2017年4月1日8時2分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
31日午後3時20分頃、兵庫県篠山市今田町木津の県道で、大阪市住之江区の運送会社「O商運」のトレーラーの荷台から金属製の重り(約4トン)2個が落下し、うち1個が対向車を直撃した。
車を運転していた同県宝塚市、会社員Hさん(女性、50歳)が搬送先の病院で死亡し、助手席の会社員女性(60)も重傷を負った。
警察は、トレーラーの運転手(69)を自動車運転死傷行為処罰法の過失運転致傷容疑で現行犯逮捕。
同致死傷容疑に切り替えて調べる。
警察によると、重りは長さ約4m、幅約1m、厚さ約50cmで、クレーンなどのバランスを保つために用いられる「カウンターウェート」。
荷台にワイヤで固定されていたが、ワイヤが切れていたという。
現場は片側1車線のゆるやかなS字カーブ。
出典
『荷台から4トンの重り落下、車直撃…2人死傷』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170401-OYT1T50039.html
(2017年12月10日 修正1 ;追記)
2017年12月6日17時32分に産経新聞westから、過積載だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
最大積載量をオーバーした積み荷で十分な安全確認をせず走行したとして、兵庫県警篠山署は6日、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)と道交法違反(過積載)などの疑いで、トレーラーの男性運転手(70)を書類送検した。
道交法違反容疑などで、勤務していた大阪市住之江区の運送会社「O商運」も書類送検した。
運転手の送検容疑は、3月31日午後3時20分ごろ、トレーラーの最大積載量が約28トンだったのに約34トンの積み荷を載せ、篠山市内を走行。
落下した積み荷が車に当たり、2人を死傷させた疑い。
会社の容疑は、過積載のトレーラーを走行させた疑い。
同署は当初、落下した積み荷は関係者への聞き取りで1個約4トンが2個としていたが、捜査の結果、約9トンが2個落下し、1個が直撃したと判明したという。
出典
『積み荷直撃で死傷事故、過積載容疑で運転手を書類送検 兵庫県警』
http://www.sankei.com/west/news/171206/wst1712060067-n1.html
12月5日22時47分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
捜査関係者によると、積み荷を十分に固定しなかった疑いが持たれている。
積み荷のクレーンやエレベーターのバランス維持に用いる「カウンターウエイト」と呼ばれる、計約10トンの金属製の重りが乗用車に向けて落下した。
出典
『トレーラー過積載疑い、運転手ら書類送検へ 兵庫県警、2人死傷事故』
http://www.sankei.com/west/news/171205/wst1712050080-n1.html
(2018年5月13日 修正2 ;追記)
2018年5月10日23時0分に神戸新聞から、公判で検察は滑り止めを敷くなどの落下防止策を怠ったと指摘したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
O商運と元運転手に対する初公判が10日、神戸地裁であり、同社と同被告は起訴内容を認めた。
検察側は、重りに滑り止めのゴム板を敷くなどの落下防止策を怠ったと指摘。
被告人質問で元運転手は「(積み荷の)縛り方、積み方が悪かった」と話した。
出典
『篠山積み荷落下死傷事故 元運転手ら起訴内容認める 初公判』
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201805/0011243926.shtml
(2018年6月18日 修正3 ;追記)
2018年6月14日19時6分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
自動車運転処罰法違反(過失致死傷)などの罪に問われた大阪市の元運転手(70)の判決公判が14日、神戸地裁であった。
神原裁判官は、禁錮2年、執行猶予5年、罰金25万円(求刑禁錮2年、罰金25万円)を言い渡した。
道交法違反(過積載)などの罪に問われた運送会社「O商運」(大阪市住之江区)は、求刑通り罰金50万円とした。
神原裁判官は、被告が積み荷の過積載や固定の不備を認識していたとし、「単なる不注意といえない」と指摘。
同時に「もう運転しない」と話していることなどを踏まえ、刑の執行を猶予した。
また、「結果として、過積載による運行を指示した会社の責任も非常に重大」とした。
出典
『トレーラー積み荷落下で2人死傷 「会社の責任重大」 元運転手と会社に有罪判決』
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201806/0011353466.shtml
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。