2017年9月28日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7606/
(2017年11月25日 修正1 ;追記)
2017年11月21日14時28分にNHK茨城から、市が同タイプの消火栓を点検したところ49基に問題があったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、第1報ともどもタイトルも修正した)
ことし9月に神栖市で火災現場近くの消火栓が腐食が進んで使えなかった問題を受けて、市が市内にある同じタイプの消火栓1500基余りを緊急に点検した結果、このうち49基で腐食や管の破損などが見つかったことがわかった。
この問題は、ことし9月、神栖市で店舗兼住宅が全焼した火事のときに、現場近くにあった「深井戸式」と呼ばれる、地下に掘った井戸から水を吸い上げる方式の消火栓が腐食して穴が開いて使えなかったもの。
これを受けて神栖市は、市内にある同じ深井戸式の消火栓1500基余りについて問題なく水が出るか、実際にポンプ車で水をくみ上げて緊急の点検を進めてきた。
その結果、このうち49基で腐食などの問題があったことがわかった。
原因として、地上の金属の部分が腐食して穴が開いていたものが21件、地中の管が破損していたものが17件、それにキャップの部分が破損して開けられなかったものが5件だった。
さらに、消火栓そのものに問題はなかったものの、ポンプ車が入れない場所にあったり、まわりがブロック塀で囲まれていて、実際の火災のときに使えないようなケースも6件あったという。
神栖市は、問題の見つかった消火栓は21日までに改修工事を終えていて、「今後は、消防団などと協議をしながら点検マニュアルを作成し、点検体制の見直しを図っていきたい」と話している。
出典
『消火栓49基が腐食や破損 神栖』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20171121/1070000863.html
(ブログ者コメント)
設備の点検や確認は、できるだけ実際に作動させて行うことが望ましい。
今回の事例でも、消火栓本体の目視点検だけで済ませていたら、ポンプ車が入れない場所にあるなどの問題点は摘出できなかったかもしれない。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。