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2013年9月10日付で毎日新聞東京版夕刊から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
環境省は9日、アスベスト(石綿)関連工場周辺の全国7地域の住民2874人について、2012年度に健康調査した結果をまとめた。
石綿粉じんを吸い込んだ証拠となる病変「胸膜プラーク(胸膜肥厚斑)」が342人から見つかり、うち118人には仕事などで石綿に接触した経験がなかった。
同省が、「石綿の健康影響に関する検討会」で報告した。
調査は06年度から始まり、現在の対象は兵庫県尼崎市、佐賀県鳥栖市、横浜市鶴見区、岐阜県羽島市、奈良県、北九州市門司区、大阪府の泉南地域などの7地域。
工場が操業していた時期に周辺に住んだことのある人から、調査希望者を募っている。
今回の地域別集計で、仕事などで石綿に接触したことのなかった人に胸膜プラークが見つかった率は、羽島市12%(55人)、尼崎市9%(24人)、奈良県8%(21人)、横浜市7%(9人)、大阪府5%(6人)などだった。
出典URL
http://mainichi.jp/feature/news/20130910dde041040023000c.html
2013年9月10日18時35分にNHK大分から、9月10日14時42分に大分合同新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大分市の大分港鶴崎地区にある岸壁で、今月3日、クレーン車が貨物船から荷物を降ろす作業を行っていたところ、周囲が1.6mの深さで陥没し、クレーン車が傾いてアームの部分が貨物船の操舵室に接触した。
大分県によると、この岸壁は昭和38年に完成し、海側に鉄板を並べて内側を土や砂で埋め、上部をコンクリートで固めた構造。
何らかの原因で土砂が流れ出して空洞ができ、およそ40トンのクレーンの重みに耐えられず舗装の部分が陥没したとみられるという。
これを受けて今日、地下の構造を調べる緊急の調査が行われ、県から依頼を受けた業者の担当者が電磁波を反射させて地下の構造を調べる小型探査機を持ち込んで、およそ500mの岸壁の内部の構造を確かめていた。
解析には1週間かかり、地下3mほどの構造が把握できるという。
大分県港湾課の渡邉課長は、「ふだんの点検では異常はなかったが、今後はこういうことのないよう改めて点検を行い、必要な対策を行っていきたい」と話していた。
大分県内には別府港や津久見港など11の港で同じような構造の岸壁が60ケ所ある。
県では、このうち、クレーン車を使って作業する箇所について、本年度中に点検する。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/oita/5074399891.html?t=1378847604706
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2013_137879184678.html
2013年9月11日12時31分に青森テレビから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
きのう午後、今別町にあるJR北海道今別変電所内で作業員6人が配電盤を設置しようとしていたところ、配電盤が倒れ、会社員の男性(19)が下敷きになった。
男性は頭などを強く打って病院で手当てを受けていたが、およそ6時間後に死亡が確認された。
警察によると、倒れた配電盤は高さ2m40cm、幅1m40cmで重さはおよそ500kgあるという。
警察では、ほかの作業員に話を聞くとともに、安全管理に不備がなかったか調べている。
出典URL
http://www.atv.jp/news/?guid=ON
(2014年3月22日 修正1 ;追記)
2014年3月20日付で毎日新聞青森版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
昨年9月、今別町大川平のJR北海道今別変電所で、男性作業員(当時19歳)が落下した配電盤の下敷きになり死亡した事故で、外ケ浜署は19日、当時現場責任者だった男性会社員(41)を業務上過失致死容疑で書類送検した。
また、青森労基署は19日、工事を実施していたC電気と同社の取締役兼工事部長(36)を、労安法違反容疑で書類送検した。
外ケ浜署は現場責任者の容疑を、ロープやフックなどを確認する注意を怠り、昨年9月10日に同変電所内で配電盤(高さ約240cm、幅約140cm、奥行き約60cm、重さ約700kg)をクレーンでつり上げた際に、フックにかけたロープが外れて下にいた作業員が下敷きになって死亡したとしている。
青森労基署はC電気と工事部長の容疑を、作業中に配電盤が落下する可能性のある場所に立ち入り禁止区域を設けなかったとしている。
出典URL
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20140320ddlk02040087000c.html
3月20日付で朝日新聞青森全県版(聞蔵)からは、若干表現が違う下記趣旨の記事がネット配信されていた。
外ケ浜署によると、配電盤を吊り上げるフックの形状やロープの結び方、近くに人がいないかなどの点検をせず、架台から吊り上げた配電盤が落下した際、そばにいた電気設備工事請負会社社員の男性を下敷きにさせ、頭蓋骨内損傷で死亡させた疑いがある。
労安法(事業者の講ずべき措置など)違反で書類送検した。
2013年9月10日19時5分にNHK富山から、9月11日付の朝日新聞富山全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午後1時半ごろ、南砺市利賀村で地滑りの対策工事をしていた京都府の建設会社社員の男性(52)が、工事用の深さ50m、直径3m50cmの縦穴に転落した。
男性は通報から2時間半後に引き上げられたが、死亡が確認された。
工事を発注した富山県の「砺波農林振興センター」によると、この縦穴は地滑りの原因となっている地下水を抜くために掘られ、穴の底には地下水がたまっていたという。
男性は、仲間の作業員とともに穴の中にらせん階段を設置する作業中で、足場を固定していたチェーンが外れて転落したという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/toyama/3064428261.html?t=1378847231825
(2013年9月24日 修正1 ;追記)
2013年9月11日付の北日本新聞紙面に、より詳しい下記趣旨の記事が掲載されていた。
男性は、井戸壁面と4本の鎖でつないだ円形の足場上で同僚の男性作業員(57)と2人で、井戸の内側にらせん階段を設置する作業をしていた。
足場が傾き、2人とも落ちたが、男性作業員は命綱を足場に固定しており、左手首に擦り傷を負っただけだった。
男性は、命綱を着けていたものの、そのまま落下していることから、警察は命綱を固定していなかった可能性もあるとみている。
足場が傾いた理由については、十分に固定されていなかったとみている。
(ブログ者コメント)
命綱を固定していなかったのか、あるいは固定していた場所が悪かったのかは不明だが、同じ事故に遭って命綱の固定有無で明暗が分かれた事例というのも珍しい。
(2014年2月14日 修正2 ;追記)
2014年2月13日19時18分にNHK富山から、壊れた足場が使われていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
砺波労基署は「壊れた足場が使われていた」などとして、工事を請け負った富山市の建設工事会社を労安法違反の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは、富山市の建設工事会社「M地研」と、会社の51歳の現場代理人。
同署によると、会社は、去年9月、南砺市利賀村で地滑りの対策工事用に深さ50mの穴を掘り、中に足場をつるして作業したが、工事を進める上で、機械をどのように配置するか計画を作っていなかったうえ、壊れた足場を使っていたとして、労安法違反の疑いが持たれている。
工事では、足場をつっていたチェーンが外れ、52歳の作業員が転落して死亡した。
調べに対し、会社と現場代理人は容疑を認めているという。
M地研は「書類送検の詳しい内容が分からないのでコメントできませんが、事故のあとは、社員を再教育して安全第一に努めています」と話している。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/toyama/3065216841.html?t=1392324475125
(2014年3月2日 修正3 ;追記)
2014年2月14日付の北日本新聞紙面に、金具が傷んでいたため足場が傾いたなどの新情報が掲載されていた。
書類送検容疑は、地下水を抜くための井戸の内部に階段を取り付ける作業を計画を作成せず行い、その際、下請け業者の作業員に損傷個所のある足場を使わせた疑い。
砺波労基署によると、当時は男性作業員2人が、井戸壁面と4本の鎖でつないだ円形の足場(直径約3.2m)の上で作業していた。
鎖と足場をつなぐ金具が傷んでいたため足場が傾き、作業員が40mあまり下に転落して死亡した。
2013年9月11日付で信濃毎日新聞から、9月10日21時6分にNHK長野から、また9月11日付で毎日新聞長野版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午後1時20分ごろ、松本市の松本蟻ケ崎高校化学実験室で実験中に化学薬品が引火し、同校3年の女子生徒(17)が顔に軽いやけどを負い、市内の病院に運ばれた。
警察が原因を調べている。
同校によると、実験は、エタノールが入った試験管に粒状のナトリウムを入れて混ぜ、マッチの火で水素ガスの発生を調べる内容。
やけどした生徒は、試験管を持ち、中に残った実験済みの化学薬品を回収用のポリタンクに入れようとした際に、引火したとみられる。火はすぐに消え、燃え広がらなかった。
容器内に水が入っていて、廃液に残っていたナトリウムと反応した可能性があるという。
実験室には、化学を選択した生徒約40人と化学担当と実習担当の教員計2人がおり、生徒は4~5人のグループで実験していた。
ナトリウムは水と反応しやすいため、教員は実験前、水に近づけないことや実験後は薬品をすぐに捨てるなどの注意事項を伝えていたという。
同日夕に開いた記者会見で同校の伊藤校長は「安全であるはずの学校で事故が起き、生徒には気の毒な思いをさせてしまい申し訳ない」と陳謝し、実験の安全性について点検する意向を示した。
出典URL
http://www.shinmai.co.jp/news/20130911/KT130910FTI090032000.php
http://www.nhk.or.jp/lnews/nagano/1014431591.html?t=1378846835054
http://mainichi.jp/area/nagano/news/20130911ddlk20040029000c.html
2013年9月10日17時6分にNHK首都圏NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日、東京・江東区のビルで業務用のエレベーターが2階付近から急上昇して5階の天井にぶつかった事故で、乗っていた運送会社の男性社員2人が、顔や頭の骨を折る大けがをしていたことがわかった。
警察は現場で検証を行って、エレベーターの安全管理に問題がなかったかどうか調べている。
この事故は9日夕方、江東区有明にある5階建てのビルで、業務用のエレベーターが2階付近から突然急上昇し、5階の天井に衝突して停止したもので、エレベーターに乗っていた「ヤマト運輸」の男性社員2人がけがをして病院に運ばれた。
警察は10日、現場で検証を行って詳しい状況を調べているが、社員2人は急上昇の弾みでエレベーター内の壁などにぶつかり、顔や頭の骨を折る大けがをしていたことがわかった。
警察によると、2人がビルの3階からエレベーターに乗り込んで下の階に降りようとした際に、エレベーターが2階付近から突然急上昇したという。
このエレベーターは大阪のメーカーが製造したもので、ヤマト運輸によると、8月行われた点検では異常はなかったという。
警察は、業務上過失傷害の疑いもあるとみて、関係者から事情を聴いて安全管理に問題がなかったどうか調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20130910/4418601.html
(2023年7月29日 修正1 ;追記)
2023年7月28日15時25分にNHK首都圏からは、過積載や想定外のフォークリフト使用により部品が疲労破壊で破断していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10年前の9月9日、東京・江東区の5階建ての倉庫でエレベーターが急上昇して昇降路と呼ばれる縦穴の最上部に衝突し、乗っていた男性2人が天井にぶつかって顔や頭の骨を折る大けがをしました。
事故の調査を進めてきた国土交通省の事故調査部会は、エレベーターのかごの上昇と下降を制御するための「リーマボルト」と呼ばれる部品が破断したことでブレーキがきかなくなり、かごが急上昇したと推定されるとの報告書をまとめました。
リーマボルトは長期間にわたって力がかかったことによる疲労破壊と認められ、その原因について調査部会は、定められた重さ以上の荷物を積み込む「過積載」が繰り返されていたことや、このエレベーターでは利用が想定されていないフォークリフトによる荷物の積み降ろしが行われていたためだと結論づけています。
報告書では、国土交通省に対し、フォークリフトの乗り入れに対応していないエレベーターについては、メーカーや点検業者がその旨を乗り場などに表示することや、過積載が疑われる場合は定期検査に加えて通常の保守点検の際にも、かごを制御する部品の検査を点検業者が行うことを指導するよう意見しています。
国土交通省は意見に基づき、必要な対策を文書にまとめ、点検業者などに呼びかけることにしています。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20230728/1000095278.html
2013年9月10日付で毎日新聞青森版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午後3時20分ごろ、青森市八重田1の「O食品工業」1階の工場で、塩素ガスが発生し、工場から漏れた。
警察によると、けが人は報告されていない。
発生当時、工場で働いていた従業員約60人は工場2階の休憩室に避難したあと帰宅。
ガスの中和作業は午後8時前に終了した。
同社などによると、希塩酸と次亜鉛素酸ナトリウムを希釈する機械の操作を誤って塩素ガスが発生したという。
警察や消防は、付近の住民に窓を開けたり外出しないよう呼びかけた。
出典URL
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20130910ddlk02040013000c.html
2013年9月10日6時12分にFNNからは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
タンクから塩素ガスが発生した。
消毒用の薬品と別の薬品を誤って混ぜて、塩素ガスが発生したものとみられている。
出典URL
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00253520.html
(2013年9月24日 修正1 ;追記)
2013年9月10日付の東奥日報紙面に、より詳しい下記趣旨の記事が掲載されていた。
警察などによると、食品加工を行う同社の第2工場で、作業員が用具の殺菌作業に使うため、塩酸を希釈するタンクに塩酸を注ぎ足そうとしたところ、誤って別の液体(次亜塩素酸ナトリウム)を入れ、有害ガスが発生したという。
用具の殺菌は毎日行っており、作業員は作業経験があったという。
2013年9月9日12時49分に毎日新聞から、9月9日19時35分に日テレNEWS24(山口放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午後11時55分ごろ、山口県宇部市のABS樹脂製造会社「ユーエムジー・エービーエス」宇部工場で爆発事故があった。
同工場などによると、爆発したのはABS樹脂を作る際に使う有機化合物のポリブタジエンを貯蔵するタンク。
消火作業にあたっていた従業員2人がのどに軽いやけどをした。周辺の住民や住宅に被害はないという。
警察などによると、9日午前0時ごろ、工場から「爆発音があり、黒煙が上がった」と通報があった。間もなく鎮火し、爆発によるけが人はいないが、消火作業中の同社従業員2人が気分が悪いと訴え、市内の病院に運ばれた。共に煙を吸い込んでのどに軽いやけどという。
同工場によると、爆発したタンクは直径約7mの円筒形。爆発で上部のふたが壊れ、周辺に散らばるなどした。
当時、タンク内の清掃作業に備え、中間生成物のブタジエンを除去するため、内部にたまっていた有毒な可燃性ガスを上部から風を送り込んで抜き取る定期的な換気作業を自動運転で行っていた。
警察などは、タンク内などにあった可燃性のブタジエンガスに何らかの原因で引火した可能性が高いとみている。
ユーエムジー・エービーエスは、宇部興産と三菱レイヨンがそれぞれ50%出資する両社のグループ会社。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20130909k0000e040131000c.html
http://news24.jp/nnn/news8703965.html
2013年9月9日11時19分に読売新聞からは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
タンク容積は、約300m3。
警察などによると、樹脂の原料となる化学物質をタンク内で混ぜ合わせ、機械でタンク内のガスを抜いていた際に爆発してふたが破裂、黒煙が上がった。当時、周辺は無人だった。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130909-OYT1T00282.htm
2013年9月11日にNHK山口から、タンク内にあった物質名などが記載された記事が下記趣旨でネット配信されていた。
会社によると、プラスチックの製造過程でできる「ポリブタジエンラテックス」という物質を貯蔵するタンクを清掃するため中身を抜き取った状態にしていたところ爆発したという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/4064436941.html?t=1378936734992
2013年9月7日19時2分に朝日新聞から写真や図解付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
世界21カ国・地域の海水や海岸の砂から、発泡スチロールから溶け出たとみられる化学物質が検出されていたことが、日韓の研究グループの調査でわかった。
脳などの発達に影響する恐れが指摘されている物質も含まれ、未知の海洋環境汚染が地球規模で広がっている可能性がある。
産業技術総合研究所の道祖土(さいど)勝彦研究員らのグループによる研究成果で、8日(日本時間9日)から始まる、世界最大級の学会として知られる米国化学会で発表される。
研究グループは、発泡スチロールの原料のポリスチレンが分解してできる物質「スチレンオリゴマー」(SO)に着目。10年前から各国の海岸で調査を始め、今回、世界の21カ国・地域の34地区、267地点で採取した試料の分析結果をまとめた。
SOは、すべての調査地点の海水と海岸の砂から検出された。
海水より砂での濃度が高く、地区ごとの平均では、ギリシャの砂(3万1400ppb)、コスタリカの砂(2万6300ppb)、マレーシアの砂(1万8900ppb)の順に高かった。
海水中の濃度は米・ワシントン州(30・4ppb)が最高だった。国内での最高値は長崎県・対馬で採取した砂で8540ppbだった。
こうしたSOの発生源を突き止めるため、研究グループは実験室内でポリスチレンを50℃以下で分解させてつくったSOと離島で採取した試料のSOの組成を比較した結果、ほぼ一致。
海から検出されたSOは、海岸に漂着したポリスチレンが分解されてできた可能性が高いと結論づけた。
SOの一部については生殖器や脳の発達を阻害する「環境ホルモン」作用があるという研究が1997年に発表された。
環境庁(当時)は2000年、別の研究結果を根拠に、これらを「疑いのある化学物質」のリストから除外した。しかし、その後もラットへの微量投与で脳の重量が減ったとする研究結果など、生物への影響を指摘する報告が相次いでいる。
ポリスチレンから作られる発泡スチロールは、カップ麺などの食品容器に多く使われているが、100℃以下では分解されにくいとされている。
70年代から発泡スチロールを含むプラスチックの耐熱性を研究している道祖土研究員は「プラスチック製品は常温では分解されないと考えられていたが、実は少しずつ分解され、周囲に化学物質を放出している。海洋では実際に汚染が進んでいることが示された」と話している。
〈ポリスチレン〉
海洋の漂流ごみは世界全体で年間600万~700万トン発生しているとされる。
なかでも大きな比率を占める発泡スチロールは、ポリスチレンから作られる。
ポリスチレンは、スチレンモノマー(SM)の分子が鎖状に結合した構造で、劣化すると2~数個のSMがつながったスチレンオリゴマー(SO)が発生する。
SOの環境基準はないが、世界保健機関(WHO)はSMについて動物実験の結果から人体に影響が及ばない値を推定し、飲料水1ℓ中に0・02mg(20ppbに相当)とする基準値案を示している。
《海洋汚染問題に詳しい田辺信介・愛媛大学沿岸環境科学研究センター教授(環境化学)の話》
世界中の海に漂流している膨大な量のプラスチックの一部が化学物質汚染を引き起こしていることを示す研究成果だ。まず漂流量を抑える策をとるとともに、プラスチック全般について生態系に及ぼす影響を詳細に解明する必要がある。
《日本スチレン工業会の話》
工業会が国内外の複数の試験機関に依頼した研究で、スチレンオリゴマーには環境ホルモン作用は認められないという結果が得られている。人体への影響もない。
出典URL
http://www.asahi.com/national/update/0907/OSK201309070028.html
2013年9月8日10時22分にmsn産経ニュースwestから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午後3時50分ごろ、兵庫県伊丹市東有岡の金属製品製造会社の工場内で、下請け会社の男性がクレーンで鋼管(縦横55cm、長さ7m、重さ3トン)を吊り上げる作業中、鋼管が落下、下敷きになった。男性はまもなく死亡した。
警察によると、男性は鋼管を高さ約2mまで吊り上げて作業を中断し、鋼管の下で枕木を置こうとしていた際、鋼管が落下してきたという。
警察が詳しい原因を調べている。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130908/waf13090810220003-n1.htm
2013年9月8日11時50分にmsn産経ニュースwestから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。また、9月8日付の京都新聞紙面にも同主旨の記事が掲載されていた。
7日正午ごろ、京都市中京区秋野々町の5階建てビルで、外壁工事の足場を解体する作業中、ベニヤ板1枚(縦約50cm、横約30cm、厚さ1.5cm、重さ約760g)が落下。真下の歩道を歩いていた男性(32)に当たった。男性は頸椎捻挫などの軽傷。
警察によると、作業員が足場の外側に設置している落下防止用シートを取り外そうとした際に足場にひっかかり、足場の一部の直角三角形の形をしたベニヤ板が、4階付近から約12m下の歩道に落ちたという。
警察の説明では、男性は新婚旅行で訪れていたという。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130908/waf13090811500007-n1.htm
2013年9月7日11時55分にテレ朝newsから、9月7日11時17分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日未明、愛知県豊川市の道路工事現場で、交通整理をしていた警備員の66歳の女性が作業中の道路清掃車に巻き込まれて死亡した。
事故があったのは、豊川市中条町の国道151号の道路工事現場。
警察によると、午前0時半ごろ、工事に伴う路面清掃を行っていた道路清掃車が工事現場の中をバックしながら作業していたところ、清掃車を背にして交通整理していた警備員の女性を回転ブラシに巻き込んだ。
女性はさらに清掃車にひかれたとみられ、病院に運ばれたが、約1時間後に死亡が確認された。
現場では路面のアスファルト舗装を張り直す工事をしていて、警察は、道路清掃車を運転していた64歳の男性から事情を聴くとともに、工事の作業方法に問題がなかったか調べている。
出典URL
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000011971.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130907-OYT1T00404.htm
(ブログ者コメント)
道路清掃車のブラシに巻き込まれ死亡した事例は、過去にも起きている。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2378/
2013年9月6日20時12分にNHK宮崎から、また9月7日付の毎日新聞宮崎版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ことし6月、宮崎市内の金属回収販売会社の工場でヘルメットをかぶらずに作業していた従業員がトラックの荷台から落ちて死亡する労災事故があり、宮崎労基署は危険を防止するために必要な措置をとらなかったとして、この会社と社長を書類送検した。
書類送検されたのは、宮崎市の金属回収販売会社「F金属商会」と、この会社の54歳の社長の男。
同署によると今年6月7日、この会社の工場で65歳の男性従業員がヘルメットをかぶらずにトラックの荷台に乗り、車載クレーンをリモコンで操作して荷台に袋を積み込む作業を行っていたところ、荷台から地面に落ち、頭を打って死亡した。
この社長は、作業の際にヘルメットをかぶるよう指導はしていたものの、着用状況を監視する態勢はとっていなかったという。
同署は、作業の危険防止に必要な措置をとることを定めた労安法違反の疑いで、6日、この会社と社長を書類送検した。
同署の調べに対して、社長の男は容疑を認めたうえで「ヘルメットの着用については日ごろから指示していたので、まさかかぶらずに作業しているとは思わなかった」と話しているという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/5064335571.html?t=1378500972105
http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20130907ddlk45040644000c.html
2013年9月7日付で朝日新聞さがみ野版(聞蔵)から、9月7日付で毎日新聞神奈川版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR東日本横浜支社は6日、相模原市のJR横浜線橋本駅構内の留置線で、先月中旬から今月4日まで、電車を洗浄した排水が雨水管に流出していたと発表した。
1日あたり7.5m3の洗剤を含んだ水が、境川に流れ込んだとみられるという。
4日の設備点検の際に、排水が雨水排出路に流れていたことが発覚した。
同支社によると、通常は排水を浄化してから下水に流しているが、排水を集める槽から処理装置に流す途中のバルブが何らかの理由で閉まったままになっており、集水槽からあふれた水が雨水管に流れ出た。
バルブは8月中旬に閉まったとみられ、原因を調べている。
出典URL
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20130907ddlk14040242000c.html
2013年9月7日付で毎日新聞山口版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。また9月7日付の山口新聞紙面にも同主旨の記事が掲載されていた。
6日午後1時45分ごろ、下関市豊前田町の国道9号で、中国電力の配電設備から爆発音があり、同市竹崎町から岬之町まで国道沿い約130戸が一時停電し、信号も点灯しなくなった。けが人はなかった。中国電力は設備内の電線がショートしたとみて調べている。
配電設備は、地中の高圧電線から国道脇のビルに送電する電気の流れを入り切りするスイッチの役割を果たす路上開閉器で、歩道上にあり、高さ約1.3m、幅約1m、奥行き約30cm。
中国電力によると、内部の配線にショートしたような跡があった。
配電設備は1989年、電線の地中化に伴い設置された。
6年に1度点検するが、昨年7月の点検では異常はなかったという。
現場はJR下関駅から約500m東側の市中心部。消防車やパトカーが集まり、一時騒然となった。
出典URL
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20130907ddlk35040507000c.html
2013年9月5日23時10分に新潟日報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月21日未明に佐渡市河原田本町で起きた火災で、現場近くの地下式消火栓1カ所が開栓できず、消火活動が約5分遅れていたことが5日、分かった。
同市消防本部が点検を怠り、2年以上、開栓していなかったため、さびや砂の詰まりが生じたことが要因。
記者会見した甲斐市長は「重大なミス。申し訳ない」と陳謝した。
火災当日は8台の消防車が出動。消火栓が収納されている国道上のふたは開いたが、消火栓の栓がさびたり砂をかんでいたりしたため、固くなって開かなかったという。
そのため、近くを流れる石田川からの取水に切り替えて消火に当たり、この間、消火活動に約5分、遅れが生じた。
現場は住宅地で、高齢者が暮らす住宅1棟が全焼、隣接する住宅や倉庫が半焼するなどした。
佐渡市消防本部では、消火栓の開栓・水出し点検を年1回、目視点検を年2回行うことにしている。
しかし、今回の消火栓は2011年6月に開栓・水出しの点検をして以降、年2回の目視点検しかしていなかった。
過去に点検で水を出した際、消火栓内にたまった汚れた水が水道水に混じり、住民から苦情が寄せられたことがあったため、開栓・水出し点検をしなかったという。
再発防止策について佐渡市消防本部の深野消防長は「点検表を作り、いつ、どの場所をチェックしたかを確認し、態勢強化に努めたい」と説明。島内に2152カ所ある消火栓の緊急総点検を実施したという。
問題の消火栓は鎮火後の8月21日に点検し、開栓できるようにした。
出典URL
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20130905064948.html
2013年9月5日22時36分にmsn産経ニュースからは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
本間警防課長は「先着した他の消防車が延焼は防いでいたが、鎮火までに時間がかかった」と説明している。
消火栓は半年に1度、水が出るかなどを調べるが、交通量の多い国道にあったため点検を怠っていたという。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130905/dst13090522380025-n1.htm
(2013年9月15日 修正1 ;追記)
2013年9月6日付の新潟日報紙面に、消火栓の点検が困難な事情などが下記趣旨で掲載されていた。
背景には、消防本部が普段、大々的な点検作業を行い難い事情がある。
消火栓は上水道管につながっているため、水を通すと、管に詰ったさびが流れて一般家庭の水が濁ることがあるためだ。
中には、水量を抑えたり、栓の動作を確認するだけの消防本部もある。
生命、財産に関わる問題だけに、県消防課は「消火栓を使えるようにしておくのは当然のこと」とし、注意喚起する方針だ。
消火栓の点検方法について、消防法などに想定はなく、各自治体や消防本部に委ねられているのが実情だ。
見附市消防本部では、栓を開け、水が上がってくる音を確認するまでにとどめている。管内には食品関係の工場も多くあることから、この方法を採っているという。
担当者は「修理後の確認作業などで水を出すこともあるが、その時は、周辺に回覧板を配り、学校などにも説明しなければならない」と、対応の難しさを語る。
2011年11月17日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正7として掲載します。
(2013年9月13日 修正7 ;追記)
2013年9月5日22時14分にNHK山口から、9月6日付の朝日新聞山口東版(聞蔵)から、当時の製造部長らが不起訴、起訴猶予になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
おととし11月、「東ソー」の周南市の工場で爆発を伴った火災が発生し社員1人が死亡した事故で、業務上過失致死などの疑いで書類送検された当時の製造部長ら3人について、山口地検は「過失を認めうる十分な証拠がない」として5日までに不起訴にした。
処分の理由について地検は「爆発について予見の可能性を認めることは困難で、過失を認めうる十分な証拠がない」としている。
また、この事故では火災の際に、適正な処理を怠って基準を超える有害物質を含む水を海に流出させたとして、会社と汚水の回収作業を指示していた部長ら2人が水濁法違反の疑いで書類送検されているが、山口地検は「当時、多量の雨が降ったことや、会社が再発防止策をとっている」などを考慮して起訴猶予にした。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/4064322251.html?t=1378426023839
(ブログ者コメント)
元記事は、下記を参照ください。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/983/
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

