







2015年5月28日20時24分にNHK北海道NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後4時半すぎ、網走市南4条東1丁目にある旧金市館ビルの解体工事現場で、鉄筋コンクリート製の壁が歩道に落ちているのを通りかかった人が見つけ、警察に通報した。
警察によると、落下した壁は長さおよそ10m、幅およそ6m、厚さおよそ80cmあり、重機で建物の内側にある部屋の仕切りを壊す作業を行っていたところ、およそ7mの高さから壁が崩れ落ちたという。
けが人はいなかった。
ビルは、がれきが飛び散るのを防ぐシートで覆われていたが、落下した壁は、そのシートを破って歩道に落ちたという。
ビルの解体工事は去年の12月から始まり、28日も午前中から作業が行われていたという。
警察は、工事現場の担当者から話を聞くなどして、原因を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20150528/5135501.html
2015年5月28日19時7分にNHK東海NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月28日21時18分に中日新聞から、5月28日21時44分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後1時すぎ、愛知県幸田町にあるJR東海道線の幸田駅に下りの電車が到着した際、28歳の男性運転士が手のしびれを訴え、指令所に連絡して救急車で搬送された。
JR東海によると、代わりの運転士がこの電車を岐阜駅まで回送し、約30人の客は後続の列車に乗り換え、その後の運行にも影響はなかったという。
この運転士は、3日前にも東海道線の電車を運転中に手や足のしびれなど熱中症と見られる症状が出て電車を急停止させ、救急車で搬送された。
28日まで仕事を休んでいたが、医師や上司と面談し、体調の回復を確かめたうえで勤務を再開することになり、28日午後0時半ごろ、復帰後、初めて、豊橋駅から乗務していた。
今回は手足のしびれを訴えているものの、脱水症状はなく、医師も熱中症とは診断していないという。
病院に搬送されたが、入院せず、回復しているという。
JR東海は25日に、運転士が熱中症だった可能性もあるとみて、例年6月1日から行う衣替えを今月27日に前倒しした。
今回は、運転士も半袖シャツで乗務した。
JR東海は、勤務の管理は適切だったとした上で、「利用していたお客様にご迷惑をおかけしました。医師の診断を待って対策を考え、引き続き、社員の体調管理を徹底していきたい」としている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20150528/5124121.html
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2015052890211835.html
http://mainichi.jp/select/news/20150529k0000m040059000c.html
2015年5月28日18時32分にNHK長野から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月28日付で信濃毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。5月29日付の信濃毎日新聞紙面にも、同趣旨の記事が掲載されていた。
28日午前、茅野市の市道で工事のためクレーンでつり上げた電柱が落下して、62歳のアルバイト作業員の男性が下敷きになった。
男性はまもなく近くにいた同僚たちに救助され、病院に運ばれたが、頭などを強く打っていて、およそ4時間半後に死亡が確認された。
警察によると、男性は28日午前10時すぎ、茅野市北山の広域農道「八ヶ岳エコーライン」の道路脇で、上田市の同じ運送会社に勤める男性とともに2人で電柱を付け替える工事にあたり、使用を終えて道路脇に横たえてあった長さ14mの電柱をトラックに積み込むためにクレーンとワイヤーを使ってつり上げていたところ、突然、落下したという。
消防署員や警察署員が通報で駆け付けると、男性が側溝に体の半分が入った状態で倒れ、頭と胸から血を流していた。
中部電力によると、この事故で現場周辺で停電は起きなかったという。
警察は、つり上げた電柱がなぜ落下したのかなど、事故の詳しい状況を調べている。
中部電力によると、落下した電柱は前日の工事で取り替え、男性らが回収していた。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/1015116492.html?t=1432846686831
http://www.shinmai.co.jp/news/20150528/KT150528FSI090004000.php
(2015年6月20日 修正1 ;本文修正)
信濃毎日新聞掲載記事の内容を、本文に追記した。
(2016年3月12日 修正2 ;追記)
2016年3月11日18時23分にNHK長野から、現場責任者がワイヤ取り付け状態を確認していなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。 (新情報に基づき、タイトルも修正した)
去年5月、茅野市で電柱をクレーンで運ぶ作業中に電柱が落下し作業員の男性が下敷きになって死亡した事故で、警察は、現場責任者の作業員がクレーンのフックにワイヤーがきちんと取り付けられているかを確認しないままクレーンを操作して事故を起こしたとして、業務上過失致死の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは、上田市の運送会社に務める62歳の現場責任者の作業員。
警察によると、作業員は去年5月、茅野市北山の道路脇に置かれていた重さ1トン余りの電柱をクレーンでトラックに乗せようとしたところ、電柱が落下し、別の62歳の作業員の男性が下敷きになって死亡した事故で、電柱をつり下げるワイヤーがクレーンのフックから外れないように取り付けられているかを確認しなかったうえ、男性が電柱の真下にいたのに注意しないままクレーンを操作して事故を起こしたとして、業務上過失致死の疑いがもたれている。
調べに対し、作業員は容疑を認めているという。
一方、岡谷労基署は、死亡した男性が電柱にワイヤーをくくりつける作業ができる資格を持っていないのに作業をさせたとして、労安法違反の疑いで、作業員と会社を書類送検した。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/1013623051.html?t=1457725092771
2015年5月28日付で愛媛新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月28日付の愛媛新聞紙面にも、同趣旨の記事が掲載されていた。
27日午後7時50分ごろ、愛媛県今治市波方町宮崎の波方ターミナルの石油液化ガス低温タンクのガス逃し弁から塩化ビニール系ガスが漏れた。
約1時間後に漏出は止まり、火災の発生やけが人はなかった。
近隣住民の避難もなかった。
警察や波方ターミナルなどによると、27日午後8時ごろ、所内のガス漏れ警報器が作動。
職員が点検したところ、弁が開き、ガスが大気中に漏れているのを発見、手動で弁を閉め、同8時50分ごろガス漏れを止めた。
漏れた量は約520m3とみられる。
波方ターミナルは、LPG(液化石油ガス)などの備蓄基地。
27日は、漏れがあった弁での作業はなかった。
同社は、弁が誤作動したとみており、警察などが原因を調べる。
出典URL
http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20150528/news20150528641.html
(2015年6月20日 修正1 ;本文を追加修正)
愛媛新聞紙面に掲載されていた記事の内容を、本文に追加修正した)
2015年5月27日17時37分にNHK水戸から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月27日16時30分に日テレNEWS24から、5月28日付で朝日新聞茨城版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
27日昼すぎ、桜川市富岡の岩瀬西中学校で、理科の実験のあと、13歳と14歳の2年生の男女2人が相次いで気分の悪さを訴えた。
2人は桜川市内の病院に運ばれたが、意識ははっきりしていて、症状は軽いという。
警察によると、当時、教室では、生徒32人が硫黄と鉄を混ぜて硫化鉄を作る実験を行っていて、理科の担当教師の女性(40)は、毒性のある硫化水素が発生することから、教室の窓を開けて換気を行ったり、実験後は速やかに隣の教室に移動するといった安全対策をとっていたという。
男子生徒は「硫化水素を強く吸い込んでしまった」、女子生徒は「臭いが鼻に残ってしまった」と話したという。
警察では、2人が硫化水素を吸ったとみて、詳しい原因を調べている。
岩瀬西中学校の川野邊教頭は、「カリキュラムに従って指導しているが、生徒の具合が悪くなるというようなことが起こったので、今後はこのようなことがないように十分配慮していく」と話している。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/1075094721.html?t=1432759576756
http://www.news24.jp/articles/2015/05/27/07275960.html
(ブログ者コメント)
この実験では、過去に生徒が中毒症状をきたしたり、あるいは実験後の廃棄方法不適切でボヤになった事例が報道されている。本ブログでも何件か紹介済。
2015年5月26日13時52分に共同通信から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月27日付の毎日新聞紙面にも、同趣旨の記事が掲載されていた。
横浜市中区の市立中2年の男子生徒2人が今月、校外学習で出掛けていた長野県飯山市の宿泊先の風呂でやけどし、病院に搬送されていたことが、26日、横浜市教育委員会への取材で分かった。
湯の温度が約80℃になっていたという。
生徒2人は現在も治療中で、長野県警が経緯を調べている。
約160人が15日から2泊3日の自然教室に参加し、飯山市にある戸狩温泉の複数の宿に分かれて宿泊。
16日夜に生徒約10人が泊まった宿の風呂で、湯船に入った男子生徒2人が下半身にやけどを負った。
宿は後日、学校側に、温度が高くなった理由を「ボイラーの温度を調整する装置が壊れていた」と説明。
16日の湯温点検はしていなかったという。
出典URL
http://www.47news.jp/CN/201505/CN2015052601001446.html
関連URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150526-OYT1T50031.html
2015年5月26日22時59分にNHK北海道NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月28日付で朝日新聞北海道版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午後6時半ごろ、室蘭市陣屋町にある「JX日鉱日石エネルギー室蘭製造所」で敷地内にある大型タンクから液体が漏れ出したと、警察に通報があった。
警察が付近の国道などを通行止めにした上で、会社などが原因を調べたところ、石油製品の精製過程で出るナフサや灯油などの廃油を再利用するために貯蔵しているタンクの配管から液体が漏れ出していることがわかった。
会社がバルブを閉めて、通報からおよそ1時間後に流出は止まったが、廃油およそ49kℓ、ドラム缶にして245本分が漏れ出たという。
会社によると、廃油は敷地の外には漏れ出ておらず、引火する可能性もなく、人体に有害な物質も含まれていないという。
これまでのところ、けがをした人はいない。
会社が、吸着マットなどを使って、漏れ出た廃油の回収作業を進めている。
これまでの調べで、配管に亀裂が入っていることが確認されていて、警察や会社などが原因を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20150526/5071342.html
(2015年8月25日 修正1 ;追記)
2015年6月25日付の北海道新聞紙面に、想定以上のLPGが気化したことが原因だったという、下記趣旨の記事が掲載されていた。
(新情報に基づき、タイトルも変更した)
JX室蘭製造所は24日、原因を発表した。
昨年4月に製油所から石油化学製品工場に転換した影響で、廃油に含まれる液化石油ガス(LPG)が想定以上に増え、配管内で気化したことなどから、強い力が働いて配管がずれ、近くの金属部品に衝突して亀裂が入った結果、廃油が漏れたとしている。
事故は、LPGやガソリンを作る装置の定期点検に伴い、タンクへ廃油を移送した際に起きた。
廃油が固まらないよう配管を加熱していたこともあり、LPGが気化した後、圧力が上昇したことで、LPGの液化・圧縮も起き、配管内に強い力が働いて一部が20~30cm動いた。
廃油流出は39kℓだった。
JXは、廃油の移送経路を変えるなど、再発防止策を実施した。
6月24日付でJX社HPにも、下記趣旨のニュースリリースが掲載されていた。
2.漏洩の原因と再発防止対策
(1)漏洩の原因
流動接触分解装置(以下、FCC装置)の停止作業にて廃油(製品規格不適合油)をタンクに移送した際、配管に大きな脈動が生じ、隣接する溝型鋼(配管サポート)に衝突しました。
この衝撃によって当該配管に亀裂が生じ、廃油が漏洩したものです。
当該配管に脈動が生じた原因は、石化工場化によるFCC装置の運転条件変更に伴い廃油中のLPG留分が増加し、さらに配管の加温によりLPG留分が気化し、配管内部の圧力が変化したものと推察されます。
(2)再発防止対策
損傷した配管の取替を実施するとともに、廃油中のLPG留分を低減させるべく、FCC装置停止時の運転条件を見直し、加えて、加温されていない配管に廃油の移送ルートを変更しました。
さらに、同様の条件下で運転停止を行う設備についても類似の災害を防止すべく、作業手順書の見直しを行うとともに、弊社所員ならびに協力会社に対して、周知・教育を徹底いたします
http://www.noe.jx-group.co.jp/newsrelease/2015/20150624_01_1020034.html
2015年5月27日9時34分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午後4時ごろ、鳥取県倉吉市の工場建設現場で、建設会社役員の男性(71)の頭に木の板が落下した事故で、男性が27日午前2時40分ごろ、搬送先の病院で死亡した。
警察によると、板は約3mの高さから落下。
事故が起きた際、男性はヘルメットをかぶっていた。
警察は、事故の原因や当時の状況について調べる。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/150527/wst1505270022-n1.html
2015年5月27日付で朝日新聞北海道版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午前7時ごろ、室蘭市の新日鉄住金室蘭製鉄所の第2高炉で、1階にある熱風を送り込むブローパイプ(直径約15cm)が破損し、高温のコークス数100kgが噴き出した。
消防が約1時間半後に消し止めたが、付近の配線などが焼けた。
1階では6人の職員が作業中だったが、全員離れた場所にいて、けがはなかった。
同製鉄所によると、高さ80mの高炉に鉄鉱石とコークスを積み重ね、下部にあるブローパイプから約1200℃の熱風を送り込み、鉄鉱石から鉄を作りだしている。
パイプは28本あり、このうちの1本に穴が開いたという。
この事故で、高炉と製鋼工場が操業を止め、27日の復旧を目指している。
関連URL
http://www.sankei.com/affairs/news/150526/afr1505260011-n1.html
http://www.yomiuri.co.jp/hokkaido/news/20150526-OYTNT50048.html
(2015年6月20日 修正1 ;追記)
2015年5月27日付の北海道新聞紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。
送風ノズルは数週間前に交換したばかりで、同社はノズルを外して原因をさらに詳しく調査中。
2015年5月25日5時0分に朝日新聞から、「薬漬け、処方されるまま、13種飲み副作用・・・86歳救急搬送 医師同士、情報共有せず」というタイトルで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
医師が処方した多くの薬を患者が飲み続けた結果、具合が悪くなって救急搬送される例が後を絶たない。
薬の情報が、医師同士や薬剤師の間で共有されず、重複したり、飲み合わせが悪くなったりするからだ。
厚労省は、患者が飲む薬を一元的に管理する「かかりつけ薬局」の普及を進めるが、課題も多い。
水戸協同病院(水戸市)の救急外来には、薬の副作用で体調を崩した患者が多く運ばれてくる。特にお年寄りが多い。
同病院に今春まで勤めていた阿部医師らが、2013年末までの9カ月間に運ばれてきた85歳以上の高齢者381人を調べたところ、7%が薬の副作用が原因だったという。
服薬していた高齢者の7割が5種類以上飲んでおり、最も多い人で22種類飲んでいた。
めまいや嘔吐などの症状で運び込まれてきた女性(86)は、13種類の薬を飲んでいた。
そのうち、高血圧薬や利尿薬による副作用が原因とみられた。
尿が出なくなったという男性(87)は、不整脈を防ぐ薬の副作用が原因とみられ、12種類の薬を飲んでいた。
阿部医師は、「多くの病気を抱える高齢者は複数の診療科にかかるため、薬が増えやすい。体全体の機能が衰えており、薬の影響が強く出る。体の状態に応じ、常に薬の種類や量を見直す必要がある」と話す。
兵庫県の30代男性は、片頭痛、糖尿病、痛風、高血圧、肥満などの治療で、四つの医療機関に通っている。
3月、もらった処方箋を近所の薬局に出したところ、計36種類の薬を渡された。
精神安定剤、食欲抑制剤、睡眠剤、抗不安薬、痛風治療薬、胃薬……。
「効き目がない」と医師が処方をやめたはずの食欲抑制剤が、別の医療機関の医師によって処方されていた。
薬剤師は、薬が多すぎると思ったが、「一度体重を測ってみませんか」と助言することしかできなかった。
薬剤師は、「お薬手帳」で、患者がどんな薬を飲んでいるか把握する。
手帳の記録から、薬の重複がわかっても、薬の整理までは手が及ばないことが多い。
不要な薬の整理に取り組む薬剤師の福井さんは、「医療機関に問い合わせてもすぐに返事がもらえないこともある。患者を待たせないため、処方箋通りに薬を渡せばよいと考える薬剤師がまだ多い」と話す。
在宅患者らの減薬に取り組んでいる、長尾クリニック(兵庫県尼崎市)の長尾院長は、「ほかの医師の処方に口を出しづらい。『処方を勝手に変えないで』と、別の病院の専門医から苦情が来ることも珍しくない。患者の薬をまとめて整理する主治医が必要だ」と話す。
心臓病、糖尿病、認知症などを抱える、尼崎市の松田さん(82)は、以前、20種類の薬を飲んでいた。
長尾さんが主治医となり、治療に必要な薬の優先度を見極めた結果、今は12種類まで減らすことができた。
介護する長男(57)は、「薬を減らしても状態は変わらずに落ち着いている」と話す。
厚労省は、患者が不必要に多くの薬を飲む事態を引き起こす要因の一つが、医療機関の前に立ち並ぶ「門前薬局」にあるとみる。
患者が複数の病院で診療を受け、それぞれの門前薬局を利用すると、患者のすべての服薬状況を把握できない。
問題を解決するため、厚労省は、患者がなじみの薬剤師をもつ「かかりつけ薬局」の普及を進めている。
薬剤師が患者の服薬情報を一元管理して不必要な薬を減らせるよう、厚労省は来年度の診療報酬改定に向けて、検討を進めている。
いくつも病気を抱える高齢者が複数の医療機関にかかって重複する薬が処方されても、かかりつけ薬局なら、重複をチェックできる。
患者宅を訪ねて、薬の副作用や飲み残しがないかを確認する役割も求める。
だが、地域医療機能推進機構顧問で、総合診療医の徳田さんは、「医師と薬剤師が十分情報共有しない現状で、薬剤師だけに薬の調整役を担わせるには無理がある」と指摘する。
医師が出す院外処方箋には、通常、病名は書かれておらず、薬剤師は、薬から推測したり患者に聞いたりするしかない。
情報がないのに、薬剤師から医師に薬を減らすよう求めることは難しい。
徳田さんは、「医師同士が連絡を取り、必要なら処方の内容を変えるのが本来の姿。だが、薬を減らす訓練を受けていない医師が多く、教育が欠かせない」と話す。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/DA3S11772457.html?ref=nmail_20150525mo&ref=pcviewpage
(2015年6月12日 修正1 ;追記)
2015年6月11日16時45分に読売新聞から、「高齢者4割が服薬6種以上・・・体調不良招く恐れ」というタイトルで、同趣旨の記事がネット配信されていた。
自宅で暮らし日常的に薬を飲んでいる高齢者の約4割が、6種類以上の薬を併用しているとの調査の結果を、東京都健康長寿医療センター研究所のチームがまとめた。
高齢者に有害な副作用が出やすいとされる薬を飲んでいる人も、約3割いた。
横浜市で12日から始まる日本老年医学会で、発表する。
高齢者は複数の持病を抱えることが多く、薬の種類が増えがちだが、薬を分解する機能が低下しており、副作用が出やすい。
6種類以上の併用は、薬の組み合わせによる相互作用で、転倒しやすくなるなど、体調不良を招く恐れがさらに高まると指摘されている。
調査は2013年11~12月、東京都内の自宅で暮らす65歳以上の約1300人を看護師らが訪問して行い、服薬の内容が確認できた885人分を解析した。
その結果、36%の高齢者が6種類以上の薬を飲んでおり、10種類以上の人も9%いた。
中には、17種類を服用している人もいた。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150611-OYT1T50137.html?from=ycont_top_txt
2015年5月27日11時54分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月27日付の南日本新聞紙面にも、同趣旨の記事が掲載されていた。
25日午後11時35分頃、鹿児島県姶良市加治木町日木山の自動車専用道路「隼人道路」下り線で、路面補修工事にあたっていた会社員の男性(63)が、ロードスイーパー(路面清掃車)にはねられ、全身を強く打って死亡した。
鹿児島県警高速隊の発表によると、当時、現場は工事のため、全面通行止めとなっていた。
男性は、工事の様子を写真撮影していた際、後退してきた清掃車にはねられたという。
清掃車の運転手(40)は、「バックモニターで確認したが気付かなかった」と話している。
別会社で、作業も別だった。
現場は見通しのいい片側1車線の直線。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150526-OYT1T50120.html
(2015年6月20日 修正1 ;本文追記)
南日本新聞掲載記事の内容を本文に追記した。
2015年5月25日19時35分に中日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月26日20時49分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
伊勢鉄道(三重県鈴鹿市)は25日、津発四日市行き普通列車(1両編成)が、津市の東一身田駅を誤って通過したと発表した。
2人が乗車できなかったという。
伊勢鉄道によると、列車はワンマン運転で、25日午前8時47分に津駅を出発。
次の東一身田駅に停車するはずだったが、男性運転士(63)が地名のことなどを尋ねてきた乗客に対応するうち、駅を通過。
案内の車内放送も流さなかった。
列車を待っていた男性が伊勢鉄道に連絡してミスが発覚。ホームにはもう1人男性がいたという。
列車の乗客4人は、同駅で降りる予定がなかったという。
伊勢鉄道が列車の速度や距離が分かる運転記録を調べた結果、停車した形跡がなかったことが判明。
聞き取り調査に、運転士は当初、「停車したつもりだった」と説明。その後、運転記録の結果を示したが、「乗客に声を掛けられて、止まったかどうか覚えていない」と話したという。
伊勢鉄道は、「ご迷惑をお掛けし、おわび申し上げます。再発防止に努めます」と話している。
出典URL
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2015052590193528.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150526-OYT1T50039.html
(ブログ者コメント)
こういったヒューマンエラーを防止するため、電車でもバスでも、運転中の運転士に話しかけることは「遠慮」することになっていると思うのだが・・・・。
2015年5月25日11時53分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午前8時頃、名古屋市港区昭和町の化学メーカー「東亜合成」名古屋工場で、配管から可燃性物質のアクリル酸メチルが漏れているのを従業員が発見し、119番した。
消防によると、約1.8トンが漏れ出したが、工場敷地外には漏れておらず、けが人はないという。
消防が吸着マットで回収作業を行っている。
消防や同社によると、アクリル酸メチルは塗料や接着剤などの原料。
消防法上の「危険物」に指定され、着火すると爆発する恐れがある。
当時はタンク間で移し替える作業中で、配管のつなぎ目から漏れたという。
配管のパッキンの劣化が原因とみられる。
現場は、名古屋港に面した工場などが密集する地域。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150525-OYT1T50065.html
東亜合成HPにも、発生状況等について、下記趣旨の記事が掲載されていた。
3. 発生状況
名古屋工場西工場アクリル酸メチル貯槽循環ポンプの配管より製品漏えいが発見され、ポンプヤードの防液堤から排水経路への混入が確認されました。
工場外部への漏出防止措置を講じ、9 時30 分頃、漏えいの停止を確認しました。
なお、火災発生およびアクリル酸メチルの工場構外への流出はありません。
漏えい量は推定約1.8トンです。
出典URL
http://www.toagosei.co.jp/news/products/pdf/n150525.pdf
2015年5月24日20時52分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午前11時40分ごろ、北海道清水町南2条11丁目の自動車整備工場で、自動車整備士の山崎さん(25)が、整備していたダンプカーの車体と荷台の間に頭を挟まれ、脳挫傷で死亡した。
警察によると、山崎さんは1人で作業をしていた。
警察は、荷台を上下させる油圧ホースを交換中、荷台が下りて挟まれたとみて、事故原因を調べている。
出典URL
http://www.sankei.com/affairs/news/150524/afr1505240022-n1.html
2015年5月24日6時45分にNHK長野から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午後6時半すぎ、軽井沢町長倉の国道で、「大型トラックのタイヤがパンクして、破片が近くの住宅の窓ガラスにぶつかった」と、通りがかった人から警察に通報があった。
警察が駆けつけたところ、現場には右の後輪のタイヤがパンクした大型トラックが止まっていて、道路沿いの住宅の1階の窓ガラスが割れ、中にタイヤの破片が落ちていたという。
警察によると、住宅の中にいた37歳の女性が割れたガラスで顔を切るけがをしたが、けがの程度は軽いという。
警察は、トラックの運転手の男性に話を聞くなどして、タイヤがパンクした状況を詳しく調べている。
現場は、軽井沢町役場から西におよそ1km離れた片側1車線の道路で、道沿いには住宅や店舗などが点在している。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/1015003551.html?t=1432501680596
2015年5月23日12時28分にNHK東北NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月23日13時5分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午前6時半ごろ気仙沼港で、クレーン付き台船の第128河野丸(660トン)が別の船に引っ張られながら沖合に向かっていたところ、クレーンを垂直に近い角度にしたまま航行していたため、港内を横断する高圧の送電線3本のうち1本を切断した。
2つの船の乗組員6人に、けがはなかった。
海保の調べでは、送電線は海面から31mのところに張られていたが、クレーンは33mまであげていたという。
海保の調べに対し船長は、「クレーンをあげて中のワイヤーを調整しながら航行していて、送電線に気がつかなかった」と話しているという。
東北電力によると、この影響で気仙沼市内の9275世帯が最大で1時間あまり停電したが、現在は復旧しているという。
船の航行に影響は無いものの、切れた送電線の先端は港内に落ちたままとなっているため、東北電力などでは注意を呼びかけている。
2隻は、東日本大震災の海中がれきの撤去作業に向かっていた。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20150523/4995161.html
http://www.sankei.com/affairs/news/150523/afr1505230016-n1.html
2015年5月22日23時37分にNHK徳島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日夕方、徳島市の1万8500世帯あまりがおよそ1分間停電し、四国電力は、変電所の定期点検での作業ミスが原因だったとして陳謝した。
四国電力徳島支店によると、徳島市の助任変電所から電力の供給を受けている市内中心部の1万8500世帯あまりが、午後5時10分からおよそ1分間停電した。
変電所では、22日、定期点検が行われていて、一時電気を止めていた系統に再び電気を流した際、作業員が安全確保の装置を解除し忘れていたために回路がショートし、停電したという。
四国電力によると、22日午後9時現在、停電による被害などの連絡は入っていないということだが、苦情や問い合わせの電話が数10件寄せられたという。
四国電力徳島支店は、「お客様にご迷惑をおかけし、深くおわびします。今後このようなことを起こさないよう、再発防止に努めて参ります」と話している。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/tokushima/8024990711.html?t=1432331714322
関連URL
http://mainichi.jp/area/tokushima/news/20150524ddlk36040440000c.html
2015年5月23日7時8分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が写真と図解付きでネット配信されていた。
一歩間違えれば大惨事になる可能性もあった。
佐賀県白石町のJR長崎線肥前竜王駅で22日起きた特急同士のすれ違いミス。
同一線路上で向かい合って停車した2本の特急の距離はわずか93mしかなかった。
JR九州は同日夜、記者会見で謝罪し、運転士と指示を出すJR九州指令との間の情報伝達ミスがトラブルにつながったことを明らかにした。
「(重大事故につながりかねない)インシデントを発生させてしまいました。それによりお客様に多大な迷惑をおかけして、深くおわび申し上げます」。トラブルから約7時間半後の午後8時、福岡市のJR九州本社で始まった会見には報道陣約40人が詰めかけ、冒頭、松本・安全推進部長は深々と頭を下げた。
同社によると、博多発長崎行きの「かもめ19号」と長崎発博多行きの「かもめ20号」は、一駅長崎寄りの肥前鹿島駅ですれ違うはずだった。
しかし、19号の運転士が肥前竜王駅に入る直前に異音に気付いたため、駅の手前の信号機のほぼ横で停車した。
この間に20号が一駅進み、肥前竜王駅ですれ違うことになった。
20号が肥前竜王駅の待避線に入ったことを受けて、JR九州指令が19号の運転再開を指示した。
この時点で、ポイントは両方向とも待避線側になっていたが、19号の運転士は自分の側は直進方向になっていると誤解。
約120m先のポイントを時速約35kmで通過して待避線に進入して初めて気付き、急ブレーキをかけた。
列車は、2両目まで待避線に入って停車した。
誤解が生じた理由が、19号の停車位置だった。
19号の運転士は、目視で既に信号機を越えていると認識していたが、信号機のセンサーを感知する車輪はまだセンサーを越えておらず、実際は信号機のわずか手前で止まっている状態だった。
一方、運転士は停車位置について指令に「鳥栖から49km地点」と伝えた。
だが厳密には、信号機は鳥栖から49.16kmの場所にあり、指令側は信号機の160m手前で停車していると理解した。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20150523k0000m040111000c.html
5月24日11時8分に産経新聞からは、より詳しい状況が、下記趣旨でネット配信されていた。
異音トラブルにより停止した特急の運転士が運転席のモニターに表示された位置情報を過度に信頼し、指令側に正確な停止位置の情報が伝わっていなかったことが、23日、JR九州への取材で分かった。
JR九州によると、特急かもめ20号が停車中の待避線に、本線から進入して衝突直前に緊急停止した特急かもめ19号は、現場の肥前竜王駅手前で異音トラブルにより停止していた。
この停止位置は、19号の運転席部分が駅側への進入の可否を伝える信号を通り過ぎた辺りだった。
運転士はトラブル時、指令に停止位置を伝えることになっており、19号の運転士も、運転席に表示される起点駅からの距離を報告。
しかし、車輪の回転から距離を計算するため厳密ではなく、報告された数字は実際の停止位置より約160m手前だった。
司令は、そうした認識のまま、運行再開を許可した。
指令は、19号を信号の手前まで進めて赤信号で一旦止め、待避線への進入に設定されていたポイントを切り替えた上で、本線を走らせようとしていた。
しかし、実際には19号の運転席部分は信号を通過しており、運転士が赤信号に気付くことはなく、指令の許可に従って運行を再開したため、待避線に進入してしまった。
一方、指令側にも車輪の位置から列車の大まかな位置を把握するシステムがあるが、19号の車両が信号を越えたと判定する位置まで届いておらず、指令のモニター上では、列車が信号手前の区間で停止していると表示されていたため、停止位置を正確に把握できていなかった。
運転席に表示される距離は、車輪の回転数に応じたものだが、車輪の摩耗などで誤差が生じることは知られていたという。
同社は今後、電柱や踏切など周囲の視覚情報から現在位置を判断するようマニュアルに盛り込むことも検討する。
出典URL
http://www.sankei.com/affairs/news/150524/afr1505240005-n1.html
関連URL
(2015年6月13日 修正1 ;追記)
2015年6月12日15時33分に朝日新聞から、再発防止に関する、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR九州は、同様の事故の再発を防ぐため、在来線に新たな標識を設置する方針を固めた。
不備のあった運行ルールはすでに改善したが、再発防止には設備面の対策も必要だと判断した。
同社によると、現場では、信号機の2.5m先の線路に電気を通さない絶縁箇所があり、一番前の車輪がそこまで進まないと、総合指令は列車が信号機を超えたことを認識できない。
こうした場所は、各地にあるという。
緊急対策として、絶縁箇所にペンキで印をつけたが、運転士が気づきやすくするため、標識のような看板を設置することにした。設置する区間は、今後、検討する。
今回のトラブルでは、直前に特急がすれ違う駅を変更したことを、総合指令が下り列車の運転士に伝えていなかった。
緊急停止してから再出発する場合、総合指令が運転士にすべての重要事項を伝えるなど、意思疎通を徹底するよう、運行ルールも見直す。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASH6C6CYQH6CTIPE03N.html
関連記事
6月12日 毎日新聞
衝突回避トラブル:乗務員マニュアルを改正 JR九州
http://mainichi.jp/select/news/20150613k0000m040079000c.html
6月12日 NHK佐賀
長崎線トラブルでJRが対策
http://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/5085513061.html?t=1434142878625


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。