







2017年6月26日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7280/
(2017年8月9日 修正2 ;追記)
2017年7月31日18時10分にNHK千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
成田空港で2度にわたって外国から到着した乗客を国内線の到着口に誤って誘導し、審査を受けないまま入国させた問題を受け、バニラ・エアは、空港会社や空港でバスを運行する会社と共通のマニュアルを作成し、協力して再発防止に取り組むことになった。
先月18日、バニラ・エアは、香港から成田に到着した乗客のうち、外国人を含む34人をバスで誤って国内線の到着口に誘導し、10人が審査を受けずに入国した。
こうしたミスは去年4月にも起きていることから、国土交通省は業務の改善を勧告し、バニラ・エアは31日、新たな改善措置を発表した。
それによると、バニラ・エアは、空港会社、そして空港でバスを運行する会社との間で国際線の乗客の誘導手順をまとめた共通のマニュアルを作成したという。
そのうえで、バスの行き先などについて協力して確認を行うほか、バスが国際線から来たかどうか、到着口の空港会社の警備員にも確認させるなどの対策を取ったとしている。
また、3か月に1度は、合同の点検を実施することも盛り込んだ。
バニラ・エアは、「今後、再発防止に徹底的に取り組み、信頼回復に努めたい」と話している。
出典
『バニラ・エア誤誘導で再発防止策』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/1085597061.html
(ブログ者コメント)
バニラ・エア社以外、国際便到着機から到着口までバスで案内している会社はないのだろうか?
あるとすれば、それらの会社は、バニラ・エア社が今回採った対策をすでに実施済ということなのだろうか?
2017年7月31日11時30分にNHK埼玉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
平成18年に埼玉県ふじみ野市の市営プールで、当時7歳の小学生の女の子が吸水口に吸い込まれて亡くなった事故から11年となる31日、地元の市長らが献花に訪れ、再発防止を誓った。
ふじみ野市では、11年前の平成18年7月31日、市営プールに家族らと遊びに来ていた当時7歳で小学2年生の女の子が、フタが外れたプールの吸水口に吸い込まれて死亡した。
その後、吸水口のふたが強度の弱い針金で留めただけになっていたことや、現場の監視員が救助の講習を受けていなかったなど、市のずさんな管理が明らかになった。
31日は、ふじみ野市の市長など幹部ら5人が、事故のあとに取り壊されたプール跡地に置かれた献花台に花を手向け、再発防止を誓った。
ふじみ野市では、事故の翌年から毎年7月下旬の1週間を公共施設の安全点検を行う週間と定め、市が管理する施設など、およそ1万2000か所の点検を行っている。
ふじみ野市の高畑市長は、「11年が経っても事故を風化させることなく、今後も安全に努めていく」などと話していた。
出典
『プール事故11年 市長らが献花』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/saitama/1106103121.html
2017年7月31日21時17分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
31日午後2時半ごろ、水戸市見川町の市緑岡市民センター男子トイレで陶器製の洗面台が落下し、手を洗っていた同市の小学4年の男児(10)の足に当たった。
男児は右足の甲などにけが。
水戸市によると、洗面台は幅約160cm、奥行き約70cm、高さ約15cm。
約90cmの高さで壁に固定されていたが、何らかの原因で脱落したらしい。
平成24年度を最後に点検していなかった。
水戸市の担当者は、「けがをした男児や家族に申し訳ない。今後は再発防止に努める」としている。
男児は市民センター主催の書道教室に参加していた。
出典
『水戸の市民センターでトイレの洗面台落下、小4男児けが』
http://www.sankei.com/affairs/news/170731/afr1707310034-n1.html
2017年7月31日5時53分に日テレNEWS24から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月31日0時27分にNHK NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午後8時前、新庄市で行われていた「子ども・夢・花火大会」の花火の打ち上げ中、打ち上げ用の筒の中で花火が暴発した。
この事故で、打ち上げ作業をしていたHさん(58)とSさん(61)の2人が腕を切るなどのケガをして、病院に搬送された。
2人とも軽傷とみられている。
花火大会の観客にけがはないという。
警察によると、けがをした2人は花火師の資格を持っていて、導火線に火をつける役割を担当していたという。
警察は、金属製の筒が壊れて2人に当たったとみて、事故の原因を調べている。
打ち上げは午後7時半から水田の中の道路で行われていたが、事故の影響で花火大会は中止された。
花火大会実行委員会の菅原委員長は、「事故原因を十分に究明して、今後再び開催するかどうかは検討していきたい」と話していた。
出典
『花火大会で暴発 打ち上げ作業の2人ケガ』
http://www.news24.jp/articles/2017/07/31/07368419.html
『花火打ち上げる筒が暴発 2人けが 山形 新庄』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170731/k10011081071000.html
7月30日23時38分に産経新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
花火が地上に近い地点で暴発し、打ち上げに使う筒が壊れて2人にあたったとみられる
打ち上げ会場は水田にあり、毎年同じ場所で行っているという。
打ち上げ場所から観客がいる場所までは200m以上の距離があった。
出典
『花火大会で暴発、2人けが 山形・新庄』
http://www.sankei.com/affairs/news/170730/afr1707300012-n1.html
8月1日付で朝日新聞山形版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
花火大会は地元町内会などでつくる実行委員会の主催。
実行委員長を務める菅原区長によると、筒は田んぼの中の農道に並べて設置され、10連発の花火を打ち上げる予定だった、高さ約50cmのアルミ製の筒が破損した。
上に飛ぶはずの花火が横に飛んだように見えたという。
現場では、横手市の花火業者の従業員やアルバイトら計12人が作業をしていたが、警察によると、ほかにけが人はいなかった。
2017年7月31日19時5分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午後5時すぎ、北広島市内の踏切で、トラックが踏切を通過しようとした際に荷台のショベルカーが架線に接触し、札幌と新千歳空港を結ぶ「快速エアポート」が29本運休するなど、およそ15000人に影響が出た。
JR北海道が踏切に設置しているカメラには、踏切手前にある高さを制限するゲートに荷台のショベルカーがぶつかっているにもかかわらず、トラックがそのまま踏切内に侵入し、その後、ショベルカーが架線にも接触する様子が映っている。
また、警察によると、トラックが積んでいたショベルカーはアーム部分が十分に下がりきっていない状態だったという。
JRは、道内では踏切手前の高さ制限のゲートが4m50cmとなっていることから、今後はトライバーに対して、積載物の高さに注意するとともに、ショベルカーなどのアームが下がった状態になっているか確認を徹底するよう、呼びかけを強化することにしている。
出典
『JR「積載物の高さなど注意を」』
http://www.nhk.or.jp/sapporo-news/20170731/5648731.html
7月31日17時17分に北海道テレビからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
北広島市の高さ制限がある踏切に、30日午後5時過ぎ、重機を積んだトラックが進入し、架線などに衝突して列車の運行などに大きな影響が出た。
トラックに積んだ重機のアームが注意標識にぶつかり、そのまま踏み切りに入ると、「ぱーん!」と勢いよく火花が飛び散った。
この事故は30日、JR千歳線の北広島駅から島松駅の間の高さ制限がある踏み切りで、トラックが2万ボルトの電気が流れる架線にぶつかったもの。
快速エアポートなど61本が運休した。
出典
『トラックが無理やり踏切に進入 JRが映像を公開』
http://www.htb.co.jp/news/#article04
(ブログ者コメント)
○NHKの映像によれば、ぶつかったアームによって高さ制限ゲートが、一瞬、押しあげられ、トラック通過後に、また元に戻っていた。
それほどの抵抗があったのに、運転手は気付かなかったのだろうか?
○JRのHPに掲載されている記事には、架線と接触して火花が出ている画像が掲載されている。
http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2017/170731-1.pdf
30日午前0時過ぎ、福井市江端町の通称「フェニックス通り」で、横断歩道付近を渡っていた近くに住む男性(54)が北から走ってきた乗用車にはねられた。
男性は全身を強く打って市内の病院に運ばれたが重体。
警察は、乗用車を運転していた19歳の会社員の男を、過失運転傷害の疑いで、その場で逮捕した。
現場は片側2車線の見通しの良い交差点で、警察によると事故当時、車側の信号はスピードを落とすなど注意しながらの走行を義務づける「黄色の点滅信号」で、歩行者用の信号は設置されておらず、警察が詳しい事故の原因を調べている。
同じ県道の約500m北の交差点では、ことし5月の深夜にも、横断歩道を渡っていた70代の男性が車にはねられ死亡している。
この現場も、事故当時は車側が「黄色の点滅信号」で、7月24日には付近の老人会が「黄色の点滅信号では青信号と同じようにスピードを出す車が多く危険だ」として、運用時間の見直しなどを求める要望書を地元の警察署に提出していた。
出典
『黄色点滅信号で男性はねられ重体』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3055617531.html
(ブログ者コメント)
5月の事故ならびに、その事故を受けての老人会の動きなどについては、下記記事中に掲載している。
2017年7月21日掲載
2017年7月13日報道 秋田県警は交差点の夜間早朝点滅信号が事故を助長している側面があるとして、危険性が高いとみられる20交差点で点滅運用を見直す、同様な動きは福井県などでも
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7370/
2017年7月30日8時13分に日テレNEWS24から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日夜、岐阜県で開かれた花火大会で、花火が想定より低い位置で開いて観客の周辺に飛び散り、一時、騒然となった。
29日夜に岐阜県大垣市で開かれた花火大会の映像からは、花火が観客の周辺に飛び散っている様子が確認できる。
警察などによると、29日夜、岐阜県大垣市の花火大会で打ち上げられた二尺玉が、想定よりも低い位置で開いた。
本来は500~600mの高さで開くはずだった。
火花は周辺に飛び散り、止めてあった車が焦げるといった被害が出た。
花火大会は大垣市で毎年開かれていて、29日も多くの人で賑わい、一時、騒然となったが、けが人はいなかった。
大会は20分ほど休止して再開したが、警察などが当時の状況を調べている。
出典
『花火大会で花火が低い位置で開く 一時騒然』
7月30日8時57分に岐阜新聞から、7月30日付で朝日新聞(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
水都まつり協賛「第61回大垣花火大会」が29日夜、大垣市東町の揖斐川河畔で開かれ、約3000発の花火が西美濃の夏の夜空を彩った。
・・・・・
中盤では、2尺玉(20号)が低空で開いたため、プログラムをいったん中断。
会場の安全を確認し、スターマインなど通常のプログラムを再開した。
予定していた2発目の2尺玉の打ち上げは取りやめた。
警察などによると、低空で破裂したのは、この日打ち上げられた中で一番大きな2尺玉だった。
出典
『夜空に描く夏の華 大垣花火大会』
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20170730/201707300857_30156.shtml
2017年7月31日17時40分にNHK兵庫から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月30日21時42分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
29日、兵庫県伊丹市の小学5年生の10歳の男の子が友達と2人で遊んでいたところ、毒ヘビのヤマカガシにかまれて、一時、意識不明の重体になった。
警察は当初、伊丹市の公園でかまれたと発表していたが、一緒にいた友達に詳しく確認したところ、隣の宝塚市の寺の参道でヘビを見つけ、捕まえた際にかまれていたことが分かった。
警察によると、ヘビは体長60cmほどで、29日午前10時半ごろ、捕まえて家に持ち帰ろうとかばんに入れた際、男の子が左手の人さし指をかまれたという。
伊丹市内の公園の水道でかまれた傷口を洗ってから、午後1時ごろ友達の家に到着し、今度はヘビをかばんから取り出そうとして左手首をかまれたという。
男の子は、その後、家に帰ったが、出血が止まらず、頭痛を訴えたため、母親が同日午後8時ごろに119番通報。
一時、意識不明になったが、病院で血清を打つなどの治療を受け、いまは意識が回復しているという。
男の子の母親が翌30日朝、「捕まえたヘビをどうしたらよいか」と警察に問い合わせ、引き渡したという。
警察は、ヘビを見つけても近づかないよう、注意を呼びかけている。
ヘビの生態に詳しい神戸市立須磨海浜水族園の笹井学芸員はヤマカガシについて、「生態は臆病で人を見ると逃げてしまうが、手でつかんだりするとかむことがあるので、見かけたら近寄らないようにしてほしい」と話している。
カエルを餌にし、水辺を中心に生息していて、冬眠をしている時期以外では住宅街の草むらなどでもよく見られるということで、水辺に近い草むらに入る場合は、長靴を履くといった対策も必要だという。
そして万が一、かまれてしまった場合には、「治療の際にヘビの種類の特定が必要になるので、色や顔のかたちなどの特徴をしっかりと把握して、すぐに病院に行ってほしい」と話していた。
神戸市中央区の神戸赤十字病院の外科医、岡本医師は、「ヤマカガシの毒は、血液を固める『凝固因子』の機能を失わせ、血が止まらなくなる作用がある。一方、痛みや腫れはあまりないので対処が遅れることも多く、最悪の場合、腎不全や脳出血を引き起こし、死に至ることもある」と指摘している。
また岡本医師は、「毒性はマムシやハブより強く、万一、ヤマカガシにかまれたら、傷口から吸引器で毒を吸い出すなどして、ただちに病院で処置を受けることが重要だ」と話している。
出典
『ヘビ 持ち帰ろうと2度かまれる』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/2025636571.html
『男児かんだヤマカガシ?強い毒性 死に至る恐れも』
http://www.asahi.com/articles/ASK7Z6448K7ZPTIL00V.html
7月31日15時57分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日夜に119番通報した男児の母親は、署員に「公園で見つけた」と説明したが、同署で事実関係を調べたところ、31日午前になって友人が署員を参道に案内し、改めて事情を聴いて経緯がわかったという。
出典
『毒ヘビは参道で捕獲、2度かまれる 一時意識不明の男児』
http://www.asahi.com/articles/ASK704FC2K70PIHB011.html
8月4日付で朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「蛇を飼いたい」。
今回の件は、男児の素朴な思いが発端だったという。
兵庫県警警伊丹署が関係者から聞き取った経緯はこうだ。
男児は7月29日、同級生らと計3人で、自転車とキックボードで市に隣接する同県宝塚市の山中に向かった。
同級生が以前、蛇を見たことがあった場所だったという。
午前10時半ごろ、寺の参道でヤマカガシを発見。
捕まえる際、男児は左手の人さし指をかまれた。
男児らは蛇をリュックサックに入れ、南へ約2km先にある伊丹市内の公園に移動。
そこで男児は指の出血を洗い流した。
午後1時ごろ、同級生の家で蛇をリュックサックから取り出そうとしたところ、今度は右手首をかまれた。
男児は午後6時40分ごろに帰宅したが出血が止まらず、頭痛も訴えたため、母親が約1時間後に119番通報。病院に搬送され、血清を打つなどの治療を受けた。
一時意識不明に陥ったが、その後、意識が回復した。
厚労省によると、ヤマカガシはかつて、毒蛇とは考えられていなかった。
毒牙が口の奥の方にあり、指を入れるなどして深くかまれなければ、毒が注入されにくいからだ。
1972年に死亡例が確認されて初めて毒蛇と認識された。
73~2013年に、かまれたという報告は34例。これまで少なくとも4人が亡くなっている。
出典
『毒蛇ヤマカガシ、油断禁物 毒性はハブやマムシの数倍』
http://www.asahi.com/articles/ASK835CTMK83UTIL023.html?ref=nmail
7月31日付で毎日新聞東京版からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ヤマカガシは本州、四国、九州に生息。
赤と黒の斑紋が交互に並ぶのが特徴で、地域によって色や模様が異なる。
近畿では全身がくすんだ緑色で、模様がほとんどない。
水場を好み、田んぼや川の近くなどに現れる。
かまれても腫れることはなく、出血が続いたり、一過性の頭痛があったりする。
日本蛇族学術研究所によると、毒が血中に入るとハブやマムシの数倍の毒性があり、1960年代以降、少なくとも4件の死亡例があるという。
出典
『ことば ヤマカガシ』
https://mainichi.jp/articles/20170731/ddm/041/040/152000c
2017年7月29日18時30分にNHK大分から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午前10時半ごろ、佐伯市内でケーブルを設置する工事をしていた佐伯市東町の会社員の男性(65)が、はしごから道路に転落した。
男性は大分市内の病院に運ばれたが、頭などを強く打っていて、およそ5時間後に死亡した。
警察によると、男性は住宅と電柱を渡すケーブルを設置するため、高さ3mのはしごを使って仲間と2人で作業を行っていたという。
警察は、一緒に作業をしていた男性に話しを聞くなどして、事故の詳しい状況を調べている。
出典
『ケーブル工事の男性が転落死』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/5075610171.html
2017年7月28日20時5分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
室蘭市消防本部は、消防車が出動する際、来月・8月1日から、火事に対応する出動とそれ以外の出動を区別できるよう、サイレンの音を変えることになった。
室蘭市の消防車のサイレンは、8月から音を聞けば、火事かそれ以外の出動かを区別できるようになる。
具体的には、火事の出動の際は鐘の音が入る。
一方、火事以外の出動の際は鐘の音は入らない。
室蘭市の消防車の出動は去年1年間に717件で、このうち火事での出動は4.6%だった。
火事以外の出動が多くなっているが、これは救急車を消防隊がバックアップするような出動が多いということだ。
取材したこの日、救急車の出動要請は立て続けに3件入った。
その結果、一時、3台の救急車すべてが出払ってしまった。
次に救急対応が必要な場合に出動するのは消防車。
救急車が到着するまでの間、消防隊員が救命措置などに当たるためだ。
このとき、問題になっていたのが、このサイレンだった。
サイレンだけでは、火事か、火事以外の出動かは区別できないため、こうした状況では「どこで火事が起きたのか」と住民から問い合わせがよせられ、業務に支障が起きかねない状況になっていたのだ。
室蘭市消防本部の佐藤警防課長は、「サイレンを変更することにより、問い合わせも減るのではないかと期待しています」と話す。
このサイレンの変更は、旭川市や函館市、小樽市などでは、室蘭市と同じように、鐘の音がついたら火事、鐘の音がない場合はそれ以外の出動と、すでに使いわけている。
また、室蘭市のとなりの登別市でも、来月1日から同じようにサイレンを使い分ける。
室蘭市の消防は、通報以外の火事の問い合わせは、なるべくメールサービスや自動音声による電話案内サービスを活用して欲しいと話している。
出典
『室蘭 消防車のサイレン変更』
http://www.nhk.or.jp/sapporo-news/20170728/5313461.html
(ブログ者コメント)
この鳴り分けは全国的に行われているらしく、ざっと調べただけで、以下で同じ対応をしていた。
茨城県高萩市
新潟県糸魚川市、十日町市
富山県黒部市
群馬県沼田市
2017年7月28日19時5分にNHK沖縄から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
相次ぐシュノーケリング中の事故を防ぐため、今後、具体的な注意の呼びかけにつなげようと、海上保安部が、恩納村の人気のスポットでシュノーケリングのツアーを開催する業者に、注意している点などについて聞き取り調査を行った。
調査は、シュノーケリングの人気スポットとして知られる「青の洞窟」がある恩納村の真栄田岬で行われ、那覇海上保安部の職員が、ツアーを開催している業者から聞き取った。
調査では、海に入る前に客の体調をきちんと確認しているか、初心者かどうか技量を把握しているかなど、安全対策や注意している点などを聞いていた。
調査に応じた業者は、初めてシュノーケリングをする人は緊張して足がつる場合があるので注意していることなどを伝えていた。
第11管区海上保安本部のまとめによると、県内で、去年までの5年間にシュノーケリング中におぼれたり沖合に流されたりするなどして事故にあった人は121人にのぼり、このうちおよそ45%にあたる54人が、死亡したり行方不明になったりしている。
また、事故にあった121人のうち、およそ4人に1人は、シュノーケルの先端から入った海水を誤って飲んでしまうことでパニックになることが事故の原因だという。
シュノーケリングツアーなどのインストラクターをして25年以上になるという北谷町の業者の男性は、「シュノーケリングのインストラクターは、資格があるわけではないので、お客さんの安全確保や案内の経験値にレベルの差がある。他の業者とも協力して、お客さんを安全に誘導したい」と話していた。
聞き取り調査を行った那覇海上保安部の職員に、シュノーケリングをする時の注意点について聞いた。
シュノーケルを使って海をのぞいている時、魚などに気を取られてあごを引くと先端から海水が入り込んできて慌ててしまい、事故につながるケースが相次いでいるという。
このため、そもそも、あごを上げてシュノーケルの先端が海に入らないようにして泳ぐことが基本だという。
ただ、それでも海水が入ったときは、慌てずに、勢いよく息を吹いてシュノーケルから海水を出して欲しいとしている。
那覇海上保安部の原園交通課長は、「シュノーケリングをする時はライフジャケットを着て浮力を確保し、シュノーケルの使い方をガイドなどに習ってから海に入って欲しい」と呼びかけていた。
出典
『シュノーケリング事故防止で調査』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/5095521481.html
2017年7月28日15時0分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
京都市で5月にあったひき逃げ事件に絡み、酒に酔って道路で寝ていて被害に遭った男性(35)=兵庫県芦屋市=を京都府警が道路交通法違反(道路における禁止行為)の疑いで書類送検したことが分かった。送検は27日付。
府警によると、被害者を書類送検するのは異例だが、「生死にかかわる危険な行為」と判断したという。
事件は5月23日午前2時半ごろに発生。
京都市左京区の市道(片側2車線)の中央付近で、泥酔し寝そべっていた男性がトラックにひかれた。
左脚を骨折し、全治約1カ月の重傷を負った。
トラックは、そのまま逃走した。
府警はひき逃げ事件として捜査し、7月3日に運転していた京都市伏見区の男性会社員(29)を道交法違反(救護義務違反)などの疑いで逮捕。
京都簡裁が21日付で罰金40万円の略式命令を出した。
被害男性から事情を聴いたところ、友人と酒を飲んだ帰りにはぐれた後、車道に入り込んだことが判明。
現場は京都市中心部を東西に走る大通り「丸太町通」の路上で、府警は「事故に遭いかねない悪質なケース」とし、書類送検に踏み切った。
道交法では、道路で寝そべったり座ったりすることや、酒に酔ってふらつくことなど、交通の妨害となる行為を禁じ、罰則を設けている。
出典
『ひき逃げ 被害者を書類送検…泥酔し車道で寝込む』
https://mainichi.jp/articles/20170728/k00/00e/040/279000c
2017年7月28日10時27分に読売新聞から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。
長野県佐久市平賀のJR小海線中込―太田部駅間の「第2新町踏切」で、昨年11月10日夕、近くの女性(当時81歳)が、線路点検用の列車(検測車)にはねられて死亡した事故について、国の運輸安全委員会が27日、調査報告書を公表した。
現場は、警報機のみ設置され遮断機がない「第3種踏切」で、耳が不自由で警報機の音の聞こえない女性は、点滅する赤色灯を見て列車の接近を知る必要があった。
だが、踏切の構造などから女性は点滅を確認できず、報告書は「女性が警報機の作動に気づかずに進入した可能性がある」と指摘している。
報告書によると、検測車の運転士は踏切の約100m手前で踏切内にいた女性を発見し、非常ブレーキをかけて警笛を鳴らしたが、間に合わずにはねた。
運輸安全委の調べに運転士は、「女性は検測車の接近に気づいていない様子で立ち止まっていた」と証言した。
運輸安全委は、「女性の両耳の聴力低下が事故に関与した可能性がある」とする。
女性は20年ほど前から聴力が低下し、身体障害者の認定を受けていた。
踏切では、警報機の赤色灯の点滅に頼るところが大きかったが、事故当時、点滅が見えにくい状況が重なっていた。
現場の踏切は、住宅街を抜ける細い道にあるが、約20m手前にある民家の庭木の枝で赤色灯が見えにくかった。
さらに、踏切直前の停止線まで近づくと、線路手前側の警報機は踏切を渡る人の背後の位置になって赤色灯が見えにくく、反対側の警報機も背面しか見えないため、点滅しているかどうかわからない。
また、赤色灯は警報機の高さ2.5mのところに取り付けられていたが、女性は身長約1m50cmで、当時、つばの広い麦わら帽子をかぶっていたために視界が狭くなり、赤色灯を確認できなかったとみられる。
運輸安全委は、再発防止策として「赤色灯を停止線から確認可能となる位置に増設することや、全方位から見えるものを設置すること、さらに遮断機の設置についても検討が望まれる」とした。
出典
『JR踏切死亡事故、聴覚障害で警報気づかず?』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170728-OYT1T50058.html
7月28日付で毎日新聞長野版からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR東日本は、再発防止策として、警報機の赤ランプを見やすくするために民家の庭木を切り、全方向からランプが見える警報機を設置した。
出典
『鉄道事故 踏切死亡の女性、聴力低下原因か 運輸安全委報告書 /長野』
https://mainichi.jp/articles/20170728/ddl/k20/040/024000c
7月27日20時10分に信越放送からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR東日本では、長野支社管内でほかに47か所ある同じ種類の踏切について、今のところ、赤色灯を今回のように改修する予定はないという。
出典
『小海線の踏切死亡事故・耳の不自由な女性が警報に気付かなかったか』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170727-00309748-sbcv-l20
2017年7月28日23時42分に中日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後8時15分ごろ、岐阜県郡上市八幡町にあるホテルの女性従業員から、「ボイラーが爆発したようで、やけどをした人がいる」と119番があった。
消防が駆け付けると、地下のボイラー室で爆発した跡があり、すでにほぼ鎮火していた。
警察や消防によると、ボイラーメンテナンス会社の男性社員(56)とホテルの女性従業員(76)が、やけどを負った。
この日は約100人の宿泊予約があったが、ほとんどが郡上おどりの会場に出掛けており、日帰りの入浴客数人は従業員が誘導して無事だった。
警察によると、ボイラー4台のうち1台の調子が悪く、業者が同日午後3時ごろから点検。
同8時ごろに修理が終わって電源を入れると異常を感じたため、ホテル従業員に立ち会いを求めたところ、爆発したという。
やけどをした女性は、「湯の温度を調整するためボイラー室で業者と待機していると、バーンという大きな音とともに爆発して火が出た。逃げるのに必死だった」と話した。
ホテによると、ボイラー室はホテルに隣接する温泉施設の地下にある。
現場は東海北陸自動車道の郡上八幡インターから南に約4km。
出典
『郡上のホテルでボイラー爆発、2人けが』
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2017072890222651.html
2017年7月29日付で毎日新聞東京版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午前9時45分ごろ、愛知県春日井市王子町の王子製紙春日井工場でアンモニアタンクの計測器を点検中、配管からアンモニア水があふれ出し、タンクを点検中だった同社社員の村本さん(41)が気化したアンモニアを吸うなどして意識不明の重体。
一緒に作業していた男性社員(38)と救助した男性社員(43)も、アンモニア水を浴びて軽いやけどを負った。
タンク近くで別の作業をしていた関連業者の作業員6人も気分が悪くなったとして、病院で手当てを受けた。
警察や同工場によると、タンク(直径4.5m、高さ5m)の容量は約7万ℓで、濃度25%のアンモニア水約2万~3万ℓが入っていた。
事故前、レベル計(液面計)の数値に異常が見つかり、村本さんらが点検のため、タンクとレベル計をつなぐ配管のバルブをレンチで閉めていたところ、アンモニア水があふれ出したという。
出典
『事故 アンモニア吸い、点検中の社員重体 愛知・王子製紙』
https://mainichi.jp/articles/20170729/dde/041/040/022000c
7月28日20時5分にYAHOOニュース(東海テレビ)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午前10時前、春日井市王子町の「王子製紙春日井工場」でタンクの配管付近からアンモニア水が周辺に飛び散った。
この事故で、アンモニア水を浴びるなどした41歳の男性従業員が意識不明の重体で、他にも男性従業員2人が軽いケガをした。
アンモニア水は、排水をきれいにする微生物を培養するために使われていて、事故当時、点検のためタンクの配管のバルブを閉める作業をしていたという。
タンクはステンレス製で、中には約2万ℓのアンモニア水が入っていて、警察と消防は事故の原因を詳しく調べている。
出典
『男性がアンモニア水浴び意識不明 王子製紙春日井工場でタンクから飛び散る 愛知』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170728-00000688-tokaiv-l23
7月28日13時26分に中日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
タンクは屋外に設置され、製造工程で出る排水の浄化処理用。
作業員がタンクの水位メーターを点検していたところ配管が破裂、2人がアンモニア水を浴び、もう1人は救助の際に触れたという。
工場は今月上旬から年1回のメンテナンス期間で、28日が最終日だった。
出典
『王子製紙でアンモニア水漏れ、1人重体 春日井』
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2017072890130422.html
(2017年8月6日 修正1 ;追記)
2017年8月3日9時43分にNHK東海から、重体だった男性が死亡したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
意識不明の重体になっていた41歳の男性従業員が、2日夜、亡くなった。
死因は、やけどなどによる多臓器不全だった。
他の38歳と43歳の従業員のけがの程度は軽いという。
警察は引き続き、配管が破裂した原因と事故の状況を調べている。
出典
『アンモニア水浴びた従業員が死亡』
http://www.nhk.or.jp/tokai-news/20170803/5742341.html
2017年7月27日16時44分に読売新聞から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。
29日に行われる隅田川花火大会(東京都台東区、墨田区)の警備で、警視庁は、観客らのスマートフォンの電波から混雑を予測する「歩行者移動時間推定システム」を試験導入する。
効果を検証し、2020年東京五輪・パラリンピックでの実用化を検討する。
同システムは、花火会場で一定間隔に配置された機動隊員にスマホを持たせ、観客らのスマホが公衆無線LAN「Wi―Fi」のスポットを探す電波を取得。
別の地点を通過する際にも再取得し、移動にかかった時間から混雑状況を推定する。
取得するのは電波だけで、個人の特定はできないという。
情報は警備本部で集約し、混雑が予想される場所に機動隊員を重点的に配置し、雑踏による転倒事故などを防ぐ。
隅田川花火には毎年90万人超の人出がある。
出典
『隅田川花火、スマホ電波で混雑予測…警備に活用』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170727-OYT1T50096.html
7月28日15時52分にNHK首都圏からは、トラブルなどの早期発見にもスマホなどの情報を活用するという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日行われることしの隅田川花火大会で、大会の実行委員会は100万人に近い見物客を見込んでいて、今回、人工知能=AIを活用した警備手法を導入する。
具体的には、ツイッターやフェイスブックといったSNSに投稿されたトラブルなどに関する情報をAIが抽出して解析し、その情報をもとに、警備員が現場に駆けつけるという。
29日は、警備員や地域の人たちなど、あわせて6400人の態勢で雑踏警備や見物客の誘導にあたることになっているが、実行委員会は、AI警備を導入して、警備員の目の届かない場所でのトラブルなどの早期発見につなげたい考えだ。
このシステムを開発した新宿区のベンチャー企業の村上社長は、「SNSに情報をアップすることが当たり前となっている今、情報を素早く得ることができるうえ、効率よく警備できることで警備のコストも抑えられる」と話している。
大会の実行委員会は、今回のAI警備で得られた教訓を来年の大会の警備態勢作りにもいかしたいとしている。
出典
『隅田川花火大会初の“AI警備”』
http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20170728/5567531.html
2017年7月27日14時53分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ノートパソコンやスマートフォン、モバイルバッテリーのリチウムイオン電池が発火したり発熱したりする事故が、2012~16年度の5年間で274件にのぼった。
重いやけどを負った事故もあり、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE〈ナイト〉)が注意を呼びかけている。
NITEが27日、公表した。
電池は、高容量で軽いため、モバイル機器に多く搭載されており、3製品での事故は12年度の19件から年々増加。16年度には108件にのぼった。
274件のうち、約7割は製品や周囲が焼ける火災などの被害だが、使用者の男性が重いやけどを負う事故も1件あった。
事故の原因は、製造不良など製品の不具合によるものが127件。
ポケットにスマホをいれた状態で転んだ衝撃で電池が発熱したり、バッテリーの充電時に他社製の充電器を使って発火したりといった、誤使用や不注意による事故も4件あった。
また、274件のうち93件(34%)はリコール対象製品だった。
NITEは、「(リチウムイオン電池を搭載した)製品は、外部から衝撃が加わると異常発熱などにつながるおそれがある。かばんなどに入れて持ち運ぶ際は、衝撃が加わらないように注意して」と呼びかけている。
出典
『PCやスマホ電池、発火・発熱274件 12~16年度』
http://www.asahi.com/articles/ASK7W2S60K7WUTIL008.html
7月27日13時9分にNHK首都圏からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
「リチウムイオン電池」は、携帯電話やパソコンなどに広く使われている一方で、発熱したり発火したりするケースが相次いでいて、昨年度までの5年間にNITEに報告された事故は274件にのぼっている。
このうち75件が火災などにつながったほか、やけどなどのけがをしたケースも4件あった。
原因別に見ると、製品の不具合によるものが127件ともっとも多く、このうちリコールの対象となっていた製品の事故は68件と半数を占めている一方、リコールの対象外のものも60件近くあった。
また、原因が分からないケースも28件にのぼっているが、どのケースでも、落として変形した電池をそのまま使うなどの誤った使い方が目立つという。
NITEは、リコールの対象の製品は速やかに使用をやめるとともに、無理な力を加えるなどの不注意や間違った使い方が事故のリスクを高めることから、丁寧に扱うよう呼びかけている。
出典
『リチウム電池発火5年で270件』
http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20170727/5500751.html
(ブログ者コメント)
以下は、7月27日付のNITE発表記事
『急増!ノートパソコン、モバイルバッテリー、スマホの事故~リコール製品や誤った使い方に注意しましょう~』
http://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2017fy/prs170727.html
2017年7月27日10時1分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
昨年1月、韓国・釜山沖でJR九州高速船の「ビートル」の乗客・乗員計9人が負傷した事故で、運輸安全委員会は27日、現場の海域ではクジラなどとの衝突を避けるため、減速して見張りを強化する「鯨類警戒航行」をすることになっていたのに、男性船長(42)が乗員に指示せず、海洋生物と衝突したことが原因とする事故調査報告書を公表した。
背景にある事情として、JR九州高速船が
(1)船長に遅延は5分までと伝えていた
(2)警戒航行の実施要領を明文化せず、周知していなかった
ことなどを挙げ、警戒航行を徹底するよう勧告した。
報告書によると、昨年1月8日午前、ビートルは乗客184人を乗せて釜山港から博多港(福岡市)に向けて出発。
午前10時ごろ、時速74kmで航行中、海洋生物と衝突し、乗客7人が胸の骨を折るなどのけがをし、乗員2人も負傷した。
この海域では、過去に海洋生物との衝突事故があり、JR九州高速船は、警戒航行を船長に口頭で指示していたが、実施要領を安全管理規定には明記していなかった。
一方、事故4日前に現場近くで体長17mのクジラが目撃されており、船長は、事故前日の運航までは乗員に目撃情報を伝え、警戒航行を指示していた。
しかし、事故当日は出港時刻が遅れると思い、乗員との打ち合わせの場を持たず、海域に入る前の指示も忘れていた。
出典
『クジラ? 海洋生物と衝突9人負傷…「鯨類警戒航行」指示せず事故につながる 運輸安全委が調査報告書公表』
http://www.sankei.com/west/news/170727/wst1707270045-n1.html
7月27日11時9分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
韓国・釜山沖で昨年1月、博多港行きの高速船がクジラとみられる海洋生物とぶつかった事故があり、国の運輸安全委員会は27日、報告書を公表した。
乗務員が必要な見張りをせず、海洋生物の発見が遅れたと指摘。
委員会は船会社に、クジラ対策を徹底するよう勧告した。
事故は昨年1月8日、釜山発の高速船「ビートル」(乗員乗客191人)で発生、乗客3人が骨折した。
報告書によると、現場海域では事故の数日前にクジラが目撃されていた。
そのため、船会社のJR九州高速船(福岡市)は、船長らに、速度を落とし見張りを強化する「警戒航行」を指示したが、船長は、見張り強化やワゴン販売の中断など、必要な指示を乗務員に出していなかった。
販売中の乗務員は転倒して頭などを打ち、購入したコーヒーがこぼれて手をやけどした乗客もいた。
同社にはクジラ対策の社内規定がなく、別の船長たちも警戒航行を徹底していなかった。
委員会は、規定の設置を勧告した。
出典
『船の運航「クジラ対策徹底を」 高速船衝突受け国が勧告』
http://www.asahi.com/articles/ASK7T7QS3K7TUTIL05B.html
2017年7月28日0時16分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午後5時15分ごろ、東京都中野区新井のアパート解体工事現場で、鉄パイプの積み込み作業をしていた世田谷区喜多見の解体土木会社社員の男性(26)が落ちてきた鉄パイプに当たり、頭などを強く打って、搬送先の病院で死亡が確認された。
警察によると、落下した鉄パイプは長さ約1m、直径5cmで、重さは約2.7kg。
男性は、約100本の鉄パイプを束ねてクレーン車の荷台に積み込む作業をしていた。
クレーンで搬送中に何らかの原因で鉄パイプが落下。
男性は複数の鉄パイプに当たったとみられるという。
警察は、関係者から当時の状況を聴くなどして、原因を調べている。
出典
『解体現場で鉄パイプ落下、積み込み作業中の26歳会社員死亡 東京・中野』
http://www.sankei.com/affairs/news/170728/afr1707280002-n1.html


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。