







2013年8月10日8時16分に山形新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午前5時ごろ、大江町小見のエンジン部品製造会社「M社山形工場」の敷地内で、小型クレーンで資材を運んでいた同社社員の男性(54)がクレーンの下敷きになった。
男性は山形市の病院に運ばれたが、同7時57分、外傷性心破裂で死亡した。
警察によると、男性は8日午後7時50分から9日午前5時25分までの夜勤で、移動式の小型クレーンを使い、鋳鉄ピストンを運んでいた。
つり上げた際にクレーンが倒れ、資材との間に挟まれたとみられる。
同僚の男性(52)が発見し、119番通報した。
出典URL
http://yamagata-np.jp/news/201308/10/kj_2013081000214.php
2013年8月9日7時24分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
立っている人のすぐ脇を急ぎ足で駆け上がる――。
エスカレーターでよく見る光景だが、JR東日本では今夏から、駅のエスカレーターでは歩かないよう求める異例の呼びかけを始めた。
利用客がぶつかって転ぶなどの事故が後を絶たないためだ。
鉄道各社も注目しているが、通勤ラッシュ時は急ぐ人のために「片側を空ける」という暗黙のルールがすっかり定着しており、「歩行禁止」を広めるのは容易ではなさそうだ。
JR東日本では、利用客がエスカレーター上でけがをする事故は年間約250件に上っている。
今年5月には、東京都内の駅で松葉づえを持った中年男性が、横をすり抜けた利用客にぶつかられて転倒、頭などを打撲した。
昨年9月には、都内の別の駅で高齢男性が急ぎ足で駆け降りていたところ、転んでエスカレーターの下まで落ちてけがをする事故が発生した。
こうした状況を重く見たJR東日本は、エスカレーター上での「歩行禁止」を打ち出した。
7月から「歩かない」などと記したステッカーを管内のエスカレーター全1770台付近に貼り、啓発運動に乗り出した。
しかし、利用客の間で「歩行禁止」が浸透したとは言えない。
ラッシュ時を迎えた平日夕方のJR新宿駅。エスカレーター左側には、立ち止まって乗る人の列ができ、右側のスペースを急ぎ足の利用客が次々と歩いていく。
足腰が弱くエスカレーターをよく利用するという川崎市の女性(84)は、「追い越しざまにバッグが足に当たって、ヒヤッとすることがある。急いでいるなら階段を使ってもらえると助かる」と話す。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130808-OYT1T01677.htm
(ブログ者コメント)
数日前に秋葉原のヨドバシカメラに行った際も、エスカレーターのいたるところに「2列で乗ってください」などと書かれたビラが貼られていた。
歩きスマホの禁止などと同様、日常生活上の安全確保活動の一つになっているようだ。
ブログ者はといえば、読売新聞の記事を読んでいたこともあり、啓蒙の意味であえて右側に立ったのだが、人が少なかったため、大勢に影響はなかった。
2013年8月8日21時49分にmsn産経ニュース埼玉から、また8月9日付の埼玉新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午後4時10分ごろ、埼玉県八潮市新町の5階建て物流倉庫新築工事現場で、高所作業車のゴンドラ上で1人で作業していた男性(65)が、鉄骨の梁とゴンドラの鉄柵に首を挟まれているのが見つかり、間もなく死亡が確認された。
警察は事故原因を調べている。
警察によると、男性が乗っていたのは、ゴンドラ内からゴンドラの動きを操作できる高所作業車。
挟まれていたのは地上から約6mの高さで、移動中に操作を誤ったとみられる。
警察の調べでは、男性は高所での作業経験は豊富で、鉄骨の梁にペンキを塗る作業中だったという。
関係者が作業の進捗確認に訪れた際、ゴンドラの柵と梁の間に首を挟まれている男性を発見した。
ゴンドラの上下動のスイッチは、男性が動かせる状態になっていたという。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130808/stm13080821500003-n1.htm
http://www.saitama-np.co.jp/news/2013/08/09/06.html
2013年8月7日19時46分にmsn産経ニュースwestから、8月8日8時36分にmBS NEWSから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。また、8月8日付の京都新聞紙面にも同主旨の記事が掲載されていた。
7日午後4時25分ごろ、京都市中京区の呉服店「Ⅾ」から「貯水タンクが破裂した」と119番があった。
消防などによると、6階建てビルの屋上に設置されていた貯水タンクが破裂して水が噴き出し、路地を挟んだ西隣のビルを直撃して、3階にある飲食店の窓ガラス3枚が割れた。けが人はいなかった。
消防によると、タンクの最大貯水量は10トンで、老朽化が破裂の要因とみられる。
窓ガラスが割れたビルにある料理店の男性は「ドーンという音がして、その直後に水の音がした。経験のない音でびっくりした」と話した。
近くにいた男性(61)は「数10秒間、水が噴き出していた。ガラスを突き割って3階から入った水は、1階まで勢いよく階段を流れ落ちていた」と話していた。
ビルの関係者によると、タンクは設置から40年ほど経過して老朽化が進んでおり、近く修理する予定だったということで、消防などが原因を調べている。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130807/waf13080719470023-n1.htm
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE000000000000001913.shtml
(2013年8月26日 修正1 ;本文修正)
京都新聞紙面に掲載されていた事故時の詳しい状況を、本文に追記した。
2013年8月6日22時33分に読売新聞から、また8月7日付の朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午後1時50分頃、北海道上富良野町、ふらの農業協同組合上富良野支所で、男性作業員2人が倉庫に集積してあった麦の殻の山に埋もれた。
2人は約1時間20分後に消防隊員に救出されたが、病院で死亡が確認された。警察で原因を調べている。死因は窒息死とみられる。発表では、死亡したのは作業員の男性2人(55歳と26歳)。
警察によると、倉庫は鉄骨造で高さ約15m、幅約8m、奥行き約12m。
2階の床に開いた排出口から1階のトラックの荷台に麦殻を落とす構造だった。
当時は2階の床から約2.5mの高さまで麦殻が堆積していたが、排出口に麦殻を寄せるため、作業員3人が直接麦殻に乗り、踏んだり棒でつついたりしていたという。
1人が1階に下りて排出口の様子を外から確認した後、2階に戻ると、「アリ地獄のような状態」になり、2人が麦殻に埋まっていたという。1人は完全に沈み、もう1人は頭だけが見える状態だったという。
麦殻は作業中、排出口に吸い込まれる勢いで、すり鉢状になるという。
作業員が仲間の助けを求めて戻ると、2人とも姿が見えずに生き埋めになっていたという。
排出口からは人が落ちない構造になっていた。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130806-OYT1T00800.htm
http://www.asahi.com/area/hokkaido/articles/MTW1308070100002.html
(2013年8月26日 修正1 ;追記)
2013年8月7日付の北海道新聞紙面に、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事が掲載されていた。
脱穀後の麦殻を廃棄するため、2層構造の集じん集積庫の上階で、排出口から麦殻を1階のコンテナに流し込む作業をしていた。
出が悪くなったため、木の棒で排出口に流し込もうとした際、高さ6mの天井近くまで積まれた麦殻の山が突然崩れ、埋まったとみられる。
ふらの農協によると、棒を使って排出口に流し込むのは、これまでも行ってきた通常の作業。
2013年8月6日19時36分にNHK熊本から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。また、8月7日付の熊本日日新聞紙面にも、同主旨の記事が掲載されていた。
6日午前11時40分ごろ、阿蘇市波野にある養豚場で、作業にあたっていた機械メーカー社員の男性(25)が、地面に埋設されている縦横4.1m、深さおよそ4mの浄化槽に転落した。
男性はおよそ30分後に救出されて阿蘇市内の病院に運ばれたが、死亡した。死因は窒息死とみられる。
警察によると、男性は、きょう午前中からほかの作業員と一緒に2人で浄化槽の外側に設置されている脱水機を修理する作業にあたっていたということで、転落した時には1人で作業をしていたという。
警察によると、一緒にいた作業員は「ドボンという音が聞こえ、駆けつけると男性が浄化槽に落ちていた」と話しているということで、警察は、現場の状況などから、男性が誤って浄化槽に転落したと見て調べている。
転落に気付いた作業員は、棒を使って助けようとしたが、沈んだという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/5003576731.html?t=1375822446298
(2013年8月26日 修正1 ;本文修正)
熊本日日新聞紙面に掲載されていた事故時のもう少し詳しい状況などを、本文に追記した。
(2013年9月21日 修正2 ;追記)
2013年9月19日21時6分にNHK熊本から、転落防止措置を怠っていたとして社長らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
菊池労基署は、転落防止措置を怠っていたなどとして、この作業員が勤めていた会社と社長を労安法違反の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは、島根県出雲市の機械器具製造業「K社」とこの会社の60歳の社長。
同署が調べたところ、浄化槽のそばを通る際に、命綱などの安全帯を使用させていなかったり、監視人を置いて立ち入らないようにさせるなど、転落防止措置をしていなかった労安法違反の疑いがもたれている。
調べに対し、会社側は「気をつけるよう口頭で漠然とした指示はしたものの、具体的な安全指示はしていなかった」と話し、容疑を認めているという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/5004660751.html?t=1379630208721
2013年8月6日14時21分に読売新聞から、また8月7日付で朝日新聞北海道版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午前11時20分頃、北海道清里町のJR釧網線の札弦駅~緑駅間で、線路の枕木から煙が出ているのを網走発釧路行き快速「しれとこ」(1両編成)の男性運転士が発見し、列車を止めた。
運転士が消火器で鎮火し、約10分後に運転を再開させた。乗客17人や運転士にけがはなかった。
JR北海道によると、この列車のほか、普通列車2本が、それぞれ約1時間遅れた。
同社などによると、木製の枕木の端のほうに焦げた跡があったという。
現場は畑作地の野原で、近くの踏切からは約700m離れた地点。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130806-OYT1T00640.htm
2013年8月5日付で神奈川新聞から、8月6日18時17分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。また逗子市のHPにも同趣旨のお知らせが掲載されていた。
逗子市は5日、市立湘南保育園(池子)の上水道用受水槽に灯油が混入するトラブルがあった、と発表した。
すでに受水槽の利用をやめ、水道管と仮設配管を直結する工事を実施しており、体調を崩した園児や職員はいないという。
市によると、同保育園から2日午後、「水道水から異臭がする」と連絡があり、ポンプ室内を確認したところ、受水槽(容量8000ℓ)のふた(コンクリート製)の上に置いてあったポリタンク入り灯油が空になっていたため、水道の使用を中止した。
このポリタンクは、職員が2か月ほど前に不注意で置いたもので、受水槽のふたに付いているボルトの上にポリタンクを置いたため、重みで亀裂が入り、最大15ℓが漏れ出た可能性があるという。
出典URL
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1308050016/
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130805-OYT1T01607.htm
http://www.city.zushi.kanagawa.jp/global-image/units/55433/1-20130806153259.pdf
2013年8月6日12時6分に福井テレビから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日夕方、敦賀市で建設中の工場で、大型機械を搬送していた作業員が、機械の下敷きになり死亡した。
事故があったのは、敦賀市産業団地内で建設中の3D液晶パネル用フィルム工場。
5日午後5時20分ごろ、フィルムを加工する重さ約4トンの大型機械を据え付けようとしていたところ突然傾き、作業員の男性(28)が下敷きになった。
男性は病院に運ばれたが、約2時間後に死亡が確認された。
機械の設置のために下に敷いてあったローラーを抜き取る際に事故が起きていて、警察は作業手順にミスがなかったか、ほかの作業員から事情を聴いている。
出典URL
http://www.fukui-tv.co.jp/?post_type=fukui_news&p=25274&page=1
8月7日付の朝日新聞福井全県版(聞蔵)からは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、男性は幅3m、奥行き1.5m、高さ2mの液晶パネル製造機械を5人で搬入する作業中だった。
機械を持ちあげていたジャッキのバランスが崩れたとみて、警察で原因を調べている。
2013年8月6日8時28分にmsn産経ニュースwestから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午前10時5分ごろ、神戸市東灘区の「UCC上島珈琲」六甲アイランド工場で、同社の男性従業員(34)が機械の点検作業中、上着を機械に巻き込まれ、首を強く圧迫された。
病院に搬送され、同日夜、死亡した。
警察で詳しい原因を調べている。
警察によると、事故があったのはコーヒー豆を袋詰めする機械(縦約2m、横約1.5m、奥行き約3m)。
男性は、機械の異常の知らせを受けて一人で点検中、回転軸部分に着衣が巻き込まれたとみられる。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130806/waf13080608310005-n1.htm
2013年8月5日10時21分に山形新聞から写真付きで、また8月6日7時41分に山形新聞から、8月6日付で朝日新聞山形版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午後4時10分ごろ、新庄市鳥越のYトヨペット新庄店の車両整備作業場で爆発があった。機械室の扉が倒れ、柱が曲がったり外壁が剥がれたりしたという。
警察によると、作業場内でトラックの軽油を抜き取る作業中、機械室付近が突然爆発したという。
機械室には、車両から抜き取った軽油を一時保管しておくタンクがあった。
当時、社員3人が作業中だったが、全員無事だった。
作業場にいた社員の男性は「何が起きたのかよく分からない。大きな音がしていろいろなものが吹き飛んだ」と話していた。
警察などが5日に行った実況見分の結果、発生場所は作業場内の機械室だったことが分かった。
警察などによると、機械室にあったタンク内の軽油が気化し、何らかの原因で引火した可能性があるという。
機械室には圧縮空気をつくるエアコンプレッサーの電源が入った状態であり、関連を調べている。
出典URL
http://yamagata-np.jp/news/201308/05/kj_2013080500107.php
http://yamagata-np.jp/news/201308/06/kj_2013080600123.php
(2013年8月11日 修正7 ;追記)
2013年8月5日16時0分に北海道新聞から、被害者賠償のための再生計画が認可されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
死者8人を出した昨夏の腸管出血性大腸菌O157集団食中毒で、札幌地裁は5日、原因の浅漬けを製造したI食品(札幌)による被害者賠償のための再生計画を認可決定した。
岩井社長は札幌市内で記者会見し、「事件発生からまもなく1年となるが、遺族や被害者の皆さんにあらためておわびする」と述べた。
再生計画に対する債権者からの書面での投票を2日に締め切った結果、賛成が多数を占め認可された。賛否の内訳は非公表。
計画によると、債権者(被害者)は食中毒被害者や販売したスーパーなど138個人・団体。
このうち128個人・団体が賠償請求し、債権額は医療費・慰謝料など3億4459万円。
同社は、工場や社長の自宅があった土地などの売却代金を原資とし、95.5%の約3億2906万円を弁済する。
出典URL
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/483855.html
(2013年11月4日 修正8 ;追記)
2013年10月31日付で毎日新聞北海道版朝刊から、「漬物の衛生規範」改正案が厚労省から公表されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北海道内で昨年発生した白菜の浅漬けによる集団食中毒に関し、厚労省は30日、浅漬けの原材料の取り扱いについて、塩素・加熱殺菌をしなくても、国際標準とされる工程に従って製造する場合も容認する衛生規範の改正案を公表した。
同日の薬事・食品衛生審議会食中毒部会が、大筋で了承した。
昨年の集団食中毒は、浅漬けが原因となって病原性大腸菌O157感染が拡大、8人が死亡した。
同省は昨年10月、「漬物の衛生規範」を全面改正し、原材料の野菜などを塩素や加熱によって殺菌することを求めた。
今回の改正では、規定の方法で塩素・加熱殺菌をしない場合も、原材料の仕入れから保存までを国際標準とされる工程に従って製造すれば認めるとしている。
昨年の規範改正は、使用する次亜塩素酸ナトリウム溶液の濃度などを詳細に明記したが、製造業者からは「塩素臭が残る」など否定的な意見が出ていた。
全国の自治体が実施した今夏の立ち入り調査でも、規定の殺菌が実施されていない施設が1日の最大製造量が100kg以上で2割、100kgキロ未満では55%に上っていた。
出典URL
http://mainichi.jp/area/hokkaido/news/20131031ddr041040005000c.html
(ブログ者コメント)
この事故の影響で、I食品は廃業した。
(2013年8月11日 修正3 ;追記)
2013年8月5日2時2分にmsn産経ニュース京都から、8月5日付で読売新聞から、金属疲労による亀裂発生が原因だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故原因について検証している府の専門家会議が4日、京都市内で開かれ、金属疲労によって長さ約1mの亀裂ができ、それが広がったことで破断につながった、とする検証結果をまとめた。
同会議によると、外観調査や金属組織の分析から、3枚の羽根(長さ25m)と発電機など計45トンが溶接された鉄製タワー(高さ50m)の上端部付近で、金属疲労による亀裂ができていたことを確認した。
亀裂は、鉄製タワーの円周6mのうち約1mに及び、これが開閉することで「延性破壊」が起き、さらに亀裂が広がったとみられるという。
設置メーカーによると、破断面を特殊な顕微鏡で調べたところ、金属疲労で金属が破壊される際にできる特徴である、しま模様の連なりが見られたという。
材料の選択や溶接部の強度に問題はなかったとした。
一方、府は、事故前から風車を回転させる装置の歯車が壊れていた4号機を撤去するとともに、支柱に大きな亀裂が見つかった5号機の風車を取り外して詳しく調べる方針を、明らかにした。
亀裂が比較的小さい残りの2基では、事故原因の検証結果を踏まえて、再稼働も検討するという。
専門家会議は今後、太鼓山で特徴的に吹く風が風車に与えた影響を調査し、9月下旬以降に開く3回目の会合で報告する予定。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130805/kyt13080502020000-n1.htm
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/news/20130804-OYT8T00997.htm
(2013年11月19日 修正4; 追記)
2013年11月17日23時25分に毎日新聞から、11月18日22時6分にNHK京都から、事故報告書がまとまったという下記趣旨の記事が、、ット配信されていた。
専門家会議(座長、勝呂幸男・日本風力エネルギー学会会長)は17日、報告書をまとめた。
プロペラ部と支柱をつなぐボルト60本のうち14本で、折れたり亀裂が入ったりする破損や緩みがあったため、支柱に過重な負荷がかかり、金属疲労で引きちぎれたとしている。
報告書によると、ボルトの破損や緩みは一部の場所に集中していた。
2012年2月にもほぼ同じ場所で17本のボルト破損などが見つかり、交換した。
事故後のシミュレーションで、ボルトが十数本損傷した場合、支柱の寿命は、本来の34年間から100分の1程度に激減することが判明したが、ボルトが破損した直接の原因は明らかになっていない。
京都府は、半年に1回、定期検査を行って、主に、ボルトに緩みがないかどうかを調べていたが、亀裂があるかどうかなどは調べていなかったという。
このため、京都府は、今後は、超音波を使ってボルトの破損を検査し、亀裂などが見つかれば早期に取り替えることにしている。
府は事故後、全6基の風車の稼働を停止している。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20131118k0000m040091000c.html
http://www.nhk.or.jp/lnews/kyoto/2016187351.html?t=1384811977498
2013年8月4日21時10分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午前6時40分頃、滋賀県東近江市小脇町のグラウンドで、消火訓練の準備中、同市消防団の男性団員(50)が、鉄製容器(縦60cm、横90cm、深さ20cm)にエタノールをポリタンクでつぎ足した際、爆発して炎が上がった。
炎は周囲に飛び散り、近くにいた小学生の女児2人(6歳、8歳)と、エタノールを注いだ団員が全身やけどの重傷。他に7~70歳の男女7人が腕などに軽いやけどをした。
警察などの発表では、訓練は自治会主催で10年ほど前から続いている。
この日はラジオ体操の直後に行う予定で、約150人が集まっていた。
自治会の要請で市が消防団員3人を派遣。団員が付けた火を、住民らが消火器で消す予定だった。
市の調査に対し、団員は、「リハーサルで火を付け、消えたのを確認して、本番用に改めてエタノールを入れた」と説明。
警察は、実際は火が消えておらず、足そうとしたエタノールが気化して引火した可能性があるとみて、業務上過失傷害容疑などで状況を調べる。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130804-OYT1T00243.htm
以下は関連情報。
8月4日13時44分 msn産経ニュース
重傷を負った女の子は全身に火が燃え移っており、泣き叫んでいた。手で火を払おうとしたが、なかなか消えず、近所の人が引っ張ってきたホースの水で、やっと消し止めることができた。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130804/dst13080413450005-n1.htm
8月4日21時34分 朝日新聞
訓練のため、事故5分前に容器にアルコールを入れて点火したが火の勢いが弱く、ポリタンクでつぎ足したという。その直後、「ボン」という音とともに火が飛び散り、団員や女児らの衣服に燃え移ったという。
市消防団長によると、「水をかけるなどして火を完全に消してからエタノールを加える」との指導が守られていなかったという。
また訓練用の水消火器はあったが、粉末が入った本来の消火器やポンプ車はなかった。
消防団には、訓練の際の安全対策や手順を決めたマニュアルもないという。
http://www.asahi.com/national/update/0804/OSK201308040001.html
8月4日23時0分 京都新聞
訓練は同市の消防団員3人が指導。住民らによると、小学生約20人がオイルパンから3~4m離れたところに集められた。重傷の女児2人もその付近にいたといい、エタノールが飛散すると火が移ったという。
エタノールはアルコールの一種。炎は青白く昼間は視認しにくい。
同日午後の記者会見で市消防団は「消防団員はつぎ足す際に火が消えているのを、手をかざし、目で見て確認した」と説明した。
オイルパンの近くにいた男児(7)は京都新聞社の取材に対し「ポツポツと火が弱く出ているところに注いだ」と話している。
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20130804000112
8月5日8時16分 NHK関西
東近江行政組合消防本部はNHKの取材に対し、「訓練の際に、火が弱すぎた場合には、いったん消火して中身を捨てたうえで、新たにアルコールを入れ直すことになっている、一度火のついたものにアルコールをつぎ足すことは考えられない」と話し、消防団の認識が甘く、適切に行動していなかった可能性を指摘している。
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20130805/3535381.html
8月6日3時1分 msn産経ニュース滋賀
滋賀県内では、住民参加の消火訓練について「火を使わない」形式が主流だという。
参加者に危険が伴う問題があるほか、灯油やガソリンなどを使って火を燃やすと黒煙や悪臭が発生したり粉末消火器との併用で焼け残った廃棄物の処理に困ったりすることなどが理由。
東近江行政組合消防本部は今回の事故を受け、「火を使わない訓練の実施を検討したい」としている。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130806/shg13080603010000-n1.htm
(2013年8月28日 修正1 ;追記)
2013年8月5日付と8月6日付の京都新聞紙面に、水を張ったオイルパンにエタノールを入れていたなど、下記趣旨の記事が掲載されていた。
この事故では、鉄製のオイルパンに水を張り、エタノールを入れて着火したが、炎が弱いため注ぎ足すと、爆発音とともに炎上したという。
東近江消防本部は5日、同本部が適切だとする消火訓練の方法を報道関係者に公開した。
訓練では、一度点火したオイルパンは、消火器で消した後に必ず、容器の中身を全部取り除いた。
担当職員は「火種が残っている可能性もあり、引火する危険があるから」と説明する。
事故を起こした訓練では、点火リハーサル後に中身を捨てていなかった。
また、今回の事故では、ポリタンクからエタノールを直接注いでいた。
消防本部幹部は「エタノールなどのアルコールは揮発性が高く、空気が混じると引火しやすくなる」と説明し、公開した訓練では、万一引火した際に被害が最小限になるよう、アルコールをペットボトルに小分けしていた。
京都市青少年科学センターによると、「容量の大きいポリタンク内の空気と気化したエタノールが混ざり、爆発的な燃焼が起こった可能性がある」という。
オイルパンに水を張ることへの疑問もある。
事故のあった訓練を含めて、市消防団は、容器に水を張った上でアルコールを注ぐが、消防本部は水を用いない。
同センターは「アルコールは水に溶けやすく、水を張ることは訓練上、意味がなく、かえって薄まって炎が見えにくくなる」と指摘する。
炎の勢いが弱まり、「火が消えた」との団員の誤認を招いた可能性も考えられる。
2013年8月7日付で毎日新聞東京都内版から、8月6日17時36分にmsn産経ニュースから、また8月7日付で朝日新聞(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
練馬区の遊園地「としまえん」を運営する豊島園は6日、回転型アトラクション「イーグル」に乗ろうとした女性客(24)がステンレスパイプ製の安全扉に右足首を挟まれて骨折する事故があったと発表した。
同社によると、事故は3日午後6時50分ごろに発生。
乗車途中で係員が安全扉を閉めるボタンを押したのが原因で、女性は全治1カ月半の重傷を負った。
動き出す前に点検した係員が気づいて女性客を保護。
としまえんによると、係員の確認不足が原因という。
アトラクション自体の不具合はないという。
イーグルは、柱につながったゴンドラが回転しながら高さ35mまで上昇するアトラクション。
運転マニュアルでは、係員が見回り、乗車完了を確認することになっているが、運転室のカメラで乗車を確認しただけだった。
区の指導で安全マニュアルの見直しを進めており、当面は運行を中止するという。
同社は「すべての係員がマニュアルを順守するよう教育を徹底したい」としている。
としまえんでは3日午前にも、別の遊具が破裂する事故があったばかり。
出典URL
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20130807ddlk13040211000c.html
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130806/dst13080617370011-n1.htm
2013年8月4日0時51分に読売新聞から、同日0時7分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午後3時50分頃、北海道旭川市の道立総合研究機構・北方建築総合研究所で風洞実験を行っていた際、実験装置の床に敷かれていたベニヤ板が人工的に発生した強風によって吹き飛び、男児(6)ら3人に当たって顔などに軽傷を負った。
警察では、板の接着方法に問題があった可能性があるとみて調べている。
同研究所によると、負傷したのは体験者の男児と男児の父(52)、研究所の男性職員(34)。
ベニヤ板は縦180cm、横90cm、厚さ12mmで、重さ約11kg。床に建築用の強粘着テープで6枚が固定されていたが、そのうち3、4枚が剥がれたという。
装置は長さ40m、縦横各1.8mのトンネル状となっており、内部に人が入って約20m先の大型プロペラ(直径2m)で起こした秒速5~18mの強風を体験できるようになっている。
この日は夏休みの子供向け公開日で、親子連れら約450人が来場、うち約300人が装置を体験した。
けがをした3人は最後の組で、風が秒速17m超となったときに板が飛んできたらしい。
3人は救急車で病院に運ばれ、手当てを受けた。
何らかの原因で下側に風が入り込み、吹き飛んだとみられる。
同研究所は積雪寒冷気候での住宅建設の技術を研究している。
風洞体験で事故が起きたのは初めて。
鈴木環境科学部長は「このような事態になり、誠に申し訳ない」と話している。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130803-OYT1T01268.htm
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/483608.html
(ブログ者コメント)
普段の実験であれば、人は風洞の中に入らないのではないか?
もし、風洞の中に誰もいなければ、床板が吹き飛んでも大きな問題にはならなかっただろう。
よりによって公開体験時に吹き飛ばなくても・・・しかも最後の組で・・・という感じだ。
今回のように、たまたま、そこに人がいたから事故になったという事例は、結構多い。
事故と無事故は運次第という側面もあるということだ。
2013年8月3日23時32分にmsn産経ニュースwestから、また8月4日付の毎日新聞大阪版からは写真付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午前11時半ごろ、大阪市北区大深町の「梅北地下道」(全長約200m)で、天井のコンクリートが崩れているのを通行人が発見し、警察に通報した。
警察が調べたが、けが人はなかった。
警察によると、地下道の西側入り口から50m付近の天井に直径約10cmの穴があき、縦約1.8m、横約0.6mにわたってコンクリートが剥がれ落ちていた。
地下道の上には今年3月に営業を終えた旧JR貨物梅田駅があり、地質調査のため地上でボーリングしていた業者が誤って深く掘り過ぎたため、地下道の天井を貫通したとみられるという。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130803/waf13080323360028-n1.htm
http://mainichi.jp/area/news/20130804ddn041040026000c.html
2013年8月3日20時20分に読売新聞から、同日19時3分に共同通信から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午前6時50分頃、滋賀県米原市長久寺のJR東海道線関ヶ原―柏原駅間で、走行中の新座貨物ターミナル(埼玉県)発、百済貨物ターミナル(大阪市)行き貨物列車(26両)の電気機関車の機械室から煙が出たため、緊急停車した。
運転士らが約30分後に火を消し止めた。
同列車は約8時間後に運転を再開した。けが人はなかった。
JR貨物によると、機械室内にある電流を調整する抵抗器が数10個焼損していた。
機関車は同5時35分頃にもブレーカーが作動し、運転を一時停止していたといい、警察などは関連を調べる。
火災の影響で、東海道線は特急「しらさぎ」を含む上下計25本が運休、7本が最大6時間43分遅れ、約5800人に影響した。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130803-OYT1T00865.htm
http://www.47news.jp/CN/201308/CN2013080301001752.html
2013年8月3日10時10分にmsn産経ニュースからは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
走行中だった貨物列車の電気機関車のブレーカーが作動し、列車が停止した。
約1時間半後に点検を終え、再出発しようとしたところ、電気機関車の機械室から煙が発生した。
煙は収まり、JR貨物などが原因を調べている。
機関車はEF66で、JR発足時のころから使用されているという。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130803/dst13080310110002-n1.htm
2013年8月3日付で東京新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR東日本横浜支社は2日、東京都町田市の町田駅と横浜市中区の桜木町駅で、排水管が誤って接続されていたため、職員が使う風呂などの汚水が10~20年間、近くの川に流れ出ていた、と発表した。
町田市の指摘で発覚した。
JRでは,2009年3月にも東京都北区の王子駅で、トイレの排水管の誤接続で近くの石神井川に40年以上、汚水が流れていたことが発覚した例がある。
同支社は、同様の誤りがないか点検を検討している。
町田駅の件は7月末に判明していたが、公表は2日後だった。同支社は、すぐに公表しなかった理由を「調査結果を踏まえて改善策を検討し、市に報告していたため」と説明している。
同支社によると、町田駅構内にある「横浜保線技術センター町田事務所」の職員用の風呂と洗濯機の排水管が、誤って雨水が集まる「雨水ます」につながれており、排水が近くの境川に流出していた。
03年に風呂などを新設した際の誤工事で、1日およそ700ℓの汚水が約10年間、流れ込んだとみられる。
7月31日夕方、境川を管理する都南多摩東部建設事務所から町田市に「(同市原町田の境川にかかる)橋付近の水が白濁している」と連絡。
市の調査で、町田駅から汚水が流れ出ていると確認できたため、流出源を特定するようJRに行政指導した。
JRはその日のうちに流出経路を確認し、翌8月1日に市に報告。市やJRが公表したのは2日になってからだった。
桜木町駅でも職員用トイレなど計3カ所の排水管が誤って雨水ますにつながれ、近くの大岡川に流れていた。
今月2日朝、駅の改修工事で業者が雨水ます周辺の床をはがして判明した。
1993年の増築工事の際に誤ってつないだためで、1日約200ℓの汚水が20年間、川に流れ出ていたとみられる。
接続工事をしたのは、町田駅のケースとは違う業者だった。
汚水の流出が判明後は両駅とも対象施設を使うのを見合わせ、いずれも2日までに切り替え工事を済ませた。
同支社広報室は「市民や関係者にご迷惑をかけて大変申し訳ない。今後、再発防止に努める」としている。
出典URL
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013080302000236.html
(ブログ者コメント)
配管工事完了連絡を受けた際には、発注側が現場に出向き、正しく接続されていることを確認するのがスジ。
確認し忘れたのだろうか?それとも小規模工事は業者におまかせといったところがあったのだろうか?


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。