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2015年12月1日19時15分にNHK東海NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月2日付で毎日新聞愛知版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午後1時すぎ、東海市にあるトヨタ自動車の積み出し拠点、名港センターの関係者から、「車両積載作業中、運搬船の中で異臭がして体調が悪くなった人がいる」と消防に通報があった。
消防と海保によると、車の積み込み作業中に20代から40代の作業員の男性13人が目やのどに痛みを訴えて、救急車で病院に搬送された。いずれも、症状は軽いという。
作業は午前中から行われていたが、1時間の昼休みをとって正午に再開したあと、およそ40分ほどして作業員が体調不良を訴えたという。
船内で痛みを訴えたが、救急車が到着した時には、全員が岸壁にいた。
これまでの調べで、臭いの原因となるようなガスは検知されていないという。
消防と海保が、詳しい状況や原因を調べている。
現場は、およそ2万5000台の車を保管することができるトヨタ自動車の海外向けの積み出し拠点。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20151201/3943581.html
http://mainichi.jp/area/aichi/news/20151202ddlk23040159000c.htm
2015年12月1日17時22分にNHK大津から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午前11時半前、愛荘町の建設機材のリース会社の資材置き場で、「社員が鉄板の下敷きになっている」と消防に通報があった。
駆けつけたレスキュー隊が下敷きになっていた男性を助け出したが、全身を強く打っていて、搬送先の病院でまもなく死亡した。
警察によると、死亡したのは、リース会社の社員の男性(42)で、工事現場周辺に車両が入りやすいよう地面に敷く鉄板を重機で持ち上げて洗浄する作業をしていたという。
鉄板は、縦6m、横1.5mで、重さ1.6トンあり、警察によると、現場ではふだん2人1組で作業をしていたが、1日は、男性が1人で作業していたという。
警察が労基署とともに、事故の状況を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/2063948761.html?t=1449004723395
2015年12月2日8時7分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月1日21時18分にNHK横浜から、12月2日7時32分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午前10時10分ごろ、横浜市磯子区の小学校で、重さ約300kgのステンレス製防煙シャッターが落下、6年の女子児童(12)が挟まれた。
市教育委員会によると、背中を強く打って病院に搬送され、搬送時に意識はあった。
警察が、詳しい状況を調べている。
市教委によると、シャッターは幅約3.1m、高さ約2.6mで、巻き上げるワイヤが切れていた。
シャッターは、操作盤のハンドルを回すなどして動かす仕組み。
年2回の定期点検をしており、9月の点検で異常はなかった。
女子児童は、火災を想定した避難訓練の終了後、校庭から4階の教室に戻る途中だった。
別のシャッターが訓練のため閉じられ、階段の1階部分をふさいでいたため、教諭が手動で上げる作業をしていて、女子児童は他の児童らと一緒に、作業が終わるのを待っていた。
落下したのは、教諭が作業していたシャッターの隣に設置されていたものだった。
そばにいた担任の男性教諭がシャッターを押さえ、女子児童を逃がしたという。
出典URL
http://www.sankei.com/affairs/news/151202/afr1512020005-n1.html
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/1053952641.html?t=1449003720211
http://www.yomiuri.co.jp/national/20151202-OYT1T50005.html?from=ycont_top_txt
12月2日18時2分にNHK首都圏NEWS WEBからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市教委によると、男性教諭が誤って開いているシャッターを更に開ける方向にハンドルを回したあとにワイヤーが切れ、シャッターが落下したという。
ハンドルには、どのシャッターを動かすためのものかという表示はなかったということで、男性教諭は、「勘違いしてしまった」と話しているという。
市教委によると、学校が定めた訓練のマニュアルの中で、「シャッターの操作は児童が教室に戻ってから行う」とされていたが、今回は守られていなかったという。
これついて横浜市の林市長は、記者会見で「けがをされた児童と保護者に心からおわびし、お見舞い申し上げます」と謝罪した上で、「マニュアルが守られず、本当に申し訳ない。どんな油断もならないということを徹底し、必要な安全確保のための措置を講じていきたい」と述べた。
市教委は、この事故を受けて、2日、市が管轄する学校に対し、シャッターを操作する際には児童や生徒を近づけないことを徹底するよう、文書で通知した。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20151202/3974411.html
12月3日7時3分に産経新聞神奈川版から、12月2日20時33分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
シャッターは、壁のハンドルを回しワイヤを巻いて開ける仕組み。
市教委によると、火災を想定した避難訓練が終了した後、校内の清掃などを行う40代の女性技能職員が、降りていたシャッターを上げようとして隣にある別のシャッターの巻き上げハンドルを誤って操作。
職員から「ハンドルが重くて回らない」と頼まれた30代の男性教諭が手伝い、両シャッター前の廊下に児童らを待機させてハンドルを3~4回ほど回したところ、隣のシャッターが落下、待機していた女子児童が数秒間はさまれたという。
同校の避難誘導マニュアルでは、児童が教室に戻ってからシャッターを上げることになっていたが、市教委の聴取に対して職員は、「なるべく速やかに児童を戻したかった」と説明したという。
シャッターは昭和55年に製造されたもので、ワイヤが切れていた。
ワイヤの交換は35年間行われていなかった可能性があるという。
出典URL
http://www.sankei.com/region/news/151203/rgn1512030042-n1.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/20151202-OYT1T50134.html?from=ycont_top_txt
(ブログ者コメント)
掃除のおばちゃん?にまでは、訓練マニュアルを周知していなかったのかもしれない。
それは大いに考えられることだ。
しかし、おばちゃん?に頼まれてハンドル操作した教諭には、周知されていたはず。
児童が教室に戻っていないのに、なぜ、この教諭はハンドル操作を手伝ったのだろうか?
可能性の一つとしては、頼まれた瞬間、その操作の達成こそが第一と考え、その操作の是非にまでは考えが及ばなかった・・・・そんな心理状態になっていたことも考えられる。
(2015年12月10日 修正1 ;追記)
2015年12月9日19時32分に読売新聞から、市立校の古いシャッターのワイヤーを交換するという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故を受け、市教委は9日、緊急対策として市立279校に設置された同型の古いシャッター計2501台のワイヤを全て交換すると明らかにした。
費用は約1億5000万円で、年度内にも作業を完了させる方針。
事故が起きたシャッターは1980年の設置。手でハンドルを回し、ワイヤを巻き上げて開く。
事故後の県警の調べで、ワイヤが切れていたことが判明した。
さびなどワイヤの劣化状態は外見からでは完全には把握できないといい、市教委は保護者らの不安解消のため、劣化の有無にかかわらず古いものから順次取り換えることにした。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20151209-OYT1T50161.html
(2017年2月2日 修正2 ;追記)
2017年2月1日15時39分にNHK横浜から、操作した教諭らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
現場には2つのシャッターがあり、一つは閉まった状態だったが、警察によると、39歳の当時の担任教諭が、児童たちが通りやすいように閉まったシャッターを開けようとした際、誤って開いていたシャッターのハンドルを無理に操作し、ワイヤーが切断してシャッターが突然、閉まったことがわかったという。
学校では、訓練前に、児童がシャッターの下を通る際には、開け閉めの操作をしないとするルールを決め、教諭らに伝えていたという。
このため、警察は、こうしたルールを守っていなかったことが事故の原因だったとして、当時の担任教諭と安全管理の責任者だった59歳の当時の副校長を業務上過失傷害の疑いで書類送検した。
出典
『シャッター事故で教諭書類送検』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/1053541211.html?t=1485983518864
2015年12月1日19時27分にNHK福井から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午前9時50分頃、永平寺町にある北陸電力松岡変電所から消防に、「作業中に変電設備から火が出た」と通報があった。
消防がかけつけて消火にあたった結果、火は約1時間半後に消し止められたが、変圧器1台が焼けた。
警察や北陸電力によると、変圧器は老朽化して使われていなかったため停電などの影響は無く、けが人もいなかった。
焼けた変圧器は、高さ3.8m、幅6.5m、奥行き2.2mで、1日は、この変圧器を撤去するために作業員8人が、ガスバーナーのようなものを使って解体作業を行っていたということで、警察が詳しい原因を調べている。
北陸電力は、「大変ご迷惑をおかけし、おわび申し上げます。火災原因の調査を行い再発防止に努めます」と話している。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3053932071.html?t=1449004121032
2015年11月30日19時40分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月30日17時34分に東京新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
隣家の家庭用燃料電池「エネファーム」の運転時の低周波音で不眠などの健康被害を受けたとして、東京都練馬区の会社員男性(51)が30日、製造元のパナソニックなどに約158万円の損害賠償と、隣家の住民に運転停止を求める訴訟を起こした。提訴は11月27日付。
訴状によると、隣家は2014年11月に新築され、屋外にエネファーム1台が設置された。
男性宅の居間の外壁から2m弱で、設置直後から「ブーン」という振動を伴う音が聞こえるようになったという。
設置場所を変えるよう求めても、拒否された。
男性は、「音と振動で不眠や吐き気、頭痛などの症状が出ている」と主張している。
エネファームは、都市ガスから取り出した水素を空気中の酸素と化学反応させて発電し、同時に発生する熱を給湯などに利用する仕組みで、14万台以上販売されている。
消費者庁によると、エネファームに関する健康相談が12年以降、24件寄せられ、同庁の消費者安全調査委員会(消費者事故調)は、健康被害との関連を調査する。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20151130-OYT1T50100.html?from=ycont_top_txt
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015113001001772.html
(ブログ者コメント)
同じパナソニック相手に、エコキュートでも同様な訴訟が起こされている。
2015年8月26日掲載
2015年8月19日報道 埼玉県所沢市の夫婦がエコキュートの低周波音で不眠などの健康被害を受けたとしてメーカー、施工業者、隣家の住人を提訴
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5153/
低周波騒音も環境問題の一つ。
両製品とも、環境にやさしいというのが売りのはずだが・・・。
それは、発電用風車にも言えることだ。
2015年11月30日19時20分に読売新聞から、標識の写真付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
速度制限が通常より厳しい路線で、「子供の安全」「環境対策」などの理由を示す標識を設置する動きが広がっている。
ドライバーに規制の必要性を納得してもらい、速度順守を促すのが狙いで、大阪、兵庫、滋賀の3府県警が今年新たに導入。他県警も、設置を検討している。
大型トラックや乗用車が行き交う阪神間の大動脈・国道43号。
大阪、兵庫両府県警は、今年3月、大阪市西成区から神戸市灘区のほぼ全区間(約29km)に、「環境対策」と記したプレート164枚を、「40」という丸い速度標識の下に設置した。
道路の制限速度は通常、車線数などから定められた「基準速度」をもとに決められている。
43号の基準速度は現在60km/hだが、深刻な騒音、排ガス被害で沿線住民による訴訟があったことなどを受け、1977年に兵庫県内で、93年に大阪府内で、40km/h規制になった。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20151130-OYT1T50098.html
(ブログ者コメント)
規則を守ってもらうための取り組みの一つとして紹介する。
確かに、理由を知っていれば、知らない場合に比べ、規則を守ろうという気持ちは強くなる。
そういった取り組みをしている事業所も、産業界には多い。
ただ、40km/hといえば、ノロノロに感じられる速度。
写真には3車線いっぱいに多くの車が走っている状況が映っており、そのような道路で、どれほどの効果があるかは疑問に感じた。
2015年11月30日11時30分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月30日10時17分に東京新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午前6時20分ごろ、大阪市阿倍野区の製麺所で、人が製麺機のミキサーに巻き込まれて死んでいるのを、同所を経営するSさん(男性、61歳)の長女(35)が発見し、母を通じて119番した。
警察によると、遺体は衣服からSさんとみられ、麺の生地を作るミキサー内に誤って転落したとみられる。
警察によると、ミキサーはドラム缶状で下部にプロペラが付いており、発見時は止まっていた。
Sさんは毎朝、ミキサーを清掃するのが日課で、この日も午前5時ごろに2階の自宅から1階の工場へ降りて行ったという。
姿が見えないことから、製麺所で働く妻と長女が捜していた。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20151130k0000e040144000c.html
http://www.sankei.com/west/news/151130/wst1511300028-n1.html
2015年11月12日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5366/
(2015年12月4日 修正1 ;追記)
2015年11月27日23時30分に日本経済新聞から、会社が民事再生法の手続きに入ったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
太平物産は27日、秋田地裁に民事再生手続きの開始を申し立てたと発表した。
同日、保全処分と監督命令を受けた。
肥料の製造販売の中止で資金繰りが悪化した。
佐々木社長は、「取引先や農家の皆さんに多大な迷惑をかけ申し訳ない」と謝罪した。
申立代理人によると、負債総額は約33億円。偽装による損害賠償の状況により債務は膨らむ見通し。
今後は、単体での事業再開は難しいとみて、事業承継を視野に複数社に打診しているという。
被害を受けた農家への補償への対応にも影響が出る可能性もある。
同社の肥料を巡っては、販売した全国農業協同組合連合会(全農)の調査で成分表示が偽装されていることが発覚。
農林水産省は今月20日に、同社に対し偽装が確認された肥料の出荷停止などを命じる行政指導を行っている。
出典URL
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG27H8J_X21C15A1CC1000/
(2015年12月13日 修正2 ;追記)
2015年12月11日20時25分にNNNニュース(秋田放送)から、27年以上も前から不正が続けられていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
肥料を販売していたJA全農と外部の弁護士でつくる調査チームが、1か月以上におよんだ調査結果を明らかにした。
調査報告書では、27年以上も前から不正行為が続けられていた可能性があると指摘している。
太平物産が製造する肥料のほぼ全量を購入し、生産者に販売してきたJA全農。
今回の成分の偽装問題を受けて、外部の弁護士とつくる調査チームを立ち上げ、太平物産の関係者への聞き取りや秋田工場を含む国内4つの工場の現地調査を行ってきた。
示された調査報告書では、「秋田工場では1994年から、関東工場では1988年から不正行為が開始されたことが強く推認される」と指摘している。
また、聞き取りを行った全ての工場長経験者が、「前任の工場長から行われていた」と話していることから、不正行為が始まった時期は、さらにさかのぼる可能性があるという。
調査チームは、「太平物産の工場、本社、取締役にコンプライアンス意識が欠けていたことが、長期間不正行為が行われた最大の原因」と分析した上で、「極めて悪質な会社ぐるみの不正行為で太平物産の責任は重大だ」と断じている。
また、JA全農に対しては、「リスクの認識が希薄で品質管理がメーカー任せになっていた」と指摘し、再発防止策の構築を求めている。
JA全農では、品質管理の専門部署を設置し、製造工程に踏み込んだ実効ある品質管理態勢を構築する方針。
出典URL
http://www.rnb.co.jp/nnn/news8619280.html
12月12日0時21分に秋田魁新報からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
JA全農の調査チームは11日、「経営陣が関与した会社ぐるみの不正行為と言わざるを得ない」などとする調査報告書を公表した。
偽装は少なくとも1988年4月ごろから始まったとみて、「ずさんな製造実態や品質管理が、不正行為が長年続いた大きな原因」と指摘した。
全農は、外部弁護士2人を含む計11人の調査チームを設置。
会社に残されていた書面を調べたほか、佐々木社長ら太平物産の現役員や工場長、元役員など31人を対象に聞き取った。
出典URL
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20151211s
2015年11月28日1時26分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月28日1時4分にso-netニュース(共同通信)から、11月29日付で朝日新聞福岡版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午後10時半ごろ、福岡市博多区中洲4の日本料理店から、「料理運搬用リフトから爆発音がした」と119番があった。
1階のリフトの近くにいた男性従業員1人(24)が爆風で手に軽いやけどを負ったほか、リフトの扉が曲がり、1階出入り口のドアガラスが割れた。
警察などによると、店は、7階建ての雑居ビルの1階から3階部分を占めている。
当時は閉店後の後片付けのため、カセットコンロ、ガスボンベ約5本、食器などをリフトに載せて3階から1階に移動中だったといい、警察などが、爆発の原因を調べている。
現場は、福岡市地下鉄中洲川端駅に近い、那珂川沿いの飲食店などが建ち並ぶ一角。
店内には、客1人と従業員約6人ほどがいたという。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20151128k0000m040187000c.html
http://news.so-net.ne.jp/article/abstract/1177921/
(ブログ者コメント)
詳細不明だが、コンロにボンベがセットされたままで、そのボンベがずれてガスが漏れていた・・・というのも可能性の一つだ。
2015年11月27日19時4分にNHK高松から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午後3時半ごろ、丸亀市浜町の市営駅前地下駐車場で、管理人の61歳の男性が換気室を点検しようとして、高さ3.6m下のコンクリートに落下した。
男性は、意識はあるものの、頭などに大けがを負った。
換気室は排気ダクトが集まった吹き抜けの空間で、男性は、点検をしようと吹き抜けの途中にある扉から足を踏み入れたが、吹き抜けであることを知らなかったため、足を踏み外して転落したと見られている。
警察は、転落したときの状況などについて、さらに詳しく調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/8033853461.html?t=1448659377094
(ブログ者コメント)
管理人になって初めて点検する場所だったのだろうか?
過去に同じようなヒヤリを体験した管理人はいなかったのだろうか?
あるいは、設置して間もない駐車場だったのだろうか?
そんなことを考え、何年前に設置された駐車場か調べてみたが、分からなかった。
丸亀市の駐車場条例は平成17年制定につき、それ以降だとは思うが・・・。
2015年11月26日5時0分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
政府は、エネルギーを多く消費する白熱灯と蛍光灯について、国内での製造と国外からの輸入を、2020年度をめどに実質的に禁止する方針を固めた。
省エネ性能が高い発光ダイオード(LED)への置き換えを促す狙いだ。
安倍晋三首相が26日に財界幹部を集めて官邸で開く「官民対話」で、省エネ対策の一環として表明する。
今月末にパリで始まる国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP21)に向けて、日本の温室効果ガス削減への取り組みを具体化する狙いもあるとみられる。
政府は、LEDと蛍光灯それぞれについて、品目ごとに省エネ性能が最も優れた製品の基準を満たさないと製造や輸入をできなくする「トップランナー制度」で規制してきた。
来夏をめどにつくる省エネ行動計画に、照明についての品目を一つにまとめることを盛り込む。
LED並みの省エネを達成するのが困難な白熱灯と蛍光灯は、事実上、製造や輸入ができなくなる見通しだ。
来年度にも、省エネ法の政令を改める方針。
電球で比べると、LED電球の消費電力は、60ワット形相当で白熱電球の約8分の1で、電球型の蛍光ランプよりも約3割低い。
政府は、家庭などで使われている照明のほぼ100%を、30年度までにLEDにする目標を掲げるが、割高な価格がネックとなって、LEDの比率は12年度で9%にとどまった。
白熱灯と蛍光灯の製造と輸入ができなくなれば、国内市場で在庫がなくなった時点でLEDへの置き換えが急速に進み、量産効果でコストが下がることも期待される。
ただ、割安な電灯を買う選択肢がなくなることになり、家計や企業の重荷になる可能性もある。
電球型のLEDが登場したのは09年前後。11年の東日本大震災後に省エネ意識が高まって、一気に普及した。
日本の大手電機メーカーでは、東芝ライテック、パナソニック、日立アプライアンスが、一般的な白熱電球の生産をすでに終えている。
東芝ライテックによると、一般的なLED電球の希望小売価格は、09年の発売時に約1万円だったが、いまは2千~3千円台まで下がり、「店頭の販売価格はもっと安いだろう」(広報担当者)という。
蛍光灯が中心だった天井用照明でも、10年ごろからLEDが売り出されている。
ただ、照明器具そのものをLED対応に切り替える必要があることから、電球ほどはLED化が進んでいない。
LEDへの移行を後押しする支援策を求める声が出る可能性もある。
出典URL
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12086384.html?rm=150
11月26日23時43分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
政府は26日、2020年度をメドに、照明器具に関する省エネルギー性能の基準を強化する方針を決めた。
エネルギーを多く使う蛍光灯や白熱灯の生産や輸入が、実質的にできなくなる。
製造業者と輸入業者に対し、消費電力が小さい発光ダイオード(LED)の生産や輸入を促し、温室効果ガスの削減につなげる。
甘利経済再生相は26日の記者会見で、「(生産の)禁止政策ではないが、事実上なくなるという結果になるのではないか」と述べ、LEDへの置き換えが進むとの見方を示した。
政府は、1998年以降、品目ごとに省エネ性能が高い製品の水準に目標を設定し、達成を促す「トップランナー制度」で乗用車や家電の省エネ化を進めてきた。
今回、新たに白熱灯を対象に加え、LEDと蛍光灯を合わせて、「照明」としてひとまとめにする。
白熱灯と蛍光灯は、今後、生産と輸入が減っていく見通しだ。
政府は、今後、目標水準などを詰め、来年度にも省エネ法の政令を改める方針だ。
LEDの12年度の普及率は9%にとどまる。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20151126-OYT1T50188.html?from=y10
2015年11月27日9時25分にNHK北海道NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月26日、27日付で㈱明治のHPにも、重要なお知らせとして、同趣旨の記事が掲載されていた。
26日午前、旭川市にある牛乳の製造工場からタンクの洗浄に使うカセイソーダを含む溶液6000ℓが漏れ出し、近くを流れる石狩川に流れ込んだ。
旭川市によると、いまのところ川の水質に問題はないという。
旭川市によると、26日正午ごろ、旭川市永山北にある「明治旭川工場」からカセイソーダの溶液が工場の外に漏れ出したと連絡があった。
市が調べたところ、26日午前5時半から午前9時までの間に6000ℓが漏れ出し、側溝などを通じて近くを流れる石狩川に流れ込んだという。
カセイソーダはせっけんの原料などとして使われ、この工場では、牛乳を貯蔵するタンクを洗浄するのに使っていたという。
旭川市によると、漏れ出した溶液は濃度が1.2%と比較的低く、現場近くと下流の2か所で水質を調べたところ、いずれも国が定める水道水の基準の範囲内で、いまのところ川の水質に問題はないという。
会社によると、カセイソーダの溶液はタンクにつながる配管の継ぎ目からタンクの自動洗浄中に漏れ出したという。
自動洗浄が進まないため従業員が点検し、配管から漏れているのを発見した。
会社によると、工場設備は定期的な点検をしているが、当該継ぎ目部分は点検項目に入っておらず、時間とともに継ぎ目が緩み、それを事前に把握できなかったという。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20151127/3818861.html
http://www.meiji.co.jp/notice/2015/detail/pdf/20151126.pdf
http://www.meiji.co.jp/notice/2015/detail/pdf/20151127.pdf
11月28日付で朝日新聞北海道版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
市環境指導課によると、苛性ソーダは無色透明で水に溶けるため、川に流れ出ると処理は難しい。
ただ、今回流出したのは、川で十分希釈される量だといい、下流に上下水道の取水口はなく、農業用水の利用も終わっているため、実害はなさそうだという。
11月24日21時6分にNHK福島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午後3時半前、JR東北線の白河駅の構内で保線作業を行っていた作業員から、「同僚が機械に挟まれて意識がない」と消防に通報があった。
消防がかけつけたところ、50代の男性作業員が線路の保線作業で使われる車両の砂利などを取り除く機械に頭を挟まれていて、男性は白河市内の病院に運ばれたが、間もなく死亡が確認された。
男性は、白河駅構内で保線作業に使われる車両の点検を行っていたということで、線路から砂利などを取り除く機械が何らかの理由で動き出し、吸い込み口に巻き込まれたとみられている。
警察で、一緒に作業をしていた同僚から話を聞くなどして、当時の状況について詳しく調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6053747541.html?t=1448401857231
2015年11月25日8時43分に福島民友からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午後3時15分ごろ、白河市郭内のJR東北線の軌道敷内で、大型機械を点検、整備していた本宮市の会社員の男性(56)が機械に挟まれた。
男性は白河市の病院に運ばれたが、約1時間後に死亡した。
警察が、労災事故として原因などを調べている。
警察によると、機械はバラストレギュレーターと呼ばれ、線路の保全管理に使われる。
男性はJR協力会社の社員で、3人で機械を点検していたところ、砂利を吸い込む部分に挟まれたという。
警察は福島医大で司法解剖を行い、死因を調べる方針。
出典URL
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20151125-030645.php
2015年11月24日19時12分にNHK静岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月25日付で毎日新聞静岡版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午前11時ごろ、清水町玉川付近の下水道工事の現場で、下水管を地下に埋めるために掘られた溝で土砂が崩れた。
この事故で、溝の底で作業をしていた会社員の59歳の男性が崩れた土砂に巻き込まれて、首から下が土砂に埋もれた。
男性は助け出され、病院に運ばれて治療を受けているが、胸や腰などの骨を折り重体。
工事を発注した清水町によると、事故が起こった溝は長さ6m、幅90cm、深さ2m余りで、土砂が崩れるのを防ぐ金属製の板が設置されていなかったという。
周囲に数人の作業員がいたが、穴の中は男性1人だったという。
警察では、男性の会社の関係者から話を聞くなどして、事故の原因を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3033743101.html?t=1448402611977
http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20151125ddlk22040072000c.html
(ブログ者コメント)
映像を見たところ、現場は住宅地の模様。
住宅を建てるため、下水管を設置していたのかもしれない。
2015年11月24日21時0分に新潟総合テレビから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午前、長岡市で消雪パイプの点検現場に軽乗用車が突っ込み、1人が死亡、3人が重傷を負った。
事故があったのは、長岡市片田町の国道17号線。
24日午前10時すぎ、62歳の男性が運転する軽乗用車が、消雪パイプの点検現場に突っ込んだ。
この事故で、作業員の吉原さん(男性)が頭を強く打って死亡した。
さらに、他の作業員と交通誘導員、軽乗用車の運転手の合わせて3人の男性が重傷を負った。
道路を管理する長岡国道事務所によると、当時は点検作業を始める前で、通行する車に注意を促す看板を道路に設置した直後に、軽乗用車が突っ込んできたという。
現場は見通しの良い直線道路で、警察は、運転手の男性から事情を聴くなど、当時の状況を調べている。
出典URL
http://news.goo.ne.jp/article/bsn/region/bsn-kennai20151124-5814123.html
11月24日15時2分にNHK新潟からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午前10時すぎ、長岡市片田町の国道17号線で、走ってきた軽乗用車が路上で作業を始めようとしていた男性の作業員3人をはねた。
この事故で、市内に住む吉原さん(男性、41歳)が頭を強くうって死亡したほか、ほかの2人も足の骨を折る大けがをしたという。
また、軽乗用車を運転していた62歳の男性もあばら骨を折る大けがをして、作業員とともに病院に運ばれ、手当てを受けている。
国道を管理する長岡国道事務所によると、雪が多くなる時期を前に、パイプから流れる水で道路に積もった雪を溶かす「消雪パイプ」の点検を、24日から本格的に始めていたという。
このため、3人は現場の道路脇で一般道に分岐する手前に車を止め、消雪パイプの点検を知らせる看板を設置しようとしていたという。
その作業中、突然、軽乗用車が突っ込み、止めていた車と挟まれてしまったということで、警察が事故の詳しい状況を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/1033737801.html?t=1448402156434
(ブログ者コメント)
映像によれば、現場は片道2車線道路から平行するようにゆったりと左に分岐していく道路で、分岐を示すゼブラ表示もある。
映像と記事から推測すると、ゼブラ表示の上に作業車を停め、看板を設置していたのかもしれない。
(2016年1月8日 修正1 ;追記)
2016年1月7日11時52分にNHK新潟から、飲酒運転だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
去年11月、長岡市内の国道で消雪パイプの点検作業の準備をしていた作業員3人がはねられ、このうち1人が死亡した事故で、軽乗用車を運転していた62歳の男が酒に酔って運転していたとして、危険運転致死傷の疑いで警察に逮捕された。
逮捕されたのは長岡市下条町の無職の男性容疑者(62)。
警察の調べによると、容疑者は去年11月、長岡市片田町の国道17号線で酒に酔って軽乗用車を運転し、道路に積もった雪を溶かす消雪パイプを点検する準備をしていた作業員3人をはね、41歳の男性を死亡させた他、あとの2人にも足の骨を折る大けがをさせたとして、危険運転致死傷の疑いがもたれている。
事故で容疑者も大けがをしたが、基準値を大きく上回るアルコールが検出されたということで、けがの回復を待って逮捕した。
警察によると、目撃者の話から、容疑者は現場の数10m手前から大きくふらついて運転していたという。
調べに対し「近くの自宅で酒を飲んだ」と供述しているということで、警察は、当時の状況について詳しく調べることにしている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/1034857781.html?t=1452198751461
2015年11月23日20時17分にNHK高松から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午後2時すぎ、三豊市三野町の県道沿いで電柱の変圧器を取り替える作業をしていたところ変圧器が落下し、地上にいた三豊市の会社経営、小山さん(男性、63歳)に当たった。
小山さんはすぐに病院に運ばれたが、胸を強く打っており、およそ1時間半後に死亡が確認された。
警察によると、この変圧器は重さがおよそ140kgあり、当時は4人で作業していて、小山さんは地上でクレーンに変圧器をつける作業を担当していた。
変圧器は、クレーンで持ち上げたところで電線と接触して落下し、小山さんに当たったという。
警察は、変圧器が落下した時の詳しい状況や落下の原因などについて、さらに調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/8033724431.html?t=1448315080082
11月24日付で朝日新聞香川全県版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
変圧器は、トラックの荷台で作業していた小山さんに当たった。
小山さんは胸を強く打ち、出血性ショックで死亡した。
(ブログ者コメント)
トラック荷台の変圧器をクレーンのフックにつけた後、変圧器を吊り上げ始めた後もトラック荷台にいて片づけか何かをしていた・・・ということだったのかもしれない。
仮にそうだとすれば、吊り荷の下に入ったための事故ではなく、吊り荷の下から移動しなかったための事故ということになる。
(2015年12月21日 修正1 ;追記)
2015年11月24日付の四国新聞紙面に、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
小山さんがトラックの荷台で変圧器をクレーンのフックに取り付けた後、別の作業員が吊り上げていた際、変圧器が電線と接触して落下したらしい。
2015年11月22日12時35分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪府貝塚市で2013年8月、遮断機が下りなくなった水間鉄道の踏切内で電車(2両)と乗用車が衝突し、車を運転していた男性(31)が軽傷を負った事故で、大阪府警は、同鉄道の男性助役(50)と電車の男性運転士(59)が適切な安全対策を取らなかったなどとして、業務上過失致傷容疑で12月上旬にも書類送検する方針を固めた。
捜査関係者への取材でわかった。
捜査関係者によると、同鉄道では、事故の約20分前から、今回の現場を含む複数の踏切で「遮断機が動かなくなっている」と、通行人らから通報が入っていた。
同鉄道は内規で、踏切故障の際、職員を現場に派遣すると規定。
しかし、当時、その責任者だった助役は指示を出さず、また、助役から不具合の連絡を受けた運転士も踏切の状態を確認しないまま電車の運行を続け、その結果、13年8月27日午前8時40分頃、踏切が上がったままの「森2号踏切」(貝塚市三ツ松)内に進入してきた車と衝突事故を起こし、車の男性に軽傷を負わせた疑いがある。
車は、前部が大破していたという。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20151122-OYT1T50026.html
(ブログ者コメント)
以下は、5ケ月前の関連情報。
(2015年6月10日13時50分 朝日新聞)
大阪府貝塚市の水間鉄道の踏切で2013年8月、普通電車と乗用車が接触し、車を運転していた男性(30)が軽傷を負った事故で、府警は10日、業務上過失致傷の疑いで同市の水間鉄道本社を家宅捜索した。
府警によると、男性は「遮断機が下りていなかった」と証言。
府警は、遮断機の電気系統などに異常があり、同社が安全対策を怠った疑いがあるとみて、調べている。
同社の兼弘総務部長は、「事故後に調査したところ、警報機や遮断機に異常はなかった。当時も正常に作動していたはずだ」と話した。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASH6B41Y6H6BPTIL00C.html
2015年11月24日12時12分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午後11時15分頃、JR鳥取駅構内で火災報知機が鳴動し、構内にいた人が避難するなど、一時、騒然となった。
消防などによると、構内の喫茶店「Journey(ジャーニー)」の調理場のフライヤー近くの油かすから煙が出ていたという。
閉店後で、従業員もいなかった。
騒動で、消防車と救急車計8台が出動。
周囲は焦げ臭い匂いに包まれ、当時、営業中だった近くの居酒屋や駅で待ち合わせをしていた人が避難した。
駅で友人を待っていた20歳代の女性会社員は、「いきなり駅員から外に出るように言われて、何が何だかわからなかった」と驚いていた。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20151124-OYT1T50057.html
キーワード;自然発火
2015年11月21日付で読売新聞鹿児島版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
九州大と大手電機メーカー・東芝が、長島町の風力発電の風車2基を使い、風が不規則に流れる「乱流」などの共同研究を進めている。
平地が少ない日本では、斜面など乱流が起きやすい場所に風車を建てるケースが多く、故障や発電効率の低下を招くとされる。
九州大の内田孝紀准教授(44)(風工学)は、「日本特有の地形や気象条件に合った風力発電を考える一助になれば」と話している。
研究に用いている風車は、東芝が昨年12月、新長島黒ノ瀬戸風力発電所に建てた出力2000KWの2基。
ブレードと呼ばれる羽の先までの高さは、約120mある。
風車にセンサー約300個を付け、風を受けた際の振動や回転する羽のたわみなどを調べ、風の流れと風車の動きに関するデータを集めている。
国内の風力発電は、温室効果ガスの排出削減に関する国際的なルール「京都議定書」が採択された1997年頃から、普及し始めた。
国立研究開発法人「新エネルギー・産業技術総合開発機構」(NEDO)によると、2011年3月の東日本大震災を機に注目され、14年には全国で2034基と、10年前の約2倍、総設備容量は約300万KWと、約3倍に増えている。
一方、発電量は、現在も国内の総消費量の数%程度にとどまる。
平地が少ないため、多くの風車が複雑な地形の山地に設置されており、内田准教授は、「乱流を考慮しておらず、非効率な発電や故障につながっていた」と指摘する。
実際、13年3月には京都府伊根町の太鼓山風力発電所で、支柱の先端に据え付けられた羽や発電装置が落下する事故が起きた。
内田准教授の調査などによると、本来は風速60~70mの強風に耐えられるはずだったが、乱流が金属疲労を助長させるなどし、10数mの風でも、破損につながった可能性があるという。
内田准教授は、「風力発電を『産業』として成長させるため、今回の共同研究を課題克服につなげることができれば」としている。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/local/kagoshima/news/20151120-OYTNT50058.html
(2016年1月21日 修正1 ;追記)
2016年1月20日付で毎日新聞東京版から、「『乱流』研究、風車の故障防げ センサー300個、多方面からの風の影響測定」というタイトルで下記趣旨の記事が、解説図やグラフ付きでネット配信されていた。
風力発電用の風車が故障したり落下したりする事故が、近年、急増している。
背景には、丘陵地で風が複雑に変化する「乱流」の影響があるとみられる。
事故を防いで風力発電の普及につなげようと、九州大が鹿児島県内で、風が風車に与える影響を精密に調べる研究に取り組んでいる。
日本で商業用の風力発電が始まって30年余。
全国の風車は2000基を超えるが、発電能力は約294万KWで、100万KW級原発3基分にも満たない。
普及の足かせになっている一つが、故障や事故の多さだ。
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)によると、風車が3日以上停止した故障件数は、2004〜11年度は年100〜200件ほどで推移していたが、12年度に366件、13年度は415件と、設置数のペース以上に急増。
羽根が落下する事故も、11年度の3件から、12年度は6件、13年度は7件へと増えた。
「まさか羽根が落ちるとは……。ショックでした」。
京都府建設整備課の長砂副課長は、13年3月、府が運営する太鼓山風力発電所(伊根町)で見た光景が忘れられない。
「風車が止まった」との連絡を受けて現場に駆け付けると、オランダ製の重さ45.2トンもの風車の羽根が落下し、ぐにゃりとつぶれていた。
稼働開始は01年で、17年間の耐用年数にはまだ届いていなかった。
事故当時の風速も、発電に適した秒速15m程度だったとされる。
なぜ落ちたのか。
九州大応用力学研究所(福岡県春日市)の内田孝紀准教授(風工学)は、コンピューターで太鼓山に吹く風をシミュレーションして解析した。
その結果、地形の影響を受けて渦を巻くように複雑に吹く「乱流」と呼ばれる風が日常的に吹き、風車の羽根に不均一な力が加わっていたことが分かった。
広く平らな土地に風車が並ぶ欧米と違い、日本は起伏に富んだ地形の中に風車を配置しなければならない。
事故を受けて経済産業省は、電気事業法に基づく技術基準を改定し、風車を正面以外に横方向と垂直方向の風も考慮して乱流に対応できる構造にするよう事業者に求め、国の審査マニュアルも改めた。
内田准教授は、風車メーカーと共同で、15年3月から鹿児島県長島町の風車2基で研究を進めている。
羽根には300個以上のセンサーが取り付けられ、風速や風向きによって羽根が受ける力や振動、ゆがみを測定して、風車の立地選定や運転方法に活用する予定だ。
「乱流を想定した設計、運転をしていかないと、大きな事故につながりかねない」と、内田准教授は指摘する。
出典URL
http://mainichi.jp/articles/20160120/ddm/013/040/003000c
上記記事の関連記事として、日本風力エネルギー学会理事・上田悦紀氏の寄稿文も、下記趣旨でネット配信されていた。
風車の故障や事故の増加は、風力業界にとって重大な問題です。
2000年代半ばに風車の事故が多発しましたが、それは日本が風力発電に不慣れで、台風や雷に対する強度への配慮が足りなかったためでした。
国レベルで日本に適した風力発電の対策を取り、近年は改善の効果が出ています。
乱流に対しては基準を改定して対応していますが、現実に吹く風と風車の強度との関連は解明が難しく、より詳細な研究が望まれています。
九州大の研究は、このニーズにマッチすると言えるでしょう。
風力発電は、日本では、まだ正当に評価されていません。
風力発電はコストが低く、導入も難しくありません。
日本には、欧米のように広大な平地は少ないけれど、丘陵地への建設が進めば、さらに普及します。
そういう意味でも、乱流の研究を進めて適切な立地や運転の方法を確立することは、日本の風力発電の導入拡大に重要です。
出典URL
http://mainichi.jp/articles/20160120/ddm/013/040/004000c
2015年11月21日2時34分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月20日付で産経フォトからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
北海道新幹線開業に向けてJR貨物が開発した新型電気機関車EH800形が、8月21日、渡島管内福島町の青函トンネル内で車両故障を起こしていたことが、20日、同社への取材で分かった。
車体に取り入れる電圧を新幹線用と在来線用に変換する装置のボルトが締め付け不足だったため、過大な電流が流れ、絶縁体の樹脂が溶けたという。
電気系統の異常が原因とみられる。
JR貨物によると、機関車は大阪貨物ターミナル発札幌貨物ターミナル行きの列車(20両編成)を牽引していた。
8月21日午後5時半ごろ、運転士が、故障を知らせるランプが点灯したため、渡島管内知内町側の出口まで約5kmのトンネル内に緊急停車。
運転士が機関車の機関室で煙を目撃。
モーターへの電流を遮断する措置で煙が収まり、約40分後に運転を再開した。
同管内木古内町の木古内駅に到着後、同社社員が故障を確認した。
JR貨物は、トラブルの内容を国交省北海道運輸局に報告したが、「単なる車両故障と認識し、発表する内容ではないと考えた」(広報室)として、公表していなかった。
JR北海道によると、トラブルの影響で、特急列車4本が最大53分遅れた。
EH800形は、在来線(電圧2万ボルト)と新幹線(同2万5千ボルト)の両方を走れる機関車として開発。
2014年7月から、青函トンネルを含む在来線と新幹線の共用走行区間で夜間に試験走行を行っている。
出典URL
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0204421.html
http://www.sankei.com/photo/daily/news/151120/dly1511200033-n1.html
(2016年1月23日 修正1)
2016年1月21日21時5分に共同通信から、原因は車両メーカーのボルト締め付け状況確認ミスだったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
JR貨物は、納車前の整備不良が原因で電気系統に異常が生じた可能性が高いと判断し、国交省北海道運輸局に報告したことが、21日、分かった。
提出は18日付。運輸局は、21日に内容確認を終えた。
JR貨物によると、機関室の中にある電線と端子台を固定するボルトの締め付けが緩かった。
締め付けが適切かは、メーカーの東芝が納車前に確認することになっていたが、この車両は組み立て直しており、その際、確認項目から漏れていたのが新たに判明した。
出典URL
http://this.kiji.is/62868339957727232?c=39546741839462401
1月22日0時49分に北海道新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
原因の一つはモーター製造時の確認不足にあったとして、JR貨物は、メーカーのチェック体制強化を再発防止策に盛り込んだ事故報告書を、21日までに国交省北海道運輸局に提出した。
同社によると、モーターの制御装置内で配線を取り付けるボルトの締め付けが足りず、電流が流れた際に配線の被覆が焼け焦げたため、車両が緊急停止した。
製造会社に確認したところ、いったん組み立てたモーターに不具合が見つかり、再度組み直した際にボルトのチェックを怠ったという。
JR貨物は、昨年9月、モーターの過熱を確認するために、温度によって色が変わるシールを貼り付けるなどの再発防止策を盛り込んだ報告書を提出していた。
同社広報室は、「メーカーがチェック体制を整えたので、メーカー側の製造責任を明記して、報告書を再度提出した」と話している。
出典URL
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0225776.html
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プロフィール Profile
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

