。
火は製油所の自主防災組織が消し止め、けが人はいなかった。
午前9時20分ごろ、堺市西区築港新町のコスモ石油堺製油所で「黒煙が上がっている」と消防に通報があった。
警察と消防によると、製油所の屋外にある油を混ぜるポンプから出火。
消防が駆けつける前に、常駐する自主消防組織が消火器で消火にあたり、火は約40分後に、ほぼ消し止められたという。
けが人はいなかった。
警察と消防は、ポンプから漏れた油に引火したとみて、詳しく調べている。
出典
『大阪・堺のコンビナートで製油所火災、けが人なし』
https://www.mbs.jp/news/kansainews/20180512/GE000000000000022540.shtml
5月12日14時56分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前9時20分ごろ、堺市西区築港新町3丁のコスモ石油堺製油所で、従業員から「ポンプが燃えている」と119番があった。
警察と消防によると、ポンプは分解した重油を混ぜる装置で、8台のうち1台が燃え、約40分後にほぼ消し止められた。
当時、周囲に従業員はいなかった。
ポンプの配管が劣化して油が漏れた可能性があり、警察と消防が詳しい出火原因を調べている。
出典
『堺の製油所でポンプが炎上』
https://mainichi.jp/articles/20180512/k00/00e/040/284000c
(ブログ者コメント)
NHKの空撮映像を見ると、石油タンクエリアの一角に設置されたポンプ。
近くには桟橋も見える。
2018年3月24日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/8179/
(2018年5月18日 修正1 ;追記)
2018年5月11日21時11分に産経新聞westから、職員個人に修理費を負担させるべきでないと検証委が指摘したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
有識者らによる検証委員会が11日、開かれた。
市消防局は当初、修理費用など計約2260万円について「市民に申し訳ない」として、局員らによる弁償も検討する意向を示していたが、検証委は「市が負担すべきもの」と結論付けた。
この日の検証委では、「過度に高い注意義務を課し、責任を負担させることは組織全体を萎縮させる」などとする素案を提示。
修理費用などは「職員個人に負担させるべきではない」と指摘する一方で、「職員ら個人からの任意の寄付については口を差し挟む問題ではない」とした。
市消防局は近く、素案をふまえて作成した報告書を竹山市長へ提出する方針。
松本消防局長は、寄付するかどうかについて「これから検討したい」と述べた。
出典
『職員ミスで運航不能の消防艇…修理費2260万円は「堺市が負担すべき」 検証委が指摘』
http://www.sankei.com/west/news/180511/wst1805110104-n1.html
5月12日6時41分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
再発防止策などを検討する市の第三者委員会は11日、修理費約2260万円を市の負担とする結論をまとめた。
市消防局は、消防士が所属する消防署の署員全員による弁済を検討していたが、第三者委は「故意や重過失にあたらない」として、署員による負担を否定した。
市消防局は修理費について、「税金からの支出は市民に理解されない」として、西消防署員約110人全員での弁済を検討していたが、第三者委は「誤操作を防ぐ設計や作業手順の整備が不十分だったことが根本原因で、修理費を個人に負担させるべきでない」とした。
松本消防局長は、「第三者委の結論を尊重したい」と話している。
出典
『給水ミスした消防艇の修理、署員全員の弁済なし』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180512-OYT1T50014.html?from=ycont_top_txt
(2018年6月2日 修正2 ;追記)
2018年6月1日付で毎日新聞大阪版から、関係者が処分されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同市消防局は31日、ミスをした男性消防士長(40)を停職1月の懲戒処分にしたと発表した。
当時の西消防署長(60)や上司だった男性消防司令長(55)も戒告処分となった。
また、当時の副署長や消防局長ら職員5人には、文書訓告や口頭での厳重注意をしたという。
検証した第三者委員会は、ミスを防ぐ設計やマニュアルの未整備が根本原因で、修理費など約2260万円は市が負担すべきと指摘していた。
市消防局は従う一方で、新旧の消防局長ら幹部職員10人が、給料1カ月分の2~3割を自主返納するとした。
出典
『堺・消防艇破損 士長停職1カ月 市消防局が処分』
http://mainichi.jp/articles/20180601/ddl/k27/040/330000c
2018年5月11日20時31分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪市教委は11日、大阪市平野区の市立摂陽(せつよう)中学校で、教諭がプールの清掃後に排水栓を閉め忘れ、3日間にわたって水が排水され続けていたと発表した。
流れた水の量や水道料金は、今後、詳しく調べる。
授業や部活動、周辺地域への影響はなかった。
市教委によると、4月28日午前9時ごろ、水泳部顧問の教諭2人が、今月から始まる水泳部の練習に備えてプール(長さ25m、幅13m)の清掃を開始。
正午ごろ終了し、プールに水をためようと給水を始めた。
しかし、その際、排水栓を閉めるのを忘れたため、給水と排水が同時に行われる状態に。
プールは通常、約3日間で満水になるが、今月1日に満水になっていなかったことから、排水栓の閉め忘れが発覚した。
プールは体育館の屋上にあり、水をためている間はプールの様子を誰も確認しなかったという。
市教委は「各学校でプール管理にかかわる手順の周知徹底を図り、再発防止に努める」としている。
出典
『教諭がプールの水張り時に排水栓閉め忘れ…3日間流れっぱなし 大阪の中学』
http://www.sankei.com/west/news/180511/wst1805110098-n1.html
(ブログ者コメント)
本ブログでは、過去に何件か同種事例を紹介スミ。
2018年5月11日10時50分に時事通信から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月11日11時23分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
119番を受けた消防の指令センター職員が住所を間違えた結果、救急車の到着が遅れて奈良県天理市の男性=当時(66)=が死亡したとして、遺族が県広域消防組合に約3700万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が11日、奈良地裁で開かれた。
被告側は請求棄却を求め、争う姿勢を示した。
訴状によると、男性は2016年2月19日未明に自宅で胸の痛みを訴え、妻が119番した。
男性は救急車の到着前に意識を失い、心肺停止状態となり、同年3月2日に低酸素脳症で死亡した。
原告側は、職員が住所検索システムに誤った番地を入力したため出動が遅れ、救急車の到着までに約15分を要したと主張。
住所を間違えなければ約5分後に到着し、男性が意識を失う前に救急活動を行うことができたなどと訴えている。
男性には心臓病の既往症があった。
出典
『救急車遅れ死亡、賠償請求=遺族側「職員が住所間違え」-奈良地裁』
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018051100180&g=soc
『奈良地裁 「救急車到着遅れ死亡」消防組合を提訴 初弁論』
https://mainichi.jp/articles/20180511/k00/00e/040/251000c
5月12日19時27分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
訴状などによると、男性は2016年2月19日未明、自宅で胸の痛みを訴え、妻が119番。
橿原市にある通信指令センター職員が、当初、住所検索システムに誤った番地を入力したため、約1.8km離れた天理消防署からの救急車の到着が通常より約10分遅れたという。
この間に男性は心肺停止状態になり、病院に運ばれたが、意識が戻らないまま同年3月2日、低酸素脳症で死亡した。
亡くなった男性の妻(57)が11日までに読売新聞の取材に応じた。
妻は、「苦しんでいた顔が今でも忘れられない」と言葉を詰まらせた。
男性と2人暮らしで、「あの日」は119番したが、救急車は一向に到着せず、徐々に意識が薄らいでいく夫を目の当たりにした。
出典
『遺族「救急車到着遅れで死亡」、消防側争う姿勢』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180512-OYT1T50059.html
5月11日19時30分にYAHOOニュース(関西テレビ)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
急性心筋梗塞を発症し苦しみだしたため、妻が119番通報した。
遺族は「男性は苦しみながらも意識があり、速やかに救急活動が行われていれば死亡することはなかった」として、消防組合に対し約3700万円の損害賠償を求めた。
【男性の長男】
「何かしらの改善策とか具体的な何かがなければ、私の父親がただただ犠牲になってしまっただけで、報われないのではないか。深い悲しみと怒りがこみあげてしまって本当に残念でしかたありません」
出典
『「救急車10分遅れ死亡」 男性の遺族が訴えた裁判始まる』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180511-19292003-kantelev-l29
(2019年3月7日 修正1 ;追記)
2019年3月5日17時31分にNHK奈良から、和解が成立したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
遺族が県の広域消防組合に損害賠償を求めていた裁判で、5日、組合が正確に住所を入力するよう職員に注意喚起することなどで和解が成立した。
それによると、通報の際のやりとりが円滑に進むよう、和解条項では、組合が
▽消防の広域化によって119番通報が橿原市の通信指令センターにつながるようになったことを、管轄する37市町村の住民に今後も周知するよう努める
▽正確に住所を入力するよう、職員に継続的に注意喚起する
などとしている。
和解金があるかどうかは公表していない。
県広域消防組合は、「裁判所から勧告が出たため和解した」と話している。
出典
『救急の住所検索ミス 遺族と和解』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/20190305/2050001962.html
3月5日19時48分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
男性の長男(35)は、「私たちが一番望んでいる業務改善の意思や姿勢は見られた。父の死が無駄にならなかったのが救い」と、弁護士を通じてコメント。
組合は「和解についてはコメントしない」としている。
出典
『検索で誤った番地を入力、救急搬送遅れ…死亡男性の遺族と県広域消防組合が和解』
https://mainichi.jp/articles/20190305/k00/00m/040/227000c
2018年5月11日6時47分にNHK大分から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
土砂災害の専門家などで作る砂防学会の調査団が先月29日、大分県中津市耶馬溪町の現場を調べ、その結果、1か月前に大規模な土砂崩れが起きた斜面の中腹には、1秒間に0.3ℓの量の水が湧き出している地点があったという。
調査団の1人で鹿児島大学の地頭薗隆教授は、現場では、調査の数日前から雨は観測されていないことなどから、この場所には周辺から大量の地下水が集まっていたと分析している。
また、この場所の地盤は粘土のように軟らかくなっていたことから、地頭薗教授らは、地下水が大量に集まって弱くなった場所が最初に崩れ、これが引き金になって大規模な崩壊につながった可能性が高いとしている。
今回の土砂崩れは、大雨も地震もない中で発生したが、地頭薗教授は、全国のほかの地域でも地下水が集まりやすい斜面で同じような土砂崩れが起こる可能性があると指摘していて、「地形や地質の情報だけでなく、地下水が集中する場所を洗い出し、危険性を把握する必要がある」と話している。
出典
『地下水集中が土砂崩れの引き金か』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/20180511/5070000609.html
以下は、事故発生を伝える報道の抜萃。
(2018年4月12日 毎日新聞西部版朝刊)
11日午前3時50分ごろ、大分県中津市耶馬渓(やばけい)町金吉(かなよし)で山崩れが起きていると消防に通報があり、集落裏の山林が高さ約100m、幅約200mにわたって崩れ、住宅3棟が土砂に埋もれているのが確認された。
住人の男女6人が安否不明となり、このうち男性1人が土砂の中から救助されたが、死亡が確認された。死因は圧死だった。
消防や災害派遣要請を受けた自衛隊などが不明者の捜索を続けている。
大分地方気象台によると、現地では計測可能な0.5ミリ以上の雨は、8日以降は観測されていない。
今月に入ってからも、降水量は少ないという。
国交省は11日に専門家チームを現地派遣し、地上と上空から状況を確認した。
同チームは調査後、「岩盤の風化が進んでおり、いつ崩れてもおかしくない状態だったとみられる」と説明した。
現場は市中心部から南に約25kmの山あいにあり、金吉川に沿って住宅が点在している。
崩落現場は急な斜面のふもとに住宅が集まっており、県が昨年3月に土砂災害防止法に基づき「土砂災害特別警戒区域」に指定したが、対策はまだだった。
1991年の台風で倒木があり、落石防止柵は設置されたものの、本格的な土砂災害に対応できるものではないという。
県内の特別警戒区域は今年3月末現在、1万648カ所。
県は「すべての区域で工事するのは難しい」としている。
出典
『山崩れ 大分・耶馬渓で1人死亡、3世帯5人不明 急斜面の特別警戒区域』
http://mainichi.jp/articles/20180412/ddp/001/040/005000c
以下は、前兆があったという報道の抜萃。
(5月10日 毎日新聞西部版朝刊)
大分県中津市耶馬渓町で6人が犠牲となった山崩れの発生から、11日で1カ月となる。
雨や地震もない中で突然襲った土砂災害の前、現場付近では住民が前兆とみられる現象を見聞きしていた。
がけ崩れなどの危険性が高い場所は多く、防災工事の手が回らない。
地元自治体は山崩れを教訓に、前兆現象の周知に乗り出している。
石が転がるような音や、木がギシギシと鳴る音。
山崩れが起きる数日前、現場となる山でシイタケを栽培していたTさん(男性、77歳)は作業中、変な音を聞いたという。
山崩れで家は土砂に襲われたが、Tさんは新聞配達中で、妻幹子さん(70)ら家族3人も逃げて助かった。
Tさんは、「今思えば(音は)前兆だったかもしれない」と語る。
他の住民も、現場付近で湧き水やこぶし大の石が落ちているのを目撃していた。
・・・・・
政府広報オンラインでも紹介されている前兆現象は、
▽小石がパラパラ落ちてくる
▽地鳴りがする
▽水が湧き出る
▽樹木が傾く
など。
今回、住民らが体験したものと重なる現象が挙げられている。
九州大工学研究院の安福規之教授(地盤工学)は、これらの現象について「局所的に斜面が崩れ始めていることを示している可能性がある」と指摘。
雨や地震がなくても、条件がそろえばどこでも山崩れが起こる可能性はあるとし、「前兆現象があったら避難するなど住民同士が事前に話し合い、対応を決めておくことが大切だ」と話している。
出典
『大分・耶馬渓の山崩れ 1カ月 前兆、見逃さないで 石が転がる音 木が鳴るギシギシ』
http://mainichi.jp/articles/20180510/ddp/041/040/029000c
2018年5月11日18時55分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午後4時20分ごろ、東京都港区のJR新橋駅前で「体調不良を訴えている高校生がいる」と消防や警察に通報があった。
消防や警察によると、女子高校生7人が体調不良を訴えて倒れており、病院に搬送された。
いずれも軽症で、意識はあるという。
警察は、精神的な不安や極度の緊張状態などが原因で過呼吸の状態になる「過換気症候群」とみて調べている。
警察などによると、7人はいずれも横浜市内の県立高校に通う高校2年生。
同校の生徒約340人と引率の教員10人が遠足で都内を訪れ、JR新橋駅前の広場に集合していた。
複数の生徒が集合時間に遅れたため、教員が注意していたところ、遅れた生徒を含む7人が過呼吸になり次々と倒れたという。
過換気症候群は若い女性に多くみられ、過呼吸に続いて手足のしびれや動悸、失神などが引き起こされる。
発作が起きた場合は、ゆっくりと落ち着いて呼吸したり、紙袋を使って呼吸したりすると落ち着く例が多いという。
過去にも、2010年に大阪市の中学校で女子生徒7人が同症候群で病院に搬送された。
13年にも、兵庫県で女子高校生18人が同症候群とみられる症状で搬送されている。
出典
『新橋駅前で女子高生7人倒れる 過呼吸、全員が軽症』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30381280R10C18A5CC1000/
5月11日19時21分に時事通信からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、生徒らは都内に遠足に来ており、新橋駅に午後3時半に集合する予定だった。
約340人のうち20~30人が遅刻し、教師に叱責されていたところ、直前に駆け付けた生徒4人が気持ち悪くなり、座り込むように倒れた。
近くにいた他の3人も連鎖的に体調不良を訴えたという。
出典
『女子高生7人搬送=新橋駅前、叱責され過呼吸か-東京』
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018051101197&g=soc
5月11日17時57分にNHK首都圏からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
これまでの調べによると、7人はいずれも神奈川県内にある高校の2年生で遠足で都内に来ていて、このうち4人が待ち合わせの時間に遅れたため走ってきたうえ、教師に注意されて過呼吸のような症状になったという。
このあと、近くにいた3人も体調不良を訴えたという。
出典
『新橋駅前女子高校生7人体調不良』
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20180511/0011604.html
(ブログ者コメント)
〇気象庁のデータによれば、11日16時の東京の天気は晴れで、気温は20.8℃、湿度は53%、風速は4.4mだった。
〇過呼吸事例については、本ブログでも過去に何件か紹介している。
2018年5月11日19時0分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午後0時半ごろ、千葉市若葉区の市立千城台西中学校の養護教諭から「生徒が理科の実験中に硫化水素を吸い込み、のどの痛みを訴えている」と119番通報があった。
救急車や化学消防車、ヘリコプターなど計16台が出動し、中学2年の男子生徒3人が市内の病院に搬送された。
3人はいずれも軽傷という。
同校の武満教頭は、「生徒が試験管に顔を直接近づけて嗅いだのが原因と思われる。安全管理に問題はなかった」としている。
出典
『理科実験中に硫化水素吸い3人搬送 千葉市の中学』
http://www.sankei.com/affairs/news/180511/afr1805110012-n1.html
5月11日18時56分にTBS NEWSからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午後0時30分ごろ、千葉市若葉区にある市立千城台西中学校で、「硫化水素発生の実験中に体調不良を訴えた子が数人いる」と、女性教諭から消防に通報があった。
消防や市教委によると、2年生が理科の授業で硫化水素を発生させる実験を行っていたところ、男子生徒4人と女子生徒1人のあわせて5人が体調不良を訴え、病院に運ばれた。
5人はいずれも軽症。
市教委によると、当時、教室では窓を開け、換気をしていたという。
出典
『理科の実験中に体調不良、生徒5人搬送』
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3366964.html
(ブログ者コメント)
〇下関市の中学校で事故が起きたのと同じ日に、千葉市の中学校でも同じ事故が起きた。
同種事例は過去に何件も紹介しているが、同じ日に起きたのは、ブログ者が把握している範囲では初めてだ。
〇今回の千葉市の事例は、試験管に顔を近づけて臭いをかいだことが原因だったらしいとのこと。
本件、下関市の事例を報道したNHKの映像では、当該実験の教科書のページらしきものが映されていたが、そこには試験管の口を手であおぐ説明図付きで、「手であおいでにおいをかぐ」と記されている。
ということは、マニュアル不順守による事故だったのかもしれない。
2018年5月11日22時33分にNHK山口から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午前9時半ごろ、山口県下関市の豊洋中学校で「理科の授業中に生徒が気分が悪いと訴えている」と、教員から消防に通報があった。
下関市教委によると、2年生の男女9人が体調不良を訴えて市内の病院に運ばれたが、いずれも意識ははっきりしていて元気だという。
授業では、理科室の隣にある準備室で硫化鉄に塩酸を加える実験を行っていて、数人ずつが交代で硫化水素のにおいをかいで化学反応を確認していたところ、体調不良を訴えたという。
準備室は8畳ほどの広さで、当時はドアを開けて換気扇を回していたが、窓は閉まっていたという。
硫化水素は、高濃度になると意識を失うなどの事故につながるおそれがあるが、微量であれば人体に影響はない。
警察や下関市教委は、生徒や教師から話を聞くなどして、当時の状況を詳しく調べている。
豊洋中学校の数井校長は、「子どもたちが体調を崩したことについては、大変申し訳く思う。今後、同じことがないよう、教育委員会と相談して対応にあたりたい」と話している。
出典
『理科の実験で中学生9人搬送』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20180511/4060000357.html
5月11日12時55分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市教委によると、ベテランの教諭が指導し、理科室の窓は開けていたという。
生徒約35人が授業を受けており、終了後の休憩時間に生徒が気分が悪いと訴えたという。
出典
『硫化水素発生させる理科実験で異臭、生徒9人搬送 山口』
https://www.sankei.com/west/news/180511/wst1805110050-n1.html
5月12日13時10分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市教委によると、男子2人が大事を取って入院したという。
同校によると、教員が理科準備室で鉄と硫黄を化学変化させ、隣の理科室で待機していた生徒が交代で準備室に入り、発生した硫化水素の臭いを確認する実験だった。
手順に誤りはなかったが、授業中に2人、その後7人が体調不良を訴えた。
当時、廊下側のドアは開いていたが、窓は閉めた状態だった。
数井校長は取材に対し、「換気にもっと気をつけていればよかった。申し訳ない」と話した。
出典
『窓閉め理科の実験、硫化水素で9人搬送2人入院』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180512-OYT1T50073.html
2018年5月14日21時54分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
徳島県阿南市は14日、個人情報を含む文書を、廃棄のための運搬途中に紛失したと発表した。
2012年度に福祉課で受け付けた「有料道路障害者割引申請書兼ETC利用申請書」と車検証の写し計5枚で、50~80代の男女3人の名前や住所、電話番号などが記載されていたという。
11日午前、市福祉課の職員が、保存期間が過ぎた文書を詰めた段ボール箱49箱を2トントラックの荷台に載せた。
職員3人で市内の処分場に運ぶ途中、運転していた職員が、箱のふたが開いて書類が飛んでいくのに気付いた。
トラックで来た道を戻る一方、ほかの職員も加わって徒歩や自転車で周辺を捜索。
警察に拾得物として届けられた1枚も含め、26枚を回収した。
12、13日も職員が周辺を捜し1枚を回収したが、5枚が見つからなかったという。
同課は、名前などが書かれていた3人に謝罪するという。
同課によると、段ボール箱はふたの部分を差し込んで閉じていたが、粘着テープで封をしたり、荷台をネットで覆ったりはしていなかったという。
市は、再発防止に向け、運搬方法の見直しを検討するという。
出典
『風で飛ばされた個人情報 荷台から散乱、5枚を紛失』
https://www.asahi.com/articles/ASL5G3VHXL5GPUTB008.html
(ブログ者コメント)
同じようなトラブルは、今年3月に宮城県でも起きている。
『2018年3月1日 宮城県大河原町で暴風警報発令下、町職員が庁舎外の倉庫に国民年金関係の書類を台車で運んでいたところ、強風でファイルのバインダーが外れ、飛散して10枚近くを紛失』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/8112/


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。