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(4月23日1時44分 時事通信)
○積載貨物量が、傾いた場合の復原力が維持される基準の約2倍だったとみられることが22日、分かった。急旋回が直接の事故原因とみられているが、過積載によって、傾斜すると極めて危険な状態なまま航行していた可能性がある。
○「復原性」は、船が傾きに持ちこたえ、元の姿勢に戻れる能力。韓国の船舶等級格付け会社は、セウォル号が日本から売却され、改修がほぼ終わった13年1月に、検査を実施した。事故当時の積載貨物量は約2000トンと推定されているが、検査では、復原力を維持するための上限は987トンと評価されていた。
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2014042200885
(4月23日8時23分 中央日報日本語版)
○真っ先に脱出した船員は無線機を持っていた。合同捜査本部は、この無線機を通じて船員同士が状況を共有しながら脱出を図ったことについて捜査している。
http://japanese.joins.com/article/507/184507.html?servcode=400§code=430
(4月23日15時30分 中央日報日本語版)
○セウォル号では甲板上のコンテナをきちんと固縛していなかった。コンテナの下の穴に「ラッシングバー」を掛けて甲板に固定するべきだが、船会社はこれを一部のみ確保している。下のコンテナと上のコンテナを固定する装備の「コーン(固定ピン)」もなかった。
荷物を積む順序と配置も問題だった。重量を区分せず船積みした。船舶は荷物の重さを計算し、左右の均衡を保たなければならない。そうしなければ片方に傾く。航海士は「貨物のため出港前に船が傾けば便法を動員した」と語った。貨物の船積み状態や安全を点検する1等航海士が平衡水をあらかじめ調節する方法を通じてだ。
平衡水は運航中に潮流などで船が傾く場合、均衡を保つために、船舶の下部左右のタンクにためておく水だ。この航海士は「平衡水をあらかじめ調節すれば、緊急時にきちんと対応できない」と述べた。
http://japanese.joins.com/article/539/184539.html
(4月23日19時40分 J-CASTニュース)
○ セウォル号の最大積載量は3794トン。運行会社によると、事故当時は合計3608トンの車両と貨物を積んでいた。
見た目の積載量は100トンほど少ないが、報告外の貨物やコンテナが積み込まれていたことが判明しており、通常の「3倍」もオーバーしていたとの報道もある。積み荷は出港間際まで運び込まれていたとされ、しっかり固定しないまま港を出てしまったとされる。
○船長は1年の契約社員で年収は他社の60~70%。「船舶職」と呼ばれる船長や航海士、操舵手、機関士らは15人中9人が契約社員だった。
http://www.j-cast.com/2014/04/23203042.html
(4月23日23時27分 読売新聞)
○乗客乗員476人のうち死者は157人、145人が行方不明。
○同社が今月1日付で作成した「修理申請書」に、操舵機の電源部分などの不具合が記載されていたが、実際には修理しなかった。
http://www.yomiuri.co.jp/world/20140423-OYT1T50200.html?from=ycont_top_txt
(4月24日0時22分 msn産経ニュース)
○船長をはじめ、操船を担当する全船員が団体で操舵室や機関室に集まり、乗客より先に脱出した。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140424/kor14042400220001-n1.htm
(ブログ者コメント)
○外国の事故は、原則、本ブログの掲載対象外だが、この事例には数多くの教訓が含まれているので、掲載した。
○日ごと新しい情報が報道されているが、ひとまず現時点までの情報を掲載する。
○事故が起きる理由、メカニズムがドミノ理論で説明されることがあるが、今回の事故も、その理論で説明できるような気がする。
もし説明できるとすれば、どのドミノを取り除くのが最も容易かつ効果的だったのか?
ブログ者は、その点を考え中だ。
情報が多すぎるため、主だった報道のポイントのみ抜粋転記する。
(4月17日1時12分 朝日新聞)
○韓国の旅客船セウオル号(6825トン)が16日朝、珍島付近で沈没した。
○霧のため3時間遅れて出発。急いでいたとの指摘もある。
http://www.asahi.com/articles/ASG4J3525G4JUHBI00M.html
(4月17日11時31分 msn産経ニュース)
○船は平成6年6月から24年9月まで鹿児島や沖縄を結ぶ定期船として航行していた。
○24年10月に韓国に売却され、整備後、25年3月から韓国で就航した。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140417/dst14041711310006-n1.htm
(4月18日14時55分 毎日新聞)
○船は事故直前に直角に近い異常な角度で進路を右に変えていた。急激な針路変更によって積み荷が崩れ、船のバランスが崩れたことが事故につながった可能性がある。
○船は日本から購入後、3階から5階の一部が増設された。建造時より重心が高くなっており、バランスを失いやすくなっていた可能性がある。
○乗員から適切な避難指示がなかったとの指摘が多い。救出された乗客の多くは「その場でじっとしているように」と放送があったと話している。
○乗客の多くが行方不明になる一方で、乗員は過半数が救出された。船長(60)が下船命令を下さないまま脱出していた疑いがある。
http://mainichi.jp/select/news/20140418k0000m030148000c.html
(4月19日11時38分 読売新聞)
○船長は、乗客に客室にとどまるよう船内放送した理由について、「潮の流れが速く、水温も低い。救助船も来ておらず、周囲に漁船や協力船もいなかった」と述べた。
○操舵手は、船が横転直前に急旋回した理由について、「私が失敗した部分もあるが、いつもより随分速くかじが回った」と語った。
○3等航海士は、「ほとんど全速力で航行したまま、方向を転換した。操舵装置がぐるっと回り、船がバランスを失い、統制不能状態に陥った」と供述した。当時の船の速度は19ノット(時速約35km)だった。
http://www.yomiuri.co.jp/world/20140419-OYT1T50071.html
(4月20日8時31分 読売新聞)
○逮捕された3等航海士の女は、現場航路を初めて操船した。
○現場付近の操船は通常、1等航海士らが担当しているが、出発が霧の影響で遅れたため乗員の勤務時間がずれ、3等航海士が操船した。
http://www.yomiuri.co.jp/world/20140419-OYT1T50136.html
(4月20日18時10分 朝鮮日報)
○出航前報告書では一般貨物657トン、車150台を積載したとなっていたが、事故後の発表資料によると、貨物は1157トン、車は180台だった。
また、船首に10個余りのコンテナが積まれたことが、沈没当時の映像で確認された。
○会社は運航管理規定に基づき、10日ごとに消火訓練、人命救助などの海上安全訓練を実施しなければならないが、ほとんど履行していなかった。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/04/20/2014042001565.html
(4月21日22時29分 msn産経ニュース)
○現場は韓国でも有数の潮流の速い海域で、その難所を経験1年余りという3等航海士が操船していた。「未熟な操船技術」が急旋回に至った可能性が高い。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140421/kor14042122290014-n1.htm
(4月22日5時0分 朝日新聞)
○乗員29人のうち運航に直接携わる船長や航海士ら「船舶職」の15人は全員救助された。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11097463.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_DA3S11097463
(4月22日17時49分 中央日報日本語版)
○当時現場でセウォル号が沈んでいく間、海洋警察の艦艇・ヘリコプターだけでなく、大小の船が出動し、救助態勢に入っていた。セウォル号の船長(69)が乗客にすぐに「船から離れろ」とさえ伝えていれば、多くの生命を救うことができたということだ。
(4月22日21時33分 読売新聞)
○船舶自動識別装置(AIS)の記録によると、によるとセ号は約45度右に針路を変えた後、弧を描くように船体を横にしながら北上していた。
○客室の増改築の結果、重心が51センチ上がって復原力が大幅に低下していた。
○1等航海士らは「船自体の復原力が余りにもなかった」「船が傾いた直後、復原を試みたが(船体を安定させる重りの)バラスト水の装置が作動しなかった」と述べた。
http://www.yomiuri.co.jp/world/20140422-OYT1T50165.html
2014年4月18日2時30分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
札幌市は17日、同市白石区の「白石霜踏公園」で16日、鉄棒が破損し、遊んでいた小学3年の男子児童(9)が負傷したと発表した。男児は右手首の骨を折る重傷。
同市によると、鉄棒は幅1.8m、高さ1.5m。男児が両手でつかまり、棒に上半身を乗せようとした際、棒ごと落下し、地面に右手と顔を打ったという。
棒と支柱をつなぐ接続部分が破損しており、腐食が原因とみられる。
鉄棒は1974年に設置、毎年2回の点検をしている。
前回の点検は昨年12月で「軽微な劣化がみられる」とし、5段階評価では安全性の高さが2番目の「B」だった。次回は26日に点検の予定だった。
同市は17日から市内にある約1300基の鉄棒の緊急点検を始め、20日までに終える見通し。
市は「けがをした生徒や家族におわび申し上げる。遊具の点検を強化し、再発防止に努める」としている。
出典URL
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/533917.html
2014年4月22日付で読売新聞北海道版からは、緊急点検結果、35か所で異常が見つかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
札幌市は21日、市内約1300か所の公園で緊急点検を行った結果、ほかにも35か所で事故の恐れのある劣化した鉄棒を確認したと発表した。
市は、「使用禁止」と書かれた黄色いテープを巻き付け、遊ばないよう注意を呼びかけている。
市によると、緊急点検は17~20日に実施。
その結果、鉄棒の支柱とバーの接続部分の破損が14か所、バーのゆがみが10か所、支柱がぐらつくなどしたのが11か所見つかった。
市は、ブランコや滑り台など、ほかの遊具の点検も急いでいる。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/hokkaido/news/20140422-OYTNT50006.html
また、2014年4月19日2時4分にmsn産経ニュース愛媛から、松山市でも横展開点検が行われるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
札幌市の公園で鉄棒が壊れ、男子児童がけがを負った事故を受け、松山市は18日、市が所管する公園などの鉄棒を点検すると発表した。
対象は公園323カ所、児童遊園地84カ所、公立保育園・幼稚園32カ所の計439カ所。
期間は約1週間を予定しており、サビや劣化による腐食、ボルトの緩みなどについて点検。異常が確認された場合は、安全対策を行い、程度によっては危険防止のために使用禁止措置を取る。
市立小中学校と幼稚園の遊具については今年1~3月、専門業者による定期点検を終えたところだが、今回の事故を受けて改めて点検する。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/140419/ehm14041902040002-n1.htm
(ブログ者コメント)
遊具の破損や街路樹落下などによる事故は、原則、本ブログの掲載対象外としている。
ただ、この1ケ月、三原市でポプラが倒れ、能代市でバスケットリングのボードが落下し、川崎市で街路樹の枝が落下するといった人身事故が多発し、かつ、他の市町村でもそれらの事故に対し横展開対応の動きが出ているので、ちょっと気になり、掲載した。
2014年4月15日17時36分にNHK関西NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月15日13時17分にmsn産経ニュースwestから、また4月15日付で朝日新聞大阪版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
きょう午前10時40分ごろ、枚方市出口の金属製品塗装会社「N社」の工場から火が出た。
消防車17台が出て、火はおよそ1時間後に消し止められたが、鉄筋2階建ての工場1140m2のうち、1階と2階のあわせて290m2が焼けた。
消防によると、この火事で従業員の32歳と47歳、65歳の男性3人が、顔にやけどをしたり煙を吸うなどの軽いけがをした。
警察などによると、工場は1階が作業場、2階が事務所と作業場で、1階に保管されているシンナーや塗料に引火したとみられている。
警察によると、工場では17人の従業員が照明器具の塗装などの作業をしていて、出火当時、2階の事務室にいた従業員の女性(63)は「ポンと何かがはじける音が聞こえ、すぐに煙が見えた」、別の男性は「1階ではシンナーを使って金属を洗う作業中だった。作業用の容器から火が出ているのを見た」と話した。
現場は、京阪本線光善寺駅から北に700mほどの工場などが建ち並ぶ地域で、警察が火事の原因を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20140415/3746571.html
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140415/waf14041513170023-n1.htm
(2014年5月4日 修正1 ;追記)
2014年4月16日付の大阪日日新聞紙面に、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事が掲載されていた。
(タイトルも、製品洗浄中に変更した)
1階で製品の洗浄中に周辺から出火したとみられる。
内部にはシンナーなどの化学薬品があったが、引火しなかった。
2014年4月15日12時30分にNHKさいたまから、下記趣旨の記事が掲載されていた。
15日午前9時ごろ、埼玉県戸田市上戸田の資材置き場で33歳の男性が溶接に使うアセチレンガスのボンベからガスを抜く作業をしたところ、突然、ガスが爆発した。
男性は腕や顔にやけどを負い病院に運ばれたが、けがの程度は重くないという。
警察は、作業中に漏れたアセチレンガスに、何らかの火花が引火した可能性があるとみて、詳しい原因を調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/saitama/1106713321.html?t=1397598888441
2014年4月15日18時30分にわかやま新報から、下記趣旨の記事が掲載されていた。
15日午前8時25分ごろ、海南市日方の食品工業会社内の構内通路で、2トントラックの荷台で作業していた栃木県在住の男性(46)が誤って転落し、側を走行していた4トントラックにはねられる交通事故が発生した。
男性は胸や腹などを強く打ち重体で、和歌山市内の病院に搬送された。事故直後は意識があったが予断を許さない状況。
現場は、海南署から西に約200mのミカンジュースや梅干しを製造している工場。
神戸市の会社員の男性(59)が、荷下ろしを終えて、作業中だったトラックの右側を通過しようとしたところ、男性が1mほどの高さから転落してきたという。
目撃者の証言などによると、男性は一人でペットボトルのキャップを大量にまとめた荷物を下ろしていた途中だったという。
警察は、男性が作業中にバランスを崩し誤って転落した可能性なども含めて事故原因を調べている。
出典URL
http://www.wakayamashimpo.co.jp/2014/04/20140415_37205.html
2014年4月16日12時31分にYOMIURI ONLINEから、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
14日午後3時頃、川崎市宮前区鷺沼のショッピングセンター「フレルさぎ沼」敷地内で、街路樹のケヤキの枝(直径約10cm、長さ約9m、重さ約20kg)が地上約6.5mの高さから落下し、歩いていた幼稚園の女児(6)の頭を直撃した。
女児は頭の骨を折る重傷を負い、病院に搬送された。
ケヤキはショッピングセンターを運営する東急ストアが管理していた。
警察は、業務上過失傷害の疑いもあるとみて調べている。
警察の発表では、女児は母(34)と妹(3)と一緒に、近くのピアノ教室に通う途中だった。
ケヤキの折れた部分は、枯れたようになっているという。
東急ストアによると、ケヤキは35年以上前に東急田園都市線鷺沼駅前に植えられた。
今冬の降雪などの影響により、枝がある程度折れていたという。
背の高い植栽については、定期的な剪定を実施していなかった。
委託した管理会社が、1日2回の日常点検と台風や強風時に目視点検していたが、今回の事故を未然に防げなかった。
警察は、事故原因とともに、東急ストアの安全管理に問題がなかったかどうか調べている。
同社は、「警察の捜査には全面的に協力させていただいている。けがをされたお子様とご家族に深くおわびする」と謝罪。15日午後9時頃から、落下の危険性があるケヤキの枝切りを始めた。
事故を受け、川崎市は15日、市が管理する公園や街路樹など計約4万本の点検を開始した。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/kodomo/news/20140416-OYT8T50124.html
4月17日付で長崎新聞からは、長崎県の松浦市や西海市でも、この事故の横展開で点検を始めるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
川崎市で14日、街路樹の枝が突然折れ女児に直撃する事故が起きた。
長崎県や国土交通省、各市町によると、県内の公道沿いの街路樹は少なくとも計4万5千本以上あり、定期的に剪定しているが、過去に同じような事故も発生している。
ある樹木医は「危ない樹木もある。事故が起きる前に早めに対処した方がいい」と警鐘を鳴らす。
県によると、県内でも2002年8月、長崎市の県道で走行中のミニバイクの女性が折れて倒れてきた街路樹の枝に当たり転倒。肩や首などにけがをした。幹が腐って折れたという。
県樹木医会の久保田健一事務局長(47)によると、目視で丈夫そうに見えても枝枯れのほか、幹が空洞になっていたり、根が腐っていることがあり、風などで枝が折れることは十分あるという。
危ない樹木の見分け方として
○幹をたたいて軽い音がすれば空洞の可能性がある
○葉が出る時季に葉が出ない枝は枯れている
などを挙げ「空洞率が50%を超えたら倒木の危険が高まる。そうなれば、道路沿いの街路樹はリスク管理の面から伐採した方がいい」と話す。
長崎市の樹木医、海老沼正幸さん(65)も「歩くと、危なそうな木もある。枯れ枝を小まめに切るなど注意が必要」と言う。
長崎新聞社が県や国交省、各市町に聞き取り調査したところ、街路樹は多くの自治体で1年に1回剪定。定期的にパトロールをして枝枯れがないかなど点検している。
ただ、ある市の担当者は「何千本もある樹木を一本一本確実に安全確認するのは難しい」とも漏らす。
川崎市の事故を受けて、松浦市は16日から市管理の街路樹を点検。樹木をハンマーで1本ずつたたいて強度を確認している。
西海市も17日から始める。
県は、「県内で同様の事故が起きないよう注意喚起していく」としている。
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/kennaitopix/2014/04/17091444013153.shtml
また、4月17日19時0分にNHK岐阜から、大垣市でも横展開確認が行われているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
川崎市の事故を受けて、おととし、同じような事故で女の子が死亡した大垣市では、緊急に街路樹などの安全点検が行われている。
大垣市ではおととし11月、市内の森林公園で重さ5kgの杉の枝が折れて落下し、頭に当たった当時6歳の小学1年生の女の子が死亡する事故が起きた。
このため大垣市は、毎月行っている定期点検とは別に、市が管理する4600本あまりの街路樹や、高さ3mを超える公園の木の安全点検を、16日から緊急に始めた。
市中心部の並木道では、市から委託を受けた造園業者の人たちが歩きながら、1本1本異常がないかどうかを確かめ、枯れた枝が見つかると、のこぎりで切って撤去していた。
大垣市は、この緊急点検を来週中に終えることにしている。
2014年4月15日2時7分にmsn産経ニュース和歌山から、下記趣旨の記事が掲載されていた。
14日午後2時55分ごろ、和歌山市雄松町の皮革製造加工業「T社」から出火。鉄骨3階建て工場の3階部分の一部52m2を焼き、約50分後に鎮火した。
この火事で、消火活動にあたっていた男性従業員(45)が右手に軽いやけどを負った。
警察が、出火原因を調べている。
警察によると、工場では同日午後、革製品を塗装する作業を行い、その後、作業道具に付着した塗料を落としていたところ、火が出たという。
近くに住む70代の女性は「『バーン』という大きな音が聞こえ、窓の外を見ると建物から大きな炎が上がっていた。付近に集合住宅もあるので心配だった」と話していた。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/140415/wky14041502070005-n1.htm
(ブログ者コメント)
静電気で着火したのかもしれない。
2014年4月15日付で福島民友ニュースから、下記趣旨の記事が掲載されていた。
また、4月15日付で朝日新聞福島浜通版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午前10時20分ごろ、いわき市の国道6号久之浜バイパス工事現場で、土木作業員の男性(32)に木の根がぶつかり、はね飛ばされた。
男性は全身を強く打ち死亡。警察が労災事故として調べている。
警察によると、バックホーで掘り起こした、株の直径が約40cm、高さと幅が約2mの木の根が斜面を転がり、下で作業していた男性にぶつかったという。
出典URL
http://www.minyu-net.com/news/news/0415/news3.html
2013年4月15日18時51分にNHK秋田から、下記趣旨の記事が掲載されていた。
13日、能代市の公園でバスケットボールリングのボードが落下し、シュート練習していた男子中学生が顔などに軽いけがをしていたことが分かった。
能代市によると、13日午後5時半ごろ、能代市浜浅内にある公園で中学2年の男子生徒がバスケットボールのリングを使ってシュート練習をしていたところ、ボードが落下してきた。
中学生は、よけようとしたものの、ボードが体にあたり、顔や手首を打撲する軽いけがをした。
落下したボードは縦80cm、横1m20cmの木製の板に鉄製のリングがついていて、地上からおよそ2.5mの支柱に取り付けられていた。
また、このリングは能代市が24年前に設置し、9年前に新しいボードに変えたという。
市では、ボードを支柱に留めていた金具が腐って落下したとみている。
事故を受けて、能代市は市内33か所の公園などに設置しているバスケットボールのリングを急きょ点検したところ、事故が起きた公園以外に4カ所で落下する危険があることがわかり、使用禁止にするとともに撤去や改修を検討しているという。
能代市は、「再び事故が起きないよう安全確保に努めたい」としている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/akita/6013752881.html?t=1397598616908
2014年4月13日19時42分に読売新聞から、下記趣旨の記事が掲載されていた。
13日午後1時20分頃、大阪市東淀川区菅原のホームセンター「K店」で、高さ約2.5mに積まれていた合板のうち約100枚の束(重さ計約500kg)が落下し、買い物中の女性(45)に当たった。
女性は病院に搬送され、顔や両脚の骨を折る重傷を負った。
警察などによると、コンクリートの型枠用の合板(縦182cm、横91cm、厚さ1.2cm)で、100枚ごとにひもで縛られていた。
事故当時、同店の男性契約社員がフォークリフトで合板を移動させる作業をしていた。
その際、3段に積まれたうち、一番上の分が崩れ落ちたという。
警察に対し、男性契約社員は、「フォークリフトの操作を誤り、荷崩れした」と説明しており、警察は業務上過失致傷容疑で調べている。
同店を運営するK商事(本社・堺市)は、「この度は多大な迷惑をかけ、誠に申し訳ありません。従業員には再度、指導教育を周知徹底します」とのコメントを発表した。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140413-OYT1T50077.html
2014年4月13日18時31分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、パネルは1枚5kg前後。
男性店員が、パネルを挟んで女性の反対側でパネルを持ち上げる作業をしていた際、リフト部分がパネルの側面に接触。数10枚が2~3mの高さから横滑りして落下し、女性に当たったとみられる。
女性のそばには、パネルが300枚ほど積まれていたという。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG4F63K1G4FUEHF004.html
2014年4月14日13時39分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、コンクリートパネルは、店の屋外スペースに数100枚ごとに数列に並べてあった。
従業員がフォークリフトでパネルの束を移動させる際、別の列に当たり、高さ約4mから数10枚が崩れ落ちたとみられる。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20140414k0000e040146000c.html
(2014年7月20日 修正1 ;追記)
2014年7月15日21時9分にNHK関西NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
淀川労基署は、必要な作業計画を作っていなかったとして、K商事と、この店の店長を労安法違反の疑いで書類送検した。
同署の調べによると、事故当時、店員はフォークリフトを使って1枚が縦1m80cm横90cm、重さ10kgの合板100枚を1束にしたものを1度に4束、運んでいて荷崩れを起こしたが、店では事前に必要な作業計画を作っていなかったという。
K商事は、「お客様をはじめ関係者の皆様に大変ご迷惑をおかけし申し訳ございません。従業員への指導教育を徹底し再発防止に努めます」とコメントしている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20140715/3024331.html
(ブログ者コメント)
淀川労基署から発表された下記資料に、やや詳しい状況と、労安法のどの条文に違反している疑いなのかが記されている。
http://osaka-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/library/osaka-roudoukyoku/H26/syosyo/260716.pdf
2014年4月15日22時50分に毎日新聞から、下記趣旨の記事が掲載されていた。
名古屋市交通局の市バスが13日、営業運行中に燃料切れとなり、乗客6人を途中で降ろしていたことが15日分かった。
市交通局は同日までに、全営業所に対し、運行前に燃料計の確認を徹底するように指示した。
市交通局によると、13日午前7時35分ごろ、同市中区栄3の矢場町停留所で、中川車庫前発栄行きの路線バスが止まった。
男性運転手(41)は「エンジンがかからず、故障した模様です」と乗客6人に伝え、全員がバスを降りた。
その後、燃料切れに気づいた。
運転手は、中川営業所でバスの運行前点検をした際、燃料計を確認していなかった。
このバスはディーゼル車で、12日昼過ぎに、別の運転手が営業所の運行管理者に給油を指示されたが、忘れたという。
市交通局は、「何度も燃料切れを防ぐ機会があったにもかかわらず、お客様にご迷惑をかけ、大変申し訳ない。今後は十分に注意したい」と話している。
また、市交通局は15日、営業運行中の市バスの運転手(40)が同日午前6時半ごろ、方向指示器による合図をしないまま右折し、道交法違反容疑で取り締まり中の愛知県警緑署員に摘発されたと発表した。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20140416k0000m040120000c.html
(ブログ者コメント)
まさか、運行中の路線バスが燃料切れになろうとは・・・。
こんなことは起きないだろうと思うことでも起きてしまうことがあるが、これはそんな事例だ。
キーワード ;名古屋市バス 名古屋市営バス
2014年4月10日21時49分にNHK青森から、下記趣旨の記事が掲載されていた。
10日午後1時40分ごろ、弘前市湯口の砕石会社「T社」から、「石を運ぶベルトコンベヤーに作業員が挟まれた」と消防に通報があった。
警察によると、この事故で、ベルトコンベヤーの清掃作業にあたっていた男性(29歳)が、頭などにけがをして弘前市内の病院に運ばれたが、およそ1時間半後に死亡した。
現場は、弘前市中心部から10kmほど離れた山あいにある砕石施設。
会社によると、男性は、10日午前7時半過ぎから、石を運ぶためのベルトコンベヤーを動かした状態でベルトについた泥を工具で削り落す作業を1人で行っていたという。
警察は、会社の関係者から話を聴いて当時の状況を調べるとともに、作業の安全管理に問題がなかったかどうか調べることにしている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/aomori/6083639571.html?t=1397171373598
2014年4月11日11時38分に青森朝日放送からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
ベルトコンベアのローラーに頭から巻き込まれた。
病院に運ばれたが、およそ1時間半後、脳挫傷のため、死亡が確認された。
男性は1人でベルトコンベアに付いた泥を落とす作業をしていて、ベルトコンベアが急に止まったことに気づいた仲間が倒れていた男性を発見して110番通報した。
出典URL
http://www.aba-net.com/news/news011.html
(2014年5月4日 修正1 ;追記)
2014年4月11日付の東奥日報紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。
現場にいた作業員らによると、男性はハンマーを使って、ベルトコンベヤーにこびりついた泥を落とす作業を一人でしていた模様。
2014年4月9日19時3分にNHK大分から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日正午ごろ、中津市本耶馬渓町曽木の山国川の河川敷に設置された、耶馬溪ダムの放流などを知らせる電光掲示板の点検をしていた男性が、足場からおよそ9m下の地面に転落し、中津市内の病院に運ばれたが、胸などを強く打ってまもなく死亡した。
死亡したのは、大分市の自営業の男性(62歳)で、警察によると、当時、男性は1人で、備え付けてある足場に上って電光掲示板の点検をしていたということで、下で別の作業をしていた男性が何かが落ちた音を聞いて確認したところ、男性が地面に転落していたという。
警察は、男性が誤って転落したのではないかとみて、一緒に作業をしていた男性たちから話を聞くなどして事故の詳しい原因を調べるとともに、高い場所で作業をする際の安全対策が行われていたかなどについて調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/oita/5073615381.html?t=1397077884109
2014年4月8日11時37分に読売新聞から、下記趣旨の記事が現場写真付きで掲載されていた。
また、4月8日付で朝日新聞青森全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
7日正午頃、青森市安方の「青森ベイブリッジ」(全長1219m)で、橋の補修工事現場から出火し、橋の路面下に設置されているゴム製の導水管を長さ約3mにわたって焼いた。
約1時間10分後に鎮火したが、橋は消火作業などで、陸側の片側車線が約2時間通行止めとなった。
警察の発表によると、燃えたのは、ベイブリッジの東側出入り口から西へ492mの地点。
ベイブリッジを管理する県によると、工事は橋のつなぎ目部分の補修で、溶接作業中に火花が散って、つなぎ目の下にある導水管などに引火したとみられるという。
警察によると、導水管は、路上の雨水などを橋の下に誘導するもの。
現場は黒い煙が勢いよく上がり、はしご車からの放水も行われるなど一時騒然となった。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140408-OYT1T50032.html
2014年4月8日13時45分に千葉日報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午前9時40分ごろ、我孫子市我孫子新田の土木作業現場で、作業中の会社員男性(73)がショベルカーと鉄板(高さ約90cm)の間に挟まれ、腰の骨を折るなどし、間もなく死亡した。
警察は、詳しい状況や原因を調べている。
警察によると、現場は手賀沼岸。
男性は、同8時半ごろから約10人で、ダンプカーが運び込んだ砂を船に積み替える作業をしていた。
男性は、砂の囲い代わりに使われていた鉄板の近くで作業しており、積み込んだ砂を船に運ぼうと転回したショベルカーの後部に挟まれたとみられる。
出典URL
http://www.chibanippo.co.jp/news/national/187723
2014年4月7日8時54分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
宮崎県都城市は6日、同市高城町の高城運動公園総合体育館で、バレーボール大会に出場していた沖縄県の高校3年男子生徒の右脇腹にコートの木片が刺さったと発表した。
入院して摘出し、命に別条はないという。
市によると、5日午後1時50分頃、生徒が試合中にレシーブのため滑り込んだ際、木片(長さ約10cm、幅約5mm、厚さ約3mm)の一部が刺さり、病院に搬送された。
コートの集成材がめくれたとみられ、大会前の点検では異常はなかったという。
4日から6日まで行われた「春季高校選抜バレーボール都城大会」で、九州・沖縄・山口の男子9チームが参加していた。
体育館を管理している市は、「負傷した生徒の回復を願うとともに、早急に体育施設の点検を行い、再発防止に努める」とのコメントを出した。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140406-OYT1T50115.html
4月7日付で朝日新聞宮崎版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
市によると、男子選手が飛び込んでボールを拾うフライングレシーブをしたとき、コートの集成材の一部が刺さった。
市は、集成材のつなぎ目が浮き上がっていたのではないかとみている。
事故後、床面をテープで補修したという。
(ブログ者コメント)
同種事故が2012年に相模原市でも起きている。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/1632/
(2014年5月9日 修正1 ;追記)
2014年4月7日付の宮崎日日新聞紙面に、どのような場所の木片が刺さったのか、写真付きで下記趣旨の記事が掲載されていた。
建物を所管する同市高城総合支所建設課によると、大会開始前には異状は報告されていなかったものの、再点検したところ、事故発生場所を含め、床板に小さなヒビが複数箇所で確認されたため、テープを貼って応急措置をとった。
同体育館は1983年に建設され、2002年に床のメンテナンスを行っていたという。
(ブログ者コメント)
掲載されていた写真には、以下のコメントが付されていた。
『男子生徒が負傷した現場。床板の継ぎ目とそばに生じた亀裂との間にあった床板の一部がめくれ上がったとみられる』
2014年4月5日18時48分にNHK和歌山から、下記趣旨の記事が掲載されていた。
また、4月5日15時46分に和歌山放送からも、同主旨の記事がネット配信されていた。
5日午前11時過ぎ、有田市内の保育所で、この保育所に通う3歳の男の子が敷地内の門扉に登って揺すって遊んでいたところ門扉がレールから外れて倒れ、男の子が下敷きになった。
男の子は額と後頭部を打って病院に運ばれたが、額にこぶができるほどの軽傷。
この保育所では、5日の午前中に入所式が行われたが、けがをした男の子は新入生を迎えるため式に参加し、終わった後に1人で遊んでいたという。
保育所には、5日の入所式のため29人の子どもが来ていたが、ほかの子どもにはけがはなかった。
倒れた門扉は鉄製で、高さが1m24cm、長さが5m15cm、厚さが6cmあり、保育所ではこれまでは倒れるようなことはなかったと話している。
警察では、男の子が揺さぶったために門扉がレールから外れたものとみて調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/wakayama/2043525421.html?t=1396737255839
http://wbs.co.jp/news/2014/04/05/40304.html
(ブログ者コメント)
開閉時あるいは風などによってスライド式の門扉が倒れる事故は、しばしば発生している。
本ブログでも6件紹介済。
※ブログ内検索(キーワード「門扉」など)で参照可能。
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

