







2017年1月30日付で朝日新聞むさしの版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月29日2時7分に日テレNEWS24からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
調布市染地2丁目の鉄塔を撤去する工事現場で、28日午後3時半ごろ、掘り返した土が崩れ、男性作業員1人が重さ300kgの鉄板の下敷きになり、頭を挟まれて死亡した。
警察が、男性の身元や事故原因を調べている。
警察によると、鉄塔の土台部分のコンクリートを土中から取り除く作業中、重機や手作業で掘り起こした土が、崩落防止用の鉄板や鉄鋼とともに崩れたという。
現場には作業員ら6人がいたが、亡くなった男性はショベルで掘った土をかきだす作業をしていた。
同僚2人は、鉄板が倒れる直前に逃げて無事だった。
出典
『工事現場で300kgの鉄板に頭挟まれ死亡』
http://www.news24.jp/articles/2017/01/29/07352737.html
2017年1月29日0時46分に中日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月28日19時2分と1月29日10時14分にNHK東海NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後3時15分ごろ、名古屋市中村区則武1のマンション新築工事現場で、資材の砂を運ぶ作業をしていた同市の会社員の男性(51)が、ダンプカーの運転席ドアを開けて上半身だけ車内に入れた状態でエンジンをかけたところ、ダンプカーが動きだし、ドアと車体の間に挟まれた。
別の作業員が119番し、約15分後に助け出されて病院に運ばれたが、29日朝早く死亡した。
警察によると、ダンプカーはマニュアル車で、ギアがニュートラルに入っていたため、エンジン始動の反動で前進したとみられる。
サイドブレーキはかかっていなかった。
ドアは、前方に組んであった鉄パイプの足場などに衝突して閉じ、男性は頭から上半身にかけて挟まれた。
現場は、JR名古屋駅太閤通口から北へ約400m。
出典
『ダンプのドアに作業員挟まれ重体 名古屋の建設現場』
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2017012990004645.html
『ダンプカーのドアに挟まれ重体』
http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20170128/3440431.html
『ダンプのドア挟まれた男性死亡』
http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20170129/3447291.html
2017年1月28日19時19分にNHK秋田から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月29日8時0分に秋田魁新報からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午前11時半ごろ、三種町を流れる三種川の河川改修工事の現場で「作業員が崩落した土に埋まった」と消防に通報があった。
作業員は三種町の建設会社の臨時社員の男性(62)で、警察によると、河川敷の中に縦に掘られた深さ1.5mの穴に入り、地中に埋められている農業用水路の配管を取り替える作業にあたっていたという。
男性は穴の中で胸から下が土に埋まった状態でほかの作業員に救助され、病院に運ばれたが、胸が圧迫されて呼吸ができなかったため、低酸素脳症で意識不明の重体だという。
当時、現場にはほかに4人の作業員がいたが、穴の土が崩れたことに誰も気づかなかったという。
警察は、ほかの作業員からも話を聞いて、事故の状況や現場の安全管理に問題がなかったか、調べている。
出典
『作業員 崩落の土に埋まり重体』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/6013441221.html?t=1485635566064
『作業員1人、土に埋まり意識不明 三種川改修工事』
http://www.sakigake.jp/news/article/20170129AK0002/
(2017年2月19日 修正1 ;追記)
2017年1月29日付の秋田魁新報紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。
警察は、作業中に男性の背後の粘土状の土が崩れたとみて、詳しい事故原因を調べている。
2017年1月28日付で鹿児島テレビから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月28日19時0分にNHK宮崎からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午前9時50分ごろ、鹿児島市平川町にある平川浄水場の配水池で、清掃作業をしていた宮崎県串間市の会社員の男性(34)が配水池の底に沈んでいるのを、一緒に作業をしていた別の作業員が見つけた。
男性は意識のない状態で病院に搬送されたが、約4時間後に死亡した。
事故当時、男性はホースを通して空気を送り込む潜水装備を身につけ、直径およそ25m、深さ4.5mほどの、水道水をためるコンクリート製の配水池の中で、たまった沈殿物を吸い上げる作業をしていたが、地上にいた別の作業員が、途中から男性の音声が途切れモニターにも映らなくなったことから、潜って確認したところ、男性が底に沈んでいたという。
男性は潜水士の資格を持ち、今月23日から平川浄水場で作業をしていた。
警察は、男性が溺れた可能性があるとみて、事故の詳しい原因を調べている。
出典
『浄水場の配水池で作業員水死』
http://news.ktstv.net/e67956.html
『配水池で清掃作業の男性死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/5063441701.html?t=1485636336240
(ブログ者コメント)
NHKの映像には、ベビコンやガソリン携行缶らしきものが映っていた。
給油式ベビコンから送気していてCO中毒という事例が過去にはあるのだが・・・。
2017年1月25日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
(2017年2月4日 修正1 ;追記)
2017年1月28日12時27分にNHK札幌から、滑走路を早く出ようと急いでいてブレーキが遅れた?など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。 (新情報に基づき、第1報ともども、タイトルも修正した)
国の運輸安全委員会の調査官は、「オーバーラン」にあたるという認識を示した。
この全日空機は、着陸後、滑走路の先端で曲がって誘導路に入るよう指示されていたが、機体が先端に至ったときに、通常よりもかなり速い時速40kmほどのスピードが出ていたと見られることが、航空関係者への取材でわかった。
当時、新千歳空港では、雪のため2本ある滑走路のうち1本が閉鎖され、残りの1本に発着機が集中していた。
機長はトラブル後の聞き取りに対し、「後続機が続いていたため、着陸後、なるべく早く滑走路を出ようとしていた」などと話していたという。
機体の制動装置に異常はなかったということで、国の運輸安全委員会は、ブレーキ操作に遅れがなかったかどうかなど、関係者への聞き取りや機体のデータの分析などを進めて、原因を詳しく調べている。
出典
『滑走路先端で時速約40キロ』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20170128/3435901.html
1月27日17時46分に北海道新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
パイロットが、会社側の聞き取り調査に対し「誘導路へ早く出るため急いでいた」との説明をしていることが27日、関係者への取材で分かった。
オーバーラン直前、パイロットはブレーキをいっぱいまでかけていたことも判明。
車輪がロックしたとみられる。
当時は着陸地点の反対側の滑走路端にある誘導路しか使えず、着陸後にいったん減速した後、2000m近くを地上走行する必要があった。
急いで走行した上、誘導路付近の路面が凍結していたため減速が足りず、オーバーランした可能性がある。
出典
『新千歳オーバーラン 走行急ぎ減速不足か 路面凍結も影響』
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0362287.html
2017年1月27日22時42分にNHK宮崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
延岡市で荷物をクレーンでつり上げるなどの国家資格の技能講習を行っていた教習機関が400人以上の受講者に不正に修了証を交付し、改善命令にも従わなかったとして、宮崎労働局はこの機関の登録を取り消し、代表の男を労安法違反の疑いで書類送検した。
教習機関の登録を取り消されたのは、延岡市で、荷物にワイヤーロープをかけてクレーンでつり上げる「玉掛け業務」などの国家資格の技能講習を行っていた「K事務所」。
この事務所は、おととしまで3年近くにわたって、必要な技能講習を行っていないのに435人の受講者に修了証を交付し、労働局から改善命令を受けたあとも、不正に交付した修了証を回収しなかったという。
労働局は、今月、教習機関の登録を抹消するとともに、代表者の49歳の男を労安法違反の疑いで書類送検した。
宮崎労働局によると、不正に発行された修了証は2割ほどしか回収できておらず、300人を超える技術者が必要な技能を持たずに危険な業務に従事しているおそれがあるということで、関係団体を通じて周知や回収を急ぐことにしている。
出典
『クレーン不正講習で登録抹消』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/5063411461.html?t=1485548020261
2017年1月27日10時38分にNHK首都圏NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
長時間遮断機が開かない、いわゆる「開かずの踏切」や、事故の危険性が高い踏切など、全国500余りの踏切について、国交省は27日、「改良すべき踏切」に新たに指定し、鉄道会社や自治体に対して、鉄道の高架化や歩道橋の設置などの対策や計画の策定を義務づけた。
新たに指定されたのは、道路を遮断する時間が1時間にのべ40分以上になっている、いわゆる「開かずの踏切」や、5年間で2件以上交通事故が起きるなど、危険性が高い踏切、それに通学路になっていたり近くにお年寄りや障害者が利用する施設があったりして、安全を確保する必要がある踏切などで、全国42の都道府県の529か所にのぼっている。
指定された踏切について、鉄道会社や自治体は、平成32年度までに鉄道の高架化や歩道橋の設置、それに近くに駐輪場を整備して踏切を横断する人を減らすなどの対策をとることが義務づけられる。
また、対策が平成32年度中に終わらないと見込まれる場合には、計画の提出が義務づけられる。
指定は、去年4月1日に施行された「改正踏切道改良促進法」に基づいて行われ、施行直後の4月13日にも全国で58か所が指定されていて、今回を含めると「改良すべき踏切」は587か所に達している。
国交省は、平成32年度までに全国の1000か所余りを「改良すべき踏切」に指定する予定で、今後、残る400か所以上についても選定を進めることにしている。
「改良すべき踏切」を全国で新たに500か所余り指定したことについて、石井国土交通大臣は、閣議のあとの記者会見で、「踏切の改良は、交通事故の防止および交通の円滑化をはかる上で、極めて重要だ。課題のある踏切は、まだ残っているので、現場の状況を勘案しながら、順次、指定に向けた検討を行っていきたい」と述べ、今後、さらに指定する踏切の選定を急ぐ考えを示した。
また、今回の指定に先立って去年4月に指定した全国58の踏切については、「3割にあたる19か所については、踏切の拡幅や保安設備の整備などの工事が完了しているか、もしくは着手している。今回、新たに指定された踏切とあわせて、地域の実情を踏まえた対策が着実かつ円滑に進められるよう、しっかりと取り組んで行きたい」と述べた。
今回指定された踏切は42の都道府県にあり、最も多いのが愛知県で69か所、次いで東京都が58か所、神奈川県が53か所、兵庫県が48か所、埼玉県が45か所、大阪府が32か所などとなっている。
今回は、都市部にある、いわゆる「開かずの踏切」だけでなく、通学路にあって安全を確保する必要性があったり、歩道が狭く危険性が高かったりするなどして地方にある踏切も、多数指定されているのが特徴。
今回の指定は、去年4月に施行された改正踏切道改良促進法に基づいて行われているが、この改正法の施行前にも、「改良すべき踏切」は指定されてきた。
しかし、鉄道事業者と道路を管理する自治体が対策について合意してから指定されていたケースが多く、時間がかかるのが実情だった。
改正法の施行後は、対策の合意がされていなくても指定することができるようになり、今回は、500を超える踏切が一度に指定された。
指定された踏切では、鉄道事業者や自治体、それに住民などが協議会を作るなどして、対策を話し合うことになる。
国交省によると、このうち、いわゆる「開かずの踏切」については、鉄道の高架化や、踏切が閉まっていても歩行者が行き来できる歩道橋を設置するなどの対策が求められる。
また、事故の危険性が高いとされた踏切については、踏切の歩道の幅を広げたり、歩道に色を塗って車道と歩道との境目をはっきりさせたりするなどの対策が求められるという。
このほか、駐輪場を駅の周辺に整備することで踏切を渡る歩行者の数を減らすことも、対策の1つにあげられている。
「改良すべき踏切」に指定された踏切では、平成32年度までに対策を実施することが義務づけられるが、高架化のように時間がかかる事業など、期限までに対策が完了しないと見込まれる場合は、計画の提出が求められる。
東京と埼玉を結ぶ西武新宿線では、東京の中野区や練馬区、それに杉並区などにある踏切の多くで、朝夕のラッシュ時に遮断される時間の合計が1時間あたり40分程度と長くなっているほか、踏切を通る歩行者や車も多くなっていることなどから、「改良すべき踏切」に指定された。
このうち、練馬区の上石神井駅の近くにある踏切は、朝のラッシュ時には遮断機が上がる時間が20秒から30秒程度と非常に短いときもあり、踏切の前に中学生などの歩行者が列を作ったり、車が連なって渋滞が起きたりしていた。
近くに住む女性は「踏切が通れない時間が長く、急いでいる時はとても困ります。踏切をくぐって渡ってしまう人もいて、非常に危ないと感じているので、早く対策を進めてほしいです」と話していた。
国交省によると、今回、「改良すべき踏切」に指定された西武新宿線の都内にある踏切では、東京都などが鉄道を高架化や地下化して踏切を無くす方向で検討を進めているが、工事を行う具体的な区間や着工のめどは立っていないというす。
国交省は、今回の指定によって、対策を加速化して欲しいとしている。
出典
『“改良すべき踏切”新たに指定』
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20170127/3383941.html
2017年1月27日6時30分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ヒトは、経験した様々な出来事を関連づけて記憶する。
富山大などのグループは、脳の中でどのように関連づけるかをマウスの実験で解明し、27日付の米科学誌サイエンスで発表する。
違う記憶どうしを結びつけて新しいアイデアを生みだすなど、脳の高度な働きの解明につながりそうだ。
研究グループが、マウスに甘い水を飲ませた後、腹に薬の注射を繰り返すと、甘い水が嫌いになった。
次に、ブザーを鳴らした後に電気刺激を与えると、ブザーの音だけで体をすくめるようになった。
さらに、甘い水を飲むとただちにブザーを鳴らすと、甘い水を飲むだけで体をすくめるようになった。
実験したマウスの脳を調べると、好き嫌いの判断にかかわる脳の扁桃体(へんとうたい)という部分で、甘い水に反応する神経細胞の集まりと、ブザーに反応する細胞の集まりがあった。
2つの細胞の集まりは、一部、重複していた。
この重複部分の活動を特殊な方法で抑えると、甘い水を飲むだけで体をすくめる割合は減ったが、甘い水は嫌いなままで、ブザーの音に体をすくめる動作も変わらなかった。
研究グループは、重複部分は2つの記憶を関連づける働きをしていると結論づけた。
富山大の井ノ口馨教授(神経科学)は、「ヒトも、マウスと共通する仕組みで記憶をつなげているとみられる。記憶の情報を関連づけて知識や概念をつくり出すなど、ヒトの脳の高度な機能の解明につながるだろう」と話す。
出典
『記憶つながる脳の仕組み、マウスで解明 富山大など』
http://digital.asahi.com/articles/ASK1T5335K1TULBJ00D.html?rm=373
1月29日5時6分にNHK NEWS WEBからも、違った切り口での同趣旨の記事がネット配信されていた。
脳の中には、異なる時間や場所での記憶を互いに結びつける細胞の働きがあり、この働きを抑えると、記憶のつながりをなくすことができるとする研究成果を、富山大学などのグループが発表した。
PTSD=心的外傷後ストレス障害など、記憶に関わる病気の新たな治療法の開発につながる可能性があるとしている。
富山大学の井ノ口馨教授などのグループは、マウスにブザー音を鳴らしながら電気刺激を与え、恐怖の記憶を植え付けたあと、続いてブザー音を鳴らしながら、甘い水を与える実験を繰り返し、マウスが甘い水を飲むだけでブザー音の記憶を介して、電気刺激の恐怖を思い出し、身をすくめる行動を取るようにした。
そして、一連の実験中に、脳の中でどのように記憶が作られたのか観察したところ、電気刺激の恐怖の記憶と甘い水の記憶は、それぞれ脳のへんとう体と呼ばれる場所で異なる神経細胞の集団に蓄えられたが、2つの細胞の集団が一部で重なり合うと、両方の記憶がつながることがわかったという。
また、重なった部分の細胞の働きを特殊な方法で抑え込むと、マウスは甘い水を飲んでも、電気刺激の恐怖を思い出さなくなり、2つの記憶が分離されることもわかったという。
井ノ口教授は、「人が、どのように記憶を関連づけて知識や概念を手に入れるのか、メカニズムに迫る成果だ。PTSD=心的外傷後ストレス障害のような病気の、新たな治療につながる可能性がある」と話している。
出典
『脳内で記憶を結びつける細胞の働きを発見 富山大など』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170127/k10010855111000.html
(ブログ者コメント)
以下は、科学技術振興機構(JST)、富山大学、東京慈恵会医科大学の連名で、平成29年1月27日付で発表された内容。
冒頭、以下の「ポイント」が記されている。
〇記憶同士が関連づけられる際に、それぞれの記憶を司る記憶痕跡細胞集団が重複するが、その役割は不明だった。
〇重複した記憶痕跡細胞集団は記憶の関連づけ(連合)のみに関与し、それぞれの記憶を思い出すためには必要ではないことを明らかにした。
〇個々の記憶に影響を与えることなく、記憶の不要な結びつきのみを切り離すことも可能になり、精神疾患の新たな治療法の創出にもつながると期待される。
出典
『記憶を関連づける神経細胞集団の仕組みを解明』
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20170127/index.html
2017年1月26日5時0分に福井新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ネット上で「福井県 道路の状況」などと検索すると表示される福井県の「道路の状況」ページのリンク先の一つが、人気ゲームの攻略法紹介サイトにつながる状態だったことが、24日、分かった。
県によると、このページは既に運用しておらず、「古い情報のページのリンク先がゲームのサイトに変わっていた」として、同日中にページに接続できないようにした。
このページは県が作成したが、最終更新日は「2009年11月4日」。
ページには「福井県」の表題と、道路の積雪状況などを提供する複数のサイトがリンク先として表示されたが、その一つがゲームの攻略サイトにつながる状態になっていた。
県によると、リンク先のサイトが閉鎖され、当時のリンク先と同じドメインでゲームサイトが設置されたのが要因とみられるという。
県内各地が雪に見舞われ、道路情報への関心が高まる中で、7年以上前に運用をやめたページにアクセスできる状態だったことについて、担当の県危機対策・防災課は、「今後はきっちり管理していく必要がある。最新の情報はちゃんと更新し、県のサイトで提供しているので活用してほしい」としている。
出典
『県ページリンク先がゲーム攻略法 同じドメインでサイト設置される』
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/society/113911.html
2017年1月26日12時30分にNHK首都圏NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
延長コードやテーブルタップなどの配線器具が原因となる火災がこの5年間に197件起きて、合わせて14人が亡くなっていることが分かり、NITE=製品評価技術基盤機構は、電気ストーブなど消費電力の大きい製品を使う冬は事故が増えるとして、注意を呼びかけている。
製品事故を調査しているNITEによると、延長コードやテーブルタップなどの配線器具が発火したり発熱したりした事故は、去年3月までの5年間に合わせて322件報告されている。
このうち197件で火災が発生し、14人が死亡したという。
事故の具体例を見ると、コードが繰り返し折り曲げられたり踏みつけられたりしたため断線して発火したケースや、コードを束ねたまま使用して異常な発熱が起こったケース、定められた消費電力を超えてテーブルタップを使用し発火したケースなどが目立つという。
このためNITEは、コードをドアで挟んだり人が踏みやすい場所に置いたりして荷重をかけすぎないようにすることや、使用できる消費電力を確認することなど、注意を呼びかけている。
報告された事故は1月が40件と最も多くなっていて、NITEの田代さんは、「冬場は電気ストーブやこたつなど消費電力の大きい電気製品を使用するので、事故が起きやすくなる。1つのテーブルタップに多くの電気製品をつなぐのはやめてほしい」と話している。
出典
『配線器具が原因の火災に注意を』
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20170126/3323231.html
(ブログ者コメント)
NITEのプレスリリース記事(全19ページ)は下記。
『【製安プレスリリース】テーブルタップなどの配線器具をチェックしましょう。~消費電力の大きな製品を使う冬に多く事故が発生しています~ (平成29年1月26日公表)』
http://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2016fy/prs170126.html
記事中、製品別の事故件数推移棒グラフや個別事例発生時の解説図、電源コードが断線しショートする仕組みの解説模式図などが掲載されている。
2017年1月27日9時48分にNHK東海NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午後2時ごろ、名古屋市天白区向が丘の市道で行われていた下水道管の修復工事の現場で、道路を歩いていた60代の女性が工事で掘られた穴に転落した。
女性は足などにけがをしていて、病院で手当を受けているという。
穴は長さ4mあまり、幅1mのL字型に掘られ、深さは約2mあり、当時、周囲には転落を防ぐための柵などは設置されていなかった。
名古屋市は、道路工事を発注する際、業者に対し、柵などで歩行者や車の安全を確保するよう義務づけているが、工事を請け負っていた業者は、市の聞き取りに対し、「段取りを誤って、柵は穴を掘ったあとに設置しようと考えていた」と話しているという。
市は、女性の家族に謝罪するとともに、柵が設置されていなかったいきさつを詳しく調べている。
出典
『下水工事の穴に転落 女性けが』
http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20170127/3393031.html
(ブログ者コメント)
映像によれば、住宅街の中にある幅6~8m程度の道路のように見える。
2017年1月27日3時0分に朝日新聞から下記趣旨の記事が、体験の様子を伝える写真付きでネット配信されていた。
マンションのベランダにあるお隣との間に立てられた仕切り板。
火災などの際に破って逃げるため設けられているものの、蹴破った経験のある住民は稀なはず。
そんな人たちに実物同様の仕切り板を蹴破ってもらうユニークな体験会が、26日、大分市であった。
大分市の防災設備会社「イグジット」が、自社で開いた。
同社は、仕切り板を蹴破る練習ができる「避難キット」をレンタルしている。
キットは、1m四方ほどの「ケイ酸カルシウム製」板。
この日参加した大分市の会社員の女性(37)は、思いきり足を繰り出した。
が、1度目は破れず。
2度目のキックで板は大きな音を立てて割れ、身をかがめてくぐれるほどの穴がぽっかりと空いた。
女性は、「意外と硬くて、かなり力を込めないと割れない」と苦笑いした。
同社は、以前から、消火器や避難はしごなど防災設備の点検に行くと、顧客から「どう使えばいいのか分からない」、「触ったらどうなるのか分からず怖い」という声を聞いていた。
仕切り板については、イグジットの社員の吉岡さん(女性、42歳)も、「どれくらいの強さで蹴ったら破れるんだろう」と興味を持っていた。
仕切り板は、火災や地震で自分の部屋の玄関ドアが開かず、避難はしごのある隣室のベランダに逃げるといった際に、蹴破ることが想定されている。
ただ、吉岡さんは、「本当に蹴破れるのかと躊躇してしまう人は多いのでは」と感じていた。「
蹴破った経験がいざというときの自信になるはず」と考え、手軽に体験できるキットの製作を思いついたという。
キットは、板を入れ替えれば何度でも体験可能。
消火器訓練など一式を含め、レンタル代は約1万5千円。
出典
『ベランダの仕切り、破れる? 大分で体験会』
http://digital.asahi.com/articles/ASK1V42NQK1VTPJB00D.html?rm=304
(ブログ者コメント)
写真によれば、1m程度四方の枠にはめ込んだ仕切り板を足で蹴破り、そこからかがんで避難する体験ができる模様。
2017年1月25日21時5分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月25日17時35分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
広島県福山市の「ホテルプリンス」で、2012年5月13日早朝、ホテル1階の天井裏付近から出火し、鉄筋一部木造4階建てが全焼した火災で、防火設備の不備で宿泊客ら11人を死傷させたとして業務上過失致死傷罪に問われたホテル運営会社(廃業)元社長の女性被告(68)に対し、広島地裁は25日、「重要な注意義務に違反した」として禁錮3年、執行猶予5年(求刑・禁錮3年)の判決を言い渡した。
判決によると、被告は防火管理全般の業務をする立場にありながら、建築基準法に適合しない防火構造を放置し、火災報知設備の適切な設置や避難誘導に関する従業員の指導などをせずに営業を継続。
火災時に被害拡大や逃げ遅れを招き、急性一酸化炭素中毒で宿泊客7人を死亡させ、宿泊客と従業員計4人に重傷を負わせた。
小川裁判長は、消防設備の点検の必要性などを指摘した消防の査察から約10年間、是正を怠っていたとし、「ホテルを売却するつもりだったので金をかけたくなかった、という自己本位の理由があった」と指摘。
「被告の過失は、防火管理の意識の低さに起因すると言わざるを得ず、厳しい非難を免れない」と断じた。
一方、「被告は反省の念を示している」と、執行猶予を付けた理由を説明した。
閉廷後、被告は報道陣に「亡くなった方々の無念さと遺族の悲しみを思うと、申し訳ない気持ちでいっぱいです」と声を絞り出して謝罪した。
ホテルプリンスや翌年2013年2月に長崎市であった認知症高齢者グループホームの火災を受け、消防庁は、13年12月、スプリンクラーや火災報知機を設置していないなど重大な消防法違反がある建物を公表するよう、都道府県や政令指定都市に通知した。
施設利用者に建物の危険性を伝え、防火管理者には消防設備を設置させるためだ。
同庁によると、昨年8月末現在で公表制度を導入したのは、全国約740の消防本部のうち38消防だけだが、20年度までに全消防が取り組む見込みだという。
広島市消防局は14年8月に導入し、最初に公表した違反建物18件は全て是正され、今月25日現在の公表は3件にとどまった。
市消防局は、公表により銀行融資が受けられなくなることや評判の悪化を懸念し、自主的に是正する防火管理者が増えたとみている。
一方、制度に限界もある。
同市で15年10月にメイドカフェの客ら3人が死亡した雑居ビル火災では、避難訓練をしていないため消防法違反で指導されたが、火災報知機など設備に問題はなく、公表対象外だった。
市消防局管内には、飲食店や商業ビルなど4万件超の検査対象がある。
市消防局の担当者は、「立ち入り検査には限界がある。建物所有者の防火意識を高めるため、根気強く指導するしかない」と話している。
出典
『福山ホテル火災 元運営会社社長に有罪判決』
http://mainichi.jp/articles/20170126/k00/00m/040/113000c
『7人死亡のホテル火災、元社長に猶予付き判決 広島地裁』
http://www.asahi.com/articles/ASK1T4F9CK1TPITB00C.html
2017年1月25日10時58分にNHK新潟から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
有機水銀が水俣病を引き起こすメカニズムの一端を新潟大学の研究グループが解明し、治療薬の開発につながることが期待されている。
水俣病は、メチル水銀などの有機水銀を体内に取り込むことで脳などの中枢神経がダメージを受け、ふらつきやしびれ、それに視野が狭まるなどの症状が出る公害病。
研究グループによると、脳のうち、特に小脳や後頭葉と呼ばれる部分が障害を受けることはわかっているが、どのようなメカニズムで引き起こされるのかは、わかっていなかった。
新潟大学脳研究所の下畑享良准教授らの研究グループは、ラットにメチル水銀を与えて、脳の中で起きる変化を調べた。
その結果、小脳と後頭葉で、血管を新たに作る働きがある「VEGF」というタンパク質が異常に増え、血管の壁を壊して血液内の物質を外に漏れ出させていることがわかったという。
血液内にある炎症を引き起こす物質が脳の内部に入り込み、神経細胞を傷つけて病気を引き起こす可能性が考えられるという。
また、このタンパク質の働きを抑える抗体をラットに投与したところ、水銀中毒の症状が改善されたという。
下畑准教授は、「より効果的にタンパク質の働きを抑える方法を検討し、治療薬の開発や臨床応用につなげたい」と話している。
出典
『有機水銀で水俣病 仕組み解明』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/1033280561.html?t=1485381464772
1月25日5時9分に時事通信からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
水俣病の原因物質メチル水銀で中毒が起きるメカニズムを解明したと、新潟大脳研究所の下畑享良准教授らのグループが発表した。
メチル水銀中毒は有効な治療法がなく、新たな治療薬の開発につながる可能性があるという。
論文は25日、米科学誌プロスワンに掲載された。
メチル水銀は、平衡感覚を調整する小脳や、視覚をつかさどる大脳の後頭葉の障害を起こし、ふらつきや視野狭窄などの症状が表れることが分かっている。
だが、脳の障害がどのように発生するかは、解明されていなかった。
下畑准教授らは、水俣病の重症患者に脳出血が見られることに注目した。
実験でラットにメチル水銀を投与したところ、小脳や後頭葉の血管にタンパク質「VEGF」が異常に出現。
血管を包む膜を破壊し、血液中の有害物質が脳内に流れ出して障害を引き起こすことを突き止めた。
VEGFは血管形成を促進するタンパク質で、VEGFを抑制する抗体をラットに投与すると症状が改善した。
下畑准教授は、「より患者の負担が少なく効果的な抗体療法を検討し、臨床応用につなげたい」と話している。
出典
『メチル水銀中毒の仕組み解明=水俣病治療に期待-新潟大』
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017012500063&g=soc
2017年1月27日付で毎日新聞北海道版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月26日2時49分にNHK札幌から、1月26日14時22分に日テレNEWS24(札幌テレビ)から、1月27日付で朝日新聞北海道版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午後8時50分ごろ、北海道中川町琴平の国道40号トンネル工事現場で岩盤が崩落し、松前町の作業員の男性(46)が土砂に埋まった。
男性は間もなく救出されたが、搬送先の病院で死亡が確認された。
死因は外傷性心臓破裂だった。
警察は、業務上過失致死容疑の可能性もあるとみて、事故原因を調べている。
崩落事故は、新設している音威子府バイパス(全長19km)の「音中(おとなか)トンネル」(同4.7km)で発生。
警察などによると、作業員8人が掘削作業を行っていたところ、掘削部分の縦約8m・横約9mが突然、崩れた。
男性は、高所作業車のゴンドラに乗ってダイナマイトを埋めるために岩盤に穴を開ける作業をしていたという。
同トンネルは2010年3月に工事が始まり、14年2月には約1.3km離れた付近で天井が崩落している。
その時の崩落は地質が脆弱な「蛇紋岩」の区間で、けが人などはいなかった。
工事をしている国交省旭川開発建設部は、「事故原因は調査中であり、コメントは差し控えたい。死亡事故が起きたことは誠に残念」としている。
出典
『トンネル落盤 1人死亡 新設バイパス掘削作業中』
http://mainichi.jp/articles/20170127/ddr/041/040/004000c
『トンネル工事で岩盤崩落1人死亡』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20170126/3363361.html
『トンネル工事中に崩落…作業員死亡』
http://www.news24.jp/nnn/news8815925.html
2017年1月25日18時58分にNHK札幌から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午後2時前、苫小牧市真砂町の「苫小牧埠頭」にあるガソリンの貯蔵タンクからガソリンが漏れ出していると、消防に通報があった。
消防によると、海上に停泊しているタンカーから専用の配管を通じて陸上の貯蔵タンクにガソリンを移す作業をしていたところ、タンクからガソリンがあふれ出したという。
消防の調べでは、あふれ出したガソリンはおよそ5000ℓで、ほとんどが「苫小牧埠頭」の敷地内に漏れ、海への流出や環境への影響は出ていないという。
消防は、油の中和剤をまいた上で地面に漏れたガソリンを回収することにしていて、あふれ出した原因を詳しく調べている。
出典
『貯蔵タンクからガソリン流出』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20170125/3356571.html
2017年1月25日16時45分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月25日20時23分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午後1時50分ごろ、福岡市早良区西新の中西商店街で、「解体中の建物が崩れた」と110番があった。
警察によると、解体作業をしていた鉄筋コンクリート製の2階建て建物が倒壊した。
商店街の幅8mの道路にコンクリート片や鉄骨が散乱し、周辺店舗のシャッターが曲がった。
買い物客らにけが人はいなかった。
事故当時は、福岡市の解体業者の作業員5人が工事をしていた。
解体は6日から始まり、壁一枚を残す状態になっていて、既に解体を終えた敷地内に重機を使って引き倒そうとした際、誤って反対側の市道に倒れたという。
がれきが散乱したため、警察は建物前の市道を通行止めにし、撤去を進めた。
建物には、以前、1階に衣料品店、2階にマージャン店が入っていた。
直前に建物の前を通ったという男性(66)は、「運が悪ければ下敷きになっていた」と声を震わせた。
現場の中西商店街は、複数の商店街が連なる「西新商店街」の一角。
市営地下鉄西新駅付近から藤崎駅近くまで約1.5km続き、西新商店街連合会によると、約200店が加盟している。
出典
『買い物客あわや下敷き…解体中ビル倒壊 福岡・早良区の西新商店街』
http://www.sankei.com/west/news/170125/wst1701250058-n1.html
『商店街でビル倒壊、道路ふさぐ 今月から解体工事』
http://www.asahi.com/articles/ASK1T5604K1TTIPE01L.html
1月25日20時42分に朝日新聞からは、下記趣旨の補足的記事がネット配信されていた。
福岡・西新の商店街で25日午後に起きた、解体中のビルの倒壊事故。
負傷者はいないが、「あわや」の事態に通行人らは不安を口にした。
「バターーン」
福岡市城南区の男性(66)が背後で大きな音を聞いたのは、現場前の道路を通り過ぎた、その直後だった。
振り向くと土ぼこりが高く舞い上がっていた。
「突然のことで声も出なかった。テロかと。3秒違ったら巻き込まれていた」
現場正面にある饅頭屋の店主(82)によると、いきなり「ドドーン」という音がして、防音ネットと建物のコンクリートが倒れ込んできた。
「何が起きたのかわからなかった。地響きで足元が揺れ、ほこりで前が見えなかった。震えが止まらなかった」
店のガラスケースに鉄骨のパイプが当たり、隣の店のシャッターにもがれきがぶつかった。
消防隊員が埋まっている人がいないか確かめていたといい、「通行人がたまたまおらず、もうちょっとで大惨事になるところだった」
近くの飲食店で働く女性(44)は、「大きい音と揺れを感じ、地震かと思った。誰も被害に遭わなくて本当に良かった」と話した。
解体工事を担った会社の社長によると、鉄骨にガスで切り込みを入れたり、建物内のコンクリートを運び出したりする作業中に事故が起きたという。
「原因はまだわからない。近所の方や通行人の方に迷惑をかけて、申し訳ございません。二度とないようにしたい」と話した。
出典
『「3秒違ったら巻き込まれた」 白昼の商店街でビル倒壊』
http://www.asahi.com/articles/ASK1T6DRMK1TTIPE02N.html
(2017年2月19日 修正1 ;追記)
2017年1月26日付の西日本新聞紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。
解体工事をしていた会社の社長は、取材に「2階部分の外壁の鉄骨にガスバーナーで切れ目を入れている途中に、突然、壁が道路側に倒れた」と話した。
現場にいた男性作業員は、「柱に切り込みを入れながら上を向いたら、コンクリートが落ちてくる気配がした。その瞬間、壁が倒れてきた」と説明した。
近くの飲食店関係者は、前日午前にも「ドン」という音がして、30cmほどのコンクリート片が落ちているのを目撃した。
さらに、「2~3日前も、防音シートの内側でコンクリート片が落下したような音がして、振動で自転車が倒れた。人通りが多いのに、警備員もつけずに解体工事をしているから、危なっかしいなと思っていた」と振り返った。
2017年1月23日に掲載した第3報がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第4報修正3として掲載します。
第3報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6687/
(2017年1月31日 修正3 ;追記)
2017年1月24日5時35分に朝日新聞から、陥没兆候を示すデータが計測されていたのに市に伝えていなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
陥没の兆候を示す数値が事故前日からトンネル内部で計測されていながら、市に報告がないまま、施工業者が地下鉄工事を続けていたことがわかった。
業者の対応と大規模な崩落との因果関係が、今後の原因究明の焦点となる。
事故原因を調べる国の第三者委員会で示された内部資料によると、工事を施工する大成建設JVは、トンネルを支える鋼材にトンネル上部の岩盤からどれくらいの圧力が掛かっているかをセンサーで計測していた。
計測値は、事故前日の11月7日から上昇を始めた。
同日午後6時ごろに土木学会の指針に基づいた3段階の基準値のうち、現場点検などが求められる「レベル1(注意体制)」の値を超えた。
市と大成JVとの契約では、この時点で市に連絡する取り決めだったが、大成JVは連絡していなかった。
その後、計測値は上昇を続け、8日午前1時ごろ、軽微な対策工事の実施を求める「レベル2(要注意体制)」になった。
その30分後には、工事の停止を求める「レベル3(厳重注意体制)」に到達した。
それでも、大成JVは市に報告をしないまま、工事を続けていた。
大成JVが市に連絡したのは、陥没が始まって4分後の午前5時24分だった。
これまで、市や大成JVは、事故の兆候があった時期について、陥没直前の8日午前4時25分に岩の表面がはがれる「肌落ち」が連続発生した時点と説明していた。
第三者委は、今月21日の会合で、事故の要因となった可能性がある10項目を提示。
その中で、陥没当日より前にトンネル内部を支える鋼材にかかる力に変化があったと説明していたが、具体的な数値や実際の対応は明らかにしていなかった。
3月の次回会合で、こうした点も含めて事故原因を絞り込み、再発防止策と合わせて公表する。
大成建設広報室は朝日新聞の取材に、「第三者委で引き続き調査が継続されることから、原因などに関する質問については、回答を控える」と答えた。
出典
『博多陥没、市に異常伝えず 業者が前日に計測、工事続行』
http://www.asahi.com/articles/ASK1R625ZK1RTIPE039.html
(2017年2月10日 修正4)
2017年2月8日23時32分に朝日新聞から、岩盤の厚さが市の想定未満だった可能性があるという下記趣旨の記事が、模式図付きでネット配信されていた。
崩落したトンネル上部近くの岩盤の厚さが、市の想定する「2m以上」に満たなかった可能性があることが分かった。
市側は「ただちに危険な数値ではない」としているが、設計や施工に問題がなかったかを国の第三者委員会が調べている。
市は当初、トンネル上部の岩盤層を厚さ2m以上になるように設計。
だが、施工前に一部で岩盤層が薄いことが判明し、昨年8月にトンネル上部を1m下げる設計変更を行った。
これにより、2.66m以上の厚さが確保できるとしていた。
関係者によると、今年1月の国の第三者委の会合で、施工業者の大成建設JV(共同企業体)が、陥没事故後に行った現場周辺のボーリング調査の状況を報告。
崩落したトンネル上部にごく近い歩道下の3カ所の解析値として、岩盤の厚さは1.81~2.03mだったといい、一部で市の想定を下回っていた。
陥没地点でも、2mに満たなかった可能性がある。
陥没地点のボーリング調査は、地中のトンネルを破壊する恐れがあるため、実施していないという。
市幹部は、「たとえ2mを下回っても、即座に問題があるとは考えていない。第三者委の判断を待ちたい」としている。
第三者委の西村委員長は、1月の会合後の会見で、この調査結果について「(岩盤は)2m前後の厚さだった」と説明。
事故原因の可能性として挙げた10項目中の一つとして、「岩盤層の位置や厚さの把握不足」を指摘していた。
出典
『岩盤の厚さ、市の想定未満だった可能性 博多の陥没事故』
http://www.asahi.com/articles/ASK284GRQK28TIPE01G.html
2017年2月9日6時0分に西日本新聞からは、事故現場周辺の岩盤補強用鋼管が数本切断されていたという下記趣旨の記事が、解説図付きでネット配信されていた。
トンネル天井部の岩盤を補強する鋼管の一部を、工事をしていた共同企業体(JV)が事故前に切断していたことが、8日、分かった。
原因を究明している国の第三者委員会は「事故要因の一つに当たる可能性がある」とみて、慎重に議論している。
工事の設計資料などによると、鋼管は直径11.4cm、長さ9.5m。
トンネルの縁から岩盤へ斜めに打ち込み、掘削を進めながら、鋼管の半分が必ず重なるように設計していた。
岩盤を強化するため、鋼管に注入した薬液が周囲に浸透する仕組みになっている。
事故現場周辺は、約30本の鋼管が45cm間隔で打ち込まれていた。
だが、陥没直前にJV職員が撮影した写真には、少なくとも数本が切断され、鋼管が重なっていない状態が記録されていた。
関係者によると、JV側は第三者委員会に「トンネル施工の支障になったため切断した」との趣旨の説明をしているという。
昨年8月、市とJVは事故現場付近の岩盤の厚さを2m程度確保するため、トンネル天井部の位置を1m下げるように設計を変更。
これに伴い、鋼管が重なる長さを伸ばし、薬液の密度を高めて、岩盤を一層強化するように見直していた。
1月の第三者委員会後の記者会見で西村委員長は、鋼管が重なっていた長さを原因究明の「大きなポイント」と指摘。
事故現場の鋼管が設計通りに施工されていたかを分析する意向を示している。
第三者委員会は、3月に最終報告をまとめる予定。
鋼管の切断で岩盤の補強効果が弱まり、トンネルの天井部が地下水の圧力などに耐えられずに陥没した可能性があるが、専門家の中には「いったんは鋼管を二重に打ち込んでおり、岩盤の補強効果は十分だった」とする見方もある。
出典
『トンネル補強の鋼管切断 JVが事故直前に 博多道路陥没一因の可能性も』
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/306863
2017年1月23日23時10分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月18日21時53分に北海道新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
手押し式の除雪機による事故が相次いでいる。
消費者庁は、過去8年間に少なくとも20件の死亡事故が起きているとして、安全な使用を呼びかけている。
同庁や警察によると、長野県で15日、男性(61)が除雪機の下敷きになって死亡した。
秋田県や山形県では、16日、雪をかき込む刃の部分に手が巻き込まれ、指を骨折・切断する事故があった。
除雪機は、通常、ハンドル部のクラッチを握らなければ進まず、ハンドルから手を離すと自動で止まる安全装置がついている。
だが、長時間握る負担を減らすため、ハンドルとクラッチをテープなどで固定して使用する人がおり、事故につながるケースも多いという。
同庁は注意点として、
▽安全装置が機能しない状態では絶対に使わない
▽詰まった雪を取り除く際はエンジンを止める
などを挙げている。
出典
『手押し除雪機で死亡、8年20件 ハンドル固定し事故も』
http://www.asahi.com/articles/ASK1R5T2DK1RUTIL04V.html
『除雪機事故、8年で死亡20件 消費者庁が注意呼び掛け』
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0359219.html
(ブログ者コメント)
〇消費者庁からのニュースリリースは下記参照。
平成29年1月20日
消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について - 除雪機についての注意喚起、電気温風機に関する事故について
http://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/pdf/170120kouhyou_1.pdf
〇手押し除雪機による事故は、本ブログでは掲載対象外としてきたが、今シーズンも結構起きている。
上記報道と同じ日に、鳥取県でも死亡事故が起きている。
(1月23時12時50分 産経新聞west)
23日午前8時半ごろ、鳥取県南部町金田の県道沿いの歩道で除雪作業をしていた建設会社社員の男性(39)が小型除雪機に頭部を巻き込まれたと、同僚の男性(57)から119番があった。
救急隊員が駆け付け、現場で死亡が確認された。
警察などによると、南部町が委託した事業で、2人一組で午前5時ごろから作業を開始。
男性は午前8時ごろ、除雪機の操作を同僚に代わって、安全確認のため前方に回り込んだ際、側溝に足をとられて転倒した。
出典
『除雪機に巻き込まれ死亡 作業中の39歳男性、鳥取』
http://www.sankei.com/west/news/170123/wst1701230044-n1.html


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。