







2014年12月23日19時23分にNHK大分から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午後5時ごろ、大分市の大分港大在公共埠頭に接岸中だったカンボジア船籍の貨物船「YONGPING」の船倉に積まれた電線や鉄くずなどのスクラップから火が出た。
スクラップは重さがおよそ1000トンで、火は23日午前1時前に消し止められたが、およそ8時間に渡って燃え続けた。
船には中国人など10人の乗組員がいたが、けが人はいなかった。
海保によると、22日は中国に向けて出港する前に、船倉にスクラップを積み込む作業が行われ、作業がほぼ終わったところで船倉のスクラップから煙が上がったという。
また、船倉の中でも中央付近の燃え方が特に激しいということで、海保は、この付近から火が出た可能性が高いとみて、出火原因についてさらに詳しく調べることにしている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/oita/5074212441.html?t=1419375376338
2014年12月23日0時19分にNHK大津から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月23日0時3分に産経westから、12月23日1時9分に京都新聞から、12月24日10時23分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午後5時前、甲賀市水口町北脇の、国道1号沿いにあるガソリンスタンドで、店員の男性が「コンプレッサー」と呼ばれる機械を使って大型トラックの左の後輪(直径約80cm)に空気を入れていたところ、突然、タイヤが破裂した。
男性は風圧で約3m飛ばされてあおむけに倒れ意識がなくなり、病院に運ばれたが、まもなく大動脈解離による死亡が確認された。
男性に目立った外傷はなく、警察では、タイヤが破裂した際の空気の圧力で血管が破裂したのではないかとみている。
男性は、給油中にタイヤの空気圧が減っていることに気付き、タイヤのすぐそばにしゃがんで空気を入れていたという。
警察によると、タイヤの側面が裂けていた。
古くなって劣化したタイヤに空気を入れ過ぎると破裂することもあるということで、警察は、当時の状況やタイヤが破裂した原因を詳しく調べている。
当時、ガソリンスタンドには、店員や客ら数人がいたが、他にけが人はなかった。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/otsu/2064206311.html?t=1419282346361
http://www.sankei.com/west/news/141223/wst1412230010-n1.html
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20141223000002
http://www.yomiuri.co.jp/national/20141224-OYT1T50041.html
(ブログ者コメント)
タイヤに空気を入れている最中に破裂した事故は過去にも起きている。
当該記事中、空気充填の危険性に関する情報も紹介している。
2013年4月17日掲載
2013年4月10日 さいたま市の陸上自衛隊でトラックのタイヤに空気を入れている途中にタイヤが破裂し、2人が死傷
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2795/
2014年12月23日12時59分に高知放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月23日12時19分にNHK高知からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午後3時頃、南国市双葉台の工場建設現場で、クレーンを組み立てる作業をしていた会社員の男性(59)が、高さ約8mの足場から落ちた。
男性は頭などを強く打ち、高知市内の病院に運ばれたが、22日午後11時すぎ、死亡が確認された。
男性は、建物の天井に取り付けるクレーンを支える桁をボルトで固定していた。
安全ベルトを身につけていたものの、転落した時には固定していなかったという。
現場では他にも複数の人が働いており、警察では関係者から話を聞き、詳しく調べている。
出典URL
http://www.rkc-kochi.co.jp/news/
http://www.nhk.or.jp/lnews/kochi/8014211541.html?t=1419375265778
2014年12月22日22時33分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京駅開業100周年を記念したIC乗車券「Suica(スイカ)」の販売が途中で中止され、混乱が生じた問題で、JR東日本は22日、記念スイカの限定販売をやめ、希望者全員に販売すると発表した。
来年1月下旬から2週間程度、インターネットや郵送で申し込みを受け付けるとしている。
同社東京支社によると、販売額は1枚2000円、1人3枚までで、当初から変更はない。入金が確認され次第、順次発送するとしている。送料無料。
受付開始日など詳細は、1月20日ごろに改めて発表する。
記念スイカは、赤レンガ駅舎をモチーフにしたデザイン。
同社は20日朝、東京駅の丸の内駅舎で1万5000枚限定で販売を開始。
5000人程度の人出を予想していたが、販売開始時点で約9000人が列を作った。
「安全確保のため」(JR東日本)、約2時間半後に販売を中止したところ、買えなかった人が駅員に詰め寄るなど、大混乱となった。
同社は、2006年に東京駅で丸の内駅舎復元決定などを記念したスイカを、12年には駅舎の復元工事終了を記念した入場券をそれぞれ販売。
いずれも混乱がなかったため、今回も同様の方式で販売したという。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20141223k0000m040053000c.html
12月24日1時31分に日本経済新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
20日に開業100年を迎えた東京駅は、1万5千枚の限定発売予定だった記念のスイカを求める人が殺到し、大混乱になった。
JR東日本は過去の記念入場券を参考に計画を作ったが、購入希望者は想定を大きく上回った。
人出の見通しが甘く、ロープや整理券などの準備不足が露呈。
専門家は、「周到な警備計画が必要だった」と指摘する。
「何でだ」「納得できない」。
20日午前、東京駅丸の内側は怒号に包まれ、騒然となった。
記念スイカの発売から約2時間半後、安全の確保が難しいと判断したJR東が販売中止を決めたからだ。
騒動の原因は、購入希望者がJR東の想定をはるかに上回ったことだ。
同社が参考にしたのは、2012年に東京駅舎を復元した際に発売した記念入場券。
1人10セットまでで計1万2千セットを販売したが、混乱はなかった。
今回は1万5千枚を用意。希望者を3千~5千人と想定していたが、20日は少なくとも9千人が押し寄せた。
人出想定の甘さは、警備計画の不備にもつながった。
列を仕切るロープが足りず、一般客と交じって混乱。
整理券も配られず、購入希望者の不安や焦りも募った。
約40人だった係員を急きょ100人超に増やしたが、十分な対応ができなかった。
雑踏警備に詳しい京都大の木下冨雄名誉教授(社会心理学)は、「群衆を落ち着かせるには、いつごろには買えるという展望を示し、安心感を与えるような誘導が必要。そのためには事前に高度な警備計画を作る必要がある」と指摘する。
徹夜組への対応も混乱に拍車をかけた。
JR東は徹夜待ちを禁止していたが、19日の終電時点で約1500人いた徹夜組を結局は黙認。
ルールを守って朝から並んだ人が買えなくなり、不満が爆発する事態になった。
同社関係者は、「徹夜した人を帰すのは難しかったとはいえ、大きな反省点」と話す。
混乱を受け、JR東は22日に希望者全員が購入できるようにすると発表した。
発表前にはインターネット上のオークションで記念スイカに10万円を超える高値が付いた。
希少価値がなくなり不満が出る可能性があるが、オークション運営会社は、「出品者と落札者間の問題」としている。
出典URL
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG23H18_T21C14A2CC1000/
(ブログ者コメント)
○過去2回の問題なかった時と同様の販売方式で販売したのに、今回だけは大混乱に陥った。
過去2回と今回とで、鉄道ファンの人気度は違っていたのだろうか?調べてみたが、情報は見つからなかった。
それはさておき、同じようにみえることでも、過去に成功したやり方を踏襲して失敗することもある・・・それは産業界にも当てはまることゆえ、参考事例として掲載した。
○ルールを決めた側が、ルールを守らせるよう努力しないようでは、ルールを決めた意味がない。
徹夜組が並び始めた時点で、なぜ、並ぶのを止めさせなかったのだろうか?
そもそも、徹夜はダメというルールだったのだろうか?それとも、午前5時から行列可といったルールだったのだろうか?
ルールを定める場合は、可能な限り、誰にでもわかる判断基準を設定しておくことが大切だ。
2014年12月19日20時33分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
暮らしに関わる事故の原因を調べる消費者安全調査委員会(消費者事故調、畑村洋太郎委員長)は19日、省エネ型給湯器「エコキュート」から出る低周波音の健康への影響について調査報告書を公表した。
因果関係は断定しなかったが、「(不眠などの)健康症状の発生に関与している可能性がある」と言及。経済産業省などに対策を講じるよう求めた。
消費者事故調は、群馬県高崎市の夫婦からの申し出を受け、2012年11月から調査。
夫婦は、隣家のエコキュートから出る低周波音で不眠や頭痛の症状が出たと訴えていた。
エコキュートやエアコン室外機の運転音には、周波数が100ヘルツ以下で、音が小さいと聞こえない人もいる低周波音が含まれることが分かっている。
消費者事故調は、エコキュートの運転音が健康に影響したと訴える100人へのアンケートや、群馬県の例のほか、苦情があった18例の現地調査などを実施。
その結果、エコキュートからの距離と症状の程度に関連があることなどから、低周波音の健康への影響が「否定できない」と結論づけた。
ただ、消費者庁の小堀・事故調査室長は、「低周波音の健康への影響は学術的に評価が定まっていない」という。
メーカーなどの業界団体「日本冷凍空調工業会」は、
①隣家の寝室の近くは避ける
②周囲に極力スペースを設け壁や塀で音が反射しないようにする
などの騒音防止策を示したガイドブックを作成している。
報告書は、このガイドブックの普及が不十分だとして、経産省にメーカーへの指導などを求めた。
また、報告書は、低周波音の苦情を判断する目安として、環境省が04年に示した「参照値」に言及。
それ以下であっても慎重な判断が必要な場合があることを周知するよう、同省に求めた。
消費者事故調がこれまで調査対象にしたのは9件。報告書の公表は今回で3件目。エレベーター事故など5件は調査中で、1件は他省庁の報告書を評価しただけで独自調査はしていない。
〈エコキュート〉
空気中の熱を集めて使う「ヒートポンプ」という技術で湯を沸かす電気給湯器の愛称。
安い夜間電力を主に使い、内部の冷媒の二酸化炭素を圧縮する時などに数時間程度、低周波音を出す。
省エネ性に優れ、経済産業省が補助金などで導入を後押しした
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASGDL7362GDLUTIL04K.html
12月19日23時47分に朝日新聞からも、関連記事がネット配信されていた。
家庭用エコキュートの国内累計出荷台数は、少なくとも9社で計約450万台を超え、年間約50万台のペースで増えている。
消費者庁が09年9月~今年2月に把握したエコキュートをめぐる健康被害相談112件のうち、約94%が隣家に置かれていた。
近隣トラブルの原因になることも少なくない。
群馬県の夫婦は09年春以降、新築の隣家に設置されたエコキュートの「グーン」という低い音で不眠に悩まされるようになった。
11年7月には、隣家を建てた住宅メーカーなどを相手取り損害賠償を求めて提訴し、2年4カ月後にメーカーなどの負担で電気温水器に替えることで和解が成立。
ただ和解条件では、低周波音と症状の因果関係には触れられていない。
現在は症状が治まったという会社役員の夫(53)は、「寝ることが闘いのような毎日だった。お隣さんとはいまも険悪な関係になっている」と話す。
隣家に家族3人で住む女性(39)は、夫婦が苦情を訴える以前に起きた別のトラブルが問題の一因と推測する。
両家の境、女性宅の敷地にコンクリート塀を作ろうとしたところ、夫婦に撤去を求められたという。
「塀のことで不満があったのかもしれない。裁判まで起こされ、今後も近所づきあいはできないと思う」。
〈低周波音に詳しい山田伸志・山梨大学名誉教授(騒音制御)の話〉
一般的にエコキュートがある北側は隣家の南側にあたり、その生活空間に近い。
夜間に動き、自分で止められないため、騒音問題が起きやすい。
ただ、問題の背景に隣人とのトラブルがあるケースもある。
近所づきあいが希薄な都会では隣人関係が悪くなりやすく、解決には行政などに第三者的な立場で間に入ってもらう必要がある。
出典URL
(ブログ者コメント)
低周波は波長が長いため、住宅の壁などでは遮断できない。
過去には、隣家で子どもが走り回っている時、子どもの声は聞こえないものの、ドスンドスンという低周波音が頭に響き近隣トラブルになった、という例もある。
また、以下のような、風車騒音の一因は低周波かも・・・という情報もある。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3190/
2014年12月21日13時43分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午後5時半頃、山梨市歌田の自動車整備工場で、自動車整備士の男性従業員(22)が作業服の油汚れを落とそうとして、作業服を着たままスプレー式のパーツクリーナーを油汚れに吹き付けていたところ引火し、男性従業員は胸から腹にかけ全治1か月のやけどを負った。
警察の発表によると、スプレーには可燃性の高い液体が使われていた。
警察は、パーツクリーナーなどを使用する際には十分注意するよう、県民に呼びかけている。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20141221-OYT1T50031.html
(ブログ者コメント)
そばにストーブでもあったのだろうか?
それとも静電気?
2014年12月20日付で毎日新聞茨城版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月20日付で朝日新聞茨城版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午後2時ごろ、東海村白方の日本原子力発電東海第2原発の廃棄物処理建屋3階の送風機室で、送風機のフィルターから煙が出ているのを作業員が見つけた。
水をかけて消火活動し、地元消防に通報。午後3時6分に鎮火が確認された。
同室は、放射線管理区域。
外気を取り入れ、暖めた空気を送る部品交換のために、協力会社の社員7人が溶接作業をしており、火花がすぐ下にある送風機のフィルター付近に落ちた可能性があるという。
日本原電が詳しい原因を調べている。
出典URL
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20141220ddlk08040229000c.html
(2015年1月27日 修正1 ;追記)
2015年1月23日17時52分にNHK水戸から、溶接で燃えた塗料がフィルターの上に落ちたなどという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
(この記事などに基づき、タイトルも修正した)
日本原電は原因調査の結果と再発防止策をまとめ、23日、県と東海村に報告した。
それによると、溶接作業は、火事を防ぐためフィルターを燃えにくいシートで覆って行われていたものの、わずかに隙間があり、そこから溶接で燃えた塗料がフィルターの上に落ち、火事につながったとしている。
そのうえで、今後は溶接の前に塗料を落とすことや、火花が燃え移るのを防ぐため周辺を隙間がないようにシートで覆うことを徹底するとともに、日本原電の社員も立ち会って確認するなど、再発防止を図りたいとしている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/1074916701.html?t=1422045808406
日本原電HPには、図解付きで下記などの、かなり詳しい状況が掲載されていた。
作業で用いた後打ち金物と固定用ナットの溶接時に、溶接の熱で炭化した後打ち金物の塗装材が火種となり、養生の隙間から落下し、当該フィルタに付着したことで火災に至ったものと推定した。
(原因)
○溶接作業の際、溶接士が立つ仮設足場を不燃シートで火気養生するため、仮設足場の下方にある当該フィルタについては、難燃シートでの養生で十分と考え、当該フィルタを取り外さなかった。
○TIG溶接では、火種の飛散は無いと思い込み、作業関係者による火気養生状態(火気養生の範囲や隙間の有無)の確認が不十分だった。
○溶接時に表面処理(塗装材の剥離)を行うことは理解していたが、TIG溶接では、塗装材が炭化して火種になるとは思わなかったため、表面処理を実施しなかった。
出典URL
http://www.japc.co.jp/news/press/2014/pdf/270123.pdf
2014年12月19日12時33分にNHK関西NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月19日付で産経フォトからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午前9時40分ごろ、大阪・西成区の「Ⅾ社」工場で、積まれていた鉄骨7本が崩れ、71歳の作業員の男性が鉄骨の1本に左足を挟まれた。
男性はまもなく消防に救助されたが、大けがをして病院で手当てを受けている。
また、近くにいた44歳の作業員の男性も、逃げようとした際に転倒して軽いけがをしたという。
警察によると、鉄骨は長さ8m、1本の重さが700kgあり、当時は7本まとめてクレーンでつり上げるため、鉄骨にワイヤーをかける作業が行われていたという。
警察は、何らかの原因でバランスが崩れたとみて、事故の詳しい状況や安全管理に問題がなかったなどを調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20141219/4111281.html
http://www.sankei.com/photo/daily/news/141219/dly1412190019-n1.html
2014年12月18日付で日本経済新聞(夕刊)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月18日10時44分に朝日新聞から、12月8日13時39分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
羽田空港で2012年3月、上海発の日本航空のボーイング777型機が着陸時に機体後部を滑走路に引きずった事故で、運輸安全委員会は18日、エンジンを逆噴射させて減速していたのに、機長のミスで接地後に再び離陸しようとしたことなどが原因だとする事故調査報告書を公表した。
事故は12年3月31日午後4時すぎに発生。
機体がいったん接地してから再び離陸するまでの間に、機体後部が路面に接触する「テールストライク」が起き、外板や圧力隔壁の一部を損傷した。
機体は再上昇して、約30分後に着陸をやり直した。
乗客乗員308人にけがはなかった。
報告書によると、当時操縦を担当していた副操縦士は、後部車輪が滑走路に着いた後、減速のための逆噴射を行う「逆推力装置レバー」を操作した。
これに対し、計器確認などを担当していた機長は、接地後の軽い上下の揺れを、機体がバウンドして浮き上がったと錯覚し、次の接地時の衝撃を避けようと再離陸を決断した。
機長は、再接地の際に強い衝撃を受けないよう、着陸やり直しを副操縦士に指示した。
さらに、副操縦士に操縦の交代を宣言せずに同レバーを元に戻して再加速を試み、自ら操縦かんを引いて機首を上げようとした。
機体のマニュアルでは、同レバー操作後の再離陸は危険を伴うため認められていなかった。
副操縦士は、機長の指示や操作に疑問を指摘しなかった。
この間、機体は減速して揚力が落ち、再離陸が可能な出力が得られるまでに時間がかかり、機長の操縦で機首だけが上がった状態のまま滑走した。
機体後部を約7秒間、数100mにわたって引きずったとみられるが、機長も副操縦士も、接触には気づいていなかったという。
安全委は、2人の連携ミスが誤った判断を招き、事故につながった可能性があると指摘。
機長が交代を宣言せずに操縦を始めたことで、一時的に役割分担が不明確になり、計器類の確認が十分できていなかった点などを問題視した。
日航は事故後、機長と副操縦士間の操縦引き継ぎの手順や操縦中のアドバイスの方法を見直し、運航ガイドラインを改正した。
出典URL
http://www.nikkei.com/article/DGKKASDG18H2C_Y4A211C1CR0000/
http://www.asahi.com/articles/ASGDK6KLDGDKUTIL04J.html
http://mainichi.jp/select/news/20141218k0000e040230000c.html
2014年12月18日21時10分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月19日付で朝日新聞播磨版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午前11時5分ごろ、兵庫県姫路市香寺町のネスレ日本の姫路工場で「電気設備から煙が出ている」と従業員から119番があった。
午後3時45分に消し止め、けが人はなかったが、電気の供給が止まり、工場の生産は中止した。
警察などによると、電気施設の2階にある受電設備から煙が出ていた。
コンデンサーなどが焼けた。
19日に警察と消防が実況見分する予定。
ネスレ日本によると、姫路工場では主に粉末タイプのコーヒーを生産しているという。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/141218/wst1412180074-n1.html
2014年12月17日付で毎日新聞京都版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
稼働中の機械の掃除をさせたため社員が大けがをしたとして、京都南労基署は16日、「S社H工場]の元工場長の男性(65)を労安法違反容疑で書類送検した。
容疑をおおむね認めているという。
容疑は今年8月29日午後5時40分ごろ、危険を及ぼす恐れがあったにも関わらず運転を停止する措置をとらず、男性社員(35)にロール機の掃除をさせたとされる。
社員は機械に腕を挟まれ、左肘下から切断した。
出典URL
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20141217ddlk26040449000c.html
2014年12月17日12時28分にNHK大分から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午前2時すぎ、日出町大神にあるブロック製造工場で、この会社の役員の男性(53歳)が機械に上半身を挟まれた状態で亡くなっているのが見つかった。
警察によると、この工場ではセメント製のブロックを製造している。
男性は16日の昼すぎまで、妻と2人で製造したブロックを移動させる作業などを行っていたが、その後、男性が帰宅しないため、妻が工場に戻ったところ、男性が機械に挟まれていたという。
男性は、製造したブロックを置く鉄製の台の上でうつぶせの状態で倒れていて、上半身にはブロックを挟んで運搬する機械が乗った状態だった。
警察では、男性が運搬用の機械を操作していて誤って挟まれたとみて調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/oita/5074037241.html?t=1418853030393
2014年12月16日付で毎日新聞東京版(夕刊)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京都港区のマンションで2006年6月、都立小山台高2年だった男子高校生(当時16歳)がシンドラーエレベータ社製のエレベーターに挟まれ死亡した事故で、業務上過失致死罪に問われた同社課長ら4被告の公判が16日、東京地裁であった。
検察側は論告で、「国民の間にエレベーターに対する不安や懸念を生み出し、社会に与えた悪影響は甚大」と批判。同社課長のH被告(46)に、禁錮1年6月を求刑した。
他に同罪に問われた保守管理会社「エス・イー・シーエレベーター」会長のS被告(71)に禁錮1年6月、同社社長のNI被告(55)に禁錮1年4月、元同社メンテナンス部長のNE被告(68)に禁錮1年2月を求刑した。
弁護側が来年2月に最終弁論し、結審する。
シ社側が事故原因となったブレーキ部品の異常摩耗への対策を怠るなどし、エス社側が未熟な社員を点検に従事させるなど、安全管理を怠った過失の競合があったとされたが、いずれも「事故は予見できなかった」などと無罪を主張している。
検察側は論告で、シ社側について、04年11月に事故機が停止階と約1.5mずれて止まる故障があり、H被告は点検に立ち会って異常摩耗に気付いたが、部品の調整のみで抜本的な対策を怠ったと指摘。「摩耗原因を調査するなど基本的な注意を怠った」と批判した。
エス社側については、現場の社員が事故機の点検方法を十分に把握していなかったと指摘。「十分な教育・指導体制を採らず、自社の利益を追求した」と非難した。
起訴状によると、4被告の過失の競合により、06年6月、扉が開いたままエレベーターが上昇し、乗降口との間に挟まれた男子高校生を死亡させた。
出典URL
http://mainichi.jp/shimen/news/20141216dde041040061000c.html
12月16日15時1分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
検察側は論告で、シンドラー社の元保守第2課長・H被告に禁錮1年6カ月を求刑した。「事故を予想できたのに回避する義務を怠った」と指摘した。
また、被害者が高校生だったことから、「尊い生命が奪われた結果は重大だ」とも主張した。
事故は06年6月3日に発生。
扉が開いたままエレベーターが上昇し、降りようとした高校生がエレベーターの床と外枠の間に挟まれて死亡した。
起訴状によると、H被告は、事故を起こしたエレベーターが04年11月に故障した際の点検を担当。
回線がショートしてブレーキの摩耗が進む状態だったのに、原因を十分調べずに再発防止策をとらなかったとされる。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASGDH77NXGDHUTIL050.html
(ブログ者コメント)
下記は関連記事。
2012年11月7 日掲載
2012年10月31日 金沢市のホテルで女性清掃員がシンドラー社製の業務用エレベーターに乗ろうとしてつまずき、上昇し続けたエレベーターに挟まれて死亡 (修正5)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2424/
(2015年10月2日 修正1 ;追記)
2015年9月29日18時4分にNHK首都圏NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
(新情報に基づき、タイトルも修正した)
東京地裁は、業務上過失致死の罪に問われた点検責任者の社員に、無罪の判決を言い渡した。
一方、保守会社の会長ら3人には、執行猶予の付いた有罪判決を言い渡した。
裁判では、事故の1年7か月前に点検を行った「シンドラーエレベータ」と、9日前に点検を行っていた保守会社の責任者が事故を予測できたかどうかなどが争点になり、4人はいずれも無罪を主張していた。
29日の判決で、杉山裁判長は、「事故後に行われた実験によると、ブレーキに異常が起きたのは事故の発生と近い日時とみられ、メーカーが点検を行った時には異常は発生していなかった」として、H専任課長に無罪を言い渡した。
一方、保守会社については、「ブレーキの部品の状況からみて、遅くとも保守会社が点検した時には異常が発生していた。会社は同じ種類のエレベーターのマニュアルを精査せず、見た目や音などの感覚による点検で十分だと安易に判断していた」として、S会長ら3人に、禁錮1年6か月から1年2か月、いずれも執行猶予3年の有罪判決を言い渡した。
3人は判決を不服として、29日、控訴した。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20150929/5150932.html
9月29日23時50分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
シンドラー社は点検時の記録をほとんど残しておらず、検察は乏しい証拠による立証を強いられた。
事故時の点検担当だったエス社会長らに加え、事故2年前に起きた故障を点検したシンドラー社課長も「事故を予見できた」と起訴に踏み切ったが、判決は「科学的根拠がない」と退けた。
遺族にとっては不満の残る判断だが、裁判所が証拠を厳しく吟味した結果といえる。
検察は、ブレーキ部品の摩耗量などから発生時期を特定したとして起訴したが、その後の公判前整理手続きに入ってからも、摩耗の発生時期を調べる鑑定を繰り返した。
結果として裁判の長期化を招いた上、鑑定結果は判決で退けられた。
課長の弁護人は、「検察が適切な捜査をしていれば、課長の起訴はなかった」と疑問を呈した。
だが、課長が無罪になったとはいえ、判決は「事故原因の元となったブレーキ部品を採用したエレベーターの問題が大きい」と指摘し、シンドラー社にクギを刺した。
一方で、有罪としたエス社の会長らについて判決は、「視覚などの五感の作用で足りるとした保守管理体制が、異常摩耗を見逃した原因」と断じ、保守点検を担う会社に高い注意義務を課した。
「五感」に頼る点検は、広く保守点検業界で取り入れられているとされる。
業界は判決を重く受け止め、保守管理のあり方を改めて見直す必要がある。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20150930k0000m040156000c.html
2014年12月16日19時0分に大分放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月17日付で朝日新聞大分全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午後1時前、大分市西ノ洲の新日鉄住金大分製鉄所構内にある関連会社の工場で、石炭を運ぶベルトコンベアのローラーとベルトの間に派遣社員の男性(24)が左腕を挟まれた。
男性は意識不明の重体となり、病院に運ばれたが、約2時間後に死亡した。
警察によると、ベルトコンベアは直径が30cm、幅が66cmで、周囲にはフェンスが設置されている。
男性は当時、1人でコンベアの保守・点検作業をしていたという。
発見時、機械は作動中だったという。
警察は、業務上過失致死の疑いもあるとみて、当時の作業状況や安全管理体制などを調べている。
出典URL
http://www.e-obs.com/news/detail.php?id=12160028689&day=20141216
2014年12月16日10時43分に千葉日報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月16日付で朝日新聞ちば首都圏版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午後1時10分ごろ、船橋市栄町2の建機メーカー「クボタ」の京葉工場船橋事業所で、銑鉄を入れる容器の歯車を交換していた修理会社の社員男性(29)が、倒れてきた金属性の吊梁(つりばり)の下敷きになって、間もなく死亡した。
警察は、詳しい事故原因を調べている。
警察によると、吊梁は容器を宙づりにして運搬するためのもので、容器の上部についていた。幅約2.6m。重量は、計約1トン。
事故当時、吊梁の安全固定装置が外れていたという。
出典URL
http://www.chibanippo.co.jp/news/national/230386
2014年12月16日11時28分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月17日付で朝日新聞南京都版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午後0時25分ごろ、京都府久御山町林八幡講の水道敷設工事現場で、作業員の男性(44)が歩道を掘削した溝の中で、崩れたアスファルトの塊に左脚などを挟まれた。
宇治市内の病院に搬送されたが、同日夜に死亡が確認された。
警察によると男性は現場責任者で、昼休み中、1人で溝の中でのり面の安全を確認していたという。
警察が、原因と詳しい状況を調べる。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/141216/wst1412160023-n1.html
2014年12月15日12時57分に中日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午前8時45分ごろ、愛知県知多市北浜町の中部飼料本社工場で、止まっていた大型トラックが突然、前方に動きだし、別の大型トラックの荷台側面に衝突、2台に挟まれた男性が胸を強く打って死亡した。
警察は、亡くなったのは衝突されたトラックの運転手(46)とみて身元確認を急ぐとともに、動いた方のトラック運転手(43)から事情を聴いている。
警察によると、動いた方のトラックは、積み荷の穀物を流し下ろすために荷台を傾けていた。
荷台が元の位置に戻った際、タイヤをロックしていたブレーキが解除され、反動で前へ動きだしたらしい。
サイドブレーキがかかっていたかは調査中。エンジンは止まっていた。
事故当時、運転手は飲料を買いに行き、現場にいなかった。
出典URL
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2014121590125735.html
2014年12月15日19時16分にNHK徳島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午前8時半ごろ、吉野川市山川町前川の河原で、橋の橋脚部分の基礎工事を行っていた土木作業員の男性(58歳)が、傾いてきた土を掘り起こす掘削機と近くにあった重機の間に挟まれた。
そばにいた別の作業員が119番通報し、男性は吉野川市内の病院に運ばれたが、胸を強く打っていて、およそ1時間後に死亡した。
警察によると、男性は掘削機を組み立てていた途中で、現場には男性を含め、6人から7人が朝から作業にあたっていたという。
このうち男性は、掘削機にとりつける直径およそ90cmの鉄製の円筒型の歯をクレーンで吊るし、もう一回り大きい円筒に上から重ねて組み立てる作業中、横に立って、調整する担当だったという。
警察は労災事故とみて、現場にいた責任者や作業員から話を聞くなどして、掘削機が傾いた原因などについて調べを進めている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/tokushima/8023989581.html?t=1418680131514


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。